2021年02月28日

【自分の考え】

高岡市の課題③

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回の続きです。

高岡駅北側の資産を活かす話になると、あるいは市役所が御旅屋セリオに移るべきかどうかの話になると、高い割合で言われるのが、

「高岡駅北側には駐車場が無い」

という言葉です。

この問題は、市が他の困難にぶつかった時の乗り越え方の参考になったり、公共交通全体の広い話に繋がってくると思っているので、かなり具体的な話ですが、今回取り上げたいと思います。

「高岡駅北側には駐車場が無い」

それに対して、私は2つのアプローチがあるのではと思っています。

その2つは、駐車料金の徴収方法(「テクノロジーで解決する」)と公共交通網の充実(による「ライフスタイルの変革」)です。

まず前提として、

以前も紹介したことがありますが、

イオンの建物のサイズを高岡駅北側にかざしてみると、

高岡駅前~末広町~大仏とちょうど同じサイズになります。

イオンの中を普段多くの方が行き来していますので、距離自体が問題ではないのではないか、と考えます。

駐車料金の徴収方法(「テクノロジーで解決する」)

では、何が心理的ハードルになっているかというと、(目的地が見えるからこそ)なるべく近くに停めたいという気持ちもあるかもしれませんが、そのひとつは駐車料金の小銭の煩わしさではないかと思っています。

しかし、高速道路に乗る時に多くの方がETCを利用するようになりました。駐車場でもETCのシステムを使い、入る時も出る時もスムーズに駐車できれば、感じ方も違ってくるのではないでしょうか?

ETCの利用シーン拡大は現在国が検討中ですが、利便性だけでなく、人々の「行動」を変えられるのか、高岡が実証実験の地になっても面白いと思います。

また、ICOCAでもSuicaでもOKです。こちらの方が、持ち運びやすいので、お店や図書館と連携して駐車料金割引などがしやすいというメリットがあります。

駐車場は一例ですが、今まで課題だったことが、技術の進歩やテクノロジーの力で一気に解決できる。このようなことは潜在的にいくつも存在すると思っています。

「今までできなかったから」ではなく、今までできなかったことができるようになっている時代だという認識のもと、使うことで市民の満足度や幸福度が高まる技術は積極的に利用してほしいと思います。

公共交通網の充実(による「ライフスタイルの変革」)

もう1つのアプローチは公共交通網の充実です。

廃止したコミュニティバスは、高齢化社会において増えるであろう免許返納者への福祉の観点からも、復活させるべきだと思っています。

しかし、単純な復活ではなく、

元々の2路線×2台の4台を、4路線×1台にし、南部地域の2ルートを新設する。台数は変えずに、広い地域の方々が利用できるようにすればどうでしょうか?

また、万葉線も含めた城端線・氷見線のLRT化が実現すれば、運行本数や駅の数も増えることが想定されます。

従来のバス、コミュニティバス、運行本数と駅の数が増えたLRT、

高岡駅まで多様な選択肢が存在するようになります。

そして、公共交通に乗るには、最寄り駅まで、また目的地まで「歩く」ことになり、健康増進にも繋がります。

福祉の観点からも、そして健康の観点からも、公共交通の充実は必須だと考えます。

(「歩く」ことで高齢者が健康になれば、その分医療費がかからず、子どもや若者に回すことができます。)

公共交通が充実することで、前回触れた「横串を通す」に繋がる上に、

今まで当たり前だった、移動=マイカーから、ライフスタイルが変わるかもしれません。むしろそういうライフスタイルや、「医療費を抑えて次世代に回す」という行政の考え方を高岡から提案していけばどうかと思います。

LRT化だけで終わらせない

LRT化に関しては、その先さらに思い描いていることが3点あります。

詳しくは説明しませんが、簡単に紹介させてください。

LRT化をきっかけに、これまでの「外出しよう」ではなく、「外出したくなる」仕掛けがあれば、より効果が高まると考えます。

①これは私のアイディアではありません。20代の方から教えてもらいました。

「ドラえもん電車だけでなく、ドラミ電車ものび太電車もジャイアン電車もあればいい」

自分にこの発想はありませんでした。色んな方と話すって、とても大切だなと感じた瞬間でした。

私もぜひ実現させたいと思っていますが、次に市長になる方にぜひチャレンジして頂きたい施策です。

②磁気データを使い、乗り放題区間(無料区間)を作る

ICOCAでもSuicaでも、ICカードなら設定は簡単です。単に無料ではなく、年間パスやまずは実験的に無料化する選択肢もあると思います。

③越ノ潟から岩瀬まで繋げ、県内多くの地域を電車でめぐれるようにする

③は大き過ぎる話かもしれませんが、他市の方ともみんなで描ける夢があってもいいと思います。

さて、自分が考える高岡の課題について話して、今回で3回目になりました。

特に今回は細かい話に入っていったので、

大枠の話に戻しながら、次回以降は「ではどんな高岡市を目指すべきか」について、もう2回くらい(3回になるかも)でまとめていきたいと思います!

それではまた。

2021年02月27日

【自分の考え】

高岡市の課題②

おはようございます、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回の続きです。

では、これからは新高岡駅が中心になるのでしょうか?

これは非常に難しい問題です。ぜひ夏の高岡市長選のテーマになればと思います。

前回は、自分が考える高岡の最大の課題は「人口減少と少子高齢化を見据えた街づくりができるか」だと述べた上で、0→1で新しく生み出すならという観点で話しましたが、

一つ下のレイヤーの課題は「今ある資産を活かすこと」と「それを横串で通すこと」だと思っています。

今回は「今ある資産を活かすこと」を取り上げ、色んなものの色んな活かし方がありますが、「例えば」という話で「古城公園」と「御旅屋通り」の2つを取り上げたいと思います。

この2つを選んだ理由としては、

高岡には「山町筋」や「金屋町」やその他にも色んな素晴らしいエリアがあります。しかし、限られた財源。全部を行政が整備することはできません。

基本的には、民間でできることは民間で。むしろその方が上手くいく、と思っていますが、

(ここ数年でも、「あそびとビル」や「金ノ三寸」など、とても面白い動きがいくつも起こっています!)

あそびとビルさん (@asobitobuilding) / Twitter

民家ホテル 金ノ三寸|富山県高岡市・古民家をリノベーションした宿 (kanenosanzun.jp)

公園や道路は、行政の方が役割分担としてふさわしいと思い、「古城公園」と「御旅屋通り」2つを取り上げます。

素材はあるので「今ある資産を活かすべき」というのが私が高岡に対して思っていることです(人口減少時代、街を拡大しない観点からも)。基本は高岡駅北側の資産をもっと活かすべきだと思っています。

しかし、過剰な投資をするという意味ではありません。また、「賑わい」を追い求めるのにも反対です。「魅力があれば人は集まってくる」というのが自分の考えです。高岡駅北側にはポテンシャルがあるので、「ちょい足し」でてこの原理が働くと思っています。

例えば①

古城公園の年間のべ利用者数は850,000人です。この850,000人にもっと楽しんでもらい、より多くの方に訪れてもらうにはどうしたらよいでしょうか?

これは古城公園の所有者を表したものです。

「古城公園は国の管理だから制約が多い」

という話をよく聞きます。確かに何でもできるわけではありませんが、何もできないわけでもありません。

例えば、右上のオレンジ色部分「中の島」。築城当時からあったものではなく、昔は畑でした(市立博物館で資料が見られるはず)。ここの活用方法はないでしょうか?( 市有地なら何でもできるという話ではないのですが、難易度はもちろん変わります。)

私は以前、東京吉祥寺の井の頭公園近くに住んでおりましたが、園内には大変雰囲気のよいカフェがあります。

井の頭公園で大人気!タイ料理の「ペパカフェ フォレスト」 | icotto(イコット)

古城公園そばには「コッテロ」さんもあり、木々を眺められるロケーションは本当に気持ちがいいです。

園内にはその他、「古城亭」もありこちらの雰囲気も素晴らしいのですが、

これらをヒントに思わず訪れたくなる、デートで訪れたくなるような(恋が生まれる場って街として大事だと思います)ものができないかと思います。

例えば②

これは私の友人、建築家の吉田甫さんが描いたものです。御旅屋通りの一部を芝生化する空想です。

初めてこれを見た時非常にわくわくし、色々な想像が膨らみました。

道が公園になるというか、憩える場所になり、色んな世代が集う場になるような気がしました。

こうすることによって、古城公園まで植物で導線ができたり、お店と道路の境界線が薄まり、どんどんお店が外にせり出してきたり、色んな効果が生まれてくるのではと思っています。アーケードがあるため、一年中利用できます。

高岡の商店街は人が歩いていないと言われたりもしますが、居酒屋の中に入るとたくさんの人がいてびっくりすることがよくあります。お店と外の境界を引くのではなく、中間の空間を作りやすくすることで、通りの雰囲気は変わってくるように思います。

「街の中心は変わるもの。高岡だってもともと山町が中心だったが、鉄道ができてから高岡駅に変わってきた。これから変わっても不思議ではない。」

「ムクドリは人の多いところに集まる。賑わいのバロメーター。ムクドリは以前は高岡駅周辺にいたけど、今はイオンの周りにいる。高岡の中心はどこなのかムクドリが語っている。」

参考URL:http://www.bird-research.jp/1_katsudo/mukudoriNegura/indexNegura.html

と言う方もいます。

私としては、高岡駅周辺にこだわっているわけではありませんが、少なくとももっと活かせると思っています。

「新高岡駅は玄関」で「高岡駅は居間や台所」。より楽しんでもらったり、ディープな高岡を感じてもらうには、居間や台所までお連れしたいなと思います。

しかし、「高岡駅北側には駐車場が無い」という声も聞きます。

次回はこの続きを話していきたいと思います。

2021年02月24日

【自分の考え】

高岡市の課題①

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

ご報告です。

ここ数ヶ月、これまで応援して下さった方々に強く薦めていただき、考え、悩んできましたが、2月19日(応募締切日)、高岡市長選に関し、自民党の推薦者選考に応募しないことを決めました。

様々な事情があったとはいえ一期目途中で辞職した市議に続き、県議も途中となることに最後は自分が納得できなかったのが理由です。

また、高岡を変えるにはもっと力をつける必要も感じました。

ここに至るまで、大変悩み、正直とても苦しい時間もありました。自分のこと以上に熱心に考えてくださるみなさんの気持ちに応えられないことに不甲斐なさも感じました。

街づくりは時間がかかります。高岡市長は30年後の高岡にも当事者意識を持って、「今」未来のためにひとつひとつの判断をしていくべきではないのか。30年後も現役世代である、自分だからこそできることがあるのではないか。そんなことも考えました。

しかし、今回結論を出しましたが、政治家を志した当初からの、高岡市をよくしたいという気持ちは変わりません。引き続き、県議として高岡市・富山県のために頑張りますので、これからもご指導下さい。

2017年夏

悩んでいる最中、「高岡市の課題は何か」という問いに、長い時間向き合いました。

あくまで自分の意見に過ぎませんが、自身の中でまとまってきたものがあるので、これから何回かに分けてお伝えしていきたいと思います。

国全体の動きを見ると、「グリーン化(持続可能な地球環境のために環境負荷を抑えた取り組み)」や「デジタル化」の議論が進み、もちろん大切なことだと思っています。高岡市においても進めていかないといけません。

また高岡独自の話でいうと、休館になっている市民会館や老朽化の進む市民体育館の議論も決着させないといけません。

しかし、私は高岡の最大の課題は、「人口減少と少子高齢化を見据えた街づくりができるか」だと思います。

これは高岡市発表の人口予測です。

2020年から30年後の2050年になると、人口は25%減少、(その年齢の区切りも、もうどうかとは思いますが)15~64歳の生産年齢人口は35%減少する予測です。

これを前提にした街づくりができるかが、最大の課題だと考えるようになりました。

(30年後の話をすると「30年先は遠い未来」とか「生きていない」と言われる方もいらっしゃいます。お子さんお孫さん、地域の子どもが大人になっている社会が30年後の社会です。私たちは彼ら彼女らにどんなものを残していくべきでしょうか?)

街は「賢く」縮小していかないといけない、そんな時代に私たちは立っています。 「縮小」と聞くだけで苦しいですが、判断が遅れれば将来世代によりつけが回ってしまうため、踏ん張って、逃げずにこの問題と向き合わなければいけません。

しかし、なんでもかんでも縮めればいいと思っているわけではありません。

選択をしながら、集中する所には積極投資し、全体として「賢く」縮めていくべきだと思っています。

例えば、この赤枠で囲んだ部分は積極投資を少なくとも検討すべき場所だと思っています。

下の方の、イオンモール周辺の2つの赤枠。新高岡駅からイオンモールの新館まで屋根付き歩道を繋げることで、雨に濡れずにこの場所まで行けます。

万葉線まで含めた、城端線・氷見線のLRT化が実現すれば、運行本数も増えることが予想され、新高岡駅の利便性はグンと高まります。

現在は多くの高校へ、生徒が傘をさしながら自転車で通学していますが、例えばここに高校があれば、そんな危険なことをする必要はなくなります。

一例として高校を挙げましたが、LRT化でより利便性が高まるのならば、この場所の活用方法についてみなさまも色々なアイディアがあるかと思います。

次回はこの続きを話していきたいと思います。

2021年01月30日

【選挙】

富山市長選挙の予備選挙

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

1/26(火)に富山市長選挙自民党候補者予備選挙の公開討論会に行ってきました。

最近県内メディアでも報道されるので、見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、

これは「富山市長選挙」のおおやけの行事ではなく、富山市長選挙に向けた「自民党推薦者」を決めるための、特定の集団の推薦者の話です。

しかし、その討論会が非常によい取り組み、そして中身だと感じました。

約1時間30分の討論会。6人の候補の、それぞれの候補らしい熱のこもった主張が繰り広げられ、

それが会場にも伝播していき(会場には平日の日中にも関わらず、400名程度の来場者が!)、

別の参加者が事後に言っていましたが「どなたも素晴らしい政策・訴えだった。誰が富山市長になってもいい富山市になるだろう。」、私も同じことを思いました。終わった時には、熱気というか、心地よさというか、将来の明るい富山市が見える清々しい空気が流れていたように感じました。

(公開討論会の様子は、youtubeで視聴可能となっています。

リンク:(公開討論会)https://www.jimin-toyama.jp/?tid=100978#movie_126

私も会場で各候補の主張をメモしましたが、バイアスがかかるかもしれずここでは控えます。各々感じることは違うと思いますので、ぜひ一度ご覧くださればと思います。)

選考方法は、当事者でもある藤井大輔さんが書いている、こちらに詳しいのですが、

リンク:富山市長選挙の候補者選考予備選が開催中。首長選で本格的な予備選は日本初?|藤井大輔(ふじいだいすけ)|note

(1)予備選挙を実施し、党員投票、議員投票、世論調査票の合計ポイントにより、最多得票ポイント者を富山市長選挙自民党候補者とする
(2)ポイントの比率については「党員投票 40ポイント」「議員投票40ポイント」「世論調査票 20ポイント」とする
(3)投票方法について
○党員投票は郵便投票とする(令和2年度、富山市在住の党員)
○議員投票は投票箱への直接投票とする
○世論調査票は電話によるRDD方式とする

と、なるべく開かれた選考になるような努力がうかがえ(電話での世論調査は本日1/30(土)に実施されたようです)、

仕組みを作るだけでなく日程も、

1/20(水)合同記者会見
1/23(土)合同街頭演説会
1/24(日)立会演説会
1/26(火)公開討論会
1/27(水)合同街頭演説会

とタイトな日程の中、多くの主張の機会を与える素晴らしいスケジュールだなと感じます。

ある同僚が上記のスケジュールのほとんどに参加していました。富山市民ではありません。

曰く、「これからの首長選挙は、もしかしたらこういうやり方が主流になるかもしれない。自分も候補者選考に関わる立場になるかもしれず、なるべく現場で見ておきたい。」とのことでした。

事後の報道でも概要は分かると思います。しかし、聴衆の反応も含めて、この目で見ておきたい、という姿勢は、私も見習って忘れないでおきたいなと感じました。

そして!

明日1/31(日)に議員投票を行い、世論調査や党員投票のポイントを総合し、推薦者が決定する予定!富山市民ではありませんが、どのような結果になるのかドキドキもしますが、非常に楽しみです。

富山市の後には、高岡市の市長選挙がやってきます。同じ選考方法がよいとは限りませんが、県都の富山市と比べても恥ずかしくない選考方法となるよう、私も努力していきたいと思います。

2021年01月25日

【自分の考え】

将来同じ課題に取り組む人のため

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

「人類という規模で考えれば、将来同じ課題に取り組む人たちにとっての有用な知見になる」

みなさんは「スパイバー」という会社をご存じでしょうか?

山形県鶴岡市にある、「人口クモの糸」の研究開発をした会社です。

リンク:Spiber株式会社

ご承知の通り、 「クモの糸」は伸縮性があり強靭。私たちがよく出会う(?)ほそ~い糸でさえそうなのですが、それをかき集めて直径1cmの糸にすると、ジャンボ機も吊るすことができるそうです。

その「クモの糸」を人工的に作り出せないか?また、それが開発できれば、現在主流の石油由来の繊維を使わず、環境の持続可能性に貢献できるかもしれない。とスパイバー創業者の関山さんは、人口クモの糸の開発に取り組まれたようです。

その後、 クモの糸ならではの課題解決のため、試行錯誤を経て最終的には、クモ糸とは性質の異なる全く新しいタンパク質「ブリュード・プロテイン」を開発し、

その素材を使って、富山県小矢部市に本店のあるゴールドウインと共同で「MOON PARKA」を発売しました。

リンク:THE NORTH FACE Sp. – Spiber株式会社

前置きが長くなりましたが、ご紹介したいのは創業者関山さんの「失敗」に対する考えです。

「私の失敗も人類という規模で考えれば、将来同じ課題に取り組む人たちにとっての有用な知見になる。」

「失敗」はできればしたくないものですし、「失敗」を恐れてそもそもチャレンジするのを躊躇しがちですが、関山さんはそのように考えておられるとのことです。

リンク:Spiberの野望——合成タンパク質素材「ブリュード・プロテイン」で革命を | Mugendai(無限大) (mugendai-web.jp)

次の世代の挑戦を見て思うこと

さて、話は変わりますが、

高岡市では今年、高岡市長選挙(6月)、高岡市議会議員選挙(10月)、衆議院議員選挙(10月までのどこか)、と選挙が続きます。

そんな中、「高岡市をよくするため、10月の高岡市議会議員選挙に挑戦したい!選挙への取り組み方を教えてほしい!」という方が訪ねてきてくださいました。自分より若い方でした。

「私はこういう高岡市にしたいと思っている。自治会など地域の推薦はえられないかもしれない。それでも挑戦したいんだ!」という話でした。

私も初めて選挙に挑戦した時、非常に苦労しました。こんなやり方で選挙に勝てるわけがない、と何度も何度も言われましたが、

4年後に「自分もできるかもしれない!」と挑戦を決めた方を見て、しかも私より若い世代の挑戦であったため、自分のやったことに多少は意味があったのかなぁと感じました。

「高岡市をよくしたい!」という方に隠すものではありませんので、自分の経験を、よかった点も悪かった点もお伝えしたつもりです。

次の世代が挑戦しやすい環境を作る

私は高岡市や富山県が大好きです。

それらは、当たり前に存在しているわけではなく、先輩たちが作ってくれたものだと思っています。

先輩たちから受け継ぎ、よりよい街にして、「次の世代に渡していく」。自分も含め、上の世代はそういった存在でなければならないというのが自分の持論です。

そして、渡していくのは、ハードとしての街だけではなく、目に見えない「環境」もそうではないかと考えます。

次の世代が挑戦しやすい環境を作る。

自分の失敗も、将来同じ課題に取り組む人たちにとって何か価値があるなら、それは意味あることではないかと思っていたので、

自分より若い世代の挑戦はとても嬉しかったです。

次々と新しい挑戦が生まれる高岡市・富山県であったらいいと思います!

2021年01月16日

【自分の考え】

2021年始まるにあたり

明けましておめでとうございます!富山県議会議員の瀬川侑希です。今年も宜しくお願い致します!

年明け早々、3年前の大雪を超えるような凄まじい雪に苦しめられ、まだ道路をはじめ完全復旧したわけではありませんが、ようやく少しは落ち着いてきたところではないでしょうか?

コロナを忘れたわけではありません。ですけれども、テレビなどでのコロナのニュースに「こっちはそれどころじゃないのに!」と、恥ずかしながら、思わず憤りを覚えてしまうほどでした。しかし、それぞれが大変な状況なので、お互いを思いやることはあっても、怒りをぶつけ合わないようにしたいですね。

今日からまた雪も降るようなので、緩めず気を付けていきましょう。

さて、私の年明け以降の行動の主なものとしては、

元日に関野神社に初詣に行き、

今年はコロナで挨拶回りがはばかられたので、その代わり街頭演説を時間があれば行っています。少しでも政治を身近に感じてもらえるよう、ちょっとの時間になろうとも今年はなるべく多く街頭に立ちたいと思います!(年間200日目標!)

4日には教えている空手道場の稽古始めを行い、

7日からは除雪対応→家や近所の除雪→腕がパンパンになったら家に戻って事務作業、の繰り返し。

富山県では38豪雪、56豪雪、(59豪雪も?)と言われますが、どれも経験したことが無い私としては、近所の除雪で年長者から除雪の知恵みたいなことを教えてもらい、こういうコミュニティの場って大事だなと思いました。

14日は射水神社の左義長へ。コロナや雪の被害がおさまり無病息災な1年になりますよう、願いを込めました。

さて、新しい年となり、今年特に意識したいこととしては、2つあります。

4年前に市議会議員選挙に出た時から言っていることですが、

改めて、

「小さな力で大きな効果がある、てこの原理のような政策」

「今だけじゃなく、30年後にとっても必要か考える視点」

の2つを中心に据えて活動したいと思っております。

私は「教育」と「子育て」に今よりもっと自治体のお金をかけるべきだと思っております。

しかし当たり前ですが、自治体の財政は無限ではありません。さらに、これからどんどん人口が減っていくため、ますます使えるお金が減っていきます。

1の投資で1の効果だけでは不十分で、一石何鳥にもなるような、レバレッジ(てこの原理)を効かせた政策が求められます。

これは高岡市の将来人口を表したグラフですが、

2020年と2050年を比べると、

人口は25%減り、15~64歳の生産年齢人口は35%減ります。

高齢化率は上昇し続け、少ない人数で高齢者を支えなければなりません。

相対的に高齢者福祉の予算割合は増えていきますが、高齢者が健康になればなるほど、その分子どもや若い世代に予算を振り分けられます。健康寿命を延伸する施策を考え、どんどん実行していく必要がありますが、これは全世代のための施策であると考えます。

そしてそれには、「歩きましょう」と単に呼びかけるのではなく、「歩きたくなる施策」が求められていると感じます。

30年後には人口が25%減る。その状況の中で、私たちはどんな街づくりをするべきでしょうか?

今まで誰も取り組んだことのないこの問題なので、何が正解かは分かりませんが、あくまで個人的な意見としては、私は街は「賢く」縮小していかないといけないのではないかと感じています。

そうであるならば、目の前だけに対処していては、どうしても現状を維持しようとする発想になってしまいます。目の前だけではなく、30年後にとっても必要か考えながら活動していくことを、改めて今年徹底していきたいと思います。

ある人から、「会社では、これまでは商品をたくさん売った人が評価されたけど、これからは環境だったり持続可能性だったりを考えて、物流など周辺も含めたプロセスを見直せた人が評価される時代になるんじゃないか」という話を聞きました。

私もまさにその通りだと思います。また、政治や行政にも当てはまるとも感じます。

これまでの延長線上ではなく、時代の転換点である認識のもと、発想を転換して街づくりを考え直す必要がある。また、それができる自治体のみ生き残っていくのではないかと思います。

そういう自治体になれるよう、

また、2020年はコロナで暗いニュースが多かったので、2021年は少しでも明るいニュースをみなさまに届けられるよう、今年も1年頑張りたいと思います!

ということで、今年も1年よろしくお願いします!!

2020年12月31日

【自分の考え】

2020年大晦日

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

本日は大晦日。みなさまこの年末いかがお過ごしでしょうか?

富山県は大雪となりました。少し危険を感じる降り方・積り方ですので、外出される際などは、くれぐれも安全にお気をつけください。

今年は、世界中でコロナが蔓延し、あらゆる人の生活に影響を与えました。

富山県においても3月30日に初めての感染者が確認されてから、自治体運営・議員活動・そして暮らしの様々な場面で、変化を強いられました。

どうかこの年末年始は、みなさまが心穏やかに過ごせますように。

さて私は年初に、このような3つの目標を立てて1年間活動してきました。

リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

①1次情報、0次情報の取得を意識する!

②昨日の自分を超えろ!去年よりブログを更新する!

③積極的に街頭で演説する!

①については、なるべく意識しようと試みたつもりでしたが、常にできていたかというと自信がありません。反省点だと思っています。来年も引き続き意識したいと思います。

②については、昨年の41本に対し、今年は48本のブログを更新しました。数が多ければよいというものではないとはいえ、「情報発信も議員の仕事」「なるべく透明な政治を」と思って活動している自分としては、発信を増やせたことは自信に繋がりました。

③については、コロナでかなり活動が制限されましたが、マスクやフェイスシールド、手袋をしながら、少なくとも昨年より機会を増やすことができました。

反省も踏まえながら、明日、新たな目標を立て、1年間邁進していきたいと思います!!

さて、具体的にこの1年を振り返ると、多くのことが思い起こされます。

知事選では政治家として反省しなければならないたくさんのことに気付きました。

一方、手応えを感じる仕事がいくつかありました。

議会活動では、

リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

6月議会でのテクノドーム別館の質問は、多くの関係者へ取材を行い、俯瞰した視点で問題を捉えようと試みました。手前味噌ですが、県議会議員として県全体のことを考えた指摘ができたのではと思っております。

新幹線敦賀開業が1年延期になり、テクノドーム別館建設も延期が予想されます。具体的な中身もこれからですので、引き続き注視していきたいと思います。

議会以外の活動では、

リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

医療従事者へのクラウドファンディングを立ち上げたことと(最終的に約1.3億円が集まりました)、

リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

コロナに配慮しながらの野外映画イベントを開催できたことは、

コロナ禍の状況でも、県民が幸せや喜びを感じられるよう、何か自分にできることはないかと考え続けた結果であり、振り返ってみても、やっぱりあの時頑張ってよかったなぁと感じます。一緒に富山のために取り組む機会をくれた仲間に感謝です。

また、学校の一斉休校など、コロナの情報が錯綜した時は、なるべくスピーディーに、正しい情報を伝えようと発信をしてきました。時間が経過してから、市民の方から「あの時は助かった」と声をかけていただくこともありました。「発信も議員の大切な仕事」ですので、これからも続けていきたいと思います。

明日からは2021年。

コロナは終息するのか、

延期された東京オリンピックは開催されるのか、

政治まわりでは、高岡市長選挙(6月)、高岡市議会議員選挙(10月)、衆議院議員選挙(10月までのどこか)、と選挙が続きます。

来年もまた激動の1年になるかと思いますが、

政治家を志した信念を忘れず、1日1日大切に過ごしていきたいと思います!

それではみなさん、よいお年を!!

来年もよろしくお願いいたします!!

2020年12月30日

【環境】

大掃除~家庭で出たごみはどこに行くのか~

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

12月もあとわずか。みなさまいかがお過ごしでしょうか?

我が家では大掃除も終えて、気持ちよく新年を迎えられそうです。

さて、その家庭で出たごみ。

分別して町内のごみ捨て場まで持っていくまでは分かりますが、その後どうなっているのでしょうか?

「日本のごみは海外に送られている?」なんて話も聞いたことがありますが、果たしてそうなのでしょうか?

ごみが最終的にどうなっているのか知ることで、量を減らそうという意識になったり、分別を徹底しようという意識が向上したりするかもしれない、という期待を込めて、少し私の知る限りを解説したいと思います。

まず、大きく、一般家庭から出る「家庭ごみ」と、お店などの事業所から出る「事業ごみ」に分けられ、その処理方法は異なります。

家庭ごみ

①燃やせるごみ

高岡市でいうと、この袋に入れて出すごみです。袋はスーパーなどで購入する必要があります。最近はごみ袋に広告を入れて収入源とするなど、素晴らしい取り組みだと感じています。

燃やせるごみは、週2回回収され(全国的には週1回の地区もあるようです。個人的には燃やせるごみを週1回にして、その分燃やせないごみ(現在月2回)も週1回だと便利だと感じますが、みなさまいかがでしょうか?)、

氷見市・小矢部市・高岡市で共同運営する高岡広域エコ・クリーンセンターで焼却処理されます。焼却の熱エネルギーは発電に利用しています。

燃やせるごみ→灰、になると重量ベースで約11%になるとのこと。その灰は手洗野の埋立処分場に持っていかれます。

ちなみに近くの三千坊山は高岡と氷見が一望できるオススメのスポット、ハイキングコースです。

②燃やせないごみ

燃やせないごみは月2回集められ、「高岡ストックヤード」に集まるものと、「民間処理委託」されるもの、の2つに大別されます。

高岡ストックヤードに集まるもの

②-1 缶、びん

長慶寺にある高岡ストックヤードに集められたのち、売却されますが、緑色などの「無色・茶色以外のびん」は民間に処理委託されます。

②-2 金属類、家電品類

高岡ストックヤードに集められたのち、売却されます。

②-3 蛍光灯、乾電池、ライター

高岡ストックヤードに集められたのち、 民間に処理委託されます。

②-4 陶磁器類

燃やせるごみの焼却後の灰と同様、埋立処分場で埋立処理されます。

民間処理委託されるもの

②-5 ペットボトル、段ボール、紙パック、新聞紙、雑誌、チラシ

ストックヤードに持ち込まれず、民間に処理委託され、その後売却されます。売却益は高岡市に入ります。

②-6 紙箱、包装紙

民間にお金を払って処理してもらいます。

②-7 プラスチック容器

いわゆるピンクのごみ袋です。ごみ袋は町内で配られるほか、高岡市の守衛室で配布されています。

収集車が回収したのち、「手で選別」し不純物を取り除き、圧縮され、国指定の引き取り業者(高岡市と直契約する。今年だと福井県の業者)に送られ、最終的には「パレット」などになります。

こちらは海外には行かないとのこと!

②-8 高分子系ごみ

収集車が回収したのち、「手で選別」し不純物を取り除き、圧縮され、最終的には「燃料」などになります。

さて、②-1,2,5は「売却する」と言いました。令和1年度だとそれらの売却額は約3,500万円です。

一方、燃やせるごみと陶磁器以外は「処理委託」されます。その費用は令和1年度だと約8,200万円です。

紙ものなど、なるべくリサイクルできるものはして、もちろんごみはなるべく出さないようにして、少しでもこの差を縮めていきたいですね。

事業ごみ

事業ごみは基本的に市町村は収集せず、事業者自らの責任において適性に処理する事が法律で義務付けられています。

リンク:高岡市/事業所のごみ (city.takaoka.toyama.jp)

この事業ごみ。以前はリサイクルとして海外に輸出していた部分もありましたが、国際的な規制が強まり、全量を国内処理していくようです。

リンク:プラごみ全量を国内処理へ 環境省、輸出規制に備え: 日本経済新聞 (nikkei.com)

以上、大掃除の時期に合わせた話題としてみました。

富山県はレジ袋の有料化を全国に先駆けて始めたり、G7環境サミットが開かれるなど、環境先進地として注目されています。

先進事例は引き続き取り組みつつ、新しい先進事例をいくつも生み出せるように、まずは足元のごみ分別をしっかり行っていきたいですね!!

それでは、また!

2020年12月14日

【県議会】

11月議会が本日閉会。

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

本日、「11月議会」が閉会。

一般会計総額約55億円の補正予算案が賛成多数で可決されました。

新型コロナのための入院病床の確保に約30億円や、県庁内LANの強化に約4億円、公共交通の感染防止対策への支援、生活福祉資金貸付原資の増額などコロナ対策が中心ですが、

新田知事が公約に掲げた「成長戦略会議」の創設予算400万円も計上。

高岡まわりでは、高岡児童相談所の移転改築工事の費用も計上されました。

新田知事になってからの初の議会ということで、(私は今回常任委員会以外での質問の機会が無かったのですが、)多くの議員が公約や今後の県の方向性について質問。

よい意味で白熱した場面がいくつもあり、非常に聞き応えのある議会だったように感じました。

新田知事に関しては、今議会に関しては年度途中の議会ということもあり具体策は少なめではありましたが、終始自分の言葉で、自身の経験を交えて話そうとされ、大変好感が持てました。時に意見をぶつけ合い、時に補い合いながら、協力して、ともに富山県の発展のために行動していきたいなと思います。

1点だけ、細かい話で恐縮ですが、神社の年末年始混雑状況の配信に1,100万円はかけすぎだと感じ、担当委員会所属の八嶋議員に想いを託し質問してもらいました。

唐突だったと陳謝があった上で、

あくまで予算としては1,100万円だが(1神社での機材や工事100万円×7+広告400万円)、なるべく実際の金額が少なくなるようにする、との答えで、引き続き注視していきたいと思います。

また、補正予算外の案件ですが、

多大な寄附を頂いた「新型コロナ対策応援基金」から、9,000万円を使い、

年末年始に緊急医療機関等に勤務する医療従事者(医師、看護師、検査技師、薬剤師、事務員等)に、1人3万円の慰労金を交付することも決定しました。

実際に治療にあたられた方のみに交付するのではなく、もう少しだけ対象を広げたことで賛否両論あるかもしれませんが、

私としてはよい使い道だと感じていまして、ゴールデンウィークに突貫工事で基金設立やクラウドファンディングに取り組んだことがようやくみなさんの手に届き、感慨深い思いです。

リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

次は2月議会。翌年度の予算を審議する、年間で最も大事な議会だと思っています。

力を蓄え、いい議論ができるよう、本日から走り始めたいと思います。

それではまた!

2020年12月12日

【公共交通】,【市民の動き】,【県議会】

城端線・氷見線のLRT化を高校生が考える

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

昨日は11月議会(11月に始まったのでそう呼びます)の教育警務委員会が開催されました。

その中で岡崎議員(社民党)から紹介があったのですが、

12/2(水)にKNBでこのような放送があったようです。

(動画)

リンク:JR城端線・氷見線のLRT化 高校生は… (knb.ne.jp)

(KNBより文章引用)

 JR城端線と氷見線をめぐってJR西日本と県、それに沿線の4つの市は先月、沿線の住民を対象にした利用調査を行い、LRT化に向けた検討が具体的に進みつつあります。この2つの路線を最も日常的に使っているのが、沿線の学校に通う高校生です。SDGsの1つに掲げられている「住み続けられる街づくり」に向け沿線の2つの高校の生徒が、利用者の視点から路線の将来を考えています。梅本記者のリポートです。

 氷見高校2年 佐藤勇太さん
「氷見市の海浜植物園の近くに新駅ができるかも、という話を聞いて一気に関心が湧いた」

 氷見高校普通科文理探究コース2年の佐藤勇太さんと島彰太さんです。氷見線のLRT化に関心を持ち、県内の先行事例である富山地方鉄道富山港線、旧ライトレールに実際に乗って、その利便性や効果を考えました。

 佐藤勇太さん
「ライトレールはパターンダイヤで等間隔に来るので時刻表を見ずに行動することができて楽だった。高齢者、いろんな年代の方々が利用しているので、それをみると賑やかで少し羨ましいなと思った」

 富山港線は、富山駅から岩瀬浜を結ぶ総延長7.7キロの路線です。赤字路線だったJR富山港線を軌道線として組み入れて整備し、誕生したのが2006年。低床車両の導入に加え、停留所を3か所増やして、運行は最短で10分間隔。利用者を順調に伸ばし、沿線の住宅増加に加えてことし3月の南北接続で、更なる効果に期待がかかります。

 一方、氷見線と城端線は、総延長45キロ余り。高岡駅を分岐点に、北は氷見から南は城端まで県西部を縦断しています。地鉄富山港線のほぼ6倍という距離をLRT化した場合の効果はいったいどれほどのものか…。

 2人は、城端線沿線で同じように利用する生徒が多い砺波高校の協力を仰ぎました。生徒のおよそ4割が城端線で通学している砺波高校。普通科の2年生4人が、同じように授業で城端線と氷見線のLRT化を考えていました。

 路線を利用する生徒同士、オンラインで忌憚のない意見を交わしました。

 氷見高校2年 島彰太さん
「自分たちだけで思っていても解決できないので、やはり多くの人に同じ意見を持ってもらうことが大切だとわかった」

 砺波高校2年 伊藤要さん
「利用者が増えなければこのLRT化の実現の可能性も下がるので、日ごろ利用しない人が利用してもらわなければ、増えないことがわかった」

 昨年度の城端線と氷見線の1日の輸送人員は、1キロあたりともに3000人を切っています。これは、国鉄からJRに民営化された1987年のほぼ6割で、国鉄時代の廃線基準だった4000人を下回る水準です。

 通学に多くが利用しているはずの砺波学校の生徒にアンケートをとったところ、LRT化の動きについて知っていたのは2割に届かず、LRT化の賛否についても6割が「わからない」と答えました。

 利用者増加には、まずは関心を持ってもらうことが重要だと考えた4人は、城端線沿線の3つの市を訪れ、LRT化に向けた取り組みや、JRが示している街づくりとの関わりについて尋ねました。

 高岡市総合交通課 佐伯貴之係長
「交通の活性化は街の活性化にもつながる」

 ただ一方で、富山港線に比べて距離が長いうえに砺波市や南砺市など、住宅が点在する地域での利用の促進には課題があると、生徒たちは考えています。

 砺波高校2年 浅島希美さん
「住み続けられる街づくりという、SDGsの11番目に注目して私はあまり毎日乗らないが、そういう乗らない人達ももっと城端線に乗るようになって地域が活性化できればと思ったので、実現するとなるとLRTよりも前に改善しなければならないことがたくさんあると…」

 打開策の1つとして砺波市は、城端線の駅などを予約制の乗り合いタクシーで結ぶデマンドタクシーの範囲を広げ、駅への2次交通を充実させたい考えです。

 夏野砺波市長
「広げるなら全市でやるしかないなと思っていて、いくつか課題を解決する必要があるが、これも放置できない課題だと思うので4年間のうちになんとか対応したいと思っている」

 沿線の高校にとって最も身近な交通手段である氷見線と城端線。利用者目線で考えられる生徒たちの視点は、LRT化に向けての貴重な意見と言えそうです。

 砺波高校の生徒たちは城端線のポスターを作って、校内だけでなく沿線の駅や高校にも貼り出し、必要性を考えるきっかけ作りをしたいと考えています。

岡崎議員は、
このような「社会的に議論となっている問題」を教育の題材として積極的に取り入れてはどうか?
という質問をされましたが、とてもいい質問だと感じました。私も賛成です。

それにしても、この高校生の一連の動きは、なんて素晴らしいのでしょうか?

子どもの時の関心事は、自分の周りの範囲になりがちかと思います。恥ずかしい話ですが、 私自身を振り返ってみるとまさしくそうでした!

しかし、この高校生は、交通手段に関心を持ち、

実際に先進事例の調査に行き、

他校の生徒と連絡を取り、オンラインで議論し、

3つの市役所を訪ねて課題を深掘りし、

「乗客増が必要」→それには「駅への2次交通を整備する必要がある」

と、1つのきっかけから、次々と発展させて問題を捉えています。

他校との交流や市役所訪問は緊張もしたでしょうが、本当に素晴らしい行動力だと思います。

この一連の動きは、まさに生きた学びではないでしょうか?学校の先生も市役所の職員も、恐らく多少のサポートがあったのかなーと思いますが、こういう「生徒の興味」を見逃さず拾って大きく育てる、そんな学校や市役所はとても素敵だなと思いました。

それが目的ではまったくありませんが、きっと生徒の地域への愛着は高まったのでは?

1件だけでなく、これからもこういう生徒のチャレンジを応援する地域でありたいです。

それではまた!