2020年01月25日

【選挙】

10月の富山県知事選②

おはようございます、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回に引き続き、富山県知事選挙の話題を!今回は石井知事を取り上げます。

石井さんは、富山県富山市生まれの現在74歳(新田さんとは13歳離れていますね)。富山大学教育学部付属小学校、富山大学教育学部附属中学校、富山中部高校、東京大学卒業。卒業後は自治省(現総務省)に。いわゆるキャリア官僚です。静岡県総務部長や財政局財政課長、税務局長、自治税務局長などを経て、2002年に消防庁長官に就任。2004年1月に退官。

2004年11月、富山県知事選挙に無所属で出馬し、初当選。現在4期目で、15年と2カ月知事を務めています。

経歴からもそうですが、地方財政のスペシャリストとして中央官庁でも評判です。新幹線大阪延伸や東京一極集中是正などは、富山県代表というよりは、より大きな括りで、全国の地方を代表して発言することも多く、特に全国の地方行政を所管する総務省からはとても感謝されていると聞いています。

そのため、富山県には総務省のエース級の職員が数名出向します。←これは間違いありません。

石井さんを表すには「実績」が分かりやすいと思います。例えば400億円の構造的財政赤字の解消。高岡市が17万人で40億円の構造的財政赤字ですから、105万人の県にとってはその比ではありませんでしたが、これを解消。

しかし「実績」を並べると、どうしても15年務めている現職が語れることが多く、フェアではありませんので、

今回は、「過去」ではなく「未来」の話!!「目指す富山県」に特化したいと思います。

さて、石井さんの「目指す富山県」はどういうものでしょうか。現在、今年の選挙に「出馬の意向」を表明しているものの、正式な出馬会見をしていないので、この先の4年間でどんな富山県にしたいか、まだ発表がありません。

発表があれば、またここで紹介することにしますが、

およそ2年前、平成30年春に「県政運営の中長期的指針となる新総合計画」を策定しています。現状これが「目指す富山県」に最も近いかと思っておりますので、今回はこちらを紹介。

というのも、平成30年11月予算特別委員会で平木県議が、

「石井知事はどのような富山県を描いているのか、もしくは描いていきたいのか、北陸新幹線というインパクトに負けない次の夢を掲げていただきたいと私は考えております。」

と質問しています。まさに県民が知りたいこと!

それに対して、石井さんは、

「さらなる長期的なビジョンということですけれども、この春策定した総合計画の重点戦略…」

と回答していることもあり、石井さんの「目指す富山県」≒総合計画の重点戦略と考えました。

ではいきます。

重点戦略①:とやまの価値創造戦略~「大ゴールデン回廊」の拠点を目指して~

(大ゴールデン回廊とは、東海道新幹線と北陸新幹線による新幹線環状化により創出される一大交流・経済圏のこと)

生産性の向上と新たな付加価値の創出による産業の成長と文化の振興との相乗効果で、富山県の強みを磨き、拠点性を一層高めます。

・付加価値の高い医薬品の研究開発・生産拠点の形成

・ものづくり研究開発・デザイン振興拠点の形成

・世界に誇れる質の高い芸術文化の創造

重点戦略②:とやまのグローバルブランド推進戦略

豊かで美しい自然や多彩な歴史・文化など本県の魅力を磨き上げ、グローバル展開を通じた富山県の世界ブランド化、地域経済の振興を図ります。

・「立山黒部」や「美しい富山湾」の世界ブランド化など国際・広域観光の推進と戦略的な情報発信

・クオリティの高い製品(医薬品等)や技術を有する県内企業の海外展開への支援

・伝統文化や工芸品産業の振興

重点戦略③:人口減少社会にしなやかに対応する人と地域の活性化戦略

次世代を育成しつつ社会を支える人材が意欲的に働き、家庭や地域でいきいきと活躍できる生き方モデルの構築と魅力ある地域づくりを図ります。

・技術革新による社会の変化に対応した教育の推進

・中山間地域の活力・維持活性化

・働き方改革・女性活躍の推進や子育て支援・少子化対策の一層の充実

重点戦略④:災害に強く、環境にやさしい持続可能な県づくり戦略

自然と共生しながら発展してきた富山県の特性を活かし、防災・減災、循環型・低炭素・自然共生社会づくり、再生可能エネルギーなどの先進地モデルを確立します。

・自然災害などに備えたハード・ソフト対策の推進

・資源効率性の向上や3Rの推進

・小水力発電所整備の加速化や再生・新エネルギーの導入・活用

重点戦略⑤:健康・元気で安心な共生社会づくり戦略

いつまでも健康でいきいきと働き暮らすことができる「健康寿命日本一」の実現と、誰もが住み慣れた地域で安心して生活できる「とやま型地域共生社会」の構築を図ります。

・社会全体で健康づくりを推進する環境づくり

・高齢者の生きがいづくりや介護・認知症予防の推進

・富山型デイサービスやケアネット活動などの充実

この重点戦略の下に85の基本政策もあるのですが、新田さんが基本政策を発表していない中でフェアではないので、今回はここまでとしたいと思います。

前回と今回のブログで、「両氏が目指す富山県」を紹介してきました。

どうでしょうか?みなさんはどちらに富山県を託したいですか?

「これだけではまだ分からない」という方も多いのではないでしょうか?

例えば、前回のブログでも指摘しましたが、「政策」と「実行力」はまた別のもの。「政策だけを比べても…」という方もおられるでしょう。

であれば、これからも紹介していきます!

今後は両者の政策の比較、実行力はどうなのか、お互いになったらどんな効果が期待できるか、などなど、

かなり私見も入るかもしれませんが、みなさんが県の代表に気持ちよく想いを託せるように、私に分かる範囲で、伝えていこうと思います。

あと、このことだけ書いていたら自分の活動報告が書けなくなるので、適宜自分の活動報告も織り交ぜることをご了承ください。むしろ、そちらも見てくださればと思います(笑)。

それでは!!

2020年01月21日

【選挙】

10月の富山県知事選①

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

オリンピックイヤーの今年、富山県では県知事選挙が行われます。現在の石井知事の任期が11/8までですので、恐らく10月に選挙が行われるでしょう。選挙期間は17日間。これは、2019年7月に参議院議員選挙がありましたが、あのときと同じ17日間です。

現在2人の名前が挙がっています。現職石井知事と日本海ガス絆HDの新田社長です。

テレビや新聞で、このニュースは広く知られるようになりました。北日本新聞の調査で実に70%以上の県民が「県知事選に関心がある」と答えたのには、政治に関わるものとして素直に嬉しかったです。住民の関心がない地域によい地域はないと考えますので。

しかし、ニュース自体は知られていますが、「この4年で両氏がどんな富山県を目指していくのか分からない!」といった声をよく聞きます。そこで、両氏が「目指す富山県」を何回かに分けて紹介していきたいと思います。

なお、「目指す富山県」は要は『政策』ですが、これと『実行力』はイコールではないということを申し添えておきます。両方が大事。

石井知事は4期16年務め、県民の認知度も高いので、初回の今回は新田さんを取り上げます。

新田さんは、富山県富山市生まれの現在61歳。祖父は高辻武邦元富山県知事。父は元日本海ガス社長でインテック創業者の新田嗣治朗さん。姉は女性初の北海道知事を務めた高橋はるみ参議院議員。

大学卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)に入行しましたが、1983年、父が病に倒れたため富山に帰郷し日本海ガス入社。

選挙のため先日退任されましたが元日本海ガス代表取締役社長、日本海ガス絆ホールディングス代表取締役社長(3月までに退任予定)、富山経済同友会代表幹事。過去には、富山青年会議所理事長、国際青年会議所副会頭、日本青年会議所会頭などを歴任されています。

さて、新田さんの「目指す富山県」ですが、現在「重点政策」のみ発表されているので、今回はこれを。重点政策なので抽象的な表現もありますが、今後、より細かな具体的な政策も発表されると思います。

重点政策①:5GやAI時代に向け、「ひと・もの・お金・情報」が集まる富山に

(新田さん)令和の時代では、5GやAI、ブロックチェーンなどの最新技術が、いよいよ社会に実装されます。最新技術を現実の社会で使えるようにする、社会実装する役割は、「行政」ではなく「民間」が最適です。「行政」の役割は、社会実装するための「場」を提供し、「お客さま」視点で時代に合わせた大胆な規制の見直しをすることです。

近年、県内にはコワーキングスペースなど、起業家のための施設や勉強会が盛んです。次のステップは、「起業」をスモールビジネスで終わらせず、投資がどんどん集まる、上場やM&Aを目指せる、そんなスタートアップが続々と生まれるエコシステムが必要です。

これにより、国内や世界の先進事例を取り入れ、県民の課題、県内企業の課題、農業・水産業の課題を解決する、イノベーションを起こすことができます。

重点政策②:「緊密な」官民連携により少子高齢化・人手不足を解消

(新田さん)現在、20代女性の「富山離れ」が増加しています。少子高齢化を解消するためには、子育て世代の当事者、とりわけ県外へ流出しようとしている若い女性の意見が大切です。三世代同居でなくても、実家のサポートがなくても、「産みたい人が産める」富山県を目指す必要があります。また、多様な生き方を認め合える、職場におけるダイバーシティの推進も重要です。

そのためには、男性の育児休暇推進、在宅ワーク、フレックスタイムなどの柔軟な雇用形態を実現できる、徹底した「働き方改革」が必要です。

県外からの移住者を増やすためには、富山県に「稼げる」仕事がなければなりません。同一労働同一賃金に加え、首都圏からの移住者の持っているスキルが適正に評価される中途採用枠など、官民がワンチームとなって、少子高齢化・人手不足解消に立ち向かう必要があります。

重点政策③:次世代の富山を担う「人材」への思い切った投資

(新田さん)めまぐるしい速さで変化する時代では、教育の在り方も変わります。問題を発見し、自分の頭で考え、新しい価値を生み出す、そんな能力が求められます。時代の流れを先読みすることで、県内大学や高専、高校の魅力もアップし、県外への流出を避けることもできます。

また、留学生との交流により、様々な価値観に触れることも大切です。そのためには、外国や民間企業との連携により、受け入れ態勢を整備することも必要です。

重点政策④:医療、福祉、介護のさらなる充実と「幸せ自慢」ができる富山に

(新田さん)富山県の医療、福祉、介護は現在でもとても充実しています。1997年、介護保険すらなかった時代に、富山型デイサービスに補助金を支給したのは、市町村ではなく、県でした。現在では、富山型デイサービスは、全国に展開されています。

高齢者や障がい者を「誰ひとり取り残さない」ことも、SDGsの観点から重要なことです。

しかし、ある調査によると、富山県人の愛着度、自慢度は、あまり順位が高くない。もしかしたら、まだまだ伸びしろがあるのかもしれません。

「幸せ自慢」ができるほど充実した医療、福祉、介護のさらなる充実を目指します。

重点政策⑤:一流のスポーツ、文化、芸術が生まれる富山に

(新田さん)富山県出身のアスリートが大活躍しています。このような素晴らしい才能を生み出すためには、県民が、普段から気軽に一流のスポーツや文化、芸術に親しめる環境づくりが不可欠です。

スポーツ、文化、芸術振興のためには、透明度の高い、独立した専門家の判断を尊重する必要があります。

スポーツマンやアーティスト、クリエイターを生み出すためには、彼らが富山に滞在し、活動することのできる支援の輪を広げる必要もあります。たとえば、官民がワンチームになって、スポーツチームのキャンプ誘致や、民間企業による文化・芸術活動への支援である企業メセナなどが考えられます。

重点政策⑥:「旅行者視点」による観光政策による地域内経済循環の拡大

(新田さん)観光政策により、地域内経済循環を拡大し、県民所得を増加するためには、観光客が、富山県に来るだけでなく、食事をし、宿泊をし、買い物をする必要がありますから、入込観光客数よりも、「延べ宿泊者数」が重要な指標となります。

「延べ宿泊者数」を伸ばすためには、市町村、富山県の東部と西部、北陸三県という行政区画で考えるのではなく、「旅行者」という「お客さま視点」で、サービスがデザインされているのかが大切です。

旅行者の自宅から富山空港や富山駅までのアクセス、駅や空港から各観光地への二次交通、パッケージツアーよりも個人旅行を好む旅行者の視点、泊まる場所はあっても食べる場所はあるのかなど、都道府県や大企業がトップダウンで行うのではなく、「お客さま」に近い各地域のステークホルダーとともに、ボトムアップで考えることで、富山の観光政策はもっともっと良くなるはずです。

重点政策⑦:徹底したIT化により「超」効率的な自治体運営を実現

(新田さん)民間企業では、徹底したIT化により、スピーディーな意思決定ができることは当たり前です。当たり前かもしれませんが、仕事では、パソコンのみならず、スマホ、タブレットを必要に応じて使い分けていますし、電話やメール以外にも、チャットツールも活用しています。

ペーパーレスの推進も必要ですが、目的は意思決定のスピードアップ。IT化やペーパーレス化は「手段」にすぎず、決して「目的」ではありません。

また、IT化は、それぞれの自治体がゼロから要件定義をして、システム開発するのは、非常に効率が悪いでしょう。各市町村とワンチームになって、二重行政の解消や、健全な財政運営の維持にも努めてまいりたいと考えています。

当社は2018年にホールディングスカンパニーを作り、各事業会社を横断的に、徹底したIT改革、重複する業務の削減を行いました。この経験を行政運営にも生かしてまいります。

重点政策⑧:「お客さま視点」、「現場主義」、「公益追求」

(新田さん)以上のように、私の政策は、いずれも徹底した「お客さま視点」、「現場主義」といった、民間企業の発想を取り入れたものです。そこに、ガス事業という「公益事業」の経験を活かし、民間の発想と「公益追求」を両立してまいります。

これらの政策を実現するためには、「お客さま」の声を着実に政策に反映できる組織が重要です。例えば、イノベーションやIT化には民間人材、移住政策ならば移住者、外国人の観光政策ならば外国人を積極的に責任ある立場に登用する。そんな行政におけるダイバーシティの推進も必要です。

また、よりよい政策を実現するためには、まさに「現場」を誰よりも知っている若手人材が、上司に対して政策を提言する、そんなボトムアップな組織づくりも必要です。若手人材を応援し、アドバイスし、時には部下のために自ら汗をかく、そんなリーダーが次々と生まれる「公益」を追求した組織を目指します。

以上が新田さんの8つの重点政策です。新田さんの「目指す富山県」、少しイメージできましたでしょうか?

「お客さま視点」、「現場主義」が新田さんの考えをよく表す言葉のように思います。

次回は石井知事を取り上げたいと思います。

2020年01月19日

【スポーツ】,【県議会】

オガールに行ってきました。

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

先週、岩手県紫波町のオガールへ視察に。街づくりや行政に関わる人なら、一度はその名を聞いたことがあるかもしれません。

「公民連携」という、これまで行政が行ってきた分野に、民間のアイディアや資金、ノウハウを活用することで、公共サービスの向上や業務の効率化を図るスキームの成功事例として知られています。

公民連携はPPP(Public Private Partnership)とも言われます。

成功事例である理由の1つに、オガールは「稼ぐインフラ」になっているという点があります。民間が施設を整備運営し、町に地代と固定資産税を払う。町はそれを図書館などの維持管理費に充てる。中核施設オガールプラザのテナント入居率は100%で、広場でのイベントがあると使用料も入ってきます。

オガールの取り組みは本やネットなどで把握してはいましたが、

今回行った目的は、「公民連携が大事なのは分かる。しかし、進める上で『何が肝なのか、何が壁になるのか』、本などには表れない『実際のところ』を聞きたい」、というものでした。「民間の力を!」と私も言ったことがありますが、実際を知らないので薄い発言になっていないか、危機感があったからです。

富山県では来年度から80億円程度の武道館建設、テクノドームの増改築など、大型の公共施設整備が続きます。また市町村では学校の建て替えなどが日常的に起こっています。

今やもう、行政が一から十まで整備する時代ではありません。民間と連携し、少しでもサービスを高めたり効率化できないか、もっともっと模索すべきであると私は考えています。

「オガール」とは、「成長」を意味する紫波の方言「おがる」とフランス語の「駅」を意味する「ガール」を組み合わせた造語とのこと。まずこのネーミングが素敵ですよね!


オガールプロジェクトは本やネットでたくさん紹介されているので、ここでは詳しく説明しませんが、いくつかピックアップして。ちなみにプロジェクト全体を見るならこの本がおススメです。

施設紹介①:図書館

決して大きな図書館ではありません。

しかし、入口すぐに絵本コーナーがあることから、この図書館のメッセージが伝わってきます。

帯だけで本を選ぶ企画も。本好きにはたまりません。

町の基幹産業、農業に関する本を充実させているのもこの図書館の特徴です。「待つ」だけでなく、農家のもとへ「出張」して本を届けるサービスもやっています。

そして、ユニフォームまで農業にこだわっています!ミレーの農婦の絵をイメージしたワンピース。このように細部まで徹底されているので、訪れる人は心地よさを感じるのではないでしょうか。

岩手県出身古舘さんの描く、ハイキューのコーナーも。

図書館登録者のうち、3割は町外の方というのもオガールの成功を裏付けるデータです。

施設紹介②:体育館

敷地の一角に「オガールベース」という施設があります。なんとここは日本初のバレーボール専用体育館です。

「タラフレックス」という、世界大会で使われる床と同じ素材(バレーボール特有の摩擦火傷が抑えられるらしいです)、撮影したプレーを数秒後に大画面で確認できる映像遅延装置など、競技者視点の施設を整備し、全国から合宿にやってきます。

その他、平日の昼間に吸い込まれるように人が集まるレストランや、

「稼ぐインフラ」オガールの中でも稼ぎ頭である産直施設、

週末には何かしらのイベントが開かれる広場、

など、参考になる事例ばかりでしたが、

これらの事例に共通するのは、

「現実からの逆算のアプローチ」

であると感じました。

行政の作る施設は、往々にして、

「これくらいの人が来るであろう」「このくらいのテナントが入るはず」

という「予想」のもと施設の規模が決められます。思い込みと言ってもいいかもしれません。

中には、「これくらいの人が『来てほしい』」という願望まで入って、ますます現実と離れていく場合があります。

結果、オープン時にはテナントが入らず、赤字からのスタート。(手元資金があるのでそのような判断になるのかもしれませんが、それはあくまで税金です。)テナントを埋めるのに何年もかかったり、テナントが全部埋まっても赤字、という施設もたくさんあります。

しかし、民間主導のオガールの手法は違います。先にテナントを見つけ、回収できる範囲で事業を行うのが大前提。

実際に中核施設のオガールプラザは、当初3階建ての予定でしたが、2階建てに変更しています。

収入が決まってから、支出を決める。この順番が絶対に大事とのこと。

オガールをアテンドしてくださったオガール企画合同会社相談役の八重嶋さんは、

「公は、民に委ねる勇気があるか」

「民は、『公のため』という気持ちで働けるか」

この両方が大事とおっしゃいました。非常に納得できました。我が街でも1件でもこのような事例が作られるよう、頑張っていきたいと思います。

2020年01月03日

【自分の考え】

2020年!明けましておめでとうございます!

明けましておめでとうございます!富山県議会議員の瀬川侑希です。今年も宜しくお願い致します。

今年はなんといってもオリンピックがやってきますね。

念願の「空手」の種目化ももちろん楽しみですが(笑)、

国籍や人種を超えて、記録・相手・己の限界に挑戦する瞬間がたくさん生まれることを期待しますし、

「見る」われわれも、スポーツの素晴らしさを再認識し、人生の豊かさを考えるきっかけになればと思います。

また、「する」「見る」だけでなく、スポーツを「支える」という活動も広がったら嬉しいです。ボランティアや寄附もそうですが、「応援する文化」が日本にもっと広がれば!応援する人は応援される人!

そして、期間中は多くの外国人が日本を訪れます(2020年の訪日外国人数は4,000万人の予想です)。競技は東京を中心とした地域で行われますが、地方にも去年より多くの観光客が訪れることでしょう。オリンピックというお祭りを通じて、地方の魅力も発信され、住んでいる私たちも自分たちの地域の魅力に気づく、そんな大会になったらいいなと思います。

ちなみに富山県の聖火リレーは6月3日と4日です。富山県は全市町村を走ります。

前職で少し招致活動に関わっておりました。

2013年9月8日。東京オリンピック決定の日。駒沢オリンピック公園にて。

その時は「東京オリンピックだけど、合宿や観光誘致も含めて、日本全体が盛り上がるオリンピックになれば」と思って仕事をしていました。当時のSNSを見返したのでウソじゃありません(笑)。開催決定直後はネガティブなニュースも多かったですが、なんだかんだでようやく当時思っていた状況に近づいているように感じ、感慨深いです。

さて、話は変わり、自分の話を。

昨年も新年の抱負を述べましたが、今年も3つ目標を立てました!

①1次情報、0次情報の取得を意識する!

2019年の反省としては、「今入手できる情報」「表に出ている情報」で戦ってしまうことが多かった点があります。「年数が浅い政治家=限られた情報量になってしまうので、別のポイントで勝負する」と言い訳していましたが、2020年はそこから逃げずに、1次情報、0次情報を取る努力をしたいと思います!

②昨日の自分を超えろ!去年よりブログを更新する!

昨年は「アウトプットを増やす」という目標を掲げ、41本のブログを更新しました。情報発信も議員の仕事ですので、今年は1カ月平均4本目標でブログを更新します!

③積極的に街頭で演説する!

遠く感じられるかもしれませんが、政治は本来身近なものですので、なるべくみなさんと接点を持ちたいと思っています。7月目標で新パンフレットを制作予定です!もし見かけたら、ぜひ受け取ってください!


そんなこんなで、昨年より1回り2回り大きな政治家になろうと、気合十分で新年を迎えたので、今年は始動も早めました。

元日は、結婚式を挙げた関野神社に参拝し、両親の家に行きましたが、空いた時間は挨拶回り。初めて元日から挨拶回りをしました。

2日3日も同様、親戚の家に行ったり、挨拶回りをしたり。

夜はいただいた年賀状にお返事を。

政治家は法律により自分から年賀状を出せません。「答礼のための自筆によるもの」のみ認められています。また、お年玉つき年賀状は法律違反になるので、手書きでお返事を書きました。

明日4日は高岡市空手道連盟の稽古始めがあるので、思いっきり身体を動かそうと思います。

正月くらい休もうかな、と思わなかったわけではありませんが、アドレナリンが出ているうちは、身体に正直に、走り回りたいと思います!

新年早々、暑苦しくてすいません(笑)!今年も宜しくお願い致します!

2019年12月31日

【自分の考え】

年内最後のブログ

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

先日、スゲで来年の干支を作りました。玄関に飾ってあります。よい年を迎えられそうです。

こちらはお手本です。

本日は12月31日です。2019年1月に「今年は情報発信を増やすぞ!ブログの更新頻度も高める!」と決意し、

本ブログを含めると41本公開してきました。

小さな目標ではありましたが、昨年から着実に本数を増やせたこと、自分で立てた目標を達成できたことには、少し充実感があります。

想いを込めた3月議会、その後突然の県議会議員選挙、初めて経験する県議会、最後まで慌ただしかった1年でしたが、「情報発信も議員の大事な仕事!」と、歯を食いしばって取り組んできてよかったです。

この1年私のHPは「30,589」のページビューがあり(前年比59%増)、そのうち「15,231」がブログのページビューです。多くの方が見てくださいました。本当にありがとうございます!!

数値目標は年明けのブログで言いますが、来年はより頻繁に更新していきたいと思います!

今回はこの1年公開した中で、よく見られたブログBEST5を発表します!

第5位:小学校再編統合に関するアンケート結果

第4位:3月定例会で私がした質問

第3位:「イオンのせいで、商店街に人がいなくなった」は本当か?

第2位:昨日、決意を表明しました。

第1位:選挙の費用(私の場合)パート2:透明性と情報公開のために

決まったことにケチをつけるのは政治家として失格だと考えています。

そのため、1つ1つ振り返ることはしませんが、

それぞれ自分が力を込めて取り組んできたことばかりだったので、読んでくださり、非常にありがたく思いますし、体重を乗せて発信したことは、伝わっていくんだな、ということも感じました。

さぁ、明日から新しい年です!!今日から1日経過するだけですが、区切りというのは気持ちを新たにするのにいいですね。

みなさん来年はどういう年にしたいですか?

オリンピックも大変楽しみではありますが、
やはり私は、未熟さを日々感じるので、政治家として1回りも2回りも成長する、そういう年にしたいと思います。

あくまで県民の代表です。積極的に県民の声を聞き、

有識者会議の方々よりも多角的に勉強し、深い議論で行政をチェックし、

なにより県民が、曇天をものともせず、明るい気持ちで日々を過ごせる、明るい未来を想像できる、そんな富山県にしていきたいと思います!!

それではみなさん、よいお年を!!

2019年12月15日

【県議会】

11月定例会で私がした質問(後半)

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

まとめは最後にして、

前回に引き続き、11月定例会で私がした質問の後半部分の掲載から始めます。

続いて3問、「稼ぐ県政について」というテーマで質問をします。

前回6月定例会でもこのテーマで質問をしましたが、今回は0円でできる取り組みを提案します。

富山県はよく「有利な財源」「有利な起債を利用して」という言い方をします。もちろんそれを否定するものではありませんし、実際うまく利用しているのだと思いますが、多くは「お金を使う時に補助がある」という性質のものだと思います。

歳出を抑えるそれだけではなくて、自ら収入を稼ぐ、収入を生み出していく、という姿勢が持続可能性を追求する自治体には必要だと思います。

12月は最もふるさと納税が増えるタイミングなこともあり、今回はふるさと納税について、3点お聞きします。

こちらは、「ふるさと納税の受入額」です。平成30年度、富山県と市町村合わせて、我が県には6億6,700万円が集まりました。残念ながら、全国で断トツの最下位です。

今度は、我が県から出ていった税収です。11億5,500万円の税収が出ていきました。

この11億5,500万円は、市町村に入るはずだった税金6.9億円と、富山県に入るはずだった税金4.6億円に分けられます。

受入額を控除額で割りました。つまり出ていった分に対して、どのくらいの受け入れをしているのか表したのですが、富山県は出ていった分の57.7%しか受け入れておらず、マイナス4.9億円になっています。

都会から地方に税を移す、という趣旨のふるさと納税制度ですが、富山県はこの制度で逆に不利益をこうむっている、数少ない県です。

もちろん控除額の75%は返ってきます。地方交付税で補填されますが、この制度がなければ他に振り分けられる財源である以上、補填も含めてふるさと納税の収支を考えるのには、私は反対です。不利益をこうむっている、が言いすぎであれば、ふるさと納税をうまく活かせていない県といえます。

まず、経営管理部長にお聞きします。

⑧市町村を除いた「富山県」への寄附額が、平成30年度2,100万円だった一方で、ふるさと納税に伴う令和元年度県民税控除額が4.6億円と大きく上回っています。

全国的にみても多くの都道府県で、税控除額が寄附額を上回っていることは分かっていますが、他もそうだから今のままでいい、とは思いません。所見をお願いします。

→(回答)全国の上位4つの市町村だけで全体の2割超のふるさと納税を集めるいびつな構造。現在この市町村は制度から外れ、ようやく土壌が整ったので、今後多くの方に寄附頂けるよう努力したい。

同じく、経営管理部長にお聞きします。

⑨ふるさと納税の来年度目標金額を教えてください。

→(回答)金額の多い少ないに関わらず、寄附してくださった方の志に感謝すべき。目標金額を設定するかは慎重な議論が必要(現在は設定していない)。

先ほど、全国的にみても多くの都道府県で、税控除額が寄附額を上回っているという話がありました。私はこれが受け入れられるのは、市町村分も含めてトータル富山県でプラスになっていれば問題ないと思います。本来富山県に入る税収が市町村に入ったと考えればいいからです。しかし、トータル富山県でマイナス4.9億円になっているのなら、富山県が頑張るのか、市町村に頑張ってもらうのか、富山県全域を管轄するこの県庁が何らかのアクションを取るべきだと思います。

目標の無いところに達成はありません。数字には力がありますので、ぜひまずは目標金額の設定をご検討ください。

「ふるさと納税は、無理やり集めるのではなくて、ふるさとや地域に貢献したいという思いを生かすためにあるのだ」とおっしゃる方がいます。その高尚な思いは分かります。しかし、だからといって何もせずに待っていていいことにはなりません。富山県出身者は「ふるさとや地域に貢献したいという思い」が少ない県民でしょうか?私はそうは思いませんし、全国のどこよりもあると思います。だからこそ、Uターン率が高くもなっています。

そうであれば、「ふるさとや地域に貢献したいという思い」を、たまたま忘れている時もあるかもしれません。

そういう意味で、「富山」を思い出してもらう場として「県人会」は絶好の機会です。全国にはたくさんの富山県人会があります。首都圏だけでなくて、静岡富山県人会というように約半数の都道府県に県人会があります。首都圏でも出身市町村の会とか、台東区富山県人会とか、細かい県人会があります。ちょっと思い出してもらったり、全国でマイナスになっている数少ない県で困っているです、と伝えたり、知人友人に広めてもらったり、まだまだやりようはあると思います。昨年度、首都圏の同窓会だけで、県幹部が30件出席しています。出席していなくても、主催者に「ふるさとのためと、ひとことふるさと納税のことを伝えてほしい」と、例えば電話で県の幹部が言うだけで、結果は違うように思います。

最後の質問です。

⑩県全体の昨年度のふるさと納税受入額が全国最下位であることも踏まえ、県人会等のネットワークを活用し、周知・協力を呼び掛けるべきであると考えますが、所見を石井知事にお聞きします。

→(回答)これまでもやっているが更に力を入れる。新メニューを開発したり、市町村と連携したり、全庁横断的に、寄附額の増額を真剣に努力したい。

以上が私がした質問です。

まとめに入ります。

(前半)で取り上げた多目的施設は、年明け早々に候補地が提示されます。

そのため、最後のチャンスと思って、東か西かの議論ではなく、将来世代に負担を押し付けずに、市町村と協力して少しでも整備費・運営費を抑えてほしい、と主張したつもりでした。

結果として、その想いは届かず、そうであるばかりか、「西」への配慮として「高岡テクノドームの増改築」という方針が示されました。

これからの時代を考え、建物は減らしていきませんか?と主張したつもりだったので、なんとも皮肉な結果です。

非常に悔しい結果でしたが、決まったのなら、少しでもよりよいものになるよう知恵を絞っていくしかありません。

政治の難しさを痛感した年末でしたが、30年後を常に考え、将来世代に負担を先送りしない政治を目指して、これからも戦っていきたいと思います。

2019年12月12日

【県議会】

11月定例会で私がした質問(前半)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

本日で11月定例会(現在12月ですが、11月に始まったからそう呼ぶ)が閉会しました。

議論以外のトピックスとしては、今議会から、今までできなかった「スマホ・タブレットでの視聴」ができるようになりました。まだまだと思われるかもしれませんが、県民に「伝える」ために一歩一歩前進しているのを感じます。

まとめは次回ブログに載せるとして、

今回は11月定例会で私がした質問を掲載します。長いので、前半と後半に分けますね。

富山県では、有識者会議「健康・スポーツ環境充実検討会」を設置し、昨年8月から1年間議論。最終的に検討会から「全天候型体育文化施設整備のあり方」という報告書が提出されました。「武道館機能を有する5,000席程度の多目的施設を整備することが望ましい」という内容になっています。

当初は8,000人規模のアリーナを!という意見もありましたが、財政状況を考慮し、採算も考え、現実的なラインに落とし込んでいった、そういう議論でした。

これに関して、異論はありません。

しかし、「場所」に関しては、1年間の議論で「富山駅」という言葉が2回しか出ていないにも関わらず、富山駅周辺で議論が進んでいること、そして実際に富山駅で整備されるのなら、それに対しては非常に強い懸念があります。

懸念のポイントは3つあります。

1つ目はスポーツ施設・文化施設の「富山市一極集中」にさらに拍車がかかると感じるからです。9月定例会で川島議員も指摘していました。

富山のことを話す前に、まず、1番最初の質問として、

①東京一極集中の弊害は何だと考えるかを、石井知事にお聞きします。

→(回答)過度に東京に集中することで、地方の人手不足、災害リスクなどの弊害がある。

7月23日に富山県で行われた全国知事会議で、石井知事は「地方はどんどん人が減る一方で、東京にあらゆるものが集まり、災害リスクなど過密の弊害が起きている」と言っています。私はまさしくその通りだと思いましたし、人口1,400万人を代表する小池東京都知事に対して一歩も引かずに議論をする石井知事を誇らしく思いました。

しかし、東京一極集中の弊害を主張する一方で、足元の富山県内では富山市一極集中になっているのであれば、それはちぐはぐな印象を受けます。

こちらは、富山県が保有する施設の中で、スポーツ施設・公園・文化施設、つまり県民が憩える場所を抜粋し、市町村ごとに床面積の割合を示した表です。参考に人口の割合もつけています。ご覧のとおり富山市に64.5%の施設が集まっています。

次の質問として、

②富山市に県のスポーツ施設・公園・文化施設が集中していることに対する見解を、石井知事にお聞きします。

→(回答)地域バランスにも配慮することが重要。勝興寺に70億円かけた。県内で1カ所の施設はどうしても県庁所在地に集中しがちであるのはやむをえない。

都知事がそう言ったら知事は納得しますか?

知事はそう言いますが、しかし、県への税金はどこの市の住民であろうと「平等に」払っています。だからこそ県の施設を整備する場合は、完全な公平はできないにしても、バランスに十分配慮する必要があると考えます。

さて、今回の多目的施設に関して、整備の担当部署は総合政策局なのだと思いますが、県有施設が県内に分散することに対して、ほかの部署の見解を聞いてみたいと思います。

厚生部長にお聞きします。

③県全体の健康づくりを考えると、運動施設は県全体で分散した方がよいと考えますが、見解はいかがでしょうか。

→(回答)身近な場所に運動施設があるのは県民の健康づくりに望ましい。

スポーツ施設は災害時には避難所になります。危機管理監にお聞きします。

④県全体の災害リスクを考えると、避難施設は県全体で分散した方がよいと考えますが見解はいかがでしょうか。

→(回答)必要な地区で適切に指定されるべき。

このように、ほかの部署は、むしろ分散させた方がいいと言っています。

先ほど、富山駅周辺での整備になることに対して、懸念のポイントは3つあると言いました。

1つ目は「富山市一極集中」にさらに拍車がかかると言いましたが、2つ目は財政面での懸念です。今日1番主張したいことです。

そもそも、この多目的施設は、平成29年12月に行われた「健康と運動・スポーツに関する県民意識調査」で約7割が「必要」と回答し、検討されることになりました。

注意すべきは、7割のうちわけです。そのうちわけは、17.1%が「前向きに進めるべき」とした一方で、52.6%が「県の財政状況等を十分考慮したうえで検討を進めた方がよい」、というものでした。つまり、この多目的施設は県民の半分以上が「財政状況等を十分考慮したうえで進めてほしい」という条件のもとでスタートしたわけです。

もちろん、やみくもに大きいアリーナを作ったりせず、既存施設の統廃合を前提にしたり、財政状況を考慮しなかったとは思いません。

しかし、それ以上の議論はありませんでした。規模を抑えるだけが方法ではありません。少し乱暴な言葉になりますが、県民の半分以上が求めた財政状況の考慮に関しては、はっきり「足りていない」と申し上げます。

というのも、県単独で整備するのが当たり前だと考えずに、多目的施設、スポーツ施設を整備したいと考えている市町村と一緒に整備できないか、検討はされましたでしょうか?土地も県が買い取るのではなく、市町村の土地を借りられないか、交渉はされましたでしょうか?

これから人口が減っていく社会です。県で施設を整備し、市でも施設を整備し、別々に整備するのではなく、一緒に、共同で整備する、そんなやり方はできないのかと思います。県民にとっては県営とか市営とかそんなことはあまり関係がありません。自分たちの払った税金がうまく使われることが大事なんです。公共施設の老朽化は、これから自治体が抱える宿命ですが、施設の目的が近く、更新のタイミングが近いのなら、共同で整備する道も探るべきではないでしょうか。

実際に、このような例があります。

高知県と高知市は県立図書館と市立図書館を一緒にし、共同で図書館を整備しました。

岐阜県とかがみはら市は航空宇宙博物館を共同で整備しました。

秋田県と秋田市は、連携して文化施設を整備しています。

私が調べた限りでは、スポーツ施設で同様の取り組みはありませんでしたから、仮に富山県がやれば全国初の取り組みになるかと思います。

さて、

⑤公共施設の更新等にあたっては、このように県と市町村が共同で整備する方法もありますが、このメリットは何だと考えるか、経営管理部長にお聞きします。

→(回答)整備費・運営費の負担軽減や人員配置の効率化が図られる。

単独で建設するより、整備費を分担し合えるのはもちろんですが、建設した後に、運営費・メンテナンス費も抑えられる。建設後にもメリットがあるわけです。施設は1つになるので、日程の調整は必要になるかもしれませんが、稼働率も上がります。今整備する施設は、今だけがよければいいわけではなくて、将来何十年も使うことになる施設です。決して、「今」の基準だけで整備してはいけません。メンテナンス費など「未来」の基準も加えて、整備すべきであると考えます。多目的施設は90億円程度の整備費見込みですが、仮に半分出してくれる自治体があれば45億円が浮きます。1/3でも30億円。

確かに高岡市には70億円かけて市民体育館を作る計画があり、現在凍結していますが、私が高岡市だから新高岡駅に整備してくれ、と言っているわけではありません。富山駅というアクセスと、節約できるかもしれない45億円30億円を、しっかりてんびんにかけて判断してほしいんです。

私は高岡市選出ですが、若い世代の代表でもあると思っています。30代40代が「他に優先課題がある」「必要だと感じない」と答えた割合が最も高かったことを、もう一度思い出し、少しでも費用を抑える道を探ってください。

次の質問に移りますが、

⑥仮に市町村と費用を負担し合うことができれば、交通アクセスや敷地の確保などと同じように重要な選定基準とすべきと考えますが、総合政策局長に見解をお聞きします。

→(回答)現在の2つの武道館の統合なので、まず県内各地からのアクセスを優先して考えたい。

この項目最後は知事に聞きます。

交通アクセスや敷地の確保ばかり議論するのは、持続可能性を追求する富山県として正しい議論だとは思えません。

少なくとも、県民の半分以上が「財政状況等を十分考慮したうえで進めてほしい」と願った思いに向き合っているとは思えません。

⑦せめて基本計画検討委員会には、全国の事例を共有し、財政的観点から市町村と費用を負担し合う方法があることを提示すべきではないか、と考えますが、知事の見解をお願いします。

→(回答)学生を含む、多くの県民に利用してほしいので、利便性が高い場所にしたい。

懸念のポイントに関して、

1つ目は「富山市一極集中」、

2つ目は財政面での懸念、と言いましたが、

3つ目、これは質問をしませんが、富山市総合体育館と機能が重なることへの懸念です。

現在考えている多目的施設は、5,000席です。これでは富山市総合体育館とまったく同じ規模です。富山駅周辺に同じ規模の体育館が2つ。県と市でそれぞれ持つ。果たしてそれは魅力的な富山駅周辺でしょうか?

そうではなくて、もし富山駅周辺に多目的施設用の土地のあてがあるのなら、それは今使ってしまうのではなくて、別の施設、あくまでアイディアですが、例えば街中サッカー専用スタジアムなどに取っておいてはどうでしょうか?もちろん今すぐにできるとか、作ってほしいというわけではありませんが、私が言いたいのは、今、富山駅周辺に多目的施設を無理やり作ってしまうと、いよいよ駅周辺に土地は無くなります。

「今」の課題解決も大事ですが、将来どんな富山県になったらいいか、考えるのも政治や行政の大切な仕事です。将来どんな富山駅周辺になったらいいか、、、未来の県民が同じ規模の体育館が2つある富山駅を見て、どう思うでしょうか?

30年後、街中にサッカー専用スタジアムができていると、昼は駅前でカターレを見て、夜はすぐ近くの体育館でグラウジーズ、ファンが相互に行き来して、同じユニフォームだったら最高なんですけど、もちろん駅からすぐですから、お酒も飲めます。将来国内からも海外からも観光客が増えた時、「ちょっと時間あるからそこのスタジアムでスポーツでも見るか。美味しい食べ物、美味しいお酒、しかもスポーツを見ながら。」という選択肢もできます。欧米には街中にスタジアムがある街も多く、日本からヨーロッパにサッカーの試合を観に行く人もいますが、ヨーロッパから富山にサッカーの試合を見に来る、バスケの試合を見に来る、なんて未来になっているかもしれません。「海のあるスイス」には駅から歩いてサッカーもバスケも見られるらしいぞ、と。

私はそんな富山県になってほしいと思います。

ぜひ、富山市総合体育館と機能が近い多目的施設は、市町村と共同で整備して財政負担を少しでも軽くして、別の駅で整備しましょう。

ほぼこの質問だったので、前半は長かったかと思います。後半に続きます!!

2019年11月26日

【県議会】

11月議会が始まりました。12/10(火)11時から1時間質問します。

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

本日、11月議会が始まりました。高岡市議会では12月頭から始まるため「12月議会」と言っていたのですが、富山県議会は少し早く11月末から始まるため「11月議会」と言います。

初日の本日は、県側から、約19億円の一般会計補正予算案が提出され、石井知事の提案理由説明がありました。


19億円の主なものとしては、

・台風19号による河川、港湾、農地の災害復旧 約4億円

・富山県美術館での5G体験会 約2千万円

・富山空港PR 約1千万円

・電気事業会計の利益剰余金の一般会計への繰出し 約6億円

・人事委員会勧告による給与費増額 約4億円

などがあります。

これからの会期中、しっかり審議していきます。

さて、11月議会では、初めて予算特別委員会で質問をします。

12/10(火)11時~12時で行います。

県内のケーブルテレビで放送されるほか、なんと今回からスマホも解禁になりインターネットでも見られますので、ぜひご覧になり応援くださると嬉しいです。(後日録画映像も配信されます。)

もちろん議場での応援も大歓迎です!予約不要、手ぶらで傍聴できます。

本会議と違って、予算特別委員会は「一問一答」方式なので、比較的分かりやすくはありますが、

それでも言葉だけの応酬、議会用語はどうしても難しい部分があるので、なるべく見ている方に分かりやすくなるよう、工夫したいと思います。

まだ構成中ではありますが、

・武道館機能をもつ全天候型多目的施設の整備

・稼ぐ行政

の2点を中心に、将来世代に負担を押し付けない行政の在り方を議論していこうと思います。

本日は本会議終了後に、永年在職者表彰がありました。

左から、石井知事、山本議員、中川議長

山本徹さんが在職15年、筱岡貞郎さんが在職10年の表彰を受けられました。

特に山本さんは、同じ空手道場の先輩後輩で20年以上の関係になります。

私が東京で勤務していた時、「東京から富山はどう見える?」「これから何が動きそうだ?」と、定期的に意見交換したのを思い出します。

今は同じ課題に取り組んでいますが、一生のアニキですね。

おめでとうございます!!

2019年11月25日

【教育】

英語民間試験導入延期について思う

おはようございます、富山県議会議員の瀬川侑希です。

久しぶりに、「こんな悲しいニュースがあっていいのか…」と感じました。

導入を延期するな!と思ったわけではありません。どちらがよかったのかは私の中で結論が出ていませんが、しかし少なくとも、政治が子どもを振り回してしまったのは間違いないと思ったからです。

今月1日、文部科学大臣が2020年度の大学入試共通テスト(2020年度からセンター試験に代わって実施)への英語民間試験導入を2024年度に延期する、と発表しました。

対象だった高校2年生にとっては、新制度初めての受験生、初めての民間試験導入ということで、ただでさえストレスを感じていたでしょうに、急遽延期となり、さらに混乱を与えてしまいました。

「ここまで来たなら進めるしかない」

「制度に不備があった 延期は当たり前だ」

色んな意見があります。どちらにも言い分はありますが、大人が子どもを振り回してしまったのは大いに反省すべきであろうと思いますし、2度と繰り返してはいけないと思います。

非常に簡単にまとめますと、

来年度から、センター試験に代わって、「大学入試共通テスト」が実施されます。

「知識を活用し、自ら判断する力を測る」のが共通テストの目的です。

そのために、英語では、従来の「読む・聞く」だけではなく、「読む・聞く・書く・話す」の4技能が必要だとして、ノウハウのある民間試験を一部利用することになりました。

共通テスト自体は2021年1月の実施ですが、民間試験は2020年4月~12月に最大2回まで受けられます。

しかし、

①試験会場・日程が決まらない(地方で試験が開催されるか不透明)

②民間試験を活用する大学(6割程度)と活用しない大学がある

③2万円を超える民間試験もあり、受験料が負担

などの懸念があり、

今月1日、「経済的な状況や居住している地域にかかわらず等しく安心して試験を受けられるような配慮などの準備状況が十分でない」として、延期が発表されました。

①に関しては、民間側にも理由があります。受験者がどのくらいいるのか分からなければ、会場・日程は決められないとのこと。それはそうだと思います。

経緯の時系列は、下記リンク先に分かりやすくまとめられています。参考まで。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191119/k10012181981000.html

一方で、この動画をご覧になったことはありますか?

総務省が作成した、5G、ICTが活用される未来を描いたイメージムービーです。

途中出てくる翻訳機。まるでドラえもんに出てくる「ほんやくコンニャク」ですね!!

もう少し時間はかかりますが、いずれ必ず訪れる未来ではないでしょうか。

その中で、英語にどこまで時間をかけるのか?

直接コミュニケーションを取れる喜びは何物にも代えがたいとは思いますが、立ち止まったからこそ、今以上に議論は必要かと思います。

2019年11月20日

【教育】

居場所についてのシンポジウム

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

先日11/16(土)、砺波市庄川町で「居場所のカタチ 共生のカタチ」というタイトルのシンポジウムがありました。

私も「義務教育時期の居場所」というテーマで登壇しましたが、

他の登壇者は、

不登校、引きこもり、障がい者、薬物依存症、DV、望まない妊娠、、、その他行政ではフォローしきれない人に対し、実際に居場所を作って支援している実践者の方ばかりで、

私自身にとっても非常に参考になる話ばかりでした。参加できて本当によかったです。

高岡市にある「ひとのま」の宮田さん
私は義務教育時期の居場所について、同期の県議会議員、種部さんは若い女性たちの居場所について登壇

当日はグラフィックファシリテーションで議事録を。何度か経験していますが、今回も非常にうまくまとめて頂きました。感謝です!

瀬川分
種部さん分

私が話した内容を抜粋すると、


認知件数は基準が曖昧で、時代の空気感に左右されるものの、少なくとも改善はみられそうにない。

それよりも大事なのは「解消率」だと思っています。残念ながら富山県の解消率はよくありません…。

また、「認知件数」を発表する際、県はいつも『全国平均を下回っています』と言います。

しかし、「解消率」の発表は曖昧な上に、全国比較はしません。これでは都合のよい情報だけ発信しているようにみえます。


県内の不登校生徒数は増えています。中学生は約30人に1人が不登校という現実です。また、保健室登校、相談室登校、30日以内の不登校はここにカウントされていません。

上記のような事実をみても、一斉授業の学校制度にはひずみが生まれていて、居場所だと感じられない生徒が増えていると思う。学校以外に居場所と感じられる場所があってもよいし、そこには行政から相応の支援があるべきだ。

というようなことを話しました。

学校以外の場としては、いわゆるフリースクールなどがあります。

一般に、学校には生徒1人あたり年間100万円の税金が使われていますが、フリースクールには富山県の場合、ほとんど税金が使われていません。通うご家庭が費用を負担している場合がほとんどです。

通わない学校分の税金も払い、さらにフリースクールに費用を負担して通っている。

これはおかしいのではないか?

少なくとも私はそう感じます。


最後に問題提起をして、降壇しました。

最近よく考えることです。

出すゴミを減らしたり…
道路はぴかぴかでなくても…
風邪や湿布で病院に行くのはやめたり…

家計でもそうですが、何かをやるには何かを削らないといけません。

「それは議員の仕事だろ」とおっしゃるかもしれませんが、

これをみんなで考え、ひとつひとつ判断を出せる街が、持続可能な街なんだと思います。

難しい課題ですが、ぜひ一緒に考えていきましょう!!