2020年02月08日

【自分の考え】

リフォームとリノベーション

おはようございます、富山県議会議員の瀬川侑希です。

近年、「リノベーション」という言葉をよく聞くようになりました。「re(再)」と「innovation(革新)」がくっついた言葉。私は、古い住宅を改修する、なんていう文脈でよく耳にします。

一方で昔から「リフォーム」という言葉もあります。こちらも住宅周りでよく聞きました。

この違いは何でしょうか?

リフォームとリノベーション

一般社団法人リノベーション協議会によると、

リフォーム:原状回復のための修繕営繕不具合箇所への部分的な対処

リノベーション:機能、価値の再生のための改修
その家での暮らし全体に対処した、包括的な改修

としているそうです。

もっと簡単な言葉にすると、

リフォーム→元に戻す、原状回復

リノベーション→改修を加え、新たな価値を生み出す

ということかと思います。

さて、今日は「リノベーション」に注目してみたいと思います。

建物改修だけがリノベーションではない

先日、富山新聞に私のコメントが載りました。

政治家になる前から言っていた、「テコの原理=レバレッジを効かせる」を取り上げてくださり、大変ありがたかったです。私はこのおとぎの森公園の例は、「リノベーション」の好事例だと思っています。

富山県は実は年間降水日数が日本一。(以前それに関するブログも書きました。)

「雨の日の遊び場がない!」という声を同世代からよく聞きました。

そこで高岡市がその声に応えるために動いたのが、おとぎの森公園の建物内への「ふわふわドーム」設置です。


おとぎの森公園は芝生が広がる素晴らしい公園ですが、雨の日や冬場は利用者が減ります。

また、建物は約25年経過していました。

そこにふわふわドームを「ちょい足し」することで公園の新たな価値を生み出しました。決して大規模な改修ではありませんが、魅力を大きくアップ。そういう意味で「リノベーション」の好事例だと思っています。

このような例は県内にいくつかあります。

例えば、富山市総合体育館は2018年2月に天井吊り型ビジョン「センターハング」を設置しました。

これにより、試合前、試合中の演出の幅が広がったり、試合展開が一目で分かったり、選手と観客の一体感がより醸成されることになりました。

富山市総合体育館もできてから約20経ち、同じく「ちょい足し」ですが、魅力を大きくアップさせました。担当の富山市役所佐伯さんに言われて初めてハッとしましたが、これも「リノベーション」だと思います!

人口減時代は「てこの原理」的発想が大切ではないか

これから本格的に人口が減っていく社会に突入します。行政に入る税金もどんどん減り、今までのように資金が十分にありません。

0から新しく整備する前に、「ちょい足し」「小さな変化」で大きな効果。「てこの原理」的発想で価値を高められないか、まずとことん考えてみることが大事ではないでしょうか?

最後におとぎの森に関して。

ふわふわドーム設置までは素晴らしかったのですが、もう一手足りていないと感じます。

せっかく人が集まるようになったのなら、最大限活かすべき!

例えば、キッチンカーで食べ物、飲み物。

コーヒー、アルコールがあればさらに滞在時間が長くなるかもしれません。夏の夜は、素晴らしいロケーションを活かして、星空映画上映も面白いですね。

利用者目線になってふわふわドームを設置した高岡市なら、次の手もきっと打てると思うので、応援していきたいです!

それではまた!

2020年01月03日

【自分の考え】

2020年!明けましておめでとうございます!

明けましておめでとうございます!富山県議会議員の瀬川侑希です。今年も宜しくお願い致します。

今年はなんといってもオリンピックがやってきますね。

念願の「空手」の種目化ももちろん楽しみですが(笑)、

国籍や人種を超えて、記録・相手・己の限界に挑戦する瞬間がたくさん生まれることを期待しますし、

「見る」われわれも、スポーツの素晴らしさを再認識し、人生の豊かさを考えるきっかけになればと思います。

また、「する」「見る」だけでなく、スポーツを「支える」という活動も広がったら嬉しいです。ボランティアや寄附もそうですが、「応援する文化」が日本にもっと広がれば!応援する人は応援される人!

そして、期間中は多くの外国人が日本を訪れます(2020年の訪日外国人数は4,000万人の予想です)。競技は東京を中心とした地域で行われますが、地方にも去年より多くの観光客が訪れることでしょう。オリンピックというお祭りを通じて、地方の魅力も発信され、住んでいる私たちも自分たちの地域の魅力に気づく、そんな大会になったらいいなと思います。

ちなみに富山県の聖火リレーは6月3日と4日です。富山県は全市町村を走ります。

前職で少し招致活動に関わっておりました。

2013年9月8日。東京オリンピック決定の日。駒沢オリンピック公園にて。

その時は「東京オリンピックだけど、合宿や観光誘致も含めて、日本全体が盛り上がるオリンピックになれば」と思って仕事をしていました。当時のSNSを見返したのでウソじゃありません(笑)。開催決定直後はネガティブなニュースも多かったですが、なんだかんだでようやく当時思っていた状況に近づいているように感じ、感慨深いです。

さて、話は変わり、自分の話を。

昨年も新年の抱負を述べましたが、今年も3つ目標を立てました!

①1次情報、0次情報の取得を意識する!

2019年の反省としては、「今入手できる情報」「表に出ている情報」で戦ってしまうことが多かった点があります。「年数が浅い政治家=限られた情報量になってしまうので、別のポイントで勝負する」と言い訳していましたが、2020年はそこから逃げずに、1次情報、0次情報を取る努力をしたいと思います!

②昨日の自分を超えろ!去年よりブログを更新する!

昨年は「アウトプットを増やす」という目標を掲げ、41本のブログを更新しました。情報発信も議員の仕事ですので、今年は1カ月平均4本目標でブログを更新します!

③積極的に街頭で演説する!

遠く感じられるかもしれませんが、政治は本来身近なものですので、なるべくみなさんと接点を持ちたいと思っています。7月目標で新パンフレットを制作予定です!もし見かけたら、ぜひ受け取ってください!


そんなこんなで、昨年より1回り2回り大きな政治家になろうと、気合十分で新年を迎えたので、今年は始動も早めました。

元日は、結婚式を挙げた関野神社に参拝し、両親の家に行きましたが、空いた時間は挨拶回り。初めて元日から挨拶回りをしました。

2日3日も同様、親戚の家に行ったり、挨拶回りをしたり。

夜はいただいた年賀状にお返事を。

政治家は法律により自分から年賀状を出せません。「答礼のための自筆によるもの」のみ認められています。また、お年玉つき年賀状は法律違反になるので、手書きでお返事を書きました。

明日4日は高岡市空手道連盟の稽古始めがあるので、思いっきり身体を動かそうと思います。

正月くらい休もうかな、と思わなかったわけではありませんが、アドレナリンが出ているうちは、身体に正直に、走り回りたいと思います!

新年早々、暑苦しくてすいません(笑)!今年も宜しくお願い致します!

2019年12月31日

【自分の考え】

年内最後のブログ

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

先日、スゲで来年の干支を作りました。玄関に飾ってあります。よい年を迎えられそうです。

こちらはお手本です。

本日は12月31日です。2019年1月に「今年は情報発信を増やすぞ!ブログの更新頻度も高める!」と決意し、

本ブログを含めると41本公開してきました。

小さな目標ではありましたが、昨年から着実に本数を増やせたこと、自分で立てた目標を達成できたことには、少し充実感があります。

想いを込めた3月議会、その後突然の県議会議員選挙、初めて経験する県議会、最後まで慌ただしかった1年でしたが、「情報発信も議員の大事な仕事!」と、歯を食いしばって取り組んできてよかったです。

この1年私のHPは「30,589」のページビューがあり(前年比59%増)、そのうち「15,231」がブログのページビューです。多くの方が見てくださいました。本当にありがとうございます!!

数値目標は年明けのブログで言いますが、来年はより頻繁に更新していきたいと思います!

今回はこの1年公開した中で、よく見られたブログBEST5を発表します!

第5位:小学校再編統合に関するアンケート結果

第4位:3月定例会で私がした質問

第3位:「イオンのせいで、商店街に人がいなくなった」は本当か?

第2位:昨日、決意を表明しました。

第1位:選挙の費用(私の場合)パート2:透明性と情報公開のために

決まったことにケチをつけるのは政治家として失格だと考えています。

そのため、1つ1つ振り返ることはしませんが、

それぞれ自分が力を込めて取り組んできたことばかりだったので、読んでくださり、非常にありがたく思いますし、体重を乗せて発信したことは、伝わっていくんだな、ということも感じました。

さぁ、明日から新しい年です!!今日から1日経過するだけですが、区切りというのは気持ちを新たにするのにいいですね。

みなさん来年はどういう年にしたいですか?

オリンピックも大変楽しみではありますが、
やはり私は、未熟さを日々感じるので、政治家として1回りも2回りも成長する、そういう年にしたいと思います。

あくまで県民の代表です。積極的に県民の声を聞き、

有識者会議の方々よりも多角的に勉強し、深い議論で行政をチェックし、

なにより県民が、曇天をものともせず、明るい気持ちで日々を過ごせる、明るい未来を想像できる、そんな富山県にしていきたいと思います!!

それではみなさん、よいお年を!!

2019年10月20日

【自分の考え】

議員の夏休み

おはようございます、富山県議会議員の瀬川侑希です。

議員に夏休みはありません。正確に言うと、「決められた」夏休みはありません。取りたかったら、各自で取ることになります。

(今回は賛否両論があるテーマです。私の方が正しいというつもりはなく、あくまで一意見として…。)

岡山県総社市議が議会休みクルーズ旅行

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019100401075&g=soc

大阪府松原市議が議会休み沖縄に旅行

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-00000067-kyodonews-pol

この2つのニュース、今年のニュースですが、みなさん覚えていらっしゃいますでしょうか?また、どう思われましたでしょうか?

私はもやもやした気持ちを抱きました。

というのも自分自身、まさにこのような状況になりかかっていたからです。

議員は、もちろん議会の日には議場に集まらなければいけません。下記は「富山県議会会議規則」ですが、非常にシンプルな規定になっています。

(参集)

第1条 議員は、招集日の開議定刻前に議事堂に参集し、その旨を議長に通告しなければならない。

(欠席の届出)

第2条 議員は、公務、疾病、出産その他の事故のため出席できないときは、その理由を付け、当日の開議時刻までに議長に届け出なければならない。

(ちなみに、今の規定では「育児」や「介護」であっても欠席はできません。)

一方で、休みの規定はなく、個人の裁量に委ねられています。土日という土日が無い職業と言われますが(実際そうだと思います笑)、休むも休まないもそれぞれの判断です。

本会議は基本的に6月、9月、11月、2月と開催される日程がある程度予測ができますが、委員会はランダムに開催されるので、予測しづらい。

私の場合、委員会で起こりました。

妻の夏休みに合わせて家族旅行を計画していたところ、委員会の日程調整が。

2週間ほどの候補日があったため、半分の日付はOK、半分の日付はNGで返答したところ、8人の委員の都合を合わせると、私がNGで返した日程に開催されることに。日程調整ですから、当然これは仕方がありません。

私は委員会を優先しましたが、ちょっとでも安く!と、安いけれどもキャンセル料の高い航空チケットを押さえていたため、かなりの額を支払うことに。何よりせっかく取ってくれて夏休みの予定を壊してしまった妻に申し訳なかったです…。

せっかくの休みをどうしてくれるんだ!働き方改革だから、議員にも休みの規定を!

と言うつもりはありません。

選挙で選ばれる職業ですから、本人は自分の取った行動で審判を受けるはずです。

だからこそ、ことさらに周りが騒ぐ風潮に、私は違和感があります。

出席はしてほしいですが、反射的に騒ぐ前にそれぞれの事情も想像できる、寛容な日本であってほしいなと思います。

今回はこれで。

2019年08月31日

【自分の考え】

政策を考える上で念頭においていること

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回のブログで、

・富山で子育てしたくなる政策

・持続可能な都市運営

・富山県のブランド戦略

この3つを念頭におきながら活動している

と言いました。

今回はこの3点について、もう少し詳しく説明してみたいと思います。

まず、あくまで私の場合ですが、政策を考えたり、これをやったらどうですか?と役所に提案する時、2つの基準を自分に課しています。

これまでも何度か言ったことがありますが、その2つの基準とは、

「30年後の未来を想像した時に、いま必要だと思うこと」

「てこの原理のように、小さな力で大きな効果がありそうなこと」

です。

これまでの提案がすべてこの基準をクリアしてたかと言われると「?」なものもあったかもしれませんが、それでも、かなり注意して自分に課してきたルールであると思っています。

しかし、議員活動をやる中で、その基準だけでは「1つ1つの政策が提案できたとしても、方向が定まっていない」と感じることがありました。

『ゴール』がないという意味ではありません。

『ゴール』は、「30年後の富山県(高岡市)=子どもたちに誇れる富山県(高岡市)」なのですが、

そのために『中期的』にやること・目指すことをもっと明確にする必要があると思いました。

(ワンピースでも、『ラフテル』を目指すために、『仲間を増やす』や『四皇を倒す』という課題を設定していますね。)

もちろん、「子育て政策」「教育」「財政」「民間目線」「この街の資産を活かす」など、力を入れている分野はありましたが、今思うと、『短期的』な目標に分類されるんだと思います。

そこで、4月の富山県議会議員選挙に出る際、ちょうどいい機会だと捉え、『この方向で行く!』『ゴールにたどり着くために、まずはこういう富山県(高岡市)を目指したい!』という自分の政策の方向性を決める3つを設定しました。

それが、

・富山で子育てしたくなる政策

・持続可能な都市運営

・富山県のブランド戦略

です。

まず、

・富山で子育てしたくなる政策

ですが、これは「子育て支援政策」ではありません。

「この街で子育てしたくなる政策」です。

金銭面での負担を解消するといったことはもちろんですが、

海も山も近くにある恵まれた自然環境、教育県とも言われる富山の教育、富山の食の魅力。

また、美術館もありますし、週末などにプロスポーツチームの応援に行くのも楽しいです。グラウジーズ、カターレ、サンダーバーズ、アクアフェアリーズ、アランマーレ、、、たくさんの競技がありますね。

そして、高岡おとぎの森公園のような大きな公園もあります。雪かきの負担もありますが、冬には雪遊びもできます。

「富山で子育てしたくなる政策」は富山県庁ひとつでみても、〇〇課が〇〇をし、△△課が△△をし、□□課が□□をしないといけません。 総合的なデザイン力、プロデュース力、実行力がいる仕事です。

行政の仕事を横断的に、横串を通して捉える。まさしく議員にこそ求められる仕事ではないでしょうか。

その結果として、「富山で子育てしたい!」「富山で子育てできてよかった!」と1人でも思ってくれるような、そんな環境を作っていきたいと思います。

次に、

・持続可能な都市運営

です。

自分に課した「基準」にも通じますが、今だけを考えて物事を決めるのではなく、30年後まで考えて意思決定をするプロセス。

市議会では、こうした視点で多く質問をしてきました。高岡市の財政問題、小学校統廃合の問題…。

今、一見必要に見えるかもしれないことは、30年後のこの街にも必要なことかどうか、チェックすることが大事だと考えます。

また、持続可能な都市運営のためには、健康寿命を延ばすことが欠かせません。

国全体で、医療にかかるお金が膨らんできていて、その他の投資に回す余力が無くなってきています。

高齢者が元気な街は、将来のために投資ができる街でもあるんです。

そうした街には人が集まってきます。

最後に、 こうした政策のエンジンとして、

・富山県のブランド戦略

にさらに力を入れる必要があると考えています。

富山県から新しく産まれた新しい品種のお米「富富富」の首都圏でのプロモーションだとか、富山県の観光地に県外や海外から足を運んでいただく観光プロモーション、こうしたことは必要なことですが、 外の人のためだけに「ブランド」が要るのではありません。今、一番必要なのは、住民に実感される「富山県のブランド」戦略だと思っています。

住んでいる私たちが「富山はここが素晴らしい!」「ここがおススメだよ!」と自信を持って話すことが、外の人にとっては何よりも魅力的で、ブランドにつながります。

「富山で子育てしたくなる政策」「持続可能な都市運営」「富山県のブランド戦略」これらはぜんぶ有機的に結びついていることです。

普段こんなことを考えながら活動しています。引き続き、『中期目標』としてこの3つを目指して、これからも活動を続けていこうと思いますので、もし道を外れていそうだったら、「それは『中期目標』から外れていない?大丈夫?」と声を掛けていただけると嬉しいです!

ではまた!

2019年08月16日

【自分の考え】

富山県は本当に人口が減るの?

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

「これからは人口が減る時代だ!」
「少子高齢化が進んでいる!」

ネットやテレビ、新聞でこのような言葉を見ない日はありません。

しかし、本当にそうなのでしょうか?そして、やっぱり富山県もそうなのでしょうか?

ここまで言われているので、恐らく本当であり、富山県だけ例外ということはないと思いますが、イメージで話すのではなく、実際の数字で確認しておきたいと思います!

まず、人口動態は「社会増減」と「自然増減」の2つに大別されます。

「社会増減」…人口流入数と流出数の差

「自然増減」…出生数と死亡数の差

まず、社会増減から見ていきます。

社会増減は進学、就職、結婚、移住など、さまざまなライフイベントで引っ越した方々の増減です。

みなさん、富山県の社会増減に関して、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

私がよく聞くのは、

「大学で出てって、帰ってこん。若い人がどんどんおらんくなる。」

です。

私も、以前似たようなイメージを持っていました。

しかし、結果はこちらです。

なんと、4大都市圏以外では、富山と石川だけ、社会動態では人口が増えております。

もちろん、大学を機に、県外に行く学生は多いです。そのまま県外に住む方も一定数いらっしゃいます。

しかし、全国と比較してみると、富山県のUターン率は約55%で全国2位の高さ。そして、県外に残る方よりも多くの方が富山県に引っ越してくれているんですね。

私たち富山県民が思っている以上に、今、富山は「選ばれる県」になりつつあります。

次に自然増減を見ます。上記のグラフでも分かる通り、自然増減は富山県はマイナスです。(実は東京都もマイナスで、全国で唯一、沖縄県だけがプラスです。)

この「自然増減」が話題になる時、よく聞く言葉に、「合計特殊出生率」というものがあります。

「合計特殊出生率」…一人の女性が産む子どもの数の平均。2.07が自然増と自然減の境目といわれる

(厳密にいうと、今すぐ2.07になっても、高齢者と若者の絶対数が違うので、すぐに自然減が止まる、というわけではありませんが、2.07以上が続くならば、自然減はそのうち下げ止まります。)

平成30年、合計特殊出生率の全国平均は1.42(平成29年1.43)でした。それに対して、富山県は1.52(平成29年1.55)。

全国平均を上回るものの、富山県の掲げる、2040年に2.07とする目標から少し遠ざかってしまいました。

もちろん数字だけを見たり、結果に一喜一憂すべきではないと思います。実際に、例えば平成30年度だけでも、富山県は「子育て応援券事業」を拡充したり、9月以降、新たに、一定の低所得世帯の第1子・第2子に対する保育料の無償化や軽減に取り組む市町村を支援したり、着実に環境はよくなっております。

しかし、支援と数字がリンクしていかないのは、

支援が「もう1人ほしい」と思うほどには実感として感じられない、前には進んでいるが歩みが遅い、

要は「支援が足りない」のだと、私は思います。

何もやっていないとは言いませんが、結果を真摯に受け止めて次に繋げる必要があります。

最後に、合計特殊出生率1.52。目標より低いのは分かったのですが、この数字が続くと、実際にどうなるのでしょうか?

すごく乱暴に例えますが、

第一世代に100万人いたとして、ちょうど男女が50万人ずつだったとします。

合計特殊出生率が1.5だと、第二世代は75万人になります。

この75万人が、ちょうど男女が半分ずつ、37.5万人ずつだったとします。

合計特殊出生率が1.5だと、第三世代は56.25万人になります。

つまりおじいちゃん世代から孫世代になるだけで、人口が約半分に。出産平均年齢がだいたい30歳なので、60年で人口が約半分に…。

人口が減るのは理解していましたが、こんなペースなんですね…。

だから「もっと子どもの数を増やさないと!」と安易に言うべきではありませんが、

「これだったらもう1人子どもがほしいな」「富山で子育てしたいな」と、『自然と』思えるような、そういった環境を整えたいですね!

今回はここまで!よいお盆をお過ごしください!

2019年07月31日

【自分の考え】

消費税増税分は何に使われるの?

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

いよいよ、10月から消費税が8%→10%になります。

嫌な変更かと思います。

税金が上がることに対して、嬉しい人なんて誰もいないでしょう。私だってそうです。少しでも低い方がいいに決まっています。

しかし、お子さんもお年寄りも、みんなが安心して暮らしていくために、社会保障は充実させていかなければなりません。さらに、高齢化で社会保障に必要な費用はどんどん膨らんでいます。働く世代を中心に徴収するばかりではなく、同じ税率で、消費に比例して少しずつ分担し合う。ある程度の消費税は仕方のないことだな、と私は考えています。

このテーマには様々な立場からの意見があります。批判もありましょうし、議論が尽きませんが、

活動をしていると、「消費税を増やして何に使うの?」という質問が結構多いため、「何に使うのか?」に絞って、書いてみたいと思います。

そもそも消費税を10%に上げるのは、2012年、当時の民主党政権時代に決まりました。
消費税率を5%→8%、8%→10%の2段階で増税すること、そして

5%の増税分は全額社会保障に充てること

が当時決まっています。

その後、2014年に5%→8%になりました。

8%→10%は、もともと2015年に行われる予定でしたが、2017年へ延期。さらに2019年へ再延期され、今日を迎えております。

8%→10%への増税分は約5.6兆円と試算されており、

約2.8兆円は、借金の返済に、

約1.1兆円は、社会保障の充実に、

約1.7兆円は、教育・子育ての充実に、使われる予定です。

(教育・子育ての充実とは)

認可保育所や幼稚園に通う3~5歳児と、住民税非課税世帯の0~2歳児の保育料が、原則無料になります。

ベビーホテルやベビーシッターなどを含め認可外の施設も一定条件をクリアすれば月額最大3.7万円の補助を受けることができます。

また、低所得者を対象に、大学や専門学校の学費や入学金の免除などを進めていく方向です。

実はもともと、このような使い道だったわけではなく、増税分の使い道は2017年に変更されています。

当初は、増税分の4分の3を借金の返済、残りの4分の1を社会保障の充実に使う予定でした。

これを借金の返済に回す分を増税分の2分の1に減らし、残りの税収について1.7兆円を教育・子育ての充実に。

高齢化による社会保障の増に税収が追いつかず、国の借金が拡大している状況が続いています。上記の使い道変更によって借金拡大ストップはさらに遠のいたのですが、

私は税金の使い道をより子どもたちに、子育て世代に、これからの世代に、というのは自分の考えとも同じで、よい判断だったと思っています。

(話は逸れますが、今回の増税に関しては、新聞が軽減税率対象(生活する上で必須となるものを低い税率とするルール)の8%であること。そして新聞社がそれに対して何も紙面で言わないことに疑問です。人のことになると追及するのに…。むしろ新聞よりインターネット通信費の方が、みなさんの生活に必須ではないでしょうか…。)

ちなみに、消費税10%は全額が国の財源になるわけではなく、3.7%は地方に使われます。市町村や都道府県も税収が増えることになるんですね。

冒頭にも言いましたが、消費税が増えて嬉しい人はいないと思います。解決方法を含めて、色々な考えがあり、どれが正しいというものではなく、どれも否定するものでもありませんが、私はこんな風に考えています。

2019年03月18日

【自分の考え】

昨日、決意を表明しました。

こんばんは、高岡市議会議員の瀬川侑希です。

新聞などでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、昨日、ある戦いへの決意を表明しました。

大変急な話で、、、

約2年前に、不安もありながら職を捨てて飛び込んだこの世界、、、再びすべてを投げうって挑戦することになること、

とにかく時間がないこと、

また、何より高岡市議会議員を1年4カ月しかやっていない状況であること、

…大変葛藤がありました。

家族にも心配させてしまっています。

しかし、悩んでいたところ、「市議会議員になってほしくて応援してたんじゃない、高岡を変えてくれると思って応援してたんだ。そこがぶれていないなら引き続き応援する。」という支援者の言葉で挑戦を決めました。

大変遅いスタートですが、本日より地域を歩き始めております。

いまだ不安ではありますが、「決めたからには頑張るしかない!」と思って歩き始め、多くの応援の声をいただきました。本当にありがとうございます。

一方で、今まで応援してくださった方から、「市議会議員として応援していたのに、、、私は反対だ。二度と来るな。」という厳しい声もいただきました。

これまでも、門前払いされることはありましたが、0からの出発でしたので、「自分の想いを訴えていくだけだ」と思っていましたが、

今まで応援してくださった方からの絶縁、、、人生でこれより辛いことはありませんでした。

空き時間に、1年5カ月前の選挙の時にみなさんがタグ付けしてくださったFacebookや、自分の過去のブログを読み返すと、こみ上げるものがありました。

高岡のことばかり書いてあり、、、「こういう高岡市にしたい!」と言い続けてきた1年5カ月だったと思いました。自分のことながら、自分は高岡のことが本当に好きなんだなぁと感じたとともに、、、一方で、今回の挑戦は当時応援してくださった方を裏切ることになるのではないか、と急に不安になりました。

正直に申し上げて、今この瞬間「県政の課題は?」という問いがあった場合、他の方より的確に答えられないかもしれません。

しかし、反面、市議会議員として必死に活動してきたので、「高岡市の課題」を誰よりも感じている自負はあります。そして、深く考える中で、市だけで解決できる問題もあれば、市だけでは解決できない問題もあることも分かってきた1年5カ月でした。

広域で連携して(←これからの日本の非常に大きなキーワードであると思っています)、、、県全体の視野で「高岡」を捉え直す、、、あるいは「HOKURIKU」として考える、、、こういうこともとても大事だと感じています。

今、「高岡のために」と訴え始めた当時の想いは、ちっとも変っていません。「若い世代の声を届けたい」「民間目線、市民目線で行政を考える」という姿勢もまったく変わっていません。市議会議員をもっと務めたいという思いもあります。

しかし、私は挑戦します。

様々なご批判もあろうかと思いますが、無投票ではなく選挙をすることで、「市民に、誰に託すか選ぶ権利がある」、また、高岡情けないという報道もありましたが、「手をあげる人間がちゃんといる。高岡には元気と底力がある!」ということ、そして「高岡にはこういう課題があるよ」ということを富山県のみなさまに伝えていきたいと思っています。

これまで「高岡全体を考える議員になりたい」ということを言ってきました。であれば、「富山県全体を考える」と言わなければいけないのかもしれません。

しかし、今は「高岡」のことしか考えることができません。ですが、それは「高岡に利益を誘導したい」「他の市町村のことは関係ない」という意味ではありません。今の「高岡全体」を考えてきたこと、それは無駄ではなく、その延長線上に「富山県全体」があり、富山県全体を考えることは必ず高岡の課題解決にも繋がると確信しています。

とにかく時間がなく、、、1人でも多くの方に自分の想いを届けられるよう、動き回ります。

急展開で、全然みなさまにお伝えできていません。本当に申し訳ありません。再び、ご迷惑をお掛けしますが、力を貸してほしいです。

2019年02月20日

【自分の考え】

「イオンのせいで、商店街に人がいなくなった」は本当か?

こんにちは、高岡市議会議員の瀬川侑希です。

2019年秋(10月か!?)にイオンモール高岡が増床リニューアルされます。

店舗面積が約72,700㎡へ、現在のおよそ1.5倍になる大規模な増床です。

過去を振り返ると、イオンモール高岡は、サッカーW杯の年、2002年にオープンしました。当時高校3年生だった私は、受験生だったので頻繁に訪れることはありませんでしたが、それでも数回訪れ、あまりの賑わいにただただ驚いた記憶があります。

さて、イオンモール高岡ができて以来、街で度々聞く言葉があります。

「イオンのせいで、商店街に人がいなくなった」

「イオンがきたから、街が地盤沈下した」

果たしてこれは本当なのでしょうか?

思わせぶりなタイトルをつけながら、今回、これを検証するようなことはしません。しかしこの手の話を聞く時、私はいつも「イオンは基準だ。イオンより面白ければ、人は集まる」という言葉を思い出します。以前何かの記事でそうおっしゃる方がいました。

イオンモール高岡は、増床前の現在でさえ、平日約1.5万人、休日は約3万人が訪れます。増床後は面積が1.5倍になりますので、人数も1.5倍近くになることが予想されます。

高岡市の人口は約17万人です。毎日、市の人口の約10%相当の方が来場され、休日は約20%相当の方が来場されます。改めて、とんでもない数字ですね…。

恐らく、今まで街中の商店街に行かれていた方も、少なからずイオンに移ったでしょう。それは否定できません。しかし、一方で見逃せないのは、同じ高岡市で毎日1.5万人を集めている場所がある、という紛れもない事実です。街に人がいなくなったわけではなく、面白ければ、または行く理由があれば、人は集まるのではないでしょうか。

そういう意味でも、山町筋、また金屋町エリアには非常に可能性を感じています。伝統的な街並みに加え、最近は飲食店も増えてきて、通りの魅力がさらに高まってきています。

これは私のアイディアではなく、「リノベーションスクール@高岡」を運営されていた、株式会社リノベリング 代表取締役 嶋田洋平さんがおっしゃっていたことなのですが、

赤で囲んだ部分が現在のイオンモール高岡です。これとまったく同じサイズを山町筋にもってくると、

昭和通り以北の山町筋に、見事ぴったり収まります。

増床部分は黄色で囲むと、

昭和通り以南の山町筋に、ぴったり収まります。

「山町筋のお店は点在している。だから車じゃないと…」

のような声も聞きますが、イオンに行く時は、このくらいの距離を平気で歩いていますし、なんなら何度も往復しているので、通りの魅力が高まれば、人は歩くのだと思います。

最後に、これは昨年11月のイオンモール高岡の報道向けリリースです。

また、同じく11月に高岡西部中学の生徒が山口久乗さんのおりんでベートーベン「第九」を演奏するというイベントがイオンモール高岡で行われました。

イオンは近年特に、地域に根ざした取り組みに力を入れています。

まず否定から入るのではなく、

「自分たちはイオンより面白い仕掛けができているか」

「イオンの集客をどう街中に繋げるか」

を考え尽くすことが、今必要なのでは、と感じます。

2019年01月29日

【自分の考え】

宇宙飛行士のように準備する!

こんばんは、高岡市議会議員の瀬川侑希です。

市議会議員になってから、1年と2カ月が経ちました。この間、実現できたこともありますが、道半ばなことも多く、(当初の想いが冷めることはありませんが!)日々もがきながら活動しています。

特に、市議会議員は基本的には「チェックが仕事」であり、市役所からの予算提案に「Yes」か「No」しか言えません。ここがどうにももどかしい部分です。

もちろん議会の質問を通してなど、提案型の質問を心掛けていますが、最終的にどの施策を予算に入れ込むか「予算提案権」は行政側にあります。

さて、今回はそんな私に対する、家庭での会話の話です。


ある日のこと。

妻いわく、私が珍しくいらいらしているように見えたらしく、「なんかあった?」と妻から聞かれました。

普段、後ろ向きな話はあまりしないようにしていたつもりでしたが、この時は思わず、「結局市議会議員は予算提案権無いから、自分で決められないし!」などと自暴自棄に言ってしまいました。

その時、妻からこんなようなことを言われました。

「自分で決められないって嘆くの、ダサいよ(笑)!
今読んでる本に、宇宙飛行士の若田さんのインタビューがあるから、あなたも読んだら。宇宙飛行士だって自分で決められないんだよ!」

(以下、「宇宙飛行士という仕事(柳川孝二著)」から引用)
「スペースシャトル計画や国際宇宙ステーション計画などの有人宇宙活動は巨大プロジェクトでかつ、国際協力で進めていくプロジェクトも多く、いつ宇宙飛行ができるか、宇宙ではどのような任務を担当するかなど、一宇宙飛行士としての自分の仕事の業務内容をコントロールできないことが多いのも、宇宙飛行士の仕事の特徴だと思います。ただし、自分でコントロールできないことに決して失望することなく、いま、自分ができることを確実に遂行し、宇宙飛行士としての資質を向上していくよう常に心がけています。そのためには、明日、来週、一カ月後、一年後、五年後、一〇年後と、短期から中長期までの目標を見据えながら、昨日より今日、今日より明日と、より挑戦的な課題に取り組んでいきながら、日々を過ごしたいと思っています。」

と本を紹介してくれました。

宇宙飛行士なのに、いつ宇宙に行けるか分からない。

宇宙飛行士というと、子どもの憧れの職業で、華やかなイメージがありますが、目に見えない部分では、いつ訪れるか分からない宇宙飛行のために、日々準備をしておくんですね。

「ダサい」という言い方は少々きつかったですが(笑)、あまりに的確なアドバイスだったので、これには非常に胸に刺さるものがありました。

スポーツの世界にも、「タスクフォーカス」という考え方があります。

審判の判定や、試合の最終結果は自分でコントロールできるものではないので、自分のプレーのみに集中するというものです。

市議会議員という仕事は政治の仕事です。政治の仕事であるからこそ、正解があるものではなく、賛成する方もいれば反対する方もいらっしゃるでしょう。100人いたら100人から喜ばれる政策は恐らくありません。

自分が信じていることを実現するには一筋縄にはいきません。時間もかかります。

しかし、だからといって諦めることなく、今自分できることに集中し、日々準備し、1歩1歩前に進めていきたいと思います!