2023年09月03日

【教育】,【県議会】,【自分の考え】

富山県の次の高校再編

こんばんは!

富山県議会議員の瀬川侑希です。

新しく設置した会議に対して、先日取材を受けました。

富山県では、2027年度以降の高校再編について議論を始めています。

その1番大きな理由としては、毎年数百人単位で子どもの数が少なくなっていることです。そのため、毎年新たにクラス数減を余儀なくされている状況です。

1年ごとだと、数百人単位で少なくなっていますが、もう少し長いスパンでみると、

現在9千人弱の県内の高1生。今の0歳が高校に入学する15年後には、30%減の6千人になります。

今の学校規模、学校数を維持することは到底できない!

これが富山県が高校再編について議論を始めた最大の理由です。

しかし、この高校再編。

30%の高校(10校程度=4つの学区の2~3校)を単純に無くすのか?

別の道もあるのか?

そもそもこれは暗い話なのか?

私は、富山県教育が前向きに大きく変化するチャンスでもあると思っています!

これを機にそれぞれの高校がもっと尖った特徴を出し、生徒が「ここに通いたい!」と思う、そんな魅力を高めるプラスの要素たくさんの再編にもできると思っています!

例えば、英語にとにかく力を入れる学校。

社会課題を解決するために、まちづくりなど地域との連携が多い学校。

企業のリーダーなどが頻繁に講師になりアントレプレナーシップ満載な学校。

まずは会議を重ね、その後、市民県民と色んな形で意見交換する場を作っていく予定です!

偏差値で高校を選ぶのではなく、学ぶ内容や自分の将来の姿をイメージし、高校を選ぶ富山県に変わっていく、そんな高校再編になるよう頑張りたいと思います!

日本財団調査のこのグラフ数字、富山県だけでも変えたい!

…できると信じています。

それではまた!

2023年08月19日

【県議会】

6月定例会で私がした質問(3/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です!

前回に引き続き、6月に行った県議会での一般質問に関して、その続きを書いていきます!

続いて、「富山と高岡の2つのエンジンについて」と題して、6問お聞きします。

聞きなれない方もいるかもしれませんが、「富山と高岡の2つのエンジン」。これは知事が高岡に対して表現する時によく使うフレーズです。

私はよく聞くのですが、この機会に調べると、県議会でこのフレーズが登場したことはありませんでした。恐らく、高岡の地でよく出るフレーズなのかもしれません。であれば、これがリップサービスなのか、本心で思い取り組んでいることなのか、今日はこの点、お聞きしたいと思っています。

(9)富山大学から高岡市民病院へは、お2人、産科医師を派遣してもらっていましたが、来年度から派遣が停止されることになりました。

医師の働き方改革が来年度から始まります。医療資源を分散させるのではなく、ある程度集約することが、多くの命を救うことに繋がる。厚労省に行ったり、勉強会を開いたり、様々なことを私自身もやってきて、今そう思っています。産科医師の派遣停止は仕方の無いことだと思っています。

ですが、このことで、市民も役所も高岡市は大混乱になっています。市民は不安がり、問い合わせの多い市役所は色んなところに事情説明に奔走しています。なんでこんなことになったのか。

それは、事前に連絡がなく、合意形成の時間が欠けていたからだと思っています。

産科医師の派遣停止は、仕方の無いことだと思っています。ですから、「2年後に停止したい。半年前に発表したいから、1年半かけて市民や関係各所と合意形成を図ってくれませんか」。

この連絡があれば、こんなに市民や役所が混乱せずにすみました。

停止は避けられない現実だとしても、そこに向けて関係者で合意形成し、市民の不安を取り除くのが、政治や行政の仕事じゃないでしょうか?

県も派遣停止について知っていたのなら、同じく大きな責任があると思っています。派遣停止について、県は事前に知っていたのか、有賀厚生部長にお聞きします。

→(回答)高岡市議会での発表報道を受けて、高岡市民病院に問い合わせて把握した。

(10)恐らく、県も知らなかったのではないでしょうか。

であれば、ですよ。地域医療構想調整会議を主催し、機能集約の調整を進めている県に、連絡がなく医師の派遣が停止されるのは、地域医療構想調整会議の開催意義にも関わる。より多くの命を救うために、エリア全体の視点で、それぞれの医療機関がどの医療を提供するのか、話し合うのがこの場だと認識しています。

この会議を飛ばして物事が進むのなら、地域医療構想調整会議の開催意義にも関わる、大きな問題だと感じますが、県の所見を、有賀厚生部長にお聞きします。

→(回答)県・市町村・医療機関・大学で、これまで開催された会議等において認識を共有している。引き続き、各医療圏での協議を通じて、地域の医療提供体制の確保に努める。

(11)次に、先ほどのフレーズです。

「富山と高岡は2つのエンジン」と知事はよく言いますが、高岡がエンジンであるとは、どういうことなのか。また、エンジンであり続けるために高岡に向けて就任以来どのような事業を行ったのか、新田知事にお聞きします。

→(回答)ものづくりの歴史、アルミ産業も加わり、日本海側屈指の産業都市。交通の結節点であり、瑞龍寺・勝興寺もある。
就任以来、テクノドーム別館や、富山大学内のアルミ産学官拠点の支援、城端線・氷見線、などに取り組んできた。高岡市と連携してエンジンであるよう取り組んでいく。

(12)最後3問はテクノドームの質問をします。

高岡テクノドームの別館は、そのエンジンの重要な部分になると期待しています。

また、テクノドーム別館は建設することになりましたが、当初、それぞれの市・団体・個人、色んな考えがありました。県庁が整備しますが、私たちも他人事ではなく、県庁の方に負けないくらい汗をかかなければいけないと、バラバラではなく、なるべく、色んな考えを持った方が同じ方向を向くように、意見集約・合意形成を頑張ってきたつもりです。ですから、今回の延期は個人的にも大変残念に思っています。

ですが、こうなったからには、より県民に喜ばれるには、そして今生きている人だけではなく、何十年も使っていく施設になります。将来世代にとってどうあったらよいのか、必死に取り組んでいきたいと思っています。

何点か確認させてください。

高岡テクノドームの別館は資材価格の高騰を受け、床面積や屋根面積を縮小し、中の機能も当初の想定より若干省くなど、設計を修正して建設費を見直しました。そして、その建設費を昨年11月議会にて議決しました。

設計の修正を挟んだことで、通常より1回多く積算しているわけです。本来望まれていない苦肉の策で機能を縮小するにあたり、普段以上に慎重な作業が求められるように思います。なぜ半年前に建設費を見直したものの入札が不調になるのか、市井土木部長にお聞きします。

→(回答)直近の資材等の状況を踏まえ、施工費を積み上げ入札に臨んだ。見積もりも複数取っている。
一方、入札辞退になったのは、企業の判断として、確実な施工のできる工場に依頼し金額が合わなかった、とのことだった。

(13)また、テクノドーム別館だけ市場価格を反映できなかったとは考えにくく、構造的な問題はないのでしょうか。

高岡テクノドームの別館に限らず、県の積算が市場価格を反映できていない可能性があるのではないか。より反映できるよう対策を取る必要があると感じますが、市井土木部長に所見をお聞きします。

→(回答)最新の実勢価格を毎月調査している。また、単品スライド・インフレスライドどちらも適用範囲の拡大を行った。ただし、更なる改善に取り組んでいく。

(14)最後の質問です。繰り返しになりますが、高岡テクノドームの別館は、エンジンの重要な部分になると期待しています。

整備費を上積みする、設計を修正する、基本設計をやり直す、などいくつかの大きな方向性がありますが、一昨日「立ち止まって検討する」と言いましたが、最終責任者として知事はどの方向がよいと考えているのか。

また、どうせ見直すのなら、これまでは県単独の施設を前提としていましたが、これまで想定した機能は県で整備しつつ、例えば追加で、コンサートができるよう音響を整備する、その部分は市に出してもらうなど、市と共同で整備する可能性はあるのでしょうか。

県と市で共同で整備する例は全国にいくつもあります。そして、住んでいる人にとっては、県単独なのか、市と共同なのか、そこはあまり関係がありません。この立ち止まりをチャンスにして、住んでいる人にとって本当に喜ばれる施設を作るために、検討してはどうかと思います。

市と共同で整備する可能性はあるのか、新田知事にお聞きします。 以上で私の質問を終わります。

→(回答) 県西部の重要な拠点になる。一般論だが、県と市が協力して建設することは十分にありうる。ただ、テクノドーム別館に関してはこれまで単独で進めてきたので、県から申し上げるべきことではなく、高岡市側から魅力的なプランが提案あるのであれば検討はやぶさかではない。

以上3回に渡って書きましたが、6月にした質問です!

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で半年くらいは視聴できる予定です!

映像を見てもらえれば雰囲気が伝わるかもしれませんが、任期最初の質問ということで、気持ちを込めて臨みました(いつもは込めていないわけではありません。いつも込めていますが、いつも以上に笑)。

そして、決して現在の視点だけではなく、「将来世代にとっても」という視点を大事にしたつもりです!

私たちはいつか次の世代にバトンタッチしていきます。

彼らに喜ばれる、魅力があると思ってもらえる富山県になるよう、2期目も頑張っていきたいと思います!!

それではまた!

2023年08月03日

【県議会】

6月定例会で私がした質問(2/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です!

前回に引き続き、6月に行った県議会での一般質問に関して、その続きを書いていきます!

(6)続いて、厚生部関連で1問。

高齢化の進展に伴い、富山県内の認知症である方は、人数も割合も、これからも年々増えていく予想がされています。現在、人数でいうと富山県で6万人~7万人が認知症であるという推計がされていますが、さらに増えていく予想です。

なるべく発症しない、発症しても進行を遅らせる、といった取り組みが必要ですが、毎年、行方不明になる事案が起こり、そして残念ながら痛ましい事故も発生しています。

ハードルがあることも理解しますが、行方不明は命にかかわる。そういう意味で、行方不明になっても早期に発見できる、そんな仕組みが、発症者がより多くなるので、ますます必要になってくると感じます。

先週の教育警務委員会で私、質問しましたが、県警としても多くの時間を認知症行方不明者の捜索にかけています。ここが第一義だとは思いませんが、認知症の行方不明者の早期発見は家族や地域住民の安心に繋がるだけでなく、警察業務の負担軽減にも繋がる面があります。QRコードやGPSグッズの活用など、これまでより発見に向けて踏み込んだ取り組みをすべきだと考えますが、有賀厚生部長に見解をお聞きします。

→(回答)市町村域を超えて、迅速に連携することが大切。企業や警察と連携するなど、地域での見守り体制の整備に取り組んでいる。QRコードは13市町村(今年度4つ増えた)、8市町でGPS端末を希望する方に貸与、という状況。市町村会議を通じて、効果的な取り組みについて意見交換・情報交換を引き続き行っていく。

(7)次の質問に移ります。ここ最近、若い女性の流出が課題と言われるようになりました。男性に比べて女性は戻ってこないと。ある頃から、頻繁に言われるようになったと感じています。

しかし、この課題設定は本当に合っていますでしょうか?確かに、男性と比較すると若干、女性のUターン率が低いのは事実です。ですが、最新の人口移動調査では富山県の男性のUターン率は沖縄に次いで全国2位、女性のUターン率は全国3位です。どちらも全国でトップクラスなんですね。「流出」とか「Uターン率」という言葉を出す時、1人残らず戻ってもらう、Uターン率100%が正義のように考える、のかもしれませんが、そんなことはありえません。

若い女性の流出が課題ではなく、入ってくる方が少ないことが課題であり、全国で既に2位。3位。伸びしろが少ないUターン施策から、県外の方の流入増施策に大胆にシフトチェンジするべきだと考えますが、新田知事に所見をお聞きします。

→(回答)確かに女性のUターン率は全国第3位だ。流出が課題ではなく、出入りでマイナス(社会減)が課題。とはいえ、本人やパートナーが本県出身であることは、移住先の有力なきっかけとなる。移住・UIJターンどちらも取り組んでいく。

(8)この項、最後の質問になります。

2022年度の県内の法人倒産率は残念ながら全国ワーストとなってしまいました。個人事業主を含めた倒産件数は63件。その内訳をみてみると、新型コロナウイルス関連倒産は27件で、半数近くを占めています。

このニュースを見て、自分も議員という仕事をしているものとして、責任を感じます。

残念、悔しいですし、何かできなかったかと、思います。

当然ですが、新型コロナは事業者に責任があるものではありません。コロナが広がった時、県は警戒レベルを上げ、街への人出は減り、特に飲食店の事業者からは悲鳴のような声を聞きました。困っている方を、しかも目の前で困っている方を救うのが、政治や行政の仕事だと思って、私も何度も議会で取り上げ、支援を求めてきました。

何もやらなかったと言うつもりはありません。ビヨンドコロナ補助金など、色んなメニューも作りました。でも、倒産率全国ワーストと結果が出たからには、やってきたことは正しかったのか、何か他にもできなかったのか、振り返る必要があると思うんです。

およそ1年前、「国の金だからいい」ではダメだと、マンボウの適用を国に求めず、飲食店への支援を求めなかったこともありました。

今だからこそ振り返って、この判断は正しかったのか、だから倒産率が増えたのではないか、、、現実で目の前で出血して苦しんでいる方いたら、モラルうんぬんではなく何よりもまず助けようとすると思うんです。事後の今だからこそ、見えるものがあると思います。

新型コロナでダメージを受けている業種への支援メニューを作るなど、県としてもっとできることがあったのではないでしょうか、新田知事の見解をお聞きします。

→(回答)暮らしを支えつつ、生産性の向上などにより賃金が上昇し、経済の好循環を実現することが重要。県民の実情を丁寧に聞き、必要な対策を講じていきたい。

今回はここまで!続きは次回!

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で半年くらいは視聴できる予定です!ぜひ!

それではまた!

2023年07月30日

【県議会】

6月定例会で私がした質問(1/3)

おはようございます、富山県議会議員の瀬川侑希です!

すみません!!

な、ん、と、、、4月11日以来の更新です…。

完全に言い訳ですが、、、

4月からの2期目に入ってから、ありがたいことに以前よりも多くの相談が来るようになり、、、まとまった時間を見つけるのが難しくなってしまい、ブログ全然更新できておりませんでした…。

しかし、発信も議員の大事な仕事です。やっとペースが掴めてきたので、時間は作るもの!時間を作って、少しずつ更新していきます!

久しぶりの更新の1発目は、6月に行った県議会での一般質問に関してです!

私がした質問と回答を、

長いので、いつものように、3つに分割します!

最初は、「富山県政の課題や進捗について」というテーマで質問します。

(1)まず、富山県武道館についてお聞きします。富山県武道館の建設予定地には新たに五福公園と県総合運動公園の可能性が示されました。しかし、なぜ前回の候補地を検討することなく新たな候補地が示されたのか。唐突に感じています。廣島生活環境文化部長にお聞きします。

前回は4ヶ所の候補地が示され、選定基準に基づき、基本計画検討委員会で、富山駅周辺に決定しました。

ここにきて、駐車場の議論も中心になっていますが、ここにも違和感があります。これまでも駐車場の議論を散々してきたじゃないですか。アリーナ機能を使う場合だけではなく、武道をする観点でも、生徒・学生、運転できない人も利用できるよう公共交通機関のアクセスがよいところにすべきだ、と結論を出しました。基本計画検討委員会で選定基準があって、公共交通機関を利用してアクセスが容易であること、などの基準です。土日の大会だけでなく、100億円近いお金をかけるわけですから、平日の利用者のことも考えてのことでしょう。

どの場所がいいとまで言っているわけではありません。それぞれメリットがあるのだと思います。ですが、バスで1時間に1本の場所を選ぶんだったら、前回と真逆の決定をすることになります。前回の決定までのプロセスはそれなりに積み上げがあり、だからこそ決定をある程度尊重もしています。しかし、今、まったく逆の理屈になろうとしていることに、それで県庁いいんですか?その場その場で流されて新たに理屈を作っていませんか?

→(回答)武道館機能に特化することに伴い、整備費の削減を検討した。用地取得に時間を費やさない県有地を前提とし、五福公園と県総合運動公園を示した。

(2)2問目ですが、ですから、見えるように示してください。五福公園と県総合運動公園のメリットとデメリットは何か、見直し検討委員会だけに示すのではなく、決定する前に、県民や、これまで議論してきた議会にもしっかり示してほしいと思います。廣島生活環境文化部長にお聞きします。

→(回答)五福公園…公共交通が充実していることがメリット。デメリットとしては用途地域の変更手続きが必要。時間を要する恐れがある。また、近隣の渋滞が懸念。他競技の理解も必要。
県総合運動公園…敷地面積と駐車場が豊富なことがメリット。高速にも近い。デメリットとしては、公共交通が限られる。カターレの試合と重なると駐車場が不足する。

(3)次の質問に移ります。G7教育大臣会合の開催は実り多いものであったと感じています。警察の警備を含め、大変な調整もあったかと思いますが、おかげで富山県の大きな資産に繋がりました。関係者の皆さんお疲れ様でした。私も以前この場で要望しましたが、一緒に給食を食べるなど、少しでも多くの生徒と触れ合える場を作ってくれてありがとうございます。

さて、G7教育大臣会合では、世界の方々に観光地としての富山の魅力をアピールできたのも大きな成果でした。参加者に満足してもらえ、食事や観光地など、関わった方々の大きな自信にも繋がったのではないでしょうか。これをきっかけにもして、欧米の観光客の誘致に一層力を入れてほしいと思います。

教育大臣会合でのアピールを、その場で終わりにはせず、今後の観光客の増加にどう繋げていくのか、竹内地方創生局長にお聞きします。

→(回答)各国大臣代表団に県内各地の魅力をアピールできた。食も堪能してもらった。国内外のメディアにも発信できた。世界に観光資源としての富山の魅力を発信できたと考えており、引き続き欧州での現地コンサルを通してなど、誘客を進める。

(4)次の質問です。教育大臣会合関連行事では、特に、参加した生徒が「今後の自分の人生にとって大きな意味がある」と話したことは本当に素晴らしいことだと感じています。

私もこういう生徒が1人でも生まれるような仕事をしていきたいと、改めて思いました。今後は、共同宣言の理念に沿った施策や、成果が、県民、特に子どもたちに広がることを期待しております。

また、共同宣言をしたからには、相応の責任も生まれると思います。教育大臣会合を開いた県であるからには、教育に最も力を入れている、そのための予算も惜しまない、そういう県になってほしいと思っています。

そういう意味では、7年前に私たちは環境大臣会合を富山で開きました。開いて終わりではなく、どのようなことを進めてきたのか。教育大臣会合をきっかけに、7年前の開催意義を改めて振り返り、歩みが遅ければより力を入れてほしいと思います。

これまでどのような進捗があるのか、廣島生活環境文化部長にお聞きします。

→(回答)7年前には、富山物質循環フレームワークが採択され、食品ロス対策として3015運動(宴席の最初30分と最後15分は食事に集中する)や期限が近いものから購入する運動を啓発してきた。食品ロスに取り組む県民が増えたことが成果。海ごみ対策も進めてきた。カーボンニュートラルも今後一層進める。

(5)次に、先ほど欧米の観光客の誘致に一層力を入れてほしいと言いましたが、航空定期便として現実的なのは、まず台湾便台北便かと思います。

定期便は3年間運休が続いておりますが、4、5月のチャーター便は搭乗率が95%であり、定期便再開の期待が高まりました。

知事も自ら台湾に行き、交渉をしておりますが、台北便定期運航再開のために台湾側から指摘のあった、富山から台湾への訪問者数をどう増やしていくのか、新田知事にお聞きします。

→(回答)定期便運休前は、外国人の割合が75%、日本人の割合が25%と大きく率が異なっている。来月、現地の魅力を紹介するアウトバウンドセミナーを予定している。定期便の早期再開に向けて取り組む。

今回はここまで!続きは次回!

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で半年くらいは視聴できる予定です!ぜひ!

それではまた!

2023年03月26日

【県議会】

2月定例会で私がした質問(3/3)

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回、前々回に引き続き、3/6(月)県議会予算特別委員会の質問内容を掲載していきます!3つに分けたうちの3つ目になります。

最後に、ウェルビーイング指標について2問質問します。

(1)9月に2,754名から回答をもらった「ウェルビーイング県民意識調査」の結果を1月に公表しました。100万人の県民、100万通りの花になりますが、市町村ごとに政策も違うので、市町村ごとの違いや傾向もあろうかと思います。

いいものは伸ばす、そして改善すべきは改善するために、せっかくの結果を富山県だけで保有するのではなく、市町村にも共有することで、市町村の政策も磨かれたり、的を射るものになっていくのではと思います。

この結果は、市町村にも共有してもらえるのか、また結果を共有の上、その違いに対し市町村の政策と連携して改善していくこともあるのか、三牧知事政策局長にお聞きします。

→(回答)市町村ごとだとサンプル数が少なく、ミスリードにも繋がる可能性がある。市町村から求めがあった場合には、この点留意の上なら提供することは可能。

この結果は市町村の政策チェックにとっても活きてくるものなので、求めがあった場合だけでなく、積極的に提供するよう、今後も調査を定期的にやるので検討してほしいと思います。

最後の質問です。

先ほど言いましたが、この「ウェルビーイング県民意識調査」。県内在住の18歳以上2,754名から回答をもらいました。

「17歳以下にもアンケートを取るべき」という声も寄せられました。確かにその通りだと思います。

しかし、最も取るべきは、若い女性の県外流出が政策課題であるなら、「県内在住者の意識調査」だけでなく、「県外転出者」の意識調査を行う必要があろう、と真っ先に思いました。

そしたら、富山県は、別の調査で取ってました。さすがです。「富山県に居住または居住経験のある若年世代等の生活実感(ウェルビ―イング)に関する調査結果」という名前です。あー、よかったよかったと安堵しましたが、この結果を見て、目を疑いましたし、今年度いちショックを受けました。こちらがその結果です。

(2)これを見るまで、県外に行くのは自分の望む就職先があるから、と生活コストが多少高いけど、職場の多様性があるならそっちを取るわ!というのが理由だと思っていました。

しかし調査結果からは、ほぼすべてのウェルビーイング指標で、富山県在住者より富山県生まれ県外在住者のウェルビーイングが高い、要は「県外の方が幸せだ」、という結果になりました。

正直見たくもないですし、信じたくもありませんが、ここから目を背けたら、もっと同じような若者を生み出してしまいます。

この差がある状態で、「富山はウェルビーイング先進地」って言えないと思うんですね。

お子さんでもお孫さんでもいいです、大事な18歳から「県内にいようか県外に行こうか迷っている」と言われたら、その子の幸せを本当に考えるなら、「県外いかれ」と言ってしまうと思うんです。県外に行った方が幸せだって結果出てるんですもん。

ですが、これを繰り返したくないので、早急に、適切な打ち手を講じるために、なんで「2」にチェック付けたのか、なんで「3」にチェック付けたのか、1つ1つ突き詰めないと幸せが上がりません。急ぎ詳細なアンケートや分析を行う必要があると考えますが、知事にお聞きします。

その際、当初の議論のように、「流出防止」ではなく、「出入りの活性化」という視点で打ち手を考えてほしいと思います。

→(回答)今度このデータを更に分析していきたい。

3回に分けましたが、以上になります。

ありがたいことに、新聞各社も質問を取り上げてくれました。

最後の質問は物足りなかったのですが、、、今後きっとやってくれると期待して、、、

瑞龍寺と勝興寺。2つの国宝を繋げるためにも城端線には新駅の設置も検討。

病児・病後児保育は他市町村の子どもも受け入れるよう、来年度のワンチーム会議で話す。など前向きな回答をもらいました!

特に城端線・氷見線は富山県の将来にとっても重要なプロジェクト。

私は「30年後から逆算して考える」というのを1つのテーマに活動しています。30年後に「あの時、こう決断してくれてよかった!」という未来もあれば、「なんであの時、こんな結論にしたのか!」と後ろ指を指される可能性もあります。そういう覚悟を持って、「今」ひとつひとつの決断をくださないといけないと思っています。城端線・氷見線に対してもそうです。しっかり着地させていきたいと思います!

任期最期の質問。感慨深いものがありました…。

それではまた!

【県議会】

2月定例会で私がした質問(2/3)

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回に引き続き、3/6(月)県議会予算特別委員会の質問内容を掲載していきます!3つに分けたうちの2つ目になります。

続いて、来年度予算案について7問質問します。最初の3問は子育て政策に関してです。

(1)来年度予算案においては「こどもまんなか共生社会」が強調されています。大変喜ばしいことだと思っています。ですが、子ども向け政策は、これまで市町村が中心的役割を担ってきました。中心的役割を担っている市町村との連携なく、子ども向け政策は進められないと思います。

そこで、子ども向け政策に関して、市町村に来年度どのような事業をやるのか確認したか、また確認した場合はいつ頃行ったのか。有賀厚生部長にお聞きします。

→(回答)事業ごとに必要に応じて照会を行うなど、市町村事業の把握に努めている。

「どちらが」と決めるわけではありませんが、少なくとも県と市でバラバラな政策をやるのではなく、県でこれをやるから、市ではこれをやる、相互に補完する関係が知事の目指すワンチームなんだと思います。

そのために、まずは市町村のやること、やりたいことをしっかりヒアリングすべきではないでしょうか?その上で、サポートできるところはする、手が届かないところは県がやる、そういう補完し合いをしてほしいと思います。

みなさんいつ頃来年度の事業を考えるのでしょうか?当然、みなさんと同じように、市町村では「サマーレビュー」という名前であったりで、夏頃から事業を考えています。早いタイミングから聞かずに、相互に補完する関係が作れるとは思いません。

具体的事業にしてもそうです。例えば、これまで1~3万円だった「子育て応援券」ですが、一律3万円とします。

(2)この「子育て応援券」の拡充は評価していますが、市町村に対する事業案への意見について伝達時期と返答期限はいつだったのか。有賀厚生部長にお聞きします。

→(回答)11月中旬から現在までにアンケート6回、担当者会議は3回行った。十分に市町村と連携しながら進めてきた。回答期限については最も短いもので次の日、長いもので14日後、というものだった。

同様の制度を市町村がやろうとしていた場合、県がやってくれたら市町村は次にやりたかったことの準備ができるでしょう。

「国の制度が急に決まった」「国からまだ通達がない」。これは県庁のみなさんも時々思っておられること、思っているだけじゃなく口に出すこともありますが、市町村にとっては「国」と「県」両方に対してこう思っている可能性があります。

「こどもまんなか共生社会」賛成です。「子育て応援券拡充」賛成です。ですから、県と市町村がお互い補完し合って、気持ちよく事業を進められるよう、領域が重なる分野ほど、早めにコミュニケーションを取ってくださればと思います。応援の気持ちなので、今後よろしくお願いします。

さて、来年度は「病児・病後児保育利便性向上事業」というものがあります。病児・病後児のインターネット予約システムを導入する、そういう施設の負担分を補助する制度ですが、

(3)こちらも評価しています。そしてシステムが入ったら、今度は利便性です。現在は他の市町村の子どもを受け入れる自治体と、自分の市の子どもだけを受け入れる自治体があります。そんな中で、今後は、他市町村の子どもも受け入れる広域連携が取れることが大事だと考えますが、市町村に働きかける考えはあるのか、厚生部長にお聞きします。

→(回答)来年度のワンチーム会議で広域連携を話し合う。

来年度予算の面で子育て政策に関して、3問聞きました。

次は、少し、全体の話、将来の話を聞きたいと思います。

まずは県の借金に関して。少しずつ減っているとはいえ、富山県は1兆円を超える借金をしているため、将来世代のために少しでも健全な状態でバトンタッチしていく必要があります。

県の予算の中で、

(4)人件費は県の支出の約1/5を占めています。この度、向こう3年間の定員管理計画を作ります。定年延長の関係で職員増となっていますが、実質的には人数キープの計画とお聞きしています。

しかし、県の人口(現在、びっくりしましたが101万人です。ちょっと前まで110万人とか103万人とか言っていましたが、毎年1万人近く減っていってます。)この県人口が少しずつ減っていく中で、キープの計画を立てている場合ではなく、社会状況を考慮し、将来的に職員数を減らしていく必要があるのではないか、岡本経営管理部長にお聞きします。

→(回答)高齢化に伴い、福祉や保健の行政ニーズが高まったり、道路などの社会資本の維持管理が求められる。ただ、DXや民間の力も使いながら、人口減少に応じた適正な定員管理に努める。

県人口が減る。県税も減るでしょう。そういう意味では、

(5)令和5年度に県の4公園に対して、パークPFIで民間事業者を募ります。とてもいい制度だと思っています。

さて、それぞれの公園における現在の維持管理費はいくらでしょうか、それに対して、制度を導入したら公園における財政負担の軽減についてどの程度の効果を期待しているのか。市井土木部長にお聞きします。

→(回答)令和4年度で約5億円。民間整備部分で1割の民間負担があれば、県の負担部分に関し、国の交付金事業の活用も可能。これにより更なる財政負担軽減が可能。

続いて、こちらも来年度予算に関してです。

来年度は、「寿司といえば富山」を目指した、寿司を中心にしたブランディング・情報発信事業を行います。県の情報発信についてのあり方検討も含めて、全体で8,800万円。

(6)ですが、私は同じ「ブランド」を目指した富富富のアプローチとダブルスタンダードのようにも感じてしまいます。

富富富は県外にアピールするにあたって、「そもそも富山の人が食べていない」と「県内での普及」に舵を切り直しました。知事も常々「まずは県民のみなさんに食べていただけるように」と私が指示を出した、とおっしゃいます。

寿司への「県内」消費額は特段多いとはいえませんが、「寿司といえば富山」とどのくらいの県民の方が思っているでしょうか。富富富では「県民実感」を求めました。寿司をなかなか食べない県民も多いのではと思います。

「寿司といえば富山」の県民実感はどう考えるのか、また富富富との違いはなにか、三牧知事政策局長にお聞きします。

→(回答)情報発信源、県内需要、という意味で県内消費は重要。ブランディング戦略の狙いは、寿司をきっかけに、背景にある雄大な自然、食文化、食材など、富山県の認知を高めることが目的で、寿司の消費拡大だけが目的ではない。ここは富富富との違い。ただし、県民実感は重要だと考えている。外の評価を通して県民実感が高まる面もあると考える。

この項最後は、予算化されませんでしたが、今後取り組むべきだと考える案件に関して1問。

(7)富山県は、令和4年11月から12月に「個人の荷物も職場で受け取ろう!」というキャンペーンを行いました。ドライバー不足、カーボンニュートラルの観点から、「再配達」を減らすキャンペーンは、レジ袋廃止に続く全国のモデルとなるとてもよい取り組みだと考えます。キャンペーンの結果はどうだったか、また次に繋げる計画はあるのか、廣島生活環境文化部長にお聞きします。

→(回答)来年度、この取り組み他の企業に広げる。また、再配達率が高い新興住宅街や学生が多く居住する地域をモデル地区として啓発をする。

今回はここまで!続きは次回!

【公共交通】,【県議会】,【観光】

2月定例会で私がした質問(1/3)

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

3/6(月)に県議会予算特別委員会で1時間質問に立ちました!

任期最後の定例会ということで、想いを乗せて、気合を入れて臨みました!!

今回はその質問内容と回答について書きます!長いので、いつものように、3つに分割します!

瀬川です。本日からの予算特別委員会で、トップバッターを務めます。どうぞ、よろしくお願いします。

まず、「夢のある富山県のプロジェクトについて」と題して、6問質問します。

最初は城端線・氷見線について。

現在検討中の城端線・氷見線の直通化。これから高齢化もあります、カーボンニュートラル・地球環境のこともあります、ますます公共交通のニーズは高まるでしょう。そんな次の時代も見据えた、この城端線・氷見線の直通化事業は、富山県や沿線市の街づくりの方向も決める、大きなプロジェクトだと思っています。

先月2月には9パターンの事業費調査、初期費用が示されました。「新型鉄道車両」を推す声が多かったとのことで、私もそう思います。今後こちらを軸に検討が進んでいけばよいと思います。

しかし、当然ですが、初期費用だけで判断をくだすことはできません。ランニングコストも大事だと思いますし、もっと大事なのは利用者増の施策とセットで考えることだと思っています。

委員長、ここで資料を提示してもよいでしょうか?

今からさかのぼること約1年前、

(1)令和3年11月に「城端・氷見線LRT化新駅需要予測調査報告」が出ました。こちらがその資料です。

コロナ前の2019年は1日12,900人でしたが、直通化し、ピーク10分間隔、ピーク時以外を15分間隔にすれば、46%増の1日18,800人になるという予測でした。

この時に新駅を設置する予測もされています。城端線と氷見線に各1駅設置したら2.1%増の1日19,107人というものでした。

新駅を設置してもほとんど利用者は増えないと考えているのか、田中交通政策局長に所見をお聞きします。

→(回答)試算には観光客の需要は含まれていない。また、沿線の将来の街づくりによる新たな需要も含まれていない。これらを考慮すると駅を設置したら利用者は増える。

そうなんですね、この予測には観光の観点がないんですね。一旦、次の質問に行きます。

続いて「駅」とひとくちで言っても色んな形があります。新幹線駅のような立派なものから、低床車両の場合は地面にペイントしてあるだけの駅もあります。新型鉄道車両ですから、ホームは必要だとすると、例えば城端線には林駅があります。こちらが林駅です。

4両分のホームと待合室という簡素なものです。

質問ですが、

(2)一般に新駅を1駅設置する場合と、城端線の林駅のようにホームなど最低限の設備とした場合、それぞれ費用はいくらなのか、田中交通政策局長にお聞きします。

→(回答)富山地鉄の新駅では6,400万円という例もある。

交通政策局と直接は関係ないようにみえますが、4月から沿線の氷見高校と高岡高校の定員が40人減ります。両校合わせて3年間で240人減ります。もちろんすべての方が城端線・氷見線を利用するわけではありませんが、人口減少社会ですから、そもそもの沿線人口も減っていきます。

初期費用、ランニングコストも大事ですが、こういう社会の中で、どう利用者を増やしていくか、利用したくなる路線にするか、考えながら整備することが最も大切だと思っています。先ほど資料で示した、駅を設置しても2.1%しか増えないという調査。これは「沿線人口」で単純に計算したもので、観光の需要が見込まれていません。

例えば勝興寺が国宝になったことで、富山県には2つの国宝が誕生しました。観光需要は高まっていくでしょう。またそのようにしなければいけません。勝興寺は伏木駅からすぐですけど、もう1つの国宝の瑞龍寺。

高岡駅からも新高岡駅からも微妙な距離ですが、「新駅を設置してくれ」とばかりに、すぐそばを城端線が走っています。国宝瑞龍寺と国宝勝興寺を繋げるためにも、例えば瑞龍寺駅を検討すべきではないでしょうか。

(3)沿線人口だけでなく、観光客などの需要も見込まれるため、「城端線・氷見線活性化調査等事業」においては、新駅の設置も主要なテーマとして検討すべきだと考えますが、知事に所見をお聞きします。

→(回答)今後の会議では、新駅の設置も検討項目になる。

(4)観光振興の観点から捉えると、来年度予算には立山黒部観光やキャニオンルート関連予算は多い一方で(立山黒部アルペンルート持続可能性調査6,900万円、「立山黒部」観光プロモーション4,000万円、黒部宇奈月キャニオンルート旅行商品造成3,700万円、プロモーション2,500万円など)、一方、勝興寺が国宝になった最初の年度予算で関連予算が宝物展800万円だけ。なのは少し寂しく感じます。

黒部宇奈月やキャニオンルートは私も全面的に応援していますのでこの予算に何か言うつもりはないのですが、キャニオンルートと2つの国宝、ダブルの目玉でいってほしいのですが、この差の理由を知りたく思います。責めているわけではなくて、自分たちの何が足りなりのか、何ができるのか、来年度に向けて知りたいんです。

今、差と言いましたけど、高岡市の来年度勝興寺関連予算は約1億円です。ここにも差があります。勝興寺は国宝ですけど、もちろん伏木の宝でもあり、市の宝でもあり、県の宝でもあると思います。金額だけみたら国宝を市にだけ任せているようにも見えちゃいます。

差の理由を知事にお聞きします。

→(回答)この他、総額1.2億の北陸デスティネーションキャンペーンで積極的に勝興寺を売り込む。

続いて、武道館について2問質問します。

資材価格高騰の影響で、知事から、場所を含めて基本設計を改めて検討する、意思表明がありました。現時点での

(5)富山県武道館の建設予定地は富山駅周辺の民間の土地です。その土地を民間から県有地と「交換して」取得する予定です。どこの県有地と交換する予定か、廣島生活環境文化部長にお聞きします。

→(回答)土地・時期は決まっていない。

要は交換相手と詰まった話でないということかと思います。

以前、平木議員は、3年前の本会議で、駅前などの重要な土地は、場所単独や1つの施設ではなく、エリアの全体像を描いてほしい、大きな夢を描いてほしいと主張されました。私もまったくその通りだと思います。

先日中川議員に答弁されましたが、来年度、県庁周辺の土地の一体的な活用に関して、プロジェクトチームを作るとのことです。富山市とともに共通認識を持ちながらグランドデザインを描くとのこと。これは県庁周辺の土地だけでなく、武道館建設予定地や交換する県有地に関しても同じことではないでしょうか?

(6)基本設計を見直すのであれば、武道館の建設予定地や交換する県有地に関して、周辺も含めたエリアのビジョンを改めて富山市をはじめ関係市町村ととことん話すべきだと考えますが、廣島生活環境文化部長にお聞きします。

→(回答)関係市町村としっかり協議していきたい。

言いたいことは伝わっていると思いますので、重要な土地に関しては、エリアの全体像を描いてほしいと思います。

今回はここまで!続きは次回!

2023年02月10日

【公共交通】,【県議会】

城端線・氷見線の直通化1

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

私自身、城端線・氷見線の直通化事業は、

沿線市はもちろん、

富山県の今後の街づくりの方向を決める、大変夢のある数十年に1度のビッグプロジェクトだと思っています!

先日、城端線・氷見線のLRT化・直通化検討費用が発表されました。こちらがその資料です(所々メモがあり、すみません)。

JRと県・沿線市からなる先日の会議では、「新型鉄道車両」を推す声が多かったとのことですが、

注意しなければならないのは、この場合のみ現行ダイヤの想定コストであること。

他と同様、定時のパターンダイヤにすると、

行き違い設備が必要で、追加で60億円程度かかるでしょう。

また、あくまで今回は初期費用であり、むしろ大事なのはランニングコストだと思っています。

ですから、今の時点で結論を出すことはできません(ランニングコストは年度内に発表予定とのこと)。

勝興寺が国宝になり、高岡市は瑞龍寺と勝興寺という2つの国宝を抱える市となりました。

瑞龍寺
勝興寺

城端線・氷見線が直通化されると、その2つが1本で結ばれることにもなります。観光面でも大いに利用者が増えることでしょう!

ですが、現在の駅と瑞龍寺は少し遠い。「瑞龍寺駅」の新設も望まれるところです。

今後も順次、検討が進んでいきますが、いずれにしろ納得いく結論、市民のみなさまが使いたくなる乗りたくなる結論に繋げていきたいと思います!

それではまた!

2022年12月31日

【教育】,【県議会】

高校で主権者教育の授業4

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

大晦日ということで、今年1年を振り返っておりますが、

今年嬉しかったことの1つに、

念願!!となる、県立高校で初めて開催できた、主権者教育出前授業があります!

12/9(金)に南砺平高校で実施しました!

ちょうど1年ほど前に、私立高校から始めた出前授業。これまで3校で4回やってきました。

(授業の中身や経緯、想いなどは、以前のブログをご覧ください。)

富山第一高校:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

高岡向陵高校:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

新川高校:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

「いつかは県立でも!」という想いを当初から持っていたものの、

「県立ではできない」、と色々な人にありがたいお言葉を頂戴することもありました(笑)。

しかし!私立高校でやってから1年、ようやく県立高校でも実現!ここまできました!ほんとに嬉しいです!!

山本県議や藤井県議を中心に、そもそも主権者教育授業のきっかけを作ってくれた荒井学園の荒井公浩さん、関係のみなさん、ありがとうございます!

平高校の郷土芸能部は、去年の「全国高等学校総合文化祭」の「郷土芸能部門」で日本一となる最優秀賞と文部科学大臣賞を受賞!すごい!!

国立劇場で公演したり、またスキー部も強豪!

他には、世界遺産の合掌造りでガイドボランティアをしている生徒が多かったり、なんと映画を制作する部活があって、映画甲子園を目指しているそう。学校紹介に作った映像を見せてもらいましたが、即CMになりそうなとってもクオリティが高いもので、生徒が自信に満ちた表情で目をキラキラさせながら私に説明してくる姿が印象的でした!

だからなのか、人数は他の高校より少ないですが、自分の意見を表現できる素晴らしい生徒ばかりで感激!

やっているこちらが大変楽しく、多くの刺激をもらいました!

これからの時代を生きる若者に、政治を身近に感じてもらい(無関心にはなれても、無関係にはなれない!)、また、自分たちで未来は変えられるんだ!という希望を持ってもらえるよう、この活動はどんどん広げていきたいと思います!!

それではまた!

2022年12月30日

【県議会】

11月定例会で私がした質問(3/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回、前々回に引き続き、12/6(火)県議会本会議の質問内容を掲載していきます!3つに分けたうちの3つ目になります。

最後の項目は、「県内のプロスポーツチームについて」2問質問します。

何をもって「プロ」とするかはありますが、県内にはカターレ、グラウジーズ、サンダーバーズ、アクアフェアリーズ、アランマーレ、富山ドリームス、トナミ運輸のバドミントンなど、様々なスポーツチームがあります。

(13)それぞれのチームにファンがいて、チームや選手を応援することが自分の活力になり、それが積み重なれば地域の活性化に繋がります。また、一流のプレーが間近で見られることは、その競技のすその拡大に繋がるため、県民のスポーツ振興に貢献するプロスポーツが、今後も持続可能な形で運営されていくことが重要と考えます。

一方で、各チームは入場者数が十分に確保できないなど維持運営に苦しんでいると聞いています。

また、企業の経営者と話していると、あのチームにもこのチームにも協賛していて正直「協賛疲れ」している、であったり、複数のチームに協賛しているので小口になってしまう、といった声が聞こえます。

加えて、「たくさんありすぎる。新潟のアルビレックスのように1つにならんもんか。」という声もよく聞きます。

たくさんあることは、いい面も悪い面もあるでしょう。しかし、「1つになる」ということに関しては、どのレベルで1つになるかは意見の分かれる所ですが、「効率化」や「連携」という点では一定の成果を見込めるのではないかと思います。

企業では総務・経理・事務などの、どの会社にもあるバックオフィス機能を外注したり合併などで集約化することで効率化しています。また、今年はサッカーのカターレとハンドボールのアランマーレが同日に近くで試合があったことから、相互に告知をし合った例がありましたが、こういうことが日常的に行えます。

スポーツチームは民間会社の話かもしれません。しかし、私は、向こう何年かの政策も大事ですが、何十年先、富山県民がどうやって余暇を過ごしているのか、合流している場合としていない場合でどのような違いがあるのか、、、県民の幸福を願う県が、想像してアクションを起こすのも、県の大事な仕事だと思います。

とはいえ、まったく議論のない所で、合流だ、いや違うという話はできませんので、

まず今日は、県内のプロスポーツチームに関して、今の個別のままがよいか、将来的に合流できるなら合流した方がよいという考えもありますが、知事はどう思っているのか、「所見」をお聞きします。

公人なので難しいかもしれませんが、可能であれば、一個人としてはこのことをどう思っているのか、「私見」もお聞きしたいと思っています。

→(答弁)合流すれば経営面でのメリットは期待できるが、チーム名などファンやスポンサーの理解をえるには課題もあると考える。いずれにしろ各会社が判断すること。

最後の質問に移ります。

スポーツは感情のメーターを振り切ってくれる、そんな瞬間があると思っています。いつも振り切れていたらまずいですが、たまにそういう瞬間があるから、日常生活をまた頑張れるのではと思います。

スポーツには、「するスポーツ、見るスポーツ、支えるスポーツ」という考え方があります。県内のプロスポーツを支えたい、と思っている県民は多くいらっしゃると思いますが、その方々が、これから先、支えやすいよう、経営面で、集約化によって効率化できるのであれば、県が一肌脱いでもいいのではと思います。

(14)県内に複数あるプロスポーツチームに関して、その合流の可能性について、例えば県が場を設けるなど、少なくとも協議の場があってもよいと考えますが、廣島生活環境文化部長に所見をお聞きして、私の質問を終わります。

→(答弁)現在、それぞれの特徴を活かして経営努力を続けている各チームの意向が優先されるべき。各チームが意見交換し、合意が得られた場合自主的に設置される協議の場があってよいのでは。

3回に分けましたが、以上になります。

ありがたいことに、新聞各社も質問を取り上げてくれました。

もちろん前向きな回答もあったのですが、、、個人的に寂しかったのは、プロスポーツ同士の、少なくとも意見交換の場を県が準備すべきでは?という質問に0回答だったこと…。

きっかけは、県内の企業経営者から「いくつものチームから協賛のお願いがきて、協賛疲れしている。共通の部分は一緒にやるなど、集約して効率化できないか?そしたら、自分たちのスポンサー料も、選手やクラブにより振れるのに。」と話があったことでした。

プロスポーツクラブは確かに民間企業の話ではあります。しかし、県の「財産」とも捉えられませんでしょうか?向こう数年の政策も大事ですが、今後何十年にも渡る、県民の余暇の過ごし方の話だと思っているので、まさに県も関わるべき話だと考えています。今回は残念でしたが、角度を変えたり、めげずに提案を続けます!

なお、映像は、

リンク:富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で半年くらいは視聴できる予定です!ぜひ!

それではまた!