『問題:あなたはこの街の自慢、すぐに10個言えますか?』
これは僕の政治活動のパンフレットで、市民のみなさんに問いかけていることです。学生時代に、自分の出身地である高岡の自慢を言えなかった、という自分の中では大きな挫折を経験してから、このテーマをよく考えるようになりました。
10個の答えは日々変わっていくのかもしれませんが、この先も揺るがない答えもいくつかあります。
そのうちの1つは「海越しの立山連峰が美しい」です。
みなさん、一度「海越しの立山連峰」で画像検索していただければと思います。僕はこの景色は、国内のみならず、世界に誇れる絶景だと思っています!
一方、、、
2015年3月に開業した北陸新幹線で、確かに金沢、富山、高岡は賑わいました。観光客が増えた実感があります。
しかし、2016年に県内の宿泊施設に泊まった人の延べ人数は17.8%減の327万9870人で、現行方法で統計を始めた2011年以降で最も少なくなっているのです。
そう、泊まる方が少なくなっているのです…。そして、という事は、飲みに出る方も減っています…。
そこでご提案したいのが、「夜タカマチ(高岡の飲み屋街)で飲み、高岡に宿泊し、翌日のアポイント前に『海越しの立山連峰』を見る、散歩プラン」です。
サラリーマン時代の自分がそうだったのですが、他県に出張の時は、ちょっと早く起床し、周りを散歩して、これから始まる商談に備えていました。都会の喧騒に慣れた方にとって、高岡の風景、日本海の波の音は、リラックス効果抜群で、商談のための英気が養えると思います!
この散歩プランのポイントは、「6時に出発し、8時に戻ってこられるので、朝ごはんや商談(例え、金沢や富山での商談であっても)に十分間に合う!」というところです。
実際にやってみたので、写真を交えてご紹介させてください!
←朝、6時00分高岡駅発「氷見行き」に乗ります。
←レトロな列車です。
←住宅街や田園風景の他、工場地帯も通ります。
←車窓から。
←雨晴のシンボル「女岩」です。
←6時18分に目的地「雨晴駅」に着きました。わずか18分の乗車!
←「富山で休もう。」を発見。このシリーズは前職の先輩の仕事です。
←無人駅なんて、都会の方には珍しいのでは?
←電車で帰る場合は、7時35分発に乗るまで、1時間17分散策できます。7時56分に高岡駅に戻れます。
←公道から撮影しました。
←この日はうっすらとですが、海越しの立山連峰です。
←左側は寒ブリで有名な「氷見」に繋がる海岸です。
←サーフィンをやってらっしゃる方も!気持ちよさそう!
←近くにマリーナもあります!
←金沢や富山で商談の方も安心!新高岡駅行きのバスもありますよ!7時8分発なので、50分滞在できます。
「飲みにくる観光客、ビジネス客が減った」
「宿泊客が減った」
「観光客を呼び込み、地域経済を活性化させたい」
街の課題は、もはや飲み屋街だけで解決できるものでも、ホテル業界だけで解決できるものでも、行政だけで解決できるものでもありません。試されているのは、「総合力」、色んな団体が手を取り合って、本気で一体となって取り組めるか、だと思います。
例えば、タカマチの方々は「家族へのおみや」ならぬ、翌日の「朝ごはんおみや」をメニュー化してはどうでしょうか?それに連動し、ホテルの方々は「朝ごはんおみや」のあるお店や「早朝散歩」の工程表が載ったチラシを宿泊客に渡してはどうでしょうか?
一方の車輪では、魅力ある観光客向けイベントをやりながら、もう一方の車輪では、今ある資産を活かし、導線を繋げていく仕掛けをすることで、まだまだ高岡は稼げると思います!