2021年07月12日

【県議会】

6月定例会で私がした質問(3/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回に引き続き、6月定例会で私がした質問の3パート目について書いていきます。今回が6月定例会分の最終回です。

最後に、「富山で子育てしたくなる政策」について4問質問します。

(9)「富山で子育てしたくなる政策」と言いましたが、これは「子育て政策」ではありません。もちろん「子育て政策」もその要素の1つではありますが、それだけをやっていてはダメで、教育も環境も産業も暮らしも、総合的に取り組んだ結果が、「富山で子育てしたい!」「富山で子育てできてよかった!」と思ってもらえる気持ちに繋がっていくと考えます。

そして、それには「富山県は他県よりも子どもたちに予算を使ってでも大切に育てる」という姿勢があるかどうか、それが子どもたちや子育て世代に伝わるかどうかが大切だと思っています。

さて、富山県は他県よりも子どもたちに予算を使っていますでしょうか?教育に関して2問お聞きします。

富山県では国に2年先行して35人学級を実施します。2月定例会では、教室への改修に対して「有利な国の財政措置が取られているため国の補助制度を活用して設置者である市町村が整備してほしい」との答弁でありました。しかし、よくよく調べてみると2,000万円未満の改修は国の制度の対象外でした。私は少人数学級には大賛成ですけれども、国とペースを合わせると有利な財源も出てくるかもしれませんが、国に先行して実施を決めたのは富山県です。改めて、市町村の改修へ支援する制度を求めますが、荻布教育長に見解をお聞きします。

→(回答)会議室を普通教室に戻すなど、軽微な改修で対応が可能と思っている(ので県が支援する予定はない)。市町村からの整備方法や支援策などの相談に応じたい。また、国に、2,000万円未満の改修への支援も求めていきたい。

(10)次の質問に移ります。就業や大学での学びを体験する「14歳の挑戦」「17歳の挑戦」は富山県の自慢の制度だと思っていますが、実際の参加者からの評判も非常にいいと聞いています。「14歳の挑戦が自分の進路を決めるきっかけになった」という声は運営側冥利に尽きる言葉だと思います。しかし、「14歳の挑戦」「17歳の挑戦」以外に社会人との接点が少ないのも現状です。

また、昨年度は中学生、今年度には県立高校普通科の生徒にタブレット端末を配り終わり、職業科ももうちょっととのことです。せっかく配った中高生へのタブレット端末を学校の中だけで完結させるのではなく、例えば地域の若手社会人や成長戦略会議のメンバーがオンラインで中高生に講演をするような機会を作ってはと考えますが、荻布教育長に見解をお聞きします。

先日、第5回の成長戦略会議を見ましたが、とっても刺激的で、ワクワクするとはこういうことかと思いました。何より、参加しているメンバーも、笑顔で、楽しそうにやり取りしていて、職業教育も大事ですが、こういう大人の姿を中高生に見せたいなと思っての提案です。既に何人かのメンバーに先回りして話したら、「そういう機会があるならぜひ!」とのことでした、了解は既に取り付けてありますので、ぜひご検討ください。

→(回答)今年度は、高校生において、「富山の起業人に学ぶオンラインフォーラム」を企画している。富山県ゆかりの起業人に講師をお願いしている。夏以降の実施に向け調整している。

(11)次は、親に寄り添った支援に関して質問します。乳児には、これは国の制度で、家庭全戸訪問があります。しかし、子育ての悩みは乳児だけにあるわけではなく、それぞれの発達段階に応じてあります。昨年度から富山県は産後ヘルパー派遣制度を始めました。これは主に家事代行のサービスですが、この制度にオプションとして乗っける形で子育ての訪問アドバイスも加えられませんでしょうか?

例えば、子育て支援員制度があります。専門的なアドバイスには保育士の方が適任かもしれません。いずれにしろ、希望する家庭があれば訪問して子や親の行動や言動を見ながらアドバイスできる体制を作れないか、木内厚生部長にお聞きします。

→(回答)市町村では、保健センターや子育て世代包括支援センターで相談に応じている。希望があれば、家庭訪問も行っている。

(12)最後の質問に移ります。富山県は災害が少ない。その分、災害への危機意識は低いことは改善していかないといけませんが、それでも「災害の少ない、安心安全な土地」というのは家族と暮らす上で魅力の1つだと思います。災害の少ない県だからこそ、いざという時に行動できる体制を取ることはとても大事だと考えます。

災害からの復旧では、被災者への支援制度はあるのに、様々な理由でそこからこぼれ落ちる方が5%いるそうです。そこで、条例化した鳥取県のように、「制度を作って終わりではなく、被災者一人ひとりの生活全体の状況を把握し、それぞれの課題に応じて、個別に支援策を考えていく取り組み」である災害ケースマネジメントに取り組んではと考えますが、利川危機管理局長に見解をお聞きします。 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。

→(回答)県では地域防災計画に基づいて各種支援を行うが、いざという時に備え、鳥取県の事例も参考に、よりよい復興支援のあり方について研究していく。

以上が私がした質問です。

自分の中では、目の前だけを見るのではなく長期的視点で都市運営をしていく必要、また、将来世代にこの環境を残していく必要を感じており、

(3)道路計画 と (8)水質を守る活動

が質問全体の中でもポイントだと思って臨みましたが、具体的な回答は得られませんでした。

しかし問題提起はできたと思いますので、今後の展開を求めて追いかけていこうと思います!

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

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2021年07月09日

【県議会】

6月定例会で私がした質問(2/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回に引き続き、6月定例会で私がした質問の2パート目について書いていきます。

次に、「富山県のブランド戦略」について4問質問します。

(5)どうしても行政は仕組みを作ったり、発信して終わりになりがちですが、それが生活者に届いて、実感してもらうまで設計するのがブランド戦略です。そして、届ける「素材」となるものが魅力的であればあるほど、強いブランドになります。

そういう意味で、これは新田さんのフレーズですが「チャンスがあり夢がかなえられる富山県」。要するに、挑戦を応援する、ベンチャーを応援する、という姿勢は、とても強い「素材」「ブランド」になると思います。だからこそ、もう一歩踏み込んではどうかと思って提案します。

全国には自治体がベンチャーに投資して課題解決を進める事例があります。先月、農業の人手不足や人件費高騰の解決策として、自動農薬散布ロボットによる農薬散布サービスを行う会社に、埼玉県深谷市が出資しました。

富山県がベンチャーが生まれやすい環境を整備していることは評価していますが、他県との差別化を図るためにも、もう一歩踏み込んで、投資することも含めて民間と一緒に社会課題の解決に向けて動き出せばどうかと思いますが、三牧知事政策局長に所見をお聞きします。

→(回答)ベンチャーキャピタルとのマッチング支援がいいのか、自治体からの直接の出資がよいのか、官民ファンドを作る方がいいのか、最初のステップとしてはどれがよいのかしっかり考えていきたい。起業家目線、利用者目線で実効性のある施策を実施し、アドバンテージがある環境だと、全国に発信したい。

(6)次の質問に移ります。「富山県のブランド戦略」というと、外向けの発信の話を思い浮かべがちですが、外の人のためだけに「ブランド」が要るのではありません。今、一番必要なのは、住民に実感される「富山県のブランド」戦略だと思っています。

住んでいる私たちが「富山はここが素晴らしい!」「ここがおススメだよ!」と自信を持って話すことが、外の人にとっては何よりも魅力的で、ブランドにつながります。

では、「富山はここが素晴らしい!」の「ここ」とは何でしょうか?

様々な意見があろうかと思いますが、多くの方に共感頂けるのは「豊かな自然、美味しい食、おいしい水」に代表される、自然の恵みではないかと思います。

さて、その自然の恵みを受けている私たち富山県民ですが、受ける一方ではなく、守る活動もできていると、強い富山のブランドになると考えます。

そこで、環境にまつわる質問を3問します。

食べられなくなった古いお米などを利用するバイオマスプラスチック「ライスレジン」は二酸化炭素削減や資源循環、そして休耕田活用などにも繋がるため、米どころの本県らしく積極的に取り組んではと考えますが、出来田生活環境文化部長に見解をお聞きします。

高岡市のイセ株式会社はこのライスレジン、黒部市の吉沢工業株式会社はサトウキビ由来の袋を作ったり、県内でも民間でそのような動きが出始めました。県としても使用を促したり、企業の取り組みを後押しするようなことはできないでしょうか?

→(回答)ライスレジンは有効。国では、バイオマスプラスチックの可燃ごみ指定袋への利用を資源循環重点戦略の1つとしている。コストや原料安定供給などが課題だが、県内外の先進事例などの調査研究から始めたい。

(7)また、カーボンニュートラルとなる木質ペレット燃料は、環境にやさしい上に県産材を使うことで地産地消のエネルギーとなります。県内には先行して取り組んでいる自治体もありますけれども、富山県全体の方向性として、こういったエネルギーに力を入れていくんだ、という意思を示してはどうかと思います。県内にもいくつか生産施設はありますが、需要が増えれば供給をもっと増やせるという話を聞きました。需要に刺激を与えることで、生産も増え、カーボンニュートラルにも近づく、いい循環に繋がっていくと考えます。例えば、ペレットストーブの設置費用を補助するなど積極的に取り組んではと考えますが、堀口農林水産部長に見解をお聞きします。

→(回答)県産材を使うことで地産地消のエネルギーとして期待している。市町村の公共施設への導入やペレット製造施設の整備に対して支援してきた。一方県産材以外も使われることなど課題もあるため、まずは広報などを頑張りたい。

(8)この項最後の質問になります。お米、野菜、魚など、富山のおいしい食材や我々の生活文化は豊かな水資源に支えられています。県内では黒部が有名ですが、高岡市のわが家でも井戸から地下水が自噴していました。

水が豊富で、水の恵みを受けている本県だからこそ、それぞれの地域で日常的に水質を守る活動が必要と考えますが、このような活動に参加する層が限られています。

例えば海岸清掃は私も年に何度か参加しますが、1回でも参加すると、マイクロプラスチックの多さに驚く方が多く、中には普段の生活を見直した方も一定数いらっしゃると思います。

特定のボランティア団体に依存せず、この「1回」をどう県民に広く作っていくかが、日常から水質を守っていくポイントだと思います。

毎月何日と決めるなど、より多くの方が参加する県民運動に繋げられないか、出来田生活環境文化部長に見解をお聞きします。

以上で2項目めの質問を終わります。

→(回答)沿岸だけでなく県内全域でより多くの県民に参加してもらうことが大事。例年のべ40万人以上の県民のみなさまに県土美化推進運動に協力してもらっている。今後とも幅広い県民運動となるよう、効果的な広報・周知に工夫したい。

今回は2/3のここまで。

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

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2021年07月07日

【県議会】

6月定例会で私がした質問(1/3)

おはようございます、富山県議会議員の瀬川侑希です。

日曜に、高岡市長選挙が終わりました。

当選された角田さん、角田さんを応援されたみなさま、おめでとうございます!

また、米谷さん、出町さんご本人、お2人を応援されたみなさま、ほんとうにお疲れ様でした。みなさまの想いはきっと新しい高岡市政に反映されていくものと信じます。

高岡市長選挙に関しては、改めて書こうと思いますが、
今回は6月定例会での私の質問に関して。

6/22(火)に県議会本会議で1時間質問しました。

ブログでは、最近は2つに分けていましたが、今回は質問を大きく3つのパートに分けたので、ブログも3つに分けたいと思います。

私には2年前の選挙で訴え、議員活動をする上で大切にしている3つの基準があります。

それは、

・持続可能な都市運営

・富山県のブランド戦略

・富山で子育てしたくなる政策

の3つです。

これから、その3つの基準ごとに4問ずつ、質問していきます。

まず、「持続可能な都市運営について」4問質問します。

(1)「コロナで傷んだ経済を立て直すためには借金を辞さない、財政出動も必要」という考えを述べていた新田知事。最初は就任早々の昨年11月議会、針山議員の質問に答える形だったかと思います。

正直に言って、あの時私は非常に衝撃を受けました。

というのも、私は富山県の抱える約1.2兆円という借金に、非常に危機感を抱いていたからです。この借金は今返すのではなく、私たちの世代やそれより若い世代、今子どもである世代が返していかないといけません。だから私は、新たな借金に抵抗感がある人間なのですが、そのせいで「今困っている方」を見落としがちだったかもしれない、とハッとさせられました。「借金を辞さない」という考えに、非常に力強さを感じました。

一方、その発言から半年、県庁のロジックに触れ、少し現実的になっているのではないでしょうか?

コロナによって観光・宿泊・飲食は大変な打撃を受けています。1つ、また1つとお店が無くなっています。県民に時間や人数制限などの自粛をお願いするなら、飲食店の売上が下がることは明らかです。思い切った財政出動が必要ではないでしょうか?観光業・宿泊業・飲食業などへのこれまでの支援は十分だと考えているのか、新田知事にお聞きします。

→(回答)県ではこれまで観光宿泊需要を喚起するという支援に努めてきた。飲食業に関しては1日4万円×2週間という協力金を払ったこともある。この他にも様々な支援をしてきた。「ステージ1」になったら必要な対策に躊躇なく取り組んでいくことにしたい。県としてできる限りのことをやってきた。

(2)次の質問ですが、とはいえ、「借金を辞さない」という決意同様、「コロナが落ち着けば県債を減らしていく」という決意も語ってほしいと思っています。「県債0がいい」と極端なことは思いませんが、1970年代までほとんどなかった県債は、その後右肩上がりで増え、今は1.2兆円です。また、5年連続で減っていた県債残高が令和2年度決算では6年振りに増える見込みです。

令和3年度決算もコロナの状況次第なところがあると思いますが、令和4年度以降は県債残高を確実に減らしていく考えはあるのか、新田知事にお聞きします。

→(回答)財政の持続可能性は念頭におきながら、弾力的に対応すべき。県債は原則的には減少させたいが、経済は生き物なので、借金も含めて柔軟に考えていくことが必要。

(3)次の質問に移ります。昨今では人口減少が自治体の大きな課題ですが、数十年前はここまで人口が減っていく予想はできていなかったと思います。そこで起きてしまうのが、数十年前に建てた計画と、現在とのミスマッチです。

道路計画について言うと、当たり前ですが、人口減少に合わせてどのシンクタンクも、車の台数は減っていくという予測をしています。取得してしまった用地など、難しい面もあるかと思いますが、人口に合わせて車の台数も「確実に」減っていく中、道路計画を見直した例、また暫定供用でとどめる予定はあるのか。江端土木部長にお聞きします。

→(回答)事業着手までに長期間を要した場合は、着手の際に改めて将来交通量を推計し、必要に応じて見直すこととしている。ただし、暫定供用でとどめる路線は現在のところない。

(4)次がこの項、最後の質問になります。

コロナによって都市圏からの移住希望者が増えている中、その流れを掴むために富山県としては2021年度どのような活動をしていくのでしょうか?

県出身学生のUターンを含めると、県や市町村の相談窓口を通じた移住者は、2020年度、過去最多の943人とのことです。富山県はよくその指標を使います。

しかし、総務省統計局によると、「窓口を通じていない方も含めた」他都道府県からの全転入者は2020年12,686人です。2019年は13,595人ですから、コロナ前と比べ減りました。

また、2019年は石川県福井県の方が富山県と比べ転出超過数が大きかったのに、2020年は逆転され、富山県の方が転出超過数が大きくなりました。

色々な点から指摘しましたが、窓口を通した943人だけを見るのではなく、全体像を捉えて動いてほしいなと思います。全国的な移住者の伸びと比べると富山県の移住者の伸びが少ないのではないか、見解を助野地方創生局長にお聞きします。

最後に、「Uターンしたい」「富山で暮らしてみたい」と思って移住してきた方に対して、移住し終わったら縁が切れるのではなく、その後も楽しく暮らしているか気にするくらいの行政の心配りを期待して、

以上で1項目めの質問を終わります。

→(回答)移住者の定義は全国的に統一されていない。移住者に関する全国統計もない。そのため他県と比較することは難しい。おためし移住への支援などを今年度始める。幸福度の高いライフスタイルなどを発信していきたい。

今回は1/3のここまで。

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

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2021年06月02日

【県議会】

ワクチン接種の予約について

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

昨日、 高岡市役所幹部と市選出県議(7名)で、「高岡市→富山県」への来年度要望についての懇談会がありました。

「地域産業」「歴史・文化」「交流・観光」「子育て・教育」「安心・安全」の5分野にわたって合計46の要望があり、

その46項目の中でも、『歴史まちづくりの支援』『中心市街地活性化の推進』『子育て支援策の推進』『城端・氷見線の活性化の推進』の4つが「最重点項目」として提示がありました。

特に『子育て支援策の推進』と『城端・氷見線の活性化の推進』は、私も力を入れている分野なので、要望の後押しをして、一歩でも前に進むよう頑張りたいと思います。

一連の説明を聞いた後に私からは4点質問。

1つには、富山県が国に先んじて35人学級を導入する上での必要経費について(建物の増築は必要無い。しかし、別の用途で使用していた部屋を教室に改修する必要があり、その経費をお願いしたいとのこと)、

2つには、県内自治体でも進む「ゼロカーボン宣言」について(現在、宣言に向けての準備を進めているとのこと)、

3つには、地場産センターに、価値を伝えたり、ニーズを満たすお手伝いをするコンシェルジュを置くなど、もっと魅力を発信できないかということについて(まさに検討していたところであり、近々そのような形で始めたいとのこと)、

そして4つには、

県への要望と直接は関係ありませんが、高岡市のワクチン予約は1日ごととなっており、予約に大変な苦労があることについて質問しました。

実は私のもとにも、毎日のように「今日も予約できなかった!」という電話がかかってきます。ほとんどの方は怒ってらっしゃいます。

当初はワクチンの供給スケジュールがずれるため、1日ごとの予約だったのでしょうが、確保の目途が立った今、1日ごとの予約にこだわる必要はないのではと感じています。

市側からは、理解を示してもらった上で、

・1日ごとの予約としたのは、供給スケジュールのずれに加え、臨時的に集団接種をなんとか設置したり、少しでも打ち手を確保しようとギリギリまで調整している関係であり、理解してほしい

・しかし、混乱をきたし、不安を与えている状況は認識しており、システムは再度検討したい

・また、6/中旬までには、希望する全65歳以上の予約ができる見込みなので、予約が取れていない方はもう少しお待ち頂きたい(7月中には希望する全65歳以上が2回接種完了の見込み)

とのことでした。

集団接種ができる体制が急遽作れたり、打ち手が確保できるようになれば、その都度、予約枠を解放すればよく、不安の払しょくを最優先にしてもいいのではと個人的には思いますが、

システムを再度検討するという言葉を信じ、、、いずれにしろ精一杯体制を作ろうと努力している職員、そして普段の診療に加えて、休む間を惜しんで接種を行っている医療従事者の方々に改めて感謝しつつ、「もう少しで予約が取れますから」と理解を促そうと思います。

市には、

・アナウンスはタダ。繰り返しになっても、何度でも接種状況や6/中旬には予約が取れることを伝える努力をしてほしい

・64歳以下の予約では工夫してほしい。子どもを預けられなくなる事態を回避するため保育士を優先接種するなど、市の考え方とアナウンスがあれば、堂々とやってほしい

と要望しました。

目の前にワクチンが届いたため、現在は渋滞状態が続いておりますが、もう少しの辛抱です。富山の雄大な自然を眺めながら、ゆとりを持ってその日を迎えたいですね!

それではまた!

2021年05月25日

【県議会】

テクノドーム別館の完成予想図

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

先月、富山県は、高岡テクノドーム別館の基本設計を発表しました。

「県西部地域の活性化に資する拠点施設」「新たなにぎわいや憩いの場となる空間創出」をコンセプトに掲げています。

建設費用は約30億円。 大きさは約4,000㎡。展示場や商談室を設ける展示棟が約3,000㎡、会議室や事務室を設ける交流棟が約1,000㎡。展示場は可動式の座席を準備し、最大席数1,200席になります。

屋根や外壁はなるべく県産材を使おうという考え。また、本館と別館の間に中庭やテラスを配置。地下熱や太陽光を利用する設備も導入する予定です。5Gが使えるように設備するのも特徴です。

当初は2年後の2023年春頃完成予定でしたが、少なくとも1年間は民間活力の導入を検討するために(2021年度予算で 、民間活力導入可能性調査などの費用4,200万円を計上 )完成を延期しましたので、2024年以降の完成となるでしょう。

みなさん、これを見てどんな感想をお持ちでしょうか??

自身も含め、県議会でこれまで様々な議論をしてきて、また中身に関してはこれからの議論なので、あくまで見た目だけの話ですが、

私としては、こうやってパースが出てくると具体的なイメージができますし、大きく屋根がせり出した斬新なイメージに正直とてもワクワクしています!

ものづくり体験施設に関しては、議会で何度か取り上げ、見直す方向になりました。前向きと言うよりは、「やめる」というバックストップの決定ですが、それでもひとつ仕事ができたかなと思っております。

リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

座席数に関しては、当初1,000席想定でした。しかし、政治・経済・文化、、、色々な方が意見を届け、またバラバラな意見にならないよう、「ある程度高岡で意見をまとめよう」と努力した方がいて、最終的に1,200席で着地しました。

テクノドーム別館は元々の出発点の違いから、クラシックが開けるような、トップレベルの音響を有するわけではありません。

しかし、1,600席の高岡市民会館が休館となっている現在。復活の予定も見えていない中、完全な代替にはなりませんが、ある程度カバーできるよう、みんなで努力し、1,000席→1,200席となりました。ひとつの成果だと思っています。可動式なので、1,200人以下であれば、そのイベントに応じて座席数を設定できます。

大きければ大きい方がいいという考えは個人的には好きではないのですが、1,000人以上の行事が高岡市内で開けなくて他市で実施せざるをえなかったこともありました。今まで市民会館のサイズでやっていたものを、規模を縮小して実施しているものもあります。

ぜひ、「文化創造都市」高岡の地にふさわしい施設として、気兼ねなく思いっきり文化活動などを開いてくださればな!と思います。

ただし、勘違いしてはいけないのは、これは高岡市の施設ではないということです!

これによって県西部が、そして富山県の魅力が高まるような、そんなものを作り、またそんな使い方をしていかないといけません!

可動式の座席なので、多彩な使い方が可能です。ぜひ、新しくできるテクノドーム別館で、思わず出かけたくなるような楽しいイベントが次々開かれることを期待したいと思います!

例えば、御旅屋セリオにはeスポーツの拠点「Takaoka ePark」が昨年できました。

リンク:施設概要 | 富山県高岡市のeスポーツ施設のTakaoka ePark (takaoka-epark.jp)

若年層だけでなく、健康増進や認知症予防にも繋がると、高齢者施設で取り入れる事例が県内でも増えてきております。

常設は御旅屋セリオで、たまには大規模なイベントをテクノドームで。このような棲み分けた使い方にも期待したいですね!

それではまた!

2021年05月19日

【県議会】

富山県の「DX・働き方改革推進本部」に期待!

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

富山県は6月に「DX(デジタルトランスフォーメーション)・働き方改革推進本部」を設けることを、昨日発表しました。

行政のサービス向上や効率化はもちろん、民間企業や地域社会も含めて対象にして、デジタル技術を活かした改革を進める狙いです。

リンク:富山県、DXで推進本部 補佐官にfreee執行役員: 日本経済新聞 (nikkei.com)

期待したいのは、補佐官に「freee株式会社」執行役員の川西康之氏(37歳)、副補佐官に「つづく株式会社」代表取締役の井領明広氏(30歳)という、2人の民間のエキスパートを起用したこと。

川西さんとは高校時代からの長い付き合いで、井領さんとは2年前から勉強会などでお世話になっており、2人のプロフェッショナルな活動を知っている自分としては、個人的にも大変嬉しく、また頼もしい人事でした。

川西さんは、私の高校・大学の1つ上の学年で、仕事もプライベートも相談する大好きな先輩です。

富山愛・高岡愛が強く、特に社会人になってから頻繁に意見交換していまして、

6年前に、総合型地域スポーツクラブ「高岡スポーツユナイテッド」を一緒に立ち上げたり、

最近では、医療従事者のためのクラウドファンディングにともに取り組みました。

リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

また、小話でしかありませんが、、、

私の高校では運動会で実施する「青年体操」なるものがあるのですが、

リンク:高岡高校 青年体操 – YouTube

1つ上の先輩とペアになり、マンツーマンで指導を受けます。

すごい確率ですが、私の指導係だったのが川西さん!

おかげで力強くできた!…はず。

僭越ですが、2回の選挙では応援弁士も務めてもらいました。

川西さんは、大学在学中にWEBマーケティング会社を起業し、その後freee株式会社に参画。会計や人事労務をクラウドサービスで効率化し、「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションに掲げる会社の執行役員としてご活躍中です!

リンク:freee株式会社

東大在学中に22歳で起業、社長を10年してみて分かったこと。そしてfreeeに転職した理由。 | Humans of freee (wantedly.com)

井領さんとは、藤井大輔議員の紹介で、2年前に勉強会をしてもらったのが出会いです。

その後何度か意見交換もさせてもらいましたが、

富山県としても井領さんにお願いし、昨年1年間、県庁主催の民間企業向けの働き方改革推進セミナーを担ってくださいました。

現在は企業の課題発見・経営支援を行う、つづく株式会社の代表取締役としてご活躍中です!

リンク:つづく株式会社 (tsu-zu-ku.com)

また、このnoteを書いた方でもあります。

リンク:地方でSaaS導入支援会社を起業して3年、階段から降りられなくなった(前編)|井領明広@つづく株式会社代表|note

もちろん私はごく一部しか知りませんが、、、お2人は現在に至るまで、決して順風満帆だったわけではありません。悩んだり、壁にぶつかった話を本人から聞いたことがあります。

しかし!私が知っているのは、その度に、粘り強く課題解決に取り組み、時には自分自身を変化させ、壁を突破してきた方々だということです。

特に行政が遅れている分野を、外部の知見で担当するお2人。

今回も同様、課題には気付いても、いざ導入するには様々な壁がありそうですが、、、

2人ならきっと打ち破ってくれるものと信じています!

県庁側と議員側ではありますが、目指すゴールは同じですので、私にできる手助けがあるなら、恩返しの意味でも精一杯頑張りたいと思います!!

2人と同じ目標に向かって働けることが、とても楽しみです!!

それではまた!

2021年04月27日

【県議会】

2月定例会で私がした質問(2/2)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回に続いて、2月定例会の質問の後半部分を掲載します!

続いて、令和3年度予算の目玉施策について7問質問します。

(9)富山県では、来年度「創業・ベンチャー課」を新設し、ベンチャーを生み出す取り組みに力を入れます。施策としても、「ベンチャービジネス支援事業」や、「とやまUIJターン起業支援事業」を新しく始めるなど、「ベンチャーを富山で生み出すんだ」という意気込みが伝わり、楽しみな気持ちにさせられます。

一方で、県が関わらずに生まれるベンチャーも予想されます。関わらずに生まれたベンチャーを見つけられなかったために、大きくなる機会に手を差し伸べられなかったり、他の支援が先でそれによって他県に拠点を移すことも、可能性としては考えられます。そうならないためにこちらから、県内のベンチャーの卵や優れた技術を「見つける」仕組み、評価する仕組みも必要と考えますが、布野商工労働部長に所見をお聞きします。

→(回答)ベンチャービジネス支援協議会を今年中に設立したい。メンバーは県内外の産学官金、ベンチャーキャピタル、市町村等に参画して頂く予定。県内のメンバーにはベンチャーの卵となる可能性の案件を広く把握することを期待している。

今、県内でどんな会社が生まれていて、どんな状況なのか。広範囲に渡って、非常に大変だとは思いますが、効率的な情報収集のやり方を模索して、ぜひ卵を見逃さずに、必要な支援を届ける体制を作って頂ければと思います。

(10)次の質問に移ります。来年度、太閤山ランドの魅力アップへ向けた調査を行います。調査費は3,000万円。無人自動運転で園内を周回する乗り物や、ドローンを使ったアトラクションなどICTを用いた「近未来」の設備導入を目指す、とのことです。これだけでもとても楽しみですけれども、「園内でしかできない」「普段できないことができる」体験があるのはその施設の魅力を高めますので、もうひとつ検討してはどうでしょうか?「資料2」をご覧ください。

富山県は来年度オレゴン州ポートランドに友好訪問団を派遣しますが、私も数年前に「露払い」としてポートランドに行ってきました。ポートランドではこの電動キックボードが街のいたるところに走っていて、交通手段として楽しく使われていました。続いて「資料3」をご覧ください。

ポートランドでは公共交通機関を中心にした街づくりを進めるために、街の東西を繋ぐ新しい橋も車をシャットアウトして、路面電車と歩行者自転車電動キックボードだけが通れるようになっていました。公共交通機関を軸にしているからこそ、目的地までのラストワンマイルにこの電動キックボードが使われているようですが、それは富山県が目指す姿とも近いものを感じます。公共交通からのラストワンマイルの知見をためる意味でも、電動キックボードの導入は有効と考えています。いきなり道路で実験は難しいでしょうから、まずは公園内で知見をためてはどうでしょうか?

実は、現在この電動キックボードは全国で実証実験が行われています。東京、神奈川、千葉、福岡、広島、愛媛、兵庫。残念ながら富山県は入っていませんけれども、こういう新しい動きに進んで手を挙げられる富山県になればという期待を込めて、

太閤山ランドの広大な敷地の移動手段として、また「園内でしかできない」体験を作るためにも、魅力創造の一案として電動キックボードの導入を検討してはどうか、江幡土木部長にお聞きします。

→(回答)国内では原動機付自転車に該当するため、ナンバーや免許証、ヘルメットが必要。他県では公園の一部を使用した実証実験が増えつつある。国内の先進事例を調査するとともに、園内での導入可能性について検討したい。

(11)県の資料によると、太閤山ランドを訪れる方は年間約80万人。それを上回る年間約90万人訪れるのが高岡古城公園です。90万人のうち、もちろん市民の割合も多いですけれども、四季折々の姿が楽しめる日本屈指の自然公園で市外や県外からも多くの方が訪れます。現状は高岡市だけが費用を払って整備していますけれども、費用も費用で、どうしても現状維持に近い形になっています。しかし、既に人が集まる場所を、より魅力を高めることで、県民の満足度に繋がったり、富山県全体の魅力向上に繋がると思っています。例えば民間と協力し合って音楽や食事を楽しむ催しをやるようなことは、高岡市だけで募ろうとすると範囲も狭くなりますが、県が関わると、より多くの参加を期待することができます。

そこで、古城公園の観光地としての魅力をさらに高めるために、県としてできることがないか、中谷観光・交通振興局長にお聞きします。

→(回答)新年度予算で、県民を対象に、遊覧船での古城公園の水濠巡りや伝統工芸と絡めたまち歩きプランなどを販売したい。今後も、高岡の観光資源も活かして、古城公園の魅力の発信や誘客に努めたい。

(12)続いて、テクノドームに関して2問質問します。テクノドームに関して、来年度は4,200万円を計上し、本館別館の接続部分の設計や、特に民間活力の導入可能性などを検討します。知事は代表質問で「基本計画の方向性は維持しつつ」という考えも述べられましたが、今年度一旦、整備の中身の大枠、方向性は出た認識です。コストを抑えるPFI、中身の提案も含めたPFI、色んな民間活力の導入可能性があって、それも含めてこれからなんでしょうけれども、一旦方向性は出ている中で、場合によっては整備の中身も見直す予定はあるのか、布野商工労働部長にお聞きします。

→(回答)基本計画の方向性は維持しつつ、民間活力の導入を検討して、着実に整備を進める。

(13)次に、これは前知事ともさんざん議論しましたが、新田知事の考えも聞いてみたいと思います。私は、テクノドームにものづくり体験施設は整備しない方がいいのではないか?という考えです。というのも、近くに民間や高岡市のものづくり体験施設があります。県がものづくり体験施設を新たに整備すれば、役割分担しようと思ってもどうしても機能が重なると思いますし、観光で初めて訪れる方にとっては一緒に見えるんじゃないかと思います。現に民間で、ものづくり体験施設が増えたことによって、閉めざるをえなかった事業所もあります。競合するようなものはテクノドームに整備せず、むしろ県がものづくりを発信したいのだったら、「現在取り組んでいる」市や民間のものづくり体験施設をサポートした方がいいと思っていますが、テクノドーム別館に整備予定のものづくり体験施設に対する現時点での新田知事の考え方をお聞きします。

→(回答)慎重な意見が多いようであれば、テクノドームに常設のものづくり体験施設を設けることなく、大きなイベント時は臨時的に開催するということもありうるのではないか、見直しを図ることも含めて検討したい。

(14)最後に城端線・氷見線のLRT化に関して2問質問します。まず、来年度1,700万円を計上して城端線・氷見線LRT化調査事業を行います。事業費を調査するものです。

最初にこれを聞いた時は少し混乱したというか、「これって富山県が行うものだっけ?」という単純な疑問が浮かんできました。しかし、城端線・氷見線は間違いなく現状はJRのもので、JRが行うのが普通の流れなのかと思っています。

ではJRは事業費調査を行わないのかというと、そんなことはないと思うんですね。事業費調査はJR側も行うと考えますが、別途県が実施する理由を中谷観光・交通振興局長にお聞きします。

→(回答)JR西日本には鉄道を運行してきた実績に基づく経験があるが、LRTという軌道であること、また各市のまちづくりの検討も踏まえた事業費調査になると、異なるノウハウが必要になる。

(15)これから少なからず交渉になるでしょうから、どちらも事業費調査するのは仕方の無い面があると思っています。しかし、例えばですけど、城端線・氷見線が極端な話、仮に市町村とか行政の持ち物だったら「お互いに」調査をすることはないんじゃないかと思います。同じ船に乗っていたらそうなると思うんですね。

しかし、民間と行政という違いはあれど、JRとも、もう同じ船ならぬ同じ「電車に乗って」、普通というか現場で話したらたぶん出来ないと思いますが、一緒に調査を行ったり、ある程度の役割分担を話し合うトップ同士の会談があってもいいんじゃないでしょうか?JRも私たちもどちらもコロナでダメージを受けています。

城端線・氷見線のLRT化等の検討を円滑に進めるため、また、重複を避けるため、事業費調査にJRにもしっかり関わってもらうべきと考えますが、知事に所見をお聞きします。

→(回答)事業費調査にはJR西日本にはこれまでの実績やノウハウを活かして頂くなど、協力や役割分担をしながらこれからも取り組んでいきたい。

渋沢さんの大河ドラマで、お代官(現代でいう行政)の取り立てに「恐れながらそれが百姓の銭にございます!」と命懸けで物申す一幕がありました。お預かりしている税金の重複は可能な限り避けるべきですし、一筋縄ではいかず、これも交渉になるのでしょうが、なるべくよい形になるようご尽力くださればと思います。

これで私の質問を終わります。ありがとうございました。

以上が質問の後半部分です。

ありがたいことに、テクノドームの中身見直しの話や、二重行政の話を新聞社も取り上げてくれ、

特にテクノドームに関しては、質問時点では「見直し含め検討」でしたが、その後見直しに傾いていきました。6月の議会からずっと主張していたことに一定の成果が出て、ひとつ仕事ができたと感じました。

しかし、見直しはあくまで途中経過であり、みんなに愛される中身になることがゴールですので、引き続きよい中身になるよう提案していきたいと思います。

前回のブログの冒頭でも言いましたが、県庁側も自分の質問を正面で受け止めてくれたと思っています。ありがとうございました!今後も議論を重ねながら、よりよい富山県にしていければと思います。

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で6月までは視聴できる予定です!こちらもぜひ!

【県議会】

2月定例会で私がした質問(1/2)

おはようございます、富山県議会議員の瀬川侑希です。

1ヶ月以上前の話ですが、3/18(木)に予算特別委員会で1時間質問しました。

まだ掲載できていなかったので、2回に分けてご紹介します。

年度末の議会は来年度予算を決める、1年の中で最も大切な議会だと思って毎回臨んでいます。

自身も気合を入れて臨みましたが、今回、県庁側も正面で受け止めてくれたと感じました。前向きな返答も多く、「このテーマを選び、調査に取り組んできてよかった」と、準備の時間が報われた思いです。

さて、初めていきます!

早速ですが、来年度は6,000億円を超える過去最大の予算です。新しい取り組みも多いので、私からは新しく始まることを中心に合計15問質問します。

15問ですけれども、3つのパートに分けて、最初は、教育について4問。教育にどれだけ力を注げるかで富山県の未来は変わってくると考えるからです。

次に、組織体制について4問。来年度、県庁は小さくない組織改編を行います。これとこれを進めていくんだ!という意思が窺えて、基本的には好意的に受け止めておりますが、もう少し詳しく聞かせてください。

最後に来年度予算の目玉施策について7問質問します。

最初に教育について4問質問します。

(1)現在国の基準では小学校1年生のみ35人以下学級となっていますが、富山県では独自に小学校2年生も35人以下学級としてきました。また、小学校3・4年生も希望する学校では35人以下学級としてきました。「教育県とやま」として、より1人1人の生徒に細やかに目配りするために、国に先んじて少人数学級に取り組んできたのは、素晴らしいことだと思っています。

そして、国では来年度から5年間かけて小学校全学年で35人以下学級を実現する方針を打ち出しましたが、今回も富山県では国に先行して取り組もうと、令和3年度は全3・4年生、令和4年度は5年生、令和5年度は6年生で、35人以下学級を実現することとしました。

「生徒によりよい環境を」という、この決定は大賛成の立場ではありますが、一方でそれに伴う影響も議論しておきたいと思います。来年度の3・4年生を35人以下学級にすると、新たに7人の教員が必要で、6年生まで拡大すると、さらに30人程度の教員が必要とのことです。1クラスが2クラスになったり、2クラスが3クラスになったりするわけですから、教員が必要になるのはその通りで、教員の確保が大変だという議論は今議会でもされましたが、クラスが増えればハコとしての教室も必要になります。全学年で35人以下学級にした場合、既存の校舎では教室が足りなくなる学校はないのか、伍嶋教育長にお聞きします。

→(回答)令和4年度で3校、令和5年度で3校が学校全体で1学級増加となる(が、既存校舎内で対応できる)。

(2)増築は無いのかもしれませんが、空き部屋を教室にすることで必要な改修が発生すると思っています。少人数学級には大賛成なのですが、国に先行することで生じる費用は県が負担するのか、市町村が負担するのか、市町村の教育委員会や財政課も大変気になっているのではと思います。

次の質問ですが、既存の校舎を改修する必要がある場合、その費用負担は市町村にお願いするのか、新田知事にお聞きします。

→(回答)教員に関しては、県単独の負担で確保する。校舎の増築や改修に関しては、国の有利な財政措置があるため、設置者である市町村が国の補助制度を活用して整備をする枠組みを維持したい。

国に先行して少人数学級を進める方針を県が出し、しかし費用負担は市町村だ、となると費用負担の協議の場がほしいという市町村も出てくるかもしれないので、そこは柔軟に考えてほしいということをお願いします。

(3)次の質問に移ります。令和3年度予算では県立高校2校の長寿命化改修が予算計上されています。富山西高校と高岡南高校の2校で15億円、新築ではなく長寿命化改修を選んだ理由を伍嶋教育長にお聞きします。

→(回答)建て替えるより、約2割のコスト縮減になる。

委員長、ここで資料の配布とパネル提示の許可をお願いします。

資料1をご覧ください。今伍嶋教育長も言われましたが、文部科学省もずいぶん前から長寿命化を推奨しています。

(4)しかし、県立高校が長寿命化改修をする中で、小中学校は新築される場合も多いです。私はいつも思っていることですが、県民にとっては「これは県の施設で、これは市の施設」とかはあまり関係がなくて、自分の払った、預けた税金が、うまく使われることが大切だと思っています。私は県の長寿命化に賛成の立場ですが、いい事例を水平展開するのも県の役割だと考えます。

新築を選ぶのにも一定の理由があることは理解していますが、長寿命化の方がコスト面でメリットがあるなら、その分他の教育行政に予算を振り分けられます。県も財政厳しいですけど市町村もどこも厳しいです。だからこそ、富山県内で効率的な使い方があるなら、ワンチーム連携推進本部会議などで事例を共有して、長寿命化改修を全県的に促すべきだと考えます。伍嶋教育長の所見をお聞きします。

→(回答)小中学校施設は様々な要因を考慮の上で市町村が総合的に判断しているものと認識している。しかしながら、長寿命化改修のメリットや国の制度について、必要に応じて市町村に対して助言を行ってまいりたい。

(5)ここからは来年度の県庁組織改編について4問質問します。組織を変えるのはエネルギーと、そして勇気の要ることですが、この分野に力を入れていくんだ!という意思が窺えて、いい印象を持っています。ですが、更に加速させてはどうか、という意味で質問していきます。

まず、来年度からNTTドコモに職員を1名派遣します。この派遣、デジタルを中心にした知見を吸収できますし、自分たちの当たり前が外では当たり前じゃないことに気付く瞬間もあると思いますので、とてもいいことだと思っていますが、他の企業にも派遣しているのか調べました。約4,000人の行政職員の中で、県外民間への派遣はJR東日本、ジェトロ、自治体国際化協会、と3名です。0.1%ですから、率直に少ないと思います。

NTTドコモに派遣した理由もそうなのでしょうが、県庁の方は知事も認める優秀な方ばかりですけど、外部の知見を取り入れることでさらに組織としてレベルアップするんだろうと思っています。簡単な言葉で言うと、「もっと他流試合を!」ということだと思います。江戸から明治になる時、多くの方が海外に行き、知見を持ち帰りました。そして他流試合と言えば、何より、富山が誇る朝乃山関は「出稽古で強くなった」と言われています。私たちも見習ってどんどん外に出て行きたいなと思います。

民間企業への派遣絶対数が少なく、もっと県外民間企業へ職員を派遣し、外部の知見を吸収してはと考えますが、滝経営管理部長に所見をお聞きします。

→(回答)DXなど行政需要が高度化・複雑化する中で官民の連携はますます重要。人事交流の拡大を図る。

(6)次に副知事2人体制に関して聞きます。スピード感をもって県政を進めたり、トップでしかできない交渉があると思いますので、個人的には2人体制はよいと思っています。

ですから応援する意味で聞きますが、今回は同時に政策監の廃止を提案されています。政策監を廃止すると幹部は1名減の1名増となり、横にスライドしているだけにも受け止められます。権限強化にはなっているので、意味はあると思っています。かかる費用もむしろ抑えるなど工夫もされています。しかし、いい仕事や成果があるなら、費用かかっても仕方ないと個人的には思います。

ここで私の問題意識をお伝えするために、逆に人員を減らす場合に、自治体や民間で起こっていることをご紹介します。

スリムな行政、スリムな体制を目指して「職員の削減計画」があって、正規職員は数字では減っています。しかし、その分臨時職員が増えている。正規職員から臨時職員にスライドしているだけですが、「正規職員は減っている」と言う。これも「意味がない」とまでは思いませんが、「正規職員は減らしました」とその言葉通りのままの効果はないと思っています。

権限強化にはなっているとは思いますが、人員としての体制も強化するためにも、もっと大胆に、政策監を残した上で2人体制としてもよかったのではないか、新田知事にお聞きします。

→(回答)政策監を置いたのは総合政策局の業務が多くなり、分担する意味もあったと理解している。副知事2人体制にあたっては、コストを抑える、また総合政策局の業務量の平準化にも心を砕いた。このようなことも踏まえて、政策監の廃止とした。理解してほしい。

(7)続いて、ワンチーム連携推進本部会議について聞きます。会議では二重行政の解消もテーマにあがると想定しますが、二重行政は大きいもので何だと考えているのか、新田知事にお聞きします。

→(回答)市町村と連携して、効果的・効率的なサービスを提供していきたい。

(再質問)「二重行政の解消もテーマとしたい」と知事が会議で言っていたので質問しましたが、具体的な回答がありませんでした。再質問します。

→(回答)民間人のころ二重行政はあるのかなと思っていたが、二重行政は大きなものも小さなものも見当たらない。

(8)知事はないと言われましたが、私は小さなものはあると思っています。解決したら県民にとってどんな具体的な効果があるのか、滝経営管理部長にお聞きします。

→(回答)県と市町村で同じような補助制度がある場合もある。もちろん県と市町村でそれぞれ目的とするものがあるからその制度があるわけだが、住民からすると二重に見えるかもしれない。連携して、どちらかがまとめてやる方が効率的な場合がある。行政の効率化は、住民の方への行政サービスの質の向上に繋がるのでしっかり取り組む。

今回はだいたい半分のここまでとして、残りは次回にします!

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で6月までは視聴できる予定です!こちらもぜひ!

2020年12月14日

【県議会】

11月議会が本日閉会。

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

本日、「11月議会」が閉会。

一般会計総額約55億円の補正予算案が賛成多数で可決されました。

新型コロナのための入院病床の確保に約30億円や、県庁内LANの強化に約4億円、公共交通の感染防止対策への支援、生活福祉資金貸付原資の増額などコロナ対策が中心ですが、

新田知事が公約に掲げた「成長戦略会議」の創設予算400万円も計上。

高岡まわりでは、高岡児童相談所の移転改築工事の費用も計上されました。

新田知事になってからの初の議会ということで、(私は今回常任委員会以外での質問の機会が無かったのですが、)多くの議員が公約や今後の県の方向性について質問。

よい意味で白熱した場面がいくつもあり、非常に聞き応えのある議会だったように感じました。

新田知事に関しては、今議会に関しては年度途中の議会ということもあり具体策は少なめではありましたが、終始自分の言葉で、自身の経験を交えて話そうとされ、大変好感が持てました。時に意見をぶつけ合い、時に補い合いながら、協力して、ともに富山県の発展のために行動していきたいなと思います。

1点だけ、細かい話で恐縮ですが、神社の年末年始混雑状況の配信に1,100万円はかけすぎだと感じ、担当委員会所属の八嶋議員に想いを託し質問してもらいました。

唐突だったと陳謝があった上で、

あくまで予算としては1,100万円だが(1神社での機材や工事100万円×7+広告400万円)、なるべく実際の金額が少なくなるようにする、との答えで、引き続き注視していきたいと思います。

また、補正予算外の案件ですが、

多大な寄附を頂いた「新型コロナ対策応援基金」から、9,000万円を使い、

年末年始に緊急医療機関等に勤務する医療従事者(医師、看護師、検査技師、薬剤師、事務員等)に、1人3万円の慰労金を交付することも決定しました。

実際に治療にあたられた方のみに交付するのではなく、もう少しだけ対象を広げたことで賛否両論あるかもしれませんが、

私としてはよい使い道だと感じていまして、ゴールデンウィークに突貫工事で基金設立やクラウドファンディングに取り組んだことがようやくみなさんの手に届き、感慨深い思いです。

リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

次は2月議会。翌年度の予算を審議する、年間で最も大事な議会だと思っています。

力を蓄え、いい議論ができるよう、本日から走り始めたいと思います。

それではまた!

2020年12月12日

【公共交通】,【市民の動き】,【県議会】

城端線・氷見線のLRT化を高校生が考える

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

昨日は11月議会(11月に始まったのでそう呼びます)の教育警務委員会が開催されました。

その中で岡崎議員(社民党)から紹介があったのですが、

12/2(水)にKNBでこのような放送があったようです。

(動画)

リンク:JR城端線・氷見線のLRT化 高校生は… (knb.ne.jp)

(KNBより文章引用)

 JR城端線と氷見線をめぐってJR西日本と県、それに沿線の4つの市は先月、沿線の住民を対象にした利用調査を行い、LRT化に向けた検討が具体的に進みつつあります。この2つの路線を最も日常的に使っているのが、沿線の学校に通う高校生です。SDGsの1つに掲げられている「住み続けられる街づくり」に向け沿線の2つの高校の生徒が、利用者の視点から路線の将来を考えています。梅本記者のリポートです。

 氷見高校2年 佐藤勇太さん
「氷見市の海浜植物園の近くに新駅ができるかも、という話を聞いて一気に関心が湧いた」

 氷見高校普通科文理探究コース2年の佐藤勇太さんと島彰太さんです。氷見線のLRT化に関心を持ち、県内の先行事例である富山地方鉄道富山港線、旧ライトレールに実際に乗って、その利便性や効果を考えました。

 佐藤勇太さん
「ライトレールはパターンダイヤで等間隔に来るので時刻表を見ずに行動することができて楽だった。高齢者、いろんな年代の方々が利用しているので、それをみると賑やかで少し羨ましいなと思った」

 富山港線は、富山駅から岩瀬浜を結ぶ総延長7.7キロの路線です。赤字路線だったJR富山港線を軌道線として組み入れて整備し、誕生したのが2006年。低床車両の導入に加え、停留所を3か所増やして、運行は最短で10分間隔。利用者を順調に伸ばし、沿線の住宅増加に加えてことし3月の南北接続で、更なる効果に期待がかかります。

 一方、氷見線と城端線は、総延長45キロ余り。高岡駅を分岐点に、北は氷見から南は城端まで県西部を縦断しています。地鉄富山港線のほぼ6倍という距離をLRT化した場合の効果はいったいどれほどのものか…。

 2人は、城端線沿線で同じように利用する生徒が多い砺波高校の協力を仰ぎました。生徒のおよそ4割が城端線で通学している砺波高校。普通科の2年生4人が、同じように授業で城端線と氷見線のLRT化を考えていました。

 路線を利用する生徒同士、オンラインで忌憚のない意見を交わしました。

 氷見高校2年 島彰太さん
「自分たちだけで思っていても解決できないので、やはり多くの人に同じ意見を持ってもらうことが大切だとわかった」

 砺波高校2年 伊藤要さん
「利用者が増えなければこのLRT化の実現の可能性も下がるので、日ごろ利用しない人が利用してもらわなければ、増えないことがわかった」

 昨年度の城端線と氷見線の1日の輸送人員は、1キロあたりともに3000人を切っています。これは、国鉄からJRに民営化された1987年のほぼ6割で、国鉄時代の廃線基準だった4000人を下回る水準です。

 通学に多くが利用しているはずの砺波学校の生徒にアンケートをとったところ、LRT化の動きについて知っていたのは2割に届かず、LRT化の賛否についても6割が「わからない」と答えました。

 利用者増加には、まずは関心を持ってもらうことが重要だと考えた4人は、城端線沿線の3つの市を訪れ、LRT化に向けた取り組みや、JRが示している街づくりとの関わりについて尋ねました。

 高岡市総合交通課 佐伯貴之係長
「交通の活性化は街の活性化にもつながる」

 ただ一方で、富山港線に比べて距離が長いうえに砺波市や南砺市など、住宅が点在する地域での利用の促進には課題があると、生徒たちは考えています。

 砺波高校2年 浅島希美さん
「住み続けられる街づくりという、SDGsの11番目に注目して私はあまり毎日乗らないが、そういう乗らない人達ももっと城端線に乗るようになって地域が活性化できればと思ったので、実現するとなるとLRTよりも前に改善しなければならないことがたくさんあると…」

 打開策の1つとして砺波市は、城端線の駅などを予約制の乗り合いタクシーで結ぶデマンドタクシーの範囲を広げ、駅への2次交通を充実させたい考えです。

 夏野砺波市長
「広げるなら全市でやるしかないなと思っていて、いくつか課題を解決する必要があるが、これも放置できない課題だと思うので4年間のうちになんとか対応したいと思っている」

 沿線の高校にとって最も身近な交通手段である氷見線と城端線。利用者目線で考えられる生徒たちの視点は、LRT化に向けての貴重な意見と言えそうです。

 砺波高校の生徒たちは城端線のポスターを作って、校内だけでなく沿線の駅や高校にも貼り出し、必要性を考えるきっかけ作りをしたいと考えています。

岡崎議員は、
このような「社会的に議論となっている問題」を教育の題材として積極的に取り入れてはどうか?
という質問をされましたが、とてもいい質問だと感じました。私も賛成です。

それにしても、この高校生の一連の動きは、なんて素晴らしいのでしょうか?

子どもの時の関心事は、自分の周りの範囲になりがちかと思います。恥ずかしい話ですが、 私自身を振り返ってみるとまさしくそうでした!

しかし、この高校生は、交通手段に関心を持ち、

実際に先進事例の調査に行き、

他校の生徒と連絡を取り、オンラインで議論し、

3つの市役所を訪ねて課題を深掘りし、

「乗客増が必要」→それには「駅への2次交通を整備する必要がある」

と、1つのきっかけから、次々と発展させて問題を捉えています。

他校との交流や市役所訪問は緊張もしたでしょうが、本当に素晴らしい行動力だと思います。

この一連の動きは、まさに生きた学びではないでしょうか?学校の先生も市役所の職員も、恐らく多少のサポートがあったのかなーと思いますが、こういう「生徒の興味」を見逃さず拾って大きく育てる、そんな学校や市役所はとても素敵だなと思いました。

それが目的ではまったくありませんが、きっと生徒の地域への愛着は高まったのでは?

1件だけでなく、これからもこういう生徒のチャレンジを応援する地域でありたいです。

それではまた!