2021年10月15日

【教育】

自論が飛び交う「教育」だからこそ、自分をアップデートせねば!

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

昨日、衆議院が解散しました。

衆議院議員選挙は政権選択選挙とも言われます。10/31(日)の投開票に向けて、各党の主張がメディアでも大きく取り上げられ始めました。

住んでいる選挙区では、私は橘慶一郎さんを応援していますが、

各党の政策、中でも特に、ずっと自分の柱に取り組んできた教育政策に関しては、どの党の主張も注視していきたいと思います!

(ただし、政治においては、「掲げるビジョン」と「実現性・実行力」のどちらも必要だと思っています。その主張には本当に「実現性・実行力」があるのか、私たちは見極めないといけませんね。)

先ほども言いましたが、私は「教育」を自分の活動の柱にしてきました。

国も地方も、暮らし・経済・農業・医療・福祉などなど、、、幅広い分野を担当しています。どの分野も大事です。

しかし、その中でも、何が最も大事かと問われれば、

私はいつも「教育」だと答えています。

「日本に格差はあるか?」

みなさん、こう聞かれたら、何と答えられますでしょうか?

私は、大学生時代と社会人時代は実感として感じました。そして、政治家になってからは現実も見ましたが、この日本にも格差は存在します。そして、データでも示されていますが、次の世代にも貧富が引き継がれる「貧困の連鎖」「富めるものの連鎖」も現実に起きています。

完全に平等な社会は存在しないのかもしれません。しかし、少なくも「誰にでもチャンスが与えられる社会」「連鎖を断ち切るために手が差し伸べられる社会」にしなければなりません。そして、そのためには何よりも「教育」がよりよく変わらなくてはいけないと思っています。

教育は、誰もが通ってきた道です。だから、教育の分野はそれぞれの「自論」が飛び交います。ひとつの方向性を導き出すのがとても難しい分野です。

そして色んな考えがあるからこそ、私も教育を活動の柱にしていますけれども、自分の考えに固執せずに、色んな考えに触れ、常に自分をアップデートしようと心がけています。

とても固い話になってしまいましたが(笑)!

そんなことを考えている私ですが、先日このような動画を紹介されました。

20分強の動画ですが、教育に興味がある方はぜひ見てくださればと思います。

2018年の動画。これを見て、これが理想だよね!こういう教育が行われてほしい!と思いましたが、この3年間でこの考え・実践は日本に広まったのでしょうか?富山に広まったのでしょうか?自問自答しました。

明後日、この講演者が制作した映画の上映会が、富山市の方の企画で行われるようです。答えを探るために、また自分自身をアップデートするために、私も参加しようと思っています。

17日(日)開催の教育ドキュメンタリー映画「Most likely to succeed」上映会のお知らせです。

■日時 10月17日(日)

昼の部 13:30〜

夜の部 20:00〜

※全てオンライン開催となります。

■参加費

* 前売り¥1200

* 当日 ¥1500

▽チケットのお申込みはこちらから

昼の部→https://toyamahappyschool1.peatix.com/

夜の部→https://toyamahappyschool2.peatix.com/

映画は約90分のようです。

私もまだ見ていないので、どんなものか分かりませんが、ご興味あれば一緒に観ましょう! 

何か、それぞれができることがあるような予感がしています!!

2021年09月29日

【県議会】

県議会9月定例会閉会

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

昨日、21日間に渡る、富山県議会9月定例会が閉会。

コロナ対策を中心とした、約214億円の補正予算が成立しました。

中身としては、県内3棟目の宿泊療養施設の確保や医療体制の強化などです。

リンク:0309hosei1.pdf (pref.toyama.jp)

リンク:0309hosei02.pdf (pref.toyama.jp)

第5波がようやく終息しつつありますが、第6波に向けてできうる備えをしていく必要があります。

私に関しては、今議会では、本会議や予算特別委員会での質問の機会はありませんでした(市議会議員時代は年に4回質問できましたが、県議会は人数の関係で年に3回程度)が、所属する厚生環境委員会で2問質問しました。

1問目は、8月以降の自宅療養者急増に伴う家庭内感染の広がりについて。

これは同委員会でも使用された永森議員作成のグラフです。8月以降、急激に自宅療養者が増えていることが分かります。

入院や宿泊療養施設だと、陽性者は隔離できますが、自宅療養だと家庭内感染に繋がらないか心配され、その点を質問しました。

回答としては、

「感染が分かった時点で既に家族に広がっているケースが多い」としながらも、

数字としては、30.0%が家庭内感染だろう、とのことでした。

少なくない数字だと感じています。二次感染を少しでも減らすために、やはり極力宿泊療養施設が利用されるべきではないか。補正予算の内容である、3棟目の宿泊療養施設の確保は、妥当だと私は判断しました。

2問目は、前回のブログでも書いた、飲食店時短協力金について。

リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

新聞にも取り上げてもらいましたが、

4日間の時短要請短縮に伴い、

対応できるお店があるのは分かります!しかし、全部のお店が対応できるわけではないことを見逃さないでほしい!

対応できた飲食店には14日分、

スタッフの確保などが間に合わなく、対応できない飲食店には18日分、協力金を支給するよう提案。

しかし、富山県は14日分しか支給しない考えで、大変冷たい対応だと、正直に言って憤りを感じています。

「コロナだからといって机の上でばかり仕事せず、もっと飲食店の声を直接聞いてほしい!」と、強くお願いしました。

民間企業だったら、大きな方針を打ち出して、大多数の方がついていければそれでいいのかもしれません。

しかし、行政はそうではないと私は思います。

大きな方針を打ち出しつつ、こぼれる方をいかに助けられるかも、行政の大切な仕事だと思います。

現状提案が通っておらず、非常に悔しい想いをしていますが、住民の声を届けていくのが議員の仕事なので、諦めず取り組みたいと思います。

次は11月後半から。2ヶ月間、現場の色々な人の声を聞き、一方で大局的に考える姿勢も忘れず、しっかり準備して臨みたいと思います!

2021年09月23日

【県議会】

来週から富山県はステージ2へ

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

昨日発表されましたが、

新規陽性者数など、県の基準を下回る日が1週間程度続いたため、富山県は9/27(月)から、県独自の警戒レベルを「ステージ3」から「ステージ2」に引き下げることを決定しました。

ステージ2では、昼夜の外出自粛は要請しません。しかし、県外との往来は「極力控えてほしい」というお願いは継続。また夜間の2時間以上の会食は自粛するよう呼びかけられました。

また、「ステージ2」への移行発表だけではなく、「ステージ1」への見通しも発表されました。現在のような基準を下回る状況が続けば、10/4(月)に「ステージ1」に移行するとのことです。

8/16(木)にステージ3に移行して1ヶ月以上。

今回の発表で急激に警戒を緩めるわけではありません。しかし、それでもステージ3は高い緊張状態だったので、ステージが下がり少しホッとしております。

ただし、今回の発表に関しては、まだどうしても納得できないことが!

それは、「県がお願いしていた飲食店への時短要請」を唐突に4日間縮めたことです。

当然ですが、飲食店は営業時間に合わせて、食材・お酒・そして何よりスタッフの手配をします。

当然ですが、ゲームか何かのようにあてはめをすれば済むわけではありません。スタッフも空いた予定のやりくりをしますから、既に予定を入れていた方がほとんどかと思います。急に対応できないことは当たり前です。

知事も県庁も、スタッフは家でやることがなく暇を持て余していて、呼ばれればすぐに出勤できる便利な人だと勘違いしているのでは?だとすると、今回に関しては、相当感覚がズレていると感じます。

9/13~9/30の時短要請をした際、「期間縮小の可能性があります」とアナウンスしていたら準備のしようも若干あったかもしれません。しかし、それも行っていません。

払うと言っていた協力金を自分たちの判断で突如縮めて、さらに、

記者会見での「9/30まで協力金を支払うべきでは?」という質問に対し、

知事の『商いに励んで4日間の協力金分を儲けていただきたい』

はさすがに乱暴だと思いました。

早く通常営業に戻すことには賛成です。対応できるところはいいでしょう。しかし、それ一辺倒ではなく、対応できないところへの「配慮」も合わせて考えるのが行政だと私は思います。せめて準備できない飲食店のために、「9/27から通常営業するかどうか」を「選択式」にするべきでは?みなさんはどう思われますでしょうか…。

9/27(月)は私が所属する、コロナ問題を扱う厚生環境委員会が開催されます。しっかり、県庁の姿勢を質していきたいと思います。

2021年09月12日

【選挙】

若い世代に不利な社会? ~1ヶ月後は高岡市議会議員選挙~

知り合いが持っていた、とっても昔の高岡市議会議員選挙の写真

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

連日、ニュースでは国政の話が取り上げられますが、

ここ高岡市では、4年に1度の高岡市議会議員選挙が1ヶ月後に迫っています。

これから決まる衆議院議員選挙のスケジュールによっては日程がズレますが、

現状、10/17(日)~10/23(土)が選挙期間、10/24(日)が投開票日、となっています。

※その後、衆議院議員選挙のスケジュールが正式決定。高岡市議会議員選挙も、投票日を合わせる形で、 10/24(日)~10/30(土)が選挙期間、10/31(日)が投開票日、に変わりました。

4年前は私も挑戦。大変な思いもしましたが、支えてくださるみなさまのおかげで当選することができました。改めて感謝申し上げます。

その時の投票率は「61.32%」。多いか少ないかは意見の分かれるところですが、この「61.32%」。当然ですが、市民全体の平均であって、年代によってバラつきがあります。

年代別投票率は?

高岡市議会議員選挙は年代別の投票率を公表していないので、同じ日に行われた衆議院議員選挙の年代別投票率(高岡市だけでなく富山県全体の数字です)で見てみると、

このようなグラフになります。

18歳19歳は、初めての選挙権ということで学校などで啓発活動も行われたからでしょう、20代に比べて少し投票率が高いです。しかし、20代以降はキレイに、年代が上がるにつれて投票率が高くなります(80代以降はグンと下がります)。

「シルバーデモクラシー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

年配の方の方が投票率が高いため、選ばれる政治家も年配の方を重視した政策を行う傾向があります。

単純な人口でも差がある

先ほどのグラフは投票率を表したものです。選挙の度にあのグラフが登場しますが、人口も加味する必要があると考えます。

こちらは選挙時平成29年の高岡市の人口です。

緩やか(?20代と40代は倍違いますね…)な右肩上がりの分布です。

①の年代別投票率は富山県全体の数字、②は高岡市の数字なので、母集団が揃っていませんが、傾向把握のため掛け算をすると、

要は「投票に行った方」の人数のグラフです。

右肩上がりの直線の傾斜がさらにきつくなります。

年齢別投票率だけでも、若い世代の意見が通りにくい状況ですが、人口を考えると、さらにその状況に拍車がかかります。

民主主義は多数決?

「そんな風に言うんだったらせめて投票率だけでも上げたらどうか」

という声も聞こえてきそうです。

その通りだと思います。

もちろんその努力をし続けなければいけません。投票率が低い原因は政治家やメディアに責任があると思っています。

例えば高岡市では、この4年間で、

・おとぎの森にふわふわドームができた

・小中学校にエアコンがついた

・小中学生にタブレットが配備された

・保育料が無料になった

・中学生以下のインフルエンザ予防接種が無料になった

国・県・市それぞれの政策でこのような変化が起きています。こういう事実も私たちが先頭に立って、しっかり伝えていかないといけません。

しかし、ただでさえ人数が少なく、一度意見の通りにくい状況になった世代の投票率は、急に変わるものではないでしょう。

少し脱線しますが、だからこそ大切なのは、「少数の意見を取り入れる姿勢」だと思っています。

『民主主義なんやから多数決で決めればいいがや!』

こうおっしゃる方もいますが、私はそうは思いません!!

確かに、意見が割れた場合、最終的には「多数決」で決める必要があるかもしれません。

しかし、「多数決」は最終手段。「多数決」に至るまでに、徹底的に議論し、何が障壁になっているのか、それは別の方法で取り除けないか、全員に賛成してもらう道はないか、考えることが民主主義だと私は思っています。

そして、採用されなかった意見をなんとか汲み取ろうとする姿勢も民主主義だと思っています。

家庭では、お子さんやお孫さんに時間もお金も使います。

でも、街全体になるとそうなりません。このギャップはなぜでしょうか?

意見の通りにくい若い世代。でも、未来を作っていくのは間違いなく彼ら彼女らです。若い世代に優しい社会を私は目指していきたいと思いますし、みなさんも共感してくだされば大変幸いです!

それではまた!

2021年08月30日

【自分の考え】

明かりははっきりと見え始めているか?

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

ようやくワクチン1回目の予約ができました。

私は変なこだわりがいくつか(いくつも?)あり、そのうちのひとつが薬です。家族からも不思議がられますが、なるべく薬は使わず自分の免疫で治すタイプです(たまに同じ方に出会うと意気投合します)。私はインフルエンザの予防接種もやったことがありませんでした。しかし、少しでも早い終息を願って今回ばかりはコロナワクチンを打とうと思います。

(ちなみに東京時代は年に4回風邪を引いていましたが、6年前に富山に戻ってからは1度も風邪を引いていません。富山が肌に合っているのか?)

コロナワクチン接種に関しては、職業柄、他県とのペース比較、県内市町村のペースは最低限気にしています。

ただ、自治体間の過度な競争や煽る論調は、個人的にはあまり気持ちのいいものではありません。通常診療とは別に、残業や休日出勤をしてくださる医療従事者のおかげでワクチン接種は進んでいます。感謝の気持ちで接種を受けたいと思います。

ワクチン接種率に関して

さて、ワクチン接種率は、8月末で国民全体の約50%が1回目接種、約40%が2回目接種という状況です。毎月20%程度ワクチン接種率が高まっています。このまま進めば10月末には約80%の方が2回目を接種するのではと思われます(政府は当初は11月末と言っていました)。

こうした状況を踏まえ、菅首相は 8月25日に「明かりははっきりと見え始めています」と言いました。この発言に対してネット、テレビ、直接、、、私も多くの批判を見聞きします。

この発言問題、非常に考えさせられました…。

私は、『ワクチン接種に限っては』出口が見えてきた。と思います。(このような表現をする私に対しても批判があるかもしれませんが、、、)

ワクチン・治療薬の無い無防備な昨年の状況と違って、もう数ヶ月で、ようやく希望する方がワクチンを打てる状況になったことは事実です。私たちは昨年の年明け以降、かれこれ1年半以上に渡ってコロナと向き合ってきました。私たちが手にできる防護策が1つ増えます。

しかし、デルタ株の流行は私たちにとっては、またトンネルが長くなったように感じさせます。そういう意味ではワクチン接種という防護策は増えたけど、明かりが見えてきたような気分にはまだなれない方が多いのではないでしょうか。

国民が求めているのは「希望する方へのワクチン接種が終わっても、身体的・精神的・経済的、色んな面で苦しんでいる方々がおられる状況はまだ変わらないのでできる限り支援していく!」という政治のメッセージだと感じています。

(菅総理の会見を通して全部見ると、そのようなメッセージを言っていないわけではないのですが、、、「言う」と「伝わる」は違います。「伝わっていない」のなら、政府は「伝わる」方法を模索するべきだと思います。)

それにしても、内閣支持率を見ても明らかなように、政府と国民の距離があまりにも遠いように感じます。それだけコロナへの不安があり、また、政府の対策への不満があるということなのだと思います。

私はその要因の1つとして、集会の制限に伴う政治のデリバリー機能が働いていないことがあると感じています。

政治のデリバリー機能

昨年4月、このようなブログを書きました。

リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

この1年半で、当たり前ですが毎年恒例のものも1回限りのものも、多くの対面集会イベントは中止になっています。

政治家になってから初めて分かりましたが、「国政・県政・市政で何が決まったか?何が動いているか?」「その背景は何か?」「議員自身の活動」などは、集会で伝える場合が結構ありました。住民の方もそういう場で理解を深めている、そんなシーンを見てきました。政治家に会って、「政治」というものを実感としてお届けできる場として、集会は確かに機能してきました。

それが集会の制限により、「伝える場」が明らかに減っています。

私自身も、要望を聞いたり、調査をしたりという政治活動をもちろん止めてはいませんが、直接対面でお会いする相手の数は圧倒的に減りました。今まで届いていたメッセージが届きにくくなっていると思います。住民とのコミュニケーションを集会中心にしていた場合、なおさらでしょう。

(特に、国会議員は平日は東京、週末に地元。その週末には集会を開き、考えを伝えていた。という方が全国的に多かったと思われるので、余計に政府と国民の距離が開いていったんだと感じています。(デリバリー機能は弱くなったが仕事は以前にも増して、という方もいるはずで、そこは私たちも見極めないといけませんが…))

コロナによって、困難を抱えている方が今までより増えていることは間違いありません。

昨年のブログと同じ言葉ですが、改めて意識するために…。

従来のデリバリー機能が効かなくなっても、困難を抱えている方にとっては関係ありません。であれば新しい方法を選択し、少しでも不安を取り除けるように行動していきたいと思います!

2021年08月26日

【教育】

教員の方々と意見交換!

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

7/31(土)に富山大学の教職大学院で教育について考えを話す機会をもらいました!

正確には、教職大学院の自主研修会(任意の勉強会グループ)「とみけん」さんが主催だったのですが、教職大学院のOB・OGの方々や大学生の方々も参加され、

むしろ参加者の皆さんの意見にハッとすることが多く、自分にとって本当に貴重な機会になりました!

各大学によってカラーがあるようですが、富山大学の教職大学院は、現役の教員が多く入学されています。教員のリーダーになるために、2年間現場を離れ再度学んでおられ、その向上心と、現場経験に基づく説得力の伴った深い洞察に、大変刺激を受けました。

「こういう方々がおられるなら、富山県の教育の未来は明るいな!」素直にそう思わされました。

当日の参加者。

私からは、簡単な自己紹介のあと、

・小中高で採用したい教師像が違うのに、同じ面接になってしまっている

・お金の教育や主権者教育、性の教育、そして「物事を分解する思考法」をもっと増やせないか

・せっかく配ったタブレットがデジタル教科書に近くなっているのはもったいない

このようなことを話しました。

それぞれに対して、自分なりに考えていることがあるので、興味のある方はまた話しましょう!

最後の方では、

①富山県は教育県だと思うか?

②各教員がそれぞれ授業準備をするのではなく、ある程度フォーマット化できないか?

という2つの質問を私から投げかけてディスカッションしました。

②に関してとても印象的なことがありました。

それは、ある方が「まったく同じ資料で、『一字一句同じ言葉』を発話したとしても、授業は違ってくる」とおっしゃったのです。

最初は「フォーマット化すると、教師それぞれの個性が無くなる」という意見が多数でした。

しかし、「一字一句同じ言葉を発話したとしても…」の意見に対しては頷く方が多く、

どちらが「正しい・間違っている」ということではなく、このような議論になる方々がいる現場は素晴らしい現場になるんだろうな、と思ってしまいました。

①に関して出た意見
②に関して出た意見

②を取り上げた背景としては、「なるべく共有できるものはしてしまって、その分『生徒に向き合う時間』を増やせないか」という自分の想いがあります。

授業準備の時間もそうですが、黒板に書いている時間は生徒を見ていません!

どんな表情をしているか?

今まさに伸びる瞬間ではないか?

あるいは、困っていないか?

「生徒に向き合う」時間を増やすことを考えたいなと思います。

ちなみに下の2点は富山県の令和元年度の調査です。

富山県は「教育県」と言われますが、行政がとりたてて予算をかけているわけでなく、教員とPTAの努力、そして家庭教育のたまものだと思っています。

真の教育県になるために、予算もかけていきたいですし、現場の負担軽減のためにまだまだできることはあると思っているので、ひとつずつ進めていきたいです。

ただし、最後に一言だけ。

コロナの感染拡大を受け、小中高、2学期開始に対して、それぞれギリギリの判断をしていると思います。

それぞれの判断を尊重しますが、

私個人としては、コロナを受けて昨年度タブレットを配備したわけなので、(各家庭で事情も異なるでしょうから)自宅でオンラインか登校か、まん延防止期間中の9/12(日)までは選べるようにしてはという考えです。

調整が困難なことは理解しますが、逆境の時こそ進化できるチャンスだと思うので、子どもたちに普段挑戦を促す行政側も、今こそ挑戦してほしいなと思います。

それではまた。

2021年08月20日

【県議会】

富山県初の「まん延防止等重点措置」「ステージ3」

8/14(土)の富山県の発表

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

昨日の県内コロナ新規陽性者数は147人。4日連続で過去最多を更新。

確定的なことは言えませんが、お盆の2週間後である今月末まで、高い水準が続く予想がされています。

富山県のHPより

富山県の資料より

(一方で、第5波においては死者数は第3波・第4波に比べて(これまでのところ)少なく、ワクチン接種が一定の効果をあげているのだと思います。1日でも早くワクチン接種を進めることが求められます。)

リンク:第1波~第5波 感染者数グラフ(全期間を1画面表示)|NHK

富山県は8/14(土)に、8/16(月)から県内初の「ステージ3」に移行することを発表しました。

また、8/17(火)に、8/20(金)から県内全域で協力金を伴う「飲食店への時短要請」を行うことを発表し、

同じ8/17(火)に、国は富山県を8/20(金)から「まん延防止等重点措置」地域に指定することを発表しました。「まん延防止等重点措置」も県内初めてのことです。

「また時短要請か…」という気持ちの方も多いかと思いますが、、、亡くなった方は戻ってきません。

やるべきことは分かっているため、行政も県民も「ここで抑えるんだ!」という強い覚悟で、一緒に団結できたらと思います。

こちらは今回の8月追加予算です。約69億円が計上されていますが、全額「国からのお金」です。

今回、時短要請の詳細発表が遅れました。準備期間が少なく、仕入れた食材、お酒が無駄になった飲食店も多いと聞いています。

県庁に対しては「詳細を整えた上でお願いすべき!」と強く伝えますが(協力金は前年度等の売上が基準になりますが、今年度から始めた店舗の金額算出方法が未だに示されていない。9/13(月)からの申請では入金は一体いつになるのか。などなど)、

一方で、全額出す国と条件面で折り合うために、時間がかかる面も少しご理解くださればと思います(事前に協議しておけよ!というお気持ちかと思いますが…)。

ちなみに、前回の時短要請は今年の1月でした。その時の協力金は約23億円+関連事業者に追加で約2億円=約25億円であり、総額としては2倍以上の予算を確保しています。

第5波に関しては、10代への感染も目立ちます。

厚生労働省のHPより

もうすぐ夏休みが終わります。学校を再開させるべきか、現在検討されています。

昨年度、県内では全小中学生にタブレット端末が配布されました。

個人的には、ここで使わずしてなんの端末かと思いますので、落ち着くまでのオンライン授業を求め続けていきたいと思います。

私たちはかれこれ1年半に渡ってコロナと向き合ってきました。制約の多い、窮屈な時間が続いておりますが、11月中には希望する方がみなさんワクチンを打てる状況です。

まずは第5波への対応。あと少し、みなさんと力を合わせて、この状況を乗り切っていければと思います!

2021年08月06日

【お知らせ】

オンライン県政報告会を開催します!

こんにちは!富山県議会議員の瀬川侑希です。

富山県内のコロナ新規陽性者数は昨日53人と、過去2番目の数字でした。

リンク:【富山県】新型コロナウイルス感染者数・死者数の推移・累計グラフ:最新ニュース-NHK

リンク先のグラフを見ても分かりますが、第5波が県内で拡大しています。

また、これまでと違って、初めて高岡市の陽性者割合が高く、より身近に迫っているという緊張感があります。改めて、感染対策に気を付けたいと思います。

さて、コロナと五輪がニュースの中心になっている昨今。しかし、その他の県政も止まっておらず、日々進んでいます。

コロナで集会がはばかられますが、
「こんなことが決まっている!」と伝えたいですし、
「こんなことで困っている!」という声を聞きたいので、
何でも挑戦してみよう!と「オンライン県政報告会」を企画しました。

みなさんの払った税金の使い道を決めているのが「県政」です。

「政治には無関心ではいられても、無関係ではいられない」という有名な言葉もあります。

なるべく難しい専門用語のない、気軽な会にしたいと思いますので、ぜひ奮ってご参加ください!

オンラインだと熱が伝わりにくいですが、それでも精一杯お届けしたいと思います!

申し込んでくださった方にzoomのURLを送り、「30分県政報告+30分意見交換」と考えています。

私から話す内容は、以下3点を予定しています!

①瀬川はどんな提案をしてきたの?

②新田県政になって何が変わったの?

③コロナ対策の現状は?

性別問わず、
18歳以上でも以下でも、
会ったことある方も無い方も、
どなたでも参加可能です!

私なりの視点での県政報告ですが、ぜひご参加をお待ちしています!

【申し込みフォーム】

https://forms.gle/J3MMiW9gg89PKP6k8

目下、当日の資料作成中です。心をこめて、頑張ります!

2021年07月27日

【自分の考え】

毎年成長する経済?

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

暑い日が続いていますが、体調など崩されていませんでしょうか?

知らず知らずのうちに体内の水分も出ていっているようなので、こまめに水分補給もしながら、なんとか乗り切りたいですね。

さて、人から勧められて私は今この本を読んでいます。

2018年に出た本なので既に読まれた方もいらっしゃるかもしれませんが、

今の自分の考えや問題意識と通じることが多く、この本と出合えてよかったなぁと思っています。

少し横道に逸れますが、私は昔からコツコツやることが苦にならない人間でした。

勉強を毎日ちょっとずつやったり、

サッカー部だったのでリフティング毎日100回、や、当たり負けしないために腕立て伏せ毎日100回という目標を課した期間もありました。

最近では、かれこれ5年以上になりますが、NHKの「時論公論」を録画も含めて毎日欠かさず見たり、

ガイアの夜明けは15年以上毎週欠かさず見ています。

再び人からの紹介で恐縮ですが(笑)、ある人に、「毎日101%の自分になれば、1年後には37倍の自分になっている」という考えを紹介されたことがあります。

1×1.01×365=37.78

一見すると、この計算でほんとに合っているのか不思議に思いますが(笑)、やってみるとそうなります。自分にぴったりで、以来大切にしている考えです。

しかし、個人レベルで「毎日少しずつ成長する意識で日々を過ごす!」ということに関しては、そうありたいなと思うのですが、

一方で最近疑問に思っているのは、

GDPが成長しないのは本当に悪いことなのか?

そうであれば、いつまで・どこまで成長すればいいのか?

ということです。

GDPとは「国内総生産(gross domestic product)」の略で、一定期間内に国内で生み出された付加価値の総額のこと。

算出方法や変動の要因などの詳細は分からなくても、とかく、成長=よいニュース、マイナス=悪いニュースとして受け止められ、1年ごとではなく四半期ごとの成長率の発表の度に、大きく株価が影響を受けます。

経済に詳しい方からは怒られそうですが、いつまで成長すればいいのか、100年後も1,000年後もずっと成長し続けるものなのか、そして成長し続けたら幸せな未来が待っているのか、 傷んだ地球環境と経済成長は両立できるのか、疑問に思うようになってきました。

さらに怒られそうですが、多くの方が耳にするようになった「SDGs」。

大切な考え方だと思いますし、大部分(特に様々な分野の持続可能性)には賛成なのですが(私も高岡漆器の螺鈿で作ったSDGsバッヂを付けて活動しております)、

「Sustainable Development Goals」の「Development」や、ゴール8の「経済成長」に、やはりあくまで成長を目指さなければいけないだろうか、と自問自答しながら、考え続けています。

この本にはそのヒントが書かれていました。

ご興味ある方は是非お手にとってくださればと思います。

個人的には「経済成長」ではなく、「個々人の幸福度」がより求められていくのだと思っています。

富山県は自然・食に恵まれ、災害も少なく幸せな県だ!と県外の方からよく言われます。

ですが、住んでいる私たちは、自分たちのことをそこまで幸せだと思っていない現実が。ギャップがあります。

見方を変えれば、自分の幸福度が上がる、心の健康に繋がる、自分の地域に誇りを持てる、ということだと思っています。ぜひ住んでいる人が幸せを感じられる、そんな富山県にしていきたいなと思います。

それではまた!

2021年07月23日

【政務活動費】

政務活動費の使い道報告(令和2年度分)

おはようございます、富山県議会議員の瀬川侑希です。

市議会議員時代から続けていることですが、今年も政務活動費の使い道をご報告致します。

富山県議会のHPでも見ることはできますが、毎年自主的に公開したいと思っております。

以下、簡単にまとめさせて頂きます。すべて、会派とは別に個人で使用した分です。領収書を含む詳細は、富山県議会のHPにアップされています。

資料購入費:110,004円

新聞・雑誌:84,924円
「北日本新聞」3,380円×12ヶ月
「富山新聞」3,072円×12ヶ月
「富山県人」625円×12ヶ月

書籍:25,080円
「シン・二ホン」2,640円
「DiscoverJapan」1,100円
「デジタル・デモクラシーがやってくる」1,980円
「グローバル・グリーン・ニューディール」2,200円
「次世代ガバメント」1,980円
「東京改造計画」1,540円
「マーケット・デザイン」5,280円
「ドーナツ経済学が世界を救う」2,640円
「年収が増えれば増えるほど、幸せになれますか?」1,650円
「世界は贈与でできている」1,980円
「お金の減らし方」968円
「人新世の「資本論」」1,122円

会議費:1,100円

バンダイナムコさんとのオンライン打ち合わせのための会議室(COMSYOKU)利用料です。

事務費:97,670円

PC購入費(先代機器はzoomを使うと異常に熱くなり、その後動かなくなりました…)とICレコーダー購入費のそれぞれ半額です。

広聴広報費:1,936,930円

議会質問撮影代:16,500円+13,200円+16,500円

県政報告第1弾:デザイン費418,000円+印刷費440,000円+折込費94,806円+配達費637,924円

県政報告第2弾:デザイン費300,000円

資料作成費:16,500円

3月議会で使用した説明用パネルの作成費用です。

調査研究費:78,970円

詳細は、富山県議会のHPにアップされています。

東京打ち合わせ(ショウワノート):27,530円(新幹線26,930円、駐車場600円)

東京打ち合わせ(freee):25,920円(新幹線25,920円)

東京打ち合わせ(総務省):25,520円(新幹線25,520円)

以上になります。

合計で2,241,174円の使用でした。

議員報酬もそうですが、政務活動費は税金です。その認識を決して忘れず、大切に使用していきたいと思います。これからも公開は続けていきます。