2021年07月27日

【自分の考え】

毎年成長する経済?

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

暑い日が続いていますが、体調など崩されていませんでしょうか?

知らず知らずのうちに体内の水分も出ていっているようなので、こまめに水分補給もしながら、なんとか乗り切りたいですね。

さて、人から勧められて私は今この本を読んでいます。

2018年に出た本なので既に読まれた方もいらっしゃるかもしれませんが、

今の自分の考えや問題意識と通じることが多く、この本と出合えてよかったなぁと思っています。

少し横道に逸れますが、私は昔からコツコツやることが苦にならない人間でした。

勉強を毎日ちょっとずつやったり、

サッカー部だったのでリフティング毎日100回、や、当たり負けしないために腕立て伏せ毎日100回という目標を課した期間もありました。

最近では、かれこれ5年以上になりますが、NHKの「時論公論」を録画も含めて毎日欠かさず見たり、

ガイアの夜明けは15年以上毎週欠かさず見ています。

再び人からの紹介で恐縮ですが(笑)、ある人に、「毎日101%の自分になれば、1年後には37倍の自分になっている」という考えを紹介されたことがあります。

1×1.01×365=37.78

一見すると、この計算でほんとに合っているのか不思議に思いますが(笑)、やってみるとそうなります。自分にぴったりで、以来大切にしている考えです。

しかし、個人レベルで「毎日少しずつ成長する意識で日々を過ごす!」ということに関しては、そうありたいなと思うのですが、

一方で最近疑問に思っているのは、

GDPが成長しないのは本当に悪いことなのか?

そうであれば、いつまで・どこまで成長すればいいのか?

ということです。

GDPとは「国内総生産(gross domestic product)」の略で、一定期間内に国内で生み出された付加価値の総額のこと。

算出方法や変動の要因などの詳細は分からなくても、とかく、成長=よいニュース、マイナス=悪いニュースとして受け止められ、1年ごとではなく四半期ごとの成長率の発表の度に、大きく株価が影響を受けます。

経済に詳しい方からは怒られそうですが、いつまで成長すればいいのか、100年後も1,000年後もずっと成長し続けるものなのか、そして成長し続けたら幸せな未来が待っているのか、 傷んだ地球環境と経済成長は両立できるのか、疑問に思うようになってきました。

さらに怒られそうですが、多くの方が耳にするようになった「SDGs」。

大切な考え方だと思いますし、大部分(特に様々な分野の持続可能性)には賛成なのですが(私も高岡漆器の螺鈿で作ったSDGsバッヂを付けて活動しております)、

「Sustainable Development Goals」の「Development」や、ゴール8の「経済成長」に、やはりあくまで成長を目指さなければいけないだろうか、と自問自答しながら、考え続けています。

この本にはそのヒントが書かれていました。

ご興味ある方は是非お手にとってくださればと思います。

個人的には「経済成長」ではなく、「個々人の幸福度」がより求められていくのだと思っています。

富山県は自然・食に恵まれ、災害も少なく幸せな県だ!と県外の方からよく言われます。

ですが、住んでいる私たちは、自分たちのことをそこまで幸せだと思っていない現実が。ギャップがあります。

見方を変えれば、自分の幸福度が上がる、心の健康に繋がる、自分の地域に誇りを持てる、ということだと思っています。ぜひ住んでいる人が幸せを感じられる、そんな富山県にしていきたいなと思います。

それではまた!

2021年07月23日

【政務活動費】

政務活動費の使い道報告(令和2年度分)

おはようございます、富山県議会議員の瀬川侑希です。

市議会議員時代から続けていることですが、今年も政務活動費の使い道をご報告致します。

富山県議会のHPでも見ることはできますが、毎年自主的に公開したいと思っております。

以下、簡単にまとめさせて頂きます。すべて、会派とは別に個人で使用した分です。領収書を含む詳細は、富山県議会のHPにアップされています。

資料購入費:110,004円

新聞・雑誌:84,924円
「北日本新聞」3,380円×12ヶ月
「富山新聞」3,072円×12ヶ月
「富山県人」625円×12ヶ月

書籍:25,080円
「シン・二ホン」2,640円
「DiscoverJapan」1,100円
「デジタル・デモクラシーがやってくる」1,980円
「グローバル・グリーン・ニューディール」2,200円
「次世代ガバメント」1,980円
「東京改造計画」1,540円
「マーケット・デザイン」5,280円
「ドーナツ経済学が世界を救う」2,640円
「年収が増えれば増えるほど、幸せになれますか?」1,650円
「世界は贈与でできている」1,980円
「お金の減らし方」968円
「人新世の「資本論」」1,122円

会議費:1,100円

バンダイナムコさんとのオンライン打ち合わせのための会議室(COMSYOKU)利用料です。

事務費:97,670円

PC購入費(先代機器はzoomを使うと異常に熱くなり、その後動かなくなりました…)とICレコーダー購入費のそれぞれ半額です。

広聴広報費:1,936,930円

議会質問撮影代:16,500円+13,200円+16,500円

県政報告第1弾:デザイン費418,000円+印刷費440,000円+折込費94,806円+配達費637,924円

県政報告第2弾:デザイン費300,000円

資料作成費:16,500円

3月議会で使用した説明用パネルの作成費用です。

調査研究費:78,970円

詳細は、富山県議会のHPにアップされています。

東京打ち合わせ(ショウワノート):27,530円(新幹線26,930円、駐車場600円)

東京打ち合わせ(freee):25,920円(新幹線25,920円)

東京打ち合わせ(総務省):25,520円(新幹線25,520円)

以上になります。

合計で2,241,174円の使用でした。

議員報酬もそうですが、政務活動費は税金です。その認識を決して忘れず、大切に使用していきたいと思います。これからも公開は続けていきます。

2021年07月12日

【県議会】

6月定例会で私がした質問(3/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回に引き続き、6月定例会で私がした質問の3パート目について書いていきます。今回が6月定例会分の最終回です。

最後に、「富山で子育てしたくなる政策」について4問質問します。

(9)「富山で子育てしたくなる政策」と言いましたが、これは「子育て政策」ではありません。もちろん「子育て政策」もその要素の1つではありますが、それだけをやっていてはダメで、教育も環境も産業も暮らしも、総合的に取り組んだ結果が、「富山で子育てしたい!」「富山で子育てできてよかった!」と思ってもらえる気持ちに繋がっていくと考えます。

そして、それには「富山県は他県よりも子どもたちに予算を使ってでも大切に育てる」という姿勢があるかどうか、それが子どもたちや子育て世代に伝わるかどうかが大切だと思っています。

さて、富山県は他県よりも子どもたちに予算を使っていますでしょうか?教育に関して2問お聞きします。

富山県では国に2年先行して35人学級を実施します。2月定例会では、教室への改修に対して「有利な国の財政措置が取られているため国の補助制度を活用して設置者である市町村が整備してほしい」との答弁でありました。しかし、よくよく調べてみると2,000万円未満の改修は国の制度の対象外でした。私は少人数学級には大賛成ですけれども、国とペースを合わせると有利な財源も出てくるかもしれませんが、国に先行して実施を決めたのは富山県です。改めて、市町村の改修へ支援する制度を求めますが、荻布教育長に見解をお聞きします。

→(回答)会議室を普通教室に戻すなど、軽微な改修で対応が可能と思っている(ので県が支援する予定はない)。市町村からの整備方法や支援策などの相談に応じたい。また、国に、2,000万円未満の改修への支援も求めていきたい。

(10)次の質問に移ります。就業や大学での学びを体験する「14歳の挑戦」「17歳の挑戦」は富山県の自慢の制度だと思っていますが、実際の参加者からの評判も非常にいいと聞いています。「14歳の挑戦が自分の進路を決めるきっかけになった」という声は運営側冥利に尽きる言葉だと思います。しかし、「14歳の挑戦」「17歳の挑戦」以外に社会人との接点が少ないのも現状です。

また、昨年度は中学生、今年度には県立高校普通科の生徒にタブレット端末を配り終わり、職業科ももうちょっととのことです。せっかく配った中高生へのタブレット端末を学校の中だけで完結させるのではなく、例えば地域の若手社会人や成長戦略会議のメンバーがオンラインで中高生に講演をするような機会を作ってはと考えますが、荻布教育長に見解をお聞きします。

先日、第5回の成長戦略会議を見ましたが、とっても刺激的で、ワクワクするとはこういうことかと思いました。何より、参加しているメンバーも、笑顔で、楽しそうにやり取りしていて、職業教育も大事ですが、こういう大人の姿を中高生に見せたいなと思っての提案です。既に何人かのメンバーに先回りして話したら、「そういう機会があるならぜひ!」とのことでした、了解は既に取り付けてありますので、ぜひご検討ください。

→(回答)今年度は、高校生において、「富山の起業人に学ぶオンラインフォーラム」を企画している。富山県ゆかりの起業人に講師をお願いしている。夏以降の実施に向け調整している。

(11)次は、親に寄り添った支援に関して質問します。乳児には、これは国の制度で、家庭全戸訪問があります。しかし、子育ての悩みは乳児だけにあるわけではなく、それぞれの発達段階に応じてあります。昨年度から富山県は産後ヘルパー派遣制度を始めました。これは主に家事代行のサービスですが、この制度にオプションとして乗っける形で子育ての訪問アドバイスも加えられませんでしょうか?

例えば、子育て支援員制度があります。専門的なアドバイスには保育士の方が適任かもしれません。いずれにしろ、希望する家庭があれば訪問して子や親の行動や言動を見ながらアドバイスできる体制を作れないか、木内厚生部長にお聞きします。

→(回答)市町村では、保健センターや子育て世代包括支援センターで相談に応じている。希望があれば、家庭訪問も行っている。

(12)最後の質問に移ります。富山県は災害が少ない。その分、災害への危機意識は低いことは改善していかないといけませんが、それでも「災害の少ない、安心安全な土地」というのは家族と暮らす上で魅力の1つだと思います。災害の少ない県だからこそ、いざという時に行動できる体制を取ることはとても大事だと考えます。

災害からの復旧では、被災者への支援制度はあるのに、様々な理由でそこからこぼれ落ちる方が5%いるそうです。そこで、条例化した鳥取県のように、「制度を作って終わりではなく、被災者一人ひとりの生活全体の状況を把握し、それぞれの課題に応じて、個別に支援策を考えていく取り組み」である災害ケースマネジメントに取り組んではと考えますが、利川危機管理局長に見解をお聞きします。 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。

→(回答)県では地域防災計画に基づいて各種支援を行うが、いざという時に備え、鳥取県の事例も参考に、よりよい復興支援のあり方について研究していく。

以上が私がした質問です。

自分の中では、目の前だけを見るのではなく長期的視点で都市運営をしていく必要、また、将来世代にこの環境を残していく必要を感じており、

(3)道路計画 と (8)水質を守る活動

が質問全体の中でもポイントだと思って臨みましたが、具体的な回答は得られませんでした。

しかし問題提起はできたと思いますので、今後の展開を求めて追いかけていこうと思います!

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で9月までは視聴できる予定です!こちらもぜひ!

2021年07月09日

【県議会】

6月定例会で私がした質問(2/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回に引き続き、6月定例会で私がした質問の2パート目について書いていきます。

次に、「富山県のブランド戦略」について4問質問します。

(5)どうしても行政は仕組みを作ったり、発信して終わりになりがちですが、それが生活者に届いて、実感してもらうまで設計するのがブランド戦略です。そして、届ける「素材」となるものが魅力的であればあるほど、強いブランドになります。

そういう意味で、これは新田さんのフレーズですが「チャンスがあり夢がかなえられる富山県」。要するに、挑戦を応援する、ベンチャーを応援する、という姿勢は、とても強い「素材」「ブランド」になると思います。だからこそ、もう一歩踏み込んではどうかと思って提案します。

全国には自治体がベンチャーに投資して課題解決を進める事例があります。先月、農業の人手不足や人件費高騰の解決策として、自動農薬散布ロボットによる農薬散布サービスを行う会社に、埼玉県深谷市が出資しました。

富山県がベンチャーが生まれやすい環境を整備していることは評価していますが、他県との差別化を図るためにも、もう一歩踏み込んで、投資することも含めて民間と一緒に社会課題の解決に向けて動き出せばどうかと思いますが、三牧知事政策局長に所見をお聞きします。

→(回答)ベンチャーキャピタルとのマッチング支援がいいのか、自治体からの直接の出資がよいのか、官民ファンドを作る方がいいのか、最初のステップとしてはどれがよいのかしっかり考えていきたい。起業家目線、利用者目線で実効性のある施策を実施し、アドバンテージがある環境だと、全国に発信したい。

(6)次の質問に移ります。「富山県のブランド戦略」というと、外向けの発信の話を思い浮かべがちですが、外の人のためだけに「ブランド」が要るのではありません。今、一番必要なのは、住民に実感される「富山県のブランド」戦略だと思っています。

住んでいる私たちが「富山はここが素晴らしい!」「ここがおススメだよ!」と自信を持って話すことが、外の人にとっては何よりも魅力的で、ブランドにつながります。

では、「富山はここが素晴らしい!」の「ここ」とは何でしょうか?

様々な意見があろうかと思いますが、多くの方に共感頂けるのは「豊かな自然、美味しい食、おいしい水」に代表される、自然の恵みではないかと思います。

さて、その自然の恵みを受けている私たち富山県民ですが、受ける一方ではなく、守る活動もできていると、強い富山のブランドになると考えます。

そこで、環境にまつわる質問を3問します。

食べられなくなった古いお米などを利用するバイオマスプラスチック「ライスレジン」は二酸化炭素削減や資源循環、そして休耕田活用などにも繋がるため、米どころの本県らしく積極的に取り組んではと考えますが、出来田生活環境文化部長に見解をお聞きします。

高岡市のイセ株式会社はこのライスレジン、黒部市の吉沢工業株式会社はサトウキビ由来の袋を作ったり、県内でも民間でそのような動きが出始めました。県としても使用を促したり、企業の取り組みを後押しするようなことはできないでしょうか?

→(回答)ライスレジンは有効。国では、バイオマスプラスチックの可燃ごみ指定袋への利用を資源循環重点戦略の1つとしている。コストや原料安定供給などが課題だが、県内外の先進事例などの調査研究から始めたい。

(7)また、カーボンニュートラルとなる木質ペレット燃料は、環境にやさしい上に県産材を使うことで地産地消のエネルギーとなります。県内には先行して取り組んでいる自治体もありますけれども、富山県全体の方向性として、こういったエネルギーに力を入れていくんだ、という意思を示してはどうかと思います。県内にもいくつか生産施設はありますが、需要が増えれば供給をもっと増やせるという話を聞きました。需要に刺激を与えることで、生産も増え、カーボンニュートラルにも近づく、いい循環に繋がっていくと考えます。例えば、ペレットストーブの設置費用を補助するなど積極的に取り組んではと考えますが、堀口農林水産部長に見解をお聞きします。

→(回答)県産材を使うことで地産地消のエネルギーとして期待している。市町村の公共施設への導入やペレット製造施設の整備に対して支援してきた。一方県産材以外も使われることなど課題もあるため、まずは広報などを頑張りたい。

(8)この項最後の質問になります。お米、野菜、魚など、富山のおいしい食材や我々の生活文化は豊かな水資源に支えられています。県内では黒部が有名ですが、高岡市のわが家でも井戸から地下水が自噴していました。

水が豊富で、水の恵みを受けている本県だからこそ、それぞれの地域で日常的に水質を守る活動が必要と考えますが、このような活動に参加する層が限られています。

例えば海岸清掃は私も年に何度か参加しますが、1回でも参加すると、マイクロプラスチックの多さに驚く方が多く、中には普段の生活を見直した方も一定数いらっしゃると思います。

特定のボランティア団体に依存せず、この「1回」をどう県民に広く作っていくかが、日常から水質を守っていくポイントだと思います。

毎月何日と決めるなど、より多くの方が参加する県民運動に繋げられないか、出来田生活環境文化部長に見解をお聞きします。

以上で2項目めの質問を終わります。

→(回答)沿岸だけでなく県内全域でより多くの県民に参加してもらうことが大事。例年のべ40万人以上の県民のみなさまに県土美化推進運動に協力してもらっている。今後とも幅広い県民運動となるよう、効果的な広報・周知に工夫したい。

今回は2/3のここまで。

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で9月までは視聴できる予定です!こちらもぜひ!

2021年07月07日

【県議会】

6月定例会で私がした質問(1/3)

おはようございます、富山県議会議員の瀬川侑希です。

日曜に、高岡市長選挙が終わりました。

当選された角田さん、角田さんを応援されたみなさま、おめでとうございます!

また、米谷さん、出町さんご本人、お2人を応援されたみなさま、ほんとうにお疲れ様でした。みなさまの想いはきっと新しい高岡市政に反映されていくものと信じます。

高岡市長選挙に関しては、改めて書こうと思いますが、
今回は6月定例会での私の質問に関して。

6/22(火)に県議会本会議で1時間質問しました。

ブログでは、最近は2つに分けていましたが、今回は質問を大きく3つのパートに分けたので、ブログも3つに分けたいと思います。

私には2年前の選挙で訴え、議員活動をする上で大切にしている3つの基準があります。

それは、

・持続可能な都市運営

・富山県のブランド戦略

・富山で子育てしたくなる政策

の3つです。

これから、その3つの基準ごとに4問ずつ、質問していきます。

まず、「持続可能な都市運営について」4問質問します。

(1)「コロナで傷んだ経済を立て直すためには借金を辞さない、財政出動も必要」という考えを述べていた新田知事。最初は就任早々の昨年11月議会、針山議員の質問に答える形だったかと思います。

正直に言って、あの時私は非常に衝撃を受けました。

というのも、私は富山県の抱える約1.2兆円という借金に、非常に危機感を抱いていたからです。この借金は今返すのではなく、私たちの世代やそれより若い世代、今子どもである世代が返していかないといけません。だから私は、新たな借金に抵抗感がある人間なのですが、そのせいで「今困っている方」を見落としがちだったかもしれない、とハッとさせられました。「借金を辞さない」という考えに、非常に力強さを感じました。

一方、その発言から半年、県庁のロジックに触れ、少し現実的になっているのではないでしょうか?

コロナによって観光・宿泊・飲食は大変な打撃を受けています。1つ、また1つとお店が無くなっています。県民に時間や人数制限などの自粛をお願いするなら、飲食店の売上が下がることは明らかです。思い切った財政出動が必要ではないでしょうか?観光業・宿泊業・飲食業などへのこれまでの支援は十分だと考えているのか、新田知事にお聞きします。

→(回答)県ではこれまで観光宿泊需要を喚起するという支援に努めてきた。飲食業に関しては1日4万円×2週間という協力金を払ったこともある。この他にも様々な支援をしてきた。「ステージ1」になったら必要な対策に躊躇なく取り組んでいくことにしたい。県としてできる限りのことをやってきた。

(2)次の質問ですが、とはいえ、「借金を辞さない」という決意同様、「コロナが落ち着けば県債を減らしていく」という決意も語ってほしいと思っています。「県債0がいい」と極端なことは思いませんが、1970年代までほとんどなかった県債は、その後右肩上がりで増え、今は1.2兆円です。また、5年連続で減っていた県債残高が令和2年度決算では6年振りに増える見込みです。

令和3年度決算もコロナの状況次第なところがあると思いますが、令和4年度以降は県債残高を確実に減らしていく考えはあるのか、新田知事にお聞きします。

→(回答)財政の持続可能性は念頭におきながら、弾力的に対応すべき。県債は原則的には減少させたいが、経済は生き物なので、借金も含めて柔軟に考えていくことが必要。

(3)次の質問に移ります。昨今では人口減少が自治体の大きな課題ですが、数十年前はここまで人口が減っていく予想はできていなかったと思います。そこで起きてしまうのが、数十年前に建てた計画と、現在とのミスマッチです。

道路計画について言うと、当たり前ですが、人口減少に合わせてどのシンクタンクも、車の台数は減っていくという予測をしています。取得してしまった用地など、難しい面もあるかと思いますが、人口に合わせて車の台数も「確実に」減っていく中、道路計画を見直した例、また暫定供用でとどめる予定はあるのか。江端土木部長にお聞きします。

→(回答)事業着手までに長期間を要した場合は、着手の際に改めて将来交通量を推計し、必要に応じて見直すこととしている。ただし、暫定供用でとどめる路線は現在のところない。

(4)次がこの項、最後の質問になります。

コロナによって都市圏からの移住希望者が増えている中、その流れを掴むために富山県としては2021年度どのような活動をしていくのでしょうか?

県出身学生のUターンを含めると、県や市町村の相談窓口を通じた移住者は、2020年度、過去最多の943人とのことです。富山県はよくその指標を使います。

しかし、総務省統計局によると、「窓口を通じていない方も含めた」他都道府県からの全転入者は2020年12,686人です。2019年は13,595人ですから、コロナ前と比べ減りました。

また、2019年は石川県福井県の方が富山県と比べ転出超過数が大きかったのに、2020年は逆転され、富山県の方が転出超過数が大きくなりました。

色々な点から指摘しましたが、窓口を通した943人だけを見るのではなく、全体像を捉えて動いてほしいなと思います。全国的な移住者の伸びと比べると富山県の移住者の伸びが少ないのではないか、見解を助野地方創生局長にお聞きします。

最後に、「Uターンしたい」「富山で暮らしてみたい」と思って移住してきた方に対して、移住し終わったら縁が切れるのではなく、その後も楽しく暮らしているか気にするくらいの行政の心配りを期待して、

以上で1項目めの質問を終わります。

→(回答)移住者の定義は全国的に統一されていない。移住者に関する全国統計もない。そのため他県と比較することは難しい。おためし移住への支援などを今年度始める。幸福度の高いライフスタイルなどを発信していきたい。

今回は1/3のここまで。

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で9月までは視聴できる予定です!こちらもぜひ!

2021年06月02日

【県議会】

ワクチン接種の予約について

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

昨日、 高岡市役所幹部と市選出県議(7名)で、「高岡市→富山県」への来年度要望についての懇談会がありました。

「地域産業」「歴史・文化」「交流・観光」「子育て・教育」「安心・安全」の5分野にわたって合計46の要望があり、

その46項目の中でも、『歴史まちづくりの支援』『中心市街地活性化の推進』『子育て支援策の推進』『城端・氷見線の活性化の推進』の4つが「最重点項目」として提示がありました。

特に『子育て支援策の推進』と『城端・氷見線の活性化の推進』は、私も力を入れている分野なので、要望の後押しをして、一歩でも前に進むよう頑張りたいと思います。

一連の説明を聞いた後に私からは4点質問。

1つには、富山県が国に先んじて35人学級を導入する上での必要経費について(建物の増築は必要無い。しかし、別の用途で使用していた部屋を教室に改修する必要があり、その経費をお願いしたいとのこと)、

2つには、県内自治体でも進む「ゼロカーボン宣言」について(現在、宣言に向けての準備を進めているとのこと)、

3つには、地場産センターに、価値を伝えたり、ニーズを満たすお手伝いをするコンシェルジュを置くなど、もっと魅力を発信できないかということについて(まさに検討していたところであり、近々そのような形で始めたいとのこと)、

そして4つには、

県への要望と直接は関係ありませんが、高岡市のワクチン予約は1日ごととなっており、予約に大変な苦労があることについて質問しました。

実は私のもとにも、毎日のように「今日も予約できなかった!」という電話がかかってきます。ほとんどの方は怒ってらっしゃいます。

当初はワクチンの供給スケジュールがずれるため、1日ごとの予約だったのでしょうが、確保の目途が立った今、1日ごとの予約にこだわる必要はないのではと感じています。

市側からは、理解を示してもらった上で、

・1日ごとの予約としたのは、供給スケジュールのずれに加え、臨時的に集団接種をなんとか設置したり、少しでも打ち手を確保しようとギリギリまで調整している関係であり、理解してほしい

・しかし、混乱をきたし、不安を与えている状況は認識しており、システムは再度検討したい

・また、6/中旬までには、希望する全65歳以上の予約ができる見込みなので、予約が取れていない方はもう少しお待ち頂きたい(7月中には希望する全65歳以上が2回接種完了の見込み)

とのことでした。

集団接種ができる体制が急遽作れたり、打ち手が確保できるようになれば、その都度、予約枠を解放すればよく、不安の払しょくを最優先にしてもいいのではと個人的には思いますが、

システムを再度検討するという言葉を信じ、、、いずれにしろ精一杯体制を作ろうと努力している職員、そして普段の診療に加えて、休む間を惜しんで接種を行っている医療従事者の方々に改めて感謝しつつ、「もう少しで予約が取れますから」と理解を促そうと思います。

市には、

・アナウンスはタダ。繰り返しになっても、何度でも接種状況や6/中旬には予約が取れることを伝える努力をしてほしい

・64歳以下の予約では工夫してほしい。子どもを預けられなくなる事態を回避するため保育士を優先接種するなど、市の考え方とアナウンスがあれば、堂々とやってほしい

と要望しました。

目の前にワクチンが届いたため、現在は渋滞状態が続いておりますが、もう少しの辛抱です。富山の雄大な自然を眺めながら、ゆとりを持ってその日を迎えたいですね!

それではまた!

2021年05月25日

【県議会】

テクノドーム別館の完成予想図

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

先月、富山県は、高岡テクノドーム別館の基本設計を発表しました。

「県西部地域の活性化に資する拠点施設」「新たなにぎわいや憩いの場となる空間創出」をコンセプトに掲げています。

建設費用は約30億円。 大きさは約4,000㎡。展示場や商談室を設ける展示棟が約3,000㎡、会議室や事務室を設ける交流棟が約1,000㎡。展示場は可動式の座席を準備し、最大席数1,200席になります。

屋根や外壁はなるべく県産材を使おうという考え。また、本館と別館の間に中庭やテラスを配置。地下熱や太陽光を利用する設備も導入する予定です。5Gが使えるように設備するのも特徴です。

当初は2年後の2023年春頃完成予定でしたが、少なくとも1年間は民間活力の導入を検討するために(2021年度予算で 、民間活力導入可能性調査などの費用4,200万円を計上 )完成を延期しましたので、2024年以降の完成となるでしょう。

みなさん、これを見てどんな感想をお持ちでしょうか??

自身も含め、県議会でこれまで様々な議論をしてきて、また中身に関してはこれからの議論なので、あくまで見た目だけの話ですが、

私としては、こうやってパースが出てくると具体的なイメージができますし、大きく屋根がせり出した斬新なイメージに正直とてもワクワクしています!

ものづくり体験施設に関しては、議会で何度か取り上げ、見直す方向になりました。前向きと言うよりは、「やめる」というバックストップの決定ですが、それでもひとつ仕事ができたかなと思っております。

リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

座席数に関しては、当初1,000席想定でした。しかし、政治・経済・文化、、、色々な方が意見を届け、またバラバラな意見にならないよう、「ある程度高岡で意見をまとめよう」と努力した方がいて、最終的に1,200席で着地しました。

テクノドーム別館は元々の出発点の違いから、クラシックが開けるような、トップレベルの音響を有するわけではありません。

しかし、1,600席の高岡市民会館が休館となっている現在。復活の予定も見えていない中、完全な代替にはなりませんが、ある程度カバーできるよう、みんなで努力し、1,000席→1,200席となりました。ひとつの成果だと思っています。可動式なので、1,200人以下であれば、そのイベントに応じて座席数を設定できます。

大きければ大きい方がいいという考えは個人的には好きではないのですが、1,000人以上の行事が高岡市内で開けなくて他市で実施せざるをえなかったこともありました。今まで市民会館のサイズでやっていたものを、規模を縮小して実施しているものもあります。

ぜひ、「文化創造都市」高岡の地にふさわしい施設として、気兼ねなく思いっきり文化活動などを開いてくださればな!と思います。

ただし、勘違いしてはいけないのは、これは高岡市の施設ではないということです!

これによって県西部が、そして富山県の魅力が高まるような、そんなものを作り、またそんな使い方をしていかないといけません!

可動式の座席なので、多彩な使い方が可能です。ぜひ、新しくできるテクノドーム別館で、思わず出かけたくなるような楽しいイベントが次々開かれることを期待したいと思います!

例えば、御旅屋セリオにはeスポーツの拠点「Takaoka ePark」が昨年できました。

リンク:施設概要 | 富山県高岡市のeスポーツ施設のTakaoka ePark (takaoka-epark.jp)

若年層だけでなく、健康増進や認知症予防にも繋がると、高齢者施設で取り入れる事例が県内でも増えてきております。

常設は御旅屋セリオで、たまには大規模なイベントをテクノドームで。このような棲み分けた使い方にも期待したいですね!

それではまた!

2021年05月19日

【県議会】

富山県の「DX・働き方改革推進本部」に期待!

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

富山県は6月に「DX(デジタルトランスフォーメーション)・働き方改革推進本部」を設けることを、昨日発表しました。

行政のサービス向上や効率化はもちろん、民間企業や地域社会も含めて対象にして、デジタル技術を活かした改革を進める狙いです。

リンク:富山県、DXで推進本部 補佐官にfreee執行役員: 日本経済新聞 (nikkei.com)

期待したいのは、補佐官に「freee株式会社」執行役員の川西康之氏(37歳)、副補佐官に「つづく株式会社」代表取締役の井領明広氏(30歳)という、2人の民間のエキスパートを起用したこと。

川西さんとは高校時代からの長い付き合いで、井領さんとは2年前から勉強会などでお世話になっており、2人のプロフェッショナルな活動を知っている自分としては、個人的にも大変嬉しく、また頼もしい人事でした。

川西さんは、私の高校・大学の1つ上の学年で、仕事もプライベートも相談する大好きな先輩です。

富山愛・高岡愛が強く、特に社会人になってから頻繁に意見交換していまして、

6年前に、総合型地域スポーツクラブ「高岡スポーツユナイテッド」を一緒に立ち上げたり、

最近では、医療従事者のためのクラウドファンディングにともに取り組みました。

リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

また、小話でしかありませんが、、、

私の高校では運動会で実施する「青年体操」なるものがあるのですが、

リンク:高岡高校 青年体操 – YouTube

1つ上の先輩とペアになり、マンツーマンで指導を受けます。

すごい確率ですが、私の指導係だったのが川西さん!

おかげで力強くできた!…はず。

僭越ですが、2回の選挙では応援弁士も務めてもらいました。

川西さんは、大学在学中にWEBマーケティング会社を起業し、その後freee株式会社に参画。会計や人事労務をクラウドサービスで効率化し、「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションに掲げる会社の執行役員としてご活躍中です!

リンク:freee株式会社

東大在学中に22歳で起業、社長を10年してみて分かったこと。そしてfreeeに転職した理由。 | Humans of freee (wantedly.com)

井領さんとは、藤井大輔議員の紹介で、2年前に勉強会をしてもらったのが出会いです。

その後何度か意見交換もさせてもらいましたが、

富山県としても井領さんにお願いし、昨年1年間、県庁主催の民間企業向けの働き方改革推進セミナーを担ってくださいました。

現在は企業の課題発見・経営支援を行う、つづく株式会社の代表取締役としてご活躍中です!

リンク:つづく株式会社 (tsu-zu-ku.com)

また、このnoteを書いた方でもあります。

リンク:地方でSaaS導入支援会社を起業して3年、階段から降りられなくなった(前編)|井領明広@つづく株式会社代表|note

もちろん私はごく一部しか知りませんが、、、お2人は現在に至るまで、決して順風満帆だったわけではありません。悩んだり、壁にぶつかった話を本人から聞いたことがあります。

しかし!私が知っているのは、その度に、粘り強く課題解決に取り組み、時には自分自身を変化させ、壁を突破してきた方々だということです。

特に行政が遅れている分野を、外部の知見で担当するお2人。

今回も同様、課題には気付いても、いざ導入するには様々な壁がありそうですが、、、

2人ならきっと打ち破ってくれるものと信じています!

県庁側と議員側ではありますが、目指すゴールは同じですので、私にできる手助けがあるなら、恩返しの意味でも精一杯頑張りたいと思います!!

2人と同じ目標に向かって働けることが、とても楽しみです!!

それではまた!

2021年05月18日

【自分の考え】

きつい時こそコミュニケーションが大事

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

現在、新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいます。

現時点では、以下のような順でワクチン接種がされる見込みです。

(1)医療従事者等
(2)高齢者(令和3年度中に65歳に達する、昭和32年4月1日以前に生まれた方)
(3)高齢者以外で基礎疾患を有する方や高齢者施設等で従事されている方
(4)それ以外の方

ちなみに、

接種費用は無償。全額公費になっています。

富山県内では5/16(日)現在で、

医療従事者:対象者約39,000人に対し、

1回接種→31,794人(81.5%)、2回接種→18,297人(46.9%)

高齢者(65歳以上):対象者約335,000人に対し、

1回接種→5,236人(1.6%)、2回接種→995人(0.3%)

と、国全体の平均と似たようなペースで接種が進んでいます。

しかし、この接種予約…。

本題とは離れますが、一言だけ。

既に多くの方が指摘しているのかもしれませんが、

このブログを書くにあたり、各市町村の予約受付はどうなっているのかと簡単に調べたところ、、、なんと各市町村でバラバラの予約システム!

日本の市町村数1,718通りとは言いませんが、緊急事態とはいえ、こんなガラパゴスな状況が生まれていることに驚き、また愕然としました。

住んでいる方にとっては、お住まいの自治体で予約するわけですから、1つのシステムしか利用しません。一見不都合を感じないかもしれません。しかし、バラバラなシステム開発は明らかに税金の無駄が発生しているでしょう。

(昨年の東京都のコロナ感染状況のオープンデータ化は素晴らしいと思いましたが…。)

リンク:東京都のコロナ対策サイトに学ぶ、オープンデータな情報開示のあるべき姿 (newspicks.com)

さて、本題に戻り、私が住む高岡市の話をします。

昨日の夜、ある市民の方から「これはないんじゃないか?」と連絡がありました。

高岡市では、5/6に65歳以上の方の接種予約を開始、5/17~6/5の予約を一括して受け付けましたが、

現在は、本日より1日ずつ、接種日ごとに予約を受け付けています。

リンク:高岡市/新型コロナワクチン接種の予約について (city.takaoka.toyama.jp)

平時では想定外の「ワクチン接種業務」がいきなり降ってきて、ワクチン供給スケジュールも直前まで分からなかったり、ズレたり、、、市役所の現場はとても混乱し、疲弊していることも聞いておりますが、

現場へのエールの意味を含めて、また、自分への戒めも含めて、、、

きつい時はコミュニケーションが雑になりがちです。「きつい時こそコミュニケーションが大事」だという意識で、踏ん張って仕事にあたってほしいと思います。

本日5/18(火)は6/6(日)分の予約ができる日でした。

0時から予約できる予定だったので、夜遅くまで起きて待機していた方も当然いらっしゃったでしょう。

しかし、2時間前の22時に、

5/18(火)からの予約受付時間の変更についてお知らせします。 本市では、5/6(木)にインターネット(接種予約サイト・LINE)とコールセンターへの電話による予約受付を開始したところ、コールセンターに電話しても予約がとれなかった方が大変多くおられたことから、改善策の検討を進めてまいりました。 少しでもコールセンターでの予約をお受けできるよう、5/18(火)から当分の間、すべての予約開始時間を午前9時に変更し、午前0時から午前9時の間は、インターネットでの予約受付を行わないことといたします。 皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ワクチンは希望するすべての方の分が確保されますので、ご安心ください。

という連絡が。

理由は十分分かりますし、その判断も正しかったと思います。また、きちんとした文章であるとも思います。現場の疲労感も分かりますが、、、

少なくとも、直前も直前の変更連絡になってしまっているので、もうちょっとだけでも市民の気持ちに寄り添った丁寧な言葉を発信してもよかったのではないかと思います。

あれはダメ、これはダメが多く、ギスギスしがちな昨今ですが、

こんな時だからこそ、

家族とのコミュニケーションも、

友人とのコミュニケーションも、

取り引き先とのコミュニケーションも、

行政と市民とのコミュニケーションも、

いつも以上に優しい気持ちで、いつも以上に相手のことを想った言動・行動をしていきたいものです。

それではまた!

2021年05月03日

【市民の動き】,【観光】

関野神社酒井さんを偲ぶ ~御車山祭の日を迎えて~

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

上記は2年前の「高岡御車山祭」の写真です。新型コロナウイルスの影響で、昨年は中止。今年も中止ではありましたが、祭りの保存継承のため、7基のうちの1基、小馬出町の山車のみ約740mの特別奉曳(ぶえい)が行われました。

豪華絢爛な山車に注目が集まりますが、実は高岡御車山祭は「関野神社」の春季例大祭です。

5月1日、御車山祭の日を迎え、追悼の意を込めて、先日亡くなられた関野神社禰宜酒井さんとの思い出について書きたいと思います。

私と酒井さんの出会いは2012年になります。その頃は東京に住んでおりましたが、夫婦お互いが高岡市出身であったため、関野神社で結婚式を挙げることに決めました。

私たちはオーソドックスな結婚式を考えていましたが、「一生に一度だから変わったことをしよう!」と次々提案くださったのが酒井さんです。

(結局、変わったことはしませんでしたが、)神職の堅いイメージとのギャップに驚き、強烈なインパクトがありました。

結婚式当日は高岡駅にもあるおりんを鳴らし祈願頂き、高岡らしい結婚式になったなぁとしみじみしたのを今でも覚えています。

その後2015年にUターンしてからは、お祓いや昼粥講などで時々訪れていましたが、2018年頃から、『ある相談』を受け、月1回のペースでお会いするようになりました。

相談のきっかけは癌からの復活でした。酒井さんは癌を患われましたが、治療の末克服されました。そして、一度死を覚悟したことで、「何も恐れるものはないので、大好きな高岡のために残りの命を使いたい」と決意をされたようです。

癌から復活された酒井さんは、高岡のある意味象徴であり、自身が禰宜を務める関野神社の例大祭「御車山祭」を、もっと市民から愛され、もっと市外の方にも楽しんでもらえるものにしたいと考えていました。そして、象徴である高岡御車山祭が変わることで、高岡市民に挑戦する気持ちをもってほしいし、元気を与えたい、と思っていたようです。

伝統ある祭りのため、違和感を感じる関係者もいらっしゃるかもしれませんが、酒井さんの考えを紹介させてください。

酒井さん曰く、「神事は伝統に則って行えばよい。しかし「祭り」は住民に楽しんでもらうためにやるものだ。伝統にこだわるのではなく、どうしたらより楽しんでもらえるか、どんどん変わっていっていい。」

関野神社のHP下部を見てもらえれば分かりますが、御車山祭は昔は3基の神輿を伴っているなど、今と同じではありません。御車山祭自体が変わってきて今の形になっているので、これからも変わっていい。酒井さんはそのような考えをお持ちでした。

高岡關野神社公式サイト | 富山県高岡市 | 日本 (takaokasekinojinjya.com)

私にされた『ある相談』とは、

「御車山祭の先頭をミッキーマウスに務めてもらいたい」

というものでした。

さすがに最初聞いた時は、頭が「?」になりましたが、

関野神社では巫女舞を行っており、その中に「浦安の舞」というものがあります。酒井さん曰く、浦安の舞を大勢が踊れる関野神社は日本有数なのだそうです。そして、「浦安の舞」の「浦安」はディズニーランドがある浦安市の名前の語源という説があります(諸説あるようです)。

関野神社の浦安の舞と、浦安市のディズニーランドで交流ができないだろうか、というものでした。

その後、打ち合わせを重ねる中で、いきなりミッキーマウスは難しそうなので、

一歩一歩階段を登りましょう、まずは高岡市民にもっと浦安の舞を見てもらいましょう、という方向になり、イオンモール高岡増床記念という形で、東二塚の獅子舞とコラボレーションし、浦安の舞を奉納しました。

その後も音楽や漆、食、そして高岡のことなどについて色々話してきましたが、

酒井さんは癌が再発し、3月23日帰らぬ人となりました。

「「祭り」はどんどん変わっていっていい」

伝統を守るべきだという意見もあるかもしれませんが、私は酒井さんのこの言葉に何か大事なことに気付かされた気がしています。これからも大切にしていきたい言葉です。

御車山祭と絡まない形になるかもしれませんが、酒井さんのためにもいつかミッキーマウスを高岡に呼んで、高岡の上空にいらっしゃるであろう酒井さんにもお見せしたいと思います。

実は、高岡駅の発車メロディーや、市内小中学校のチャイムは「おりん」の音になっています。これは酒井さんの発案、尽力のおかげだと聞いています。

目には見えませんが、高岡の「音」を私たちの身体に刷り込んでくれました。

おりんのチャイムを聞いた小中学生が大人になって、この街を引っ張っていく立場になった時、高岡市はまたひとつ変わるんじゃないか、、、そんなことを思っています。

酒井さん、私たちに色々なものを残してくれ、ありがとうございました。安らかにお休みください。