2020年05月30日

【県議会】

afterコロナを見据え、1期生で政策提言

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

「コロナで社会の仕組みが大きく変わる!」

と様々なところで聞きます。

それについては納得です。あらゆる分野で、今までの延長線で考えていてはダメで、軌道修正したり新たに前提を捉え直すことが必要でしょう。

じゃあ具体的にどう変わるのでしょうか?

また、日本全体の話ではなく、「富山県」の場合どう変わるのでしょうか?変わるべきなのでしょうか?

地方自治体としては、全体の流れを見て、それに合わせることもできます。

しかし、政治の分野こそ、地方自治体こそ、先手を取って仕掛けていかねばと思います。

そのためにはまず!正解はありませんが、自分たちの頭で、なりたい未来を徹底的に考えてみよう!

と1ヶ月奮闘した、今回はそれについての話です。

私の所属する富山県議会自民党には10人の1期生がいて、「令和の会」という名前があります。

不動産、地域活動仕掛け人、広告、政治家秘書、金融、雑誌編集者、梨農家、医師、運輸、市議会議員…。

文字通り、「十人十色」の背景があります。

自分には無い専門領域や視点があるため、話していると発見ばかりで、普段から大変心強い仲間です。

4月下旬のことでした。

10月に富山県のリーダーを選ぶ県知事選挙があります。現在様々な話が色々なところで行われていますが、AかBかではなく、「どんな富山県を描くのか?」で選ぶべきではないか?

また、

「コロナで社会の仕組みが大きく変わる!」

この視点を持ち、推進できる方を選びたい!

それには、まず自分たちが「どんな富山県を目指したいか」を持っていないと選べない。もちろん1年前の選挙ではそれを訴えたかもしれないが、コロナを経験し考え直す必要があるし、それぞれではなく、10人で叩き合って考えることに意味があるのではないか?

コロナを経た今だからこそ目指す「なりたい未来」を自分たちでも徹底的に考えなければならない。

という、そんな話になり、5/4から話し始めました。

全体会はzoomで3回、リアルで3回。計6回×3時間くらい。全体会に向けた個人活動は私の場合その倍くらい。この1ヶ月、ほぼ毎日、このための何かをしていました。

富山県の目指すべき姿を、

「子育て・教育」

「医療・介護・福祉」

「インフラ(情報通信・国土強靭化・エネルギー)

「労働・産業・テクノロジー」

「自治体行政・議会」

の6分野で切り取り、

それぞれ、〜2021年までの「withコロナ」、〜2025年までの「afterコロナ」、〜2040年までの「beyondコロナ」の時間軸で打ち手を考えました。


よくある「モレなく、ダブリなく」の政策集ではなく、「これだけはどうしても」の政策に絞れたのはよかったと思っています。

昨日、会派役員に提言。

今後この提言がどうなるか分かりませんので(笑)、まだこの提言は載せませんが、いつか載せられたらなと思います。

しかし私たちは(少なくとも私は)、これを世に出したいために作ったわけではありません。コロナ後の世界を自分たちの頭で考えてみたい、「どんな富山県を目指したいか」自分の基準を持った上でリーダーを選びたい、描いた富山県を一緒に目指したい、という思いで作りました。

自分と背景や考えの違う9人と、短期集中で徹底的に議論できたこの経験は確実に自分の力となったように思います。しんどかったですが、かけがいのないものとなりました。

もうすぐ6月議会も始まりますが、この経験を活かしてこれから活動していきたいと思いますし、10月のリーダーを選ぶ際の自分の軸にしたいと思います。

それではまた!

2020年05月29日

【政務活動費】

政務活動費の使い道報告(令和元年度分)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

富山県議会のHPでも今後見ることはできますが、毎年自主的に公開したいと思っております。こちらのブログでも政務活動費の使い道をご報告致します。


以下、簡単にまとめさせて頂きます。すべて、会派とは別に個人で使用した分です。領収書を含む詳細は、今後富山県議会のHPにアップされます。

資料購入費:125,022円

新聞・雑誌:71,606円
「北日本新聞」3,072円×2ヶ月
「北日本新聞」3,380円×9ヶ月
「富山新聞」3,072円×11ヶ月
「富山県人」625円×2ヶ月

書籍:53,416円
「日本人の勝算」1,620円
「現場発!ニッポン再興」1,782円
「ストリートデザイン・マネジメント」2,916円
「子どものまちのつくり方」1,620円
「都市をたたむ」1,836円
「コミュニティによる地区経営」2,700円
「フランスの地方都市にはなぜシャッター通りがないのか」2,484円
「まち建築」2,484円
「Mobility3.0」2,160円
「日本の大問題」1,620円
「若者のための政治マニュアル」821円
「18歳選挙世代は日本を変えるか」1,620円
「18歳選挙権時代のシティズンシップ教育」4,536円
「自治体PR戦略」1,512円
「フリースクールとはなにか」1,925円
「若者の貧困・居場所・セカンドチャンス」2,200円
「フリースクールが教育を変える」1,870円
「小中校・不登校生の居場所探し」2,750円
「コトラーのソーシャル・マーケティング」2,970円
「2030年の世界地図帳」1,650円
「こども六法」1,320円
「ニュース予定2020」3,300円
「町の未来をこの手でつくる」1,540円
「小水力発電が地域を救う」1,540円
「小水力発電の本」1,320円
「北陸から問う、土木のちから。」1,320円

事務所費:172,980円

事務所の賃借料19,220円×9カ月分です。議会事務局へは物件の契約書も提出しております。

事務費:70,950円

シュレッダー購入費の半額です。

広聴広報費:6,000円

県政報告会会場費:5,000円+1,000円

資料作成費:44,000円

11月議会で使用した説明用パネルの作成費用です。

調査研究費:479,493円

視察の詳細は、今後富山県議会のHPにアップされます。

四国視察:119,357円(宿泊費(3泊)31,830円、視察費2,000円、有料道29,990円、車両費55,537円)

東京視察:54,440円(宿泊費(3泊)29,300円、新幹線25,140円)

東京視察:27,400円(宿泊費(2泊)26,200円、駐車場1,200円)

東京視察:26,720円(新幹線26,120円、駐車場600円)

和歌山視察:79,331円(宿泊費9,350円、新幹線13,830円、飛行機48,670円、車両費6,881円、駐車場600円)

立山町視察:4,910円(有料道840円、車両費4,070円)

黒部市視察:16,555円(食事代3,500円、視察費7,875円、車両費5,180円)

岩手視察:80,820円(宿泊費8,000円、視察費16,500円、新幹線鉄道49,920円、タクシー5,800円、駐車場600円)

徳島視察:69,960円(宿泊費(2泊)22,240円、新幹線13,630円、視察費6,800円、飛行機26,090円、駐車場1,200円)

以上になります。

合計で898,445円の使用でした。

議員報酬もそうですが、政務活動費は税金です。その認識を決して忘れず、大切に使用していきたいと思います。これからも公開は続けていきます。

2020年05月12日

【お知らせ】

飲食店のための、感染防止対策設備購入支援について(6/30まで)

自粛一辺倒ではなく、どうやって経済活動を再開していくかの準備が始まっています。

富山県は「県独自」の施策として、飲食店が行うコロナ感染防止のための設備購入(飛まつ感染防止のアクリル板等)を支援する施策を発表しました。2億1千万円を計上しています。昨日(5/11(月))詳細が発表されました。

【よくあるご質問Q&A】

「食事提供施設」が対象とありますが、【よくあるご質問Q&A】を見ると、料理店のほか、喫茶店、イートインスペース付きの菓子店、居酒屋も含まれています。下記URLもご覧ください。

http://www.pref.toyama.jp/cms_pfile/00022006/01397830.pdf

金額は決して多くありませんし、十分だと思っているつもりはありませんが、飲食店の方はぜひ検討頂ければと思います。

先日から、飲食店経営者の方々からお話を伺ったり、お店の貼り紙を見たりする中で、各店が断腸の思いで、状況を見ながら決断されていることを感じていました。 

*下記ブログ参照 

こういう現場への支援が、地方自治体のやるべきことだと思いますので、どんどんやっていかないといけません。まず、ひとつこうして、飲食店現場に対する県独自の取り組みを打ち出せたことはよかったのではと思っています。

引き続き、コロナに気をつけながら、困っているところがあったら助け合いながら、この困難を乗り切りたいです。

【市民の動き】

外出自粛下のタカマチ

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

県内のコロナ新規感染者数は減少傾向にあるものの、人口あたりの感染者数は全国3番目であり、決して気を緩めてはいけません。

一方で、少しずつ、医療と経済のバランスを考えていく必要があると思っております。

批判もあるかもしれません。しかし私は、以前から言っていますが、コロナで失う命も、経済活動が止まることで失う命も、命の重さに差はないと考えています。

そういう意味で、外出自粛で最も影響を受けているものの1つに「飲食店」があります。

このブログを読んでいる方も、いつも行っているお店のことが気になっている方、テイクアウトで応援している方もおられると思います。

〇飲食店の現在

知り合いの飲食店経営者たちに話を伺うと、

「テイクアウトにも取り組んでいるが、売上は8割減。容器代もかかる。」

「お酒が出ないと利益が上がらないので、利益でいうと、8割よりもっと減。」

ということをよく聞きます。

富山県は、国の緊急事態宣言(4/16(木)発表)、また期間の延長(5/4(月)発表)を受けて、飲食店に対し、2度の協力要請を行いました(あくまで要請であり、法的拘束力はありません)。

最初の協力要請は4/22(水)。

4/23(木)(少なくとも4/24(金))~5/6(水)の期間で、「5時~20時の営業とすること。酒類の提供は19時までとすること。」

というものでした。

2度目の協力要請は5/5(火)。

前回同様の「5時~20時の営業とすること。酒類の提供は19時までとすること。」は、5/10(日)まで継続。

そして新たに、

「入場者の制限や誘導」「手指の消毒設備の設置」「マスクの着用」等を含め、「3つの密」を徹底的に避けること、室内の換気や人と人との距離を適切にとることなどの基本的な感染防止対策の徹底を依頼したうえで、

5/11(月)以降は協力要請の対象外。但し、その場合であっても酒類の提供は20時までとすること。

というものでした。

感染防止対策の徹底を依頼したうえで、緩やかに解除していく方針です。

先日、健康維持のためのランニング中、飲食店の前を通りましたが、様々な対応が見られました。



要請より踏み込んで休業するところ。テイクアウトにも一工夫するところ。

少人数でやられているところも、従業員を多く抱えるところも様々あると思います。

それぞれが色んなことを考えながら、悩みながら出した結論なんだと思うと、どの結論も大変重く、尊重したくなります。

*5/11(月)に富山県は「県独自」の施策として、飲食店が行うコロナ感染防止の取り組みを支援する施策を発表しました。飲食店経営者の方は下記ページもご覧ください。

「食事提供施設」新型コロナウイルス感染防止緊急対策事業費助成金について(富山県)

http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1307/kj00022006.html?fbclid=IwAR3xxFdvOtNIwf32JhJfmJVLjRQjSvMTXGya43kgoXHAE_63lYtXauxRyuc