2022年07月24日

【市民の動き】,【教育】,【自分の考え】

デジタルの環境を10代に!

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

先日、「富山オタクことちゃん」から、

「高岡にぴったりな気がするから絶対見に行った方がいい!」

と紹介があり、色んな地域を見ている彼女が言うなら「それはぜひ行かないとな!」と思い、

熊木高岡市議を誘って、金沢市にある「ミミミラボ」という施設を見学に行ってきました。

🟡富山オタクことちゃん🟡(@kotoyama_826)さん / Twitter

ミミミラボは1教室くらいのスペースで、10~18歳が対象の「デジタルに触れ、表現できる場」!

その特徴は、

・多様なデジタル機材(PC・ロボットプログラミング・3Dプリンター・楽器・VRゴーグル・レーザーカッターなど)が用意

・少し先を歩く大人(メンター)が常駐

そしてなんといっても、

・10~18歳なら誰でも「無料」

というものでした。

色んな楽器で作曲活動ができます
3Dプリンターで、
色んなものを作っていました。

「ミミミラボ」は、金沢市の三谷産業株式会社と、NPO法人みんなのコードが共同で運営する10代のためのクリエイティブラボ。

先ほどの写真のような様々なデジタル機器が「無料」で使え、

私が見学した時間も代わる代わる子どもが訪れ、

学校帰りにふらっと寄って、思い思いの創作活動をしていました。

開設からわずか1年。過去の作品も見せてもらいましたが、これが小学生に作れるのか!と思う作品ばかり。

また、衝撃を受けたのが、箸を忘れた人が「じゃあ3Dプリンターで作ろ!」とすぐに作っちゃったというエピソード!そんな発想があるなんて!

作品を見たり、このエピソードを聞いた時、

「私たちは子どもの可能性に知らず知らず蓋をしていないか…。都会にはこのような場があるかもしれない。けれど、生まれた場所に関係なく、やりたい人にはやれる環境を準備しなければならない!」と強烈な焦りを感じました。

思うに、学校の先生も一生懸命やっているとは思いますが、そもそも学校に色んな役割を求めるのは限界があります。

デジタル分野がまさにそう!

無理に学校で教えるのではなく、得意なことは得意な人に任せ、

地域全体で、放課後も含めた時間軸で、子どもを育んだ方がよっぽど子どものためだと考えます。

おそらく、子どもは環境が与えられれば、すぐにこのような機器を使いこなし、好きな子はどんどん先に進んでいくでしょう!最初のきっかけを与えるのが大人の役割!

そのために、各小学校ごとに、とは行かないでしょうが、例えば高岡市内にも1ヶ所はこのような場所があるべきだと思いました!

みんなのコードさんも、石川県に2ヶ所、高知県に1ヶ所拠点があるのですが、全国に増やしていきたい思いがあるとのことで、さっそく打ち合わせを重ねています。

また、たまたま高岡市にこられるので、ちょうどこれからお会いするのですが、

私たちが伺った数日後に、小林史明デジタル副大臣も「ミミミラボ」を訪れ、大変興味を持たれたとのこと。

国全体でこのような動きが加速することを期待しつつ、

そして少なくとも高岡市や富山県が全国に先んじて環境を整備できるよう、頑張りたいと思います!

それではまた!

2022年07月18日

【教育】,【県議会】

高校で主権者教育の授業3

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

7/12(火)に富山第一高校で富山県議会の出前授業!

「主権者教育」というテーマで2コマの授業を担当しました。

3年生12クラスに対して、党派を超えた17人の県議会議員で、クラスを割り振って授業を進行。

10月の新川高校、2月の高岡向陵高校に続いて3校目の実施となりましたが、私はこの「主権者教育」の授業、とても大切に思っています。

というのも、以下の3点を伝えたい!という想いがあるからです。

①私自身も政治について学ばないまま社会に出て苦労した

新川高校時のブログにも書きましたが、

新川高校時の記事:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

学校で「政治」が教えられることはほとんどありません。

もちろん、「三権分立」とか「議会制民主主義」という仕組みは学びますが、

もっと実践的なこと、生々しいこと、

「で、実際政治とどう関わればいいの?」「私の思う意見・課題はどうやって届くの?」「ほんとに届くの?」

こういうことは、振り返ってみても教えてもらったことはなく、

社会人になって、個人の責任で、実践を通して身につけるのが現状です。右も左も分からず、私自身とても苦労しました。

出前授業で2コマ。これで全てを伝えることはできませんが、「今度選挙あったら行ってみようかな」「権利を大事にしないとな」「候補者を調べてみよう」「私は○○のことを訴えてくれる候補者に共感するなぁ」など、

今まで関心のなかった「政治」に興味を持つ、きっかけになれば!そのお手伝いをしたい!と思って臨みました。

②世界の中の日本を意識してほしい

授業の中でも伝えましたが、

世界には、

投票に行かないと罰金という義務投票制の国、

女性に投票権の無い国、

なぜか賛成が100%の国、

ある考えを持たないと立候補できない国、など様々な国があります。

また、日本の歴史を振り返っても、

男性が大きな税金を納めなくても投票できるようになったのはわずか100年前、

女性が選挙権を持つようになったのはわずか70年前です。

この間、どのような活動があったのかを想像し、

「今」の「身の回り」だけで「当たり前」を判断せず、歴史的経緯、世界との比較に、少し視野を広げてみよう、と話しました。これは、「政治」に限らず、だと思っています。

③民主主義=多数決?

子どもの時は、なぜか意見が割れたら多数決で決めることが多かったように思います。

私自身政治家になって思うことは、多数決は民主主義のひとつの手段。ですが、唯一の手段ではないということ。

もちろん「全員合意」はとても難しい。最終的には多数決で決めなければいけない瞬間もあるでしょう。ですが、多数決で選ばれなかった意見をどう汲み取るか、も私たちの大切な仕事なんだよ。「多数決で決めればいいがや!」という人間にはなってほしくない。と生徒には伝えました。

2コマの授業は、担当者によって内容に偏りが出ないように、ある程度のシナリオを作りました。広報編集委員長の山本徹県議からの指名で、私も中心に入ってシナリオを作り、議会内各会派の合意を得ました。

その際、県議会として1番伝えたいこと、として合意を得られたのが、この「民主主義=多数決ではない」という部分。

ベテラン議員も若手議員も、自分の党も別の党も。みんなでこれを「1番伝えたいこと」として選んだ富山県議会を少し誇りに思いました。生徒に少しでも伝われば、と思います。

出前授業は、

・学年1人ずつ1万円集め、370万円で学校を快適にする案を考えてみよう!

・富山県民1人ずつ1千円集め、10億円あったら富山県で何する?

などのグループワークも織り交ぜながら進めました。

(10億円あったら、でよく出るアイディアは「若者の遊び場」と「公共交通機関の改善」。どのクラス、どの学校でも出ます。そして何十年も課題になってる気がします…。)

私の担当クラスは、担任の先生にも随分ほぐしてもらったおかげで、温かい雰囲気で終始進みました。

スポーツをやっている方が多いクラスでしたが、流石の集中力で、こっちも自然と熱が入りました!

みんなありがとう!これから始まるインターハイ頑張って!!

全クラスを見ていた方から、

「エデュケーションの語源は、『引き出す』という意味のエデュカーレ(諸説あるようです)!まさにそんな授業が各クラスで展開されていた!」

とコメントがあり、そんな授業になれば!とシナリオを作っていたので、とても嬉しかったです!

これから新川高校と向陵高校の2回目。また県立高校でもできないか、交渉が進んでいます。

これからの時代を生きる若者に、政治を身近に感じてもらい(無関心にはなれても、無関係にはなれない!)、また、自分たちで未来は変えられるんだ!という希望を持ってもらえるよう、コツコツ頑張りたいと思います!

それではまた!

2022年02月13日

【教育】,【県議会】

高校で主権者教育の授業2

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

10月の新川高校に引き続き、2/8(火)に高岡向陵高校で「主権者教育」の授業を行いました!

(新川高校時のブログから)

「政治」と「おカネ」は学校で教えられることがほとんどありません…。

タブーなのか?

何も分からない状態のまま社会に放り出され、個人の責任で、実践を通して身につけていくのが現状。

私もとても苦労しました。恐らくみなさんもそうなのではないでしょうか?

そんな現状に対して、「そのままにするのではなく、学校として何かできないか?」という理事長の強い想いで実現しました。

このプロジェクトの第2弾です。

新川高校時は1クラス1人の議員が担当でしたが、事前の学校側との打ち合わせで「どういう形がベストか、今度は違う形でやってみよう!」という話になり、

今回は1クラスにつき2人の議員が担当し、2年生6クラスで2コマの授業。

・役所の仕事は?

・税金の種類は?

から始まり、

・1人1万円。クラスで⚪︎万円集まったら何に使う?

・1人1千円。富山県で10億円集まったら何に使う?

などでアイディアを出し合い、

・民主主義=多数決じゃない、色んな意見を大事にしてほしい

・投票権の歴史、世界との比較

・税金を納めて終わりではなく、これからも色んな形で街づくりに関わってほしい

と伝えました。

他の議員はうまくやれたようですが、私は熱が入りすぎてから回ってしまい(泣)、担当のクラスの生徒にはほんと申し訳なかったです!ごめんなさい!

アドリブはOKですが、それぞれがあまりに違うことを伝えてはいけないと、議会としてある程度の授業フォーマットを作成しました。

議会を代表して私もその作成に関わらせてもらい、何を生徒は知りたいか、何を私たちは伝えたいか、打ち合わせを通じながら深く考える貴重な経験になりました。

新川高校に続いて2回目。ひっそりと嬉しかったのは、県の教育委員会から2名見学に来てくれたこと。

裏目標だったので、心の中でガッツポーズ!

「県立高校でもできないか考えたい!」との言葉があったので、この取り組みが広がるよう、引き続き活動したいと思います!!

生徒とのやりとりを通じて、「ここで育ってよかった!」と思ってもらえるような富山県にしなきゃと改めて思いました!!

なお、新川高校時のブログはこちらです。

リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

それではまた!

2021年10月27日

【教育】,【県議会】

高校で主権者教育の授業

新聞にも出ましたが、先週10/20(水)に、新川高校×富山県議会で「主権者教育」の授業を2コマ行いました!

(学校行事の合間をぬって、数ヶ月前から計画していたことではありましたが、まさかの衆議院議員選挙期間中に!結果的に、高校生にとってもよいタイミングだったかもしれません。)

「政治」と「おカネ」は学校で教えられることがほとんどありません…。

タブーなのか?

何も分からない状態のまま社会に放り出され、個人の責任で、実践を通して身につけていくのが現状。

私もとても苦労しました。恐らくみなさんもそうなのではないでしょうか?

今回は、そんな現状に対して、「そのままにするのではなく、学校として何かできないか?」という理事長の強い想いで実現しました。

3年生だけでなく、1〜2年生も含めた全11クラスで2コマ行う(11人の県議会議員がそれぞれ1クラスを担当)、という学校側もかなり思い切ってくれた今回のプロジェクト。

ハードルも多かったと思いますが、学校全体で合意形成しながら乗り越えてくださって本当にありがとうございます!

「役所の仕事ってどんなものがあるか?」

「それって税金で実施されているけど、税金はどういうものがあるか?」

「新川高校生全員から1万円ずつ集めたら300万円。学校をよくするために何に使う?」

「富山県民全員から1千円ずつ集めたら10億円。富山県をよくするために何に使う?」

もちろん色んなアイディアが出ました。どれも面白かったです!

しかし、財源は無限ではありません。

苦しみながらも最後は1つに絞る経験をしたのも、高校生にはよかったんじゃないかと思っています。

最も伝えたかったのは、「多数決が民主主義の全てではない」ということ。

最後決めるのは多数決かもしれませんが、それまでに議論を尽くす。選ばれなかった意見をどう拾い上げるか。もこれからも大切にしてほしい、と伝えました。

授業をしましたが、私の方こそ、高校生のアイディアに大変刺激を受けました!

聞いただけでなく、ひとつでも実現し、生徒が大人になるころ、もっといい富山県にしていきたいな、と強く思っています!

熱苦しいオッサンの話を聞いてくれてありがとう!でも、だからこそ頑張るよ!

いつか県立高校も挑戦してほしいなぁ…。

授業前には、エネルギー充電のため甘いものを。

このカフェ、すごくいいですね。

ゆったりした空気が流れ、心が落ち着きました。

2021年10月15日

【教育】

自論が飛び交う「教育」だからこそ、自分をアップデートせねば!

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

昨日、衆議院が解散しました。

衆議院議員選挙は政権選択選挙とも言われます。10/31(日)の投開票に向けて、各党の主張がメディアでも大きく取り上げられ始めました。

住んでいる選挙区では、私は橘慶一郎さんを応援していますが、

各党の政策、中でも特に、ずっと自分の柱に取り組んできた教育政策に関しては、どの党の主張も注視していきたいと思います!

(ただし、政治においては、「掲げるビジョン」と「実現性・実行力」のどちらも必要だと思っています。その主張には本当に「実現性・実行力」があるのか、私たちは見極めないといけませんね。)

先ほども言いましたが、私は「教育」を自分の活動の柱にしてきました。

国も地方も、暮らし・経済・農業・医療・福祉などなど、、、幅広い分野を担当しています。どの分野も大事です。

しかし、その中でも、何が最も大事かと問われれば、

私はいつも「教育」だと答えています。

「日本に格差はあるか?」

みなさん、こう聞かれたら、何と答えられますでしょうか?

私は、大学生時代と社会人時代は実感として感じました。そして、政治家になってからは現実も見ましたが、この日本にも格差は存在します。そして、データでも示されていますが、次の世代にも貧富が引き継がれる「貧困の連鎖」「富めるものの連鎖」も現実に起きています。

完全に平等な社会は存在しないのかもしれません。しかし、少なくも「誰にでもチャンスが与えられる社会」「連鎖を断ち切るために手が差し伸べられる社会」にしなければなりません。そして、そのためには何よりも「教育」がよりよく変わらなくてはいけないと思っています。

教育は、誰もが通ってきた道です。だから、教育の分野はそれぞれの「自論」が飛び交います。ひとつの方向性を導き出すのがとても難しい分野です。

そして色んな考えがあるからこそ、私も教育を活動の柱にしていますけれども、自分の考えに固執せずに、色んな考えに触れ、常に自分をアップデートしようと心がけています。

とても固い話になってしまいましたが(笑)!

そんなことを考えている私ですが、先日このような動画を紹介されました。

20分強の動画ですが、教育に興味がある方はぜひ見てくださればと思います。

2018年の動画。これを見て、これが理想だよね!こういう教育が行われてほしい!と思いましたが、この3年間でこの考え・実践は日本に広まったのでしょうか?富山に広まったのでしょうか?自問自答しました。

明後日、この講演者が制作した映画の上映会が、富山市の方の企画で行われるようです。答えを探るために、また自分自身をアップデートするために、私も参加しようと思っています。

17日(日)開催の教育ドキュメンタリー映画「Most likely to succeed」上映会のお知らせです。

■日時 10月17日(日)

昼の部 13:30〜

夜の部 20:00〜

※全てオンライン開催となります。

■参加費

* 前売り¥1200

* 当日 ¥1500

▽チケットのお申込みはこちらから

昼の部→https://toyamahappyschool1.peatix.com/

夜の部→https://toyamahappyschool2.peatix.com/

映画は約90分のようです。

私もまだ見ていないので、どんなものか分かりませんが、ご興味あれば一緒に観ましょう! 

何か、それぞれができることがあるような予感がしています!!

2021年08月26日

【教育】

教員の方々と意見交換!

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

7/31(土)に富山大学の教職大学院で教育について考えを話す機会をもらいました!

正確には、教職大学院の自主研修会(任意の勉強会グループ)「とみけん」さんが主催だったのですが、教職大学院のOB・OGの方々や大学生の方々も参加され、

むしろ参加者の皆さんの意見にハッとすることが多く、自分にとって本当に貴重な機会になりました!

各大学によってカラーがあるようですが、富山大学の教職大学院は、現役の教員が多く入学されています。教員のリーダーになるために、2年間現場を離れ再度学んでおられ、その向上心と、現場経験に基づく説得力の伴った深い洞察に、大変刺激を受けました。

「こういう方々がおられるなら、富山県の教育の未来は明るいな!」素直にそう思わされました。

当日の参加者。

私からは、簡単な自己紹介のあと、

・小中高で採用したい教師像が違うのに、同じ面接になってしまっている

・お金の教育や主権者教育、性の教育、そして「物事を分解する思考法」をもっと増やせないか

・せっかく配ったタブレットがデジタル教科書に近くなっているのはもったいない

このようなことを話しました。

それぞれに対して、自分なりに考えていることがあるので、興味のある方はまた話しましょう!

最後の方では、

①富山県は教育県だと思うか?

②各教員がそれぞれ授業準備をするのではなく、ある程度フォーマット化できないか?

という2つの質問を私から投げかけてディスカッションしました。

②に関してとても印象的なことがありました。

それは、ある方が「まったく同じ資料で、『一字一句同じ言葉』を発話したとしても、授業は違ってくる」とおっしゃったのです。

最初は「フォーマット化すると、教師それぞれの個性が無くなる」という意見が多数でした。

しかし、「一字一句同じ言葉を発話したとしても…」の意見に対しては頷く方が多く、

どちらが「正しい・間違っている」ということではなく、このような議論になる方々がいる現場は素晴らしい現場になるんだろうな、と思ってしまいました。

①に関して出た意見
②に関して出た意見

②を取り上げた背景としては、「なるべく共有できるものはしてしまって、その分『生徒に向き合う時間』を増やせないか」という自分の想いがあります。

授業準備の時間もそうですが、黒板に書いている時間は生徒を見ていません!

どんな表情をしているか?

今まさに伸びる瞬間ではないか?

あるいは、困っていないか?

「生徒に向き合う」時間を増やすことを考えたいなと思います。

ちなみに下の2点は富山県の令和元年度の調査です。

富山県は「教育県」と言われますが、行政がとりたてて予算をかけているわけでなく、教員とPTAの努力、そして家庭教育のたまものだと思っています。

真の教育県になるために、予算もかけていきたいですし、現場の負担軽減のためにまだまだできることはあると思っているので、ひとつずつ進めていきたいです。

ただし、最後に一言だけ。

コロナの感染拡大を受け、小中高、2学期開始に対して、それぞれギリギリの判断をしていると思います。

それぞれの判断を尊重しますが、

私個人としては、コロナを受けて昨年度タブレットを配備したわけなので、(各家庭で事情も異なるでしょうから)自宅でオンラインか登校か、まん延防止期間中の9/12(日)までは選べるようにしてはという考えです。

調整が困難なことは理解しますが、逆境の時こそ進化できるチャンスだと思うので、子どもたちに普段挑戦を促す行政側も、今こそ挑戦してほしいなと思います。

それではまた。

2020年08月31日

【教育】,【自分の考え】

自殺を1件でも無くすために

明日は9月1日。

今年はコロナの影響で違うと思われますが、例年夏休み明けの9月1日に、大変痛ましいことですが、子どもの自殺が最も多くなっています。

4月前半も多いことから、新学期が始まる時期は子どものストレス、不満が高まるのでしょう。当然、子どもだけの問題ではなく、大人に何ができるか、社会として何ができるか、考えさせられます。

子どもに限らず全年齢に広げると、警察庁の資料によれば、 令和元年の自殺者数は20,169人でした(富山県は186人)。コロナによる日本の死者数は現在1,300人ほどですから、その10倍以上の方が毎年自ら命を絶たれています。

私は自殺で数人の友人を亡くしました。自分にできることは何かなかったか、後悔もあります。

私は「自殺したい」と思ったことはありません。

そんな自分に、自殺する方の気持ちは分からないのかもしれません。

それでも自殺を1件でも無くしたいという思いがあり、2つご紹介させてください。

うきわネットワーク

https://ukiwanet.com/

学校でのいじめを、受けた方も見た方も、「匿名で」「WEB上で」報告できるサイトです。

以前ボランティアとして少しだけ運営をサポートさせて頂きましたが、「いじめやいじめによる自殺を1件でも無くしたい」という思いで、代表者は毎年約80万円の費用を持ち出して運営されています。本当に頭が下がります。

先日、毎日小学生新聞でも取り上げられていました。

WEBでも見られるので、ぜひご一読ください。

https://mainichi.jp/articles/20200824/kei/00s/00s/017000c

https://mainichi.jp/articles/20200824/kei/00s/00s/015000c

「こんなサイトがある」ということを、知っていれば救える命があるかもしれませんので、何かそれぞれの方法で、周りに広めてくださると幸いです。

自殺希少地域を訪ね歩いた本

5ヶ所の、日本の自殺で亡くなる方が少ない地域を訪ね歩き、気付いたことを記した本です。

私は、本を読むまで、コミュニティーの結びつきが強い地域が、自殺の少ない地域なのではと思っていました。

しかし、自殺の少ない地域では、隣近所との付き合い方は「あいさつ程度」と回答する方が多いと本では言います。

詳細は、手に取って読んで頂きたいのですが、「対話をする」「できることはやる。できないことは人に相談する」ということに、私はヒントがあるような気がしました。

著者も「私の解釈にすぎないから、これが正しいなどと言うことはできない」とおっしゃっておられますが、

そこにヒントがあるのなら、少しでも多くの方がこの問題を考え、ある程度同じ方向を目指せられればなと思います。

9月1日だからこそ、いつも以上にこの問題を考えてみたい。

1人でも、生き辛さではなく、生きやすさを感じる世の中になりますように。

2019年11月25日

【教育】

英語民間試験導入延期について思う

おはようございます、富山県議会議員の瀬川侑希です。

久しぶりに、「こんな悲しいニュースがあっていいのか…」と感じました。

導入を延期するな!と思ったわけではありません。どちらがよかったのかは私の中で結論が出ていませんが、しかし少なくとも、政治が子どもを振り回してしまったのは間違いないと思ったからです。

今月1日、文部科学大臣が2020年度の大学入試共通テスト(2020年度からセンター試験に代わって実施)への英語民間試験導入を2024年度に延期する、と発表しました。

対象だった高校2年生にとっては、新制度初めての受験生、初めての民間試験導入ということで、ただでさえストレスを感じていたでしょうに、急遽延期となり、さらに混乱を与えてしまいました。

「ここまで来たなら進めるしかない」

「制度に不備があった 延期は当たり前だ」

色んな意見があります。どちらにも言い分はありますが、大人が子どもを振り回してしまったのは大いに反省すべきであろうと思いますし、2度と繰り返してはいけないと思います。

非常に簡単にまとめますと、

来年度から、センター試験に代わって、「大学入試共通テスト」が実施されます。

「知識を活用し、自ら判断する力を測る」のが共通テストの目的です。

そのために、英語では、従来の「読む・聞く」だけではなく、「読む・聞く・書く・話す」の4技能が必要だとして、ノウハウのある民間試験を一部利用することになりました。

共通テスト自体は2021年1月の実施ですが、民間試験は2020年4月~12月に最大2回まで受けられます。

しかし、

①試験会場・日程が決まらない(地方で試験が開催されるか不透明)

②民間試験を活用する大学(6割程度)と活用しない大学がある

③2万円を超える民間試験もあり、受験料が負担

などの懸念があり、

今月1日、「経済的な状況や居住している地域にかかわらず等しく安心して試験を受けられるような配慮などの準備状況が十分でない」として、延期が発表されました。

①に関しては、民間側にも理由があります。受験者がどのくらいいるのか分からなければ、会場・日程は決められないとのこと。それはそうだと思います。

経緯の時系列は、下記リンク先に分かりやすくまとめられています。参考まで。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191119/k10012181981000.html

一方で、この動画をご覧になったことはありますか?

総務省が作成した、5G、ICTが活用される未来を描いたイメージムービーです。

途中出てくる翻訳機。まるでドラえもんに出てくる「ほんやくコンニャク」ですね!!

もう少し時間はかかりますが、いずれ必ず訪れる未来ではないでしょうか。

その中で、英語にどこまで時間をかけるのか?

直接コミュニケーションを取れる喜びは何物にも代えがたいとは思いますが、立ち止まったからこそ、今以上に議論は必要かと思います。

2019年11月20日

【教育】

居場所についてのシンポジウム

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

先日11/16(土)、砺波市庄川町で「居場所のカタチ 共生のカタチ」というタイトルのシンポジウムがありました。

私も「義務教育時期の居場所」というテーマで登壇しましたが、

他の登壇者は、

不登校、引きこもり、障がい者、薬物依存症、DV、望まない妊娠、、、その他行政ではフォローしきれない人に対し、実際に居場所を作って支援している実践者の方ばかりで、

私自身にとっても非常に参考になる話ばかりでした。参加できて本当によかったです。

高岡市にある「ひとのま」の宮田さん
私は義務教育時期の居場所について、同期の県議会議員、種部さんは若い女性たちの居場所について登壇

当日はグラフィックファシリテーションで議事録を。何度か経験していますが、今回も非常にうまくまとめて頂きました。感謝です!

瀬川分
種部さん分

私が話した内容を抜粋すると、


認知件数は基準が曖昧で、時代の空気感に左右されるものの、少なくとも改善はみられそうにない。

それよりも大事なのは「解消率」だと思っています。残念ながら富山県の解消率はよくありません…。

また、「認知件数」を発表する際、県はいつも『全国平均を下回っています』と言います。

しかし、「解消率」の発表は曖昧な上に、全国比較はしません。これでは都合のよい情報だけ発信しているようにみえます。


県内の不登校生徒数は増えています。中学生は約30人に1人が不登校という現実です。また、保健室登校、相談室登校、30日以内の不登校はここにカウントされていません。

上記のような事実をみても、一斉授業の学校制度にはひずみが生まれていて、居場所だと感じられない生徒が増えていると思う。学校以外に居場所と感じられる場所があってもよいし、そこには行政から相応の支援があるべきだ。

というようなことを話しました。

学校以外の場としては、いわゆるフリースクールなどがあります。

一般に、学校には生徒1人あたり年間100万円の税金が使われていますが、フリースクールには富山県の場合、ほとんど税金が使われていません。通うご家庭が費用を負担している場合がほとんどです。

通わない学校分の税金も払い、さらにフリースクールに費用を負担して通っている。

これはおかしいのではないか?

少なくとも私はそう感じます。


最後に問題提起をして、降壇しました。

最近よく考えることです。

出すゴミを減らしたり…
道路はぴかぴかでなくても…
風邪や湿布で病院に行くのはやめたり…

家計でもそうですが、何かをやるには何かを削らないといけません。

「それは議員の仕事だろ」とおっしゃるかもしれませんが、

これをみんなで考え、ひとつひとつ判断を出せる街が、持続可能な街なんだと思います。

難しい課題ですが、ぜひ一緒に考えていきましょう!!

2019年02月13日

【教育】

小中連携教育?小中一貫教育?義務教育学校?

2019年2月5日 富山新聞より

おはようございます、高岡市議会議員の瀬川侑希です。

現在、高岡市では小学校再編統合の議論が進んでおります。

12ある中学校のうち、6つの中学校区で何かしらの動きがある、非常に大規模なものになっています。

冒頭の写真は富山新聞の記事ですが、それぞれの中学校区をみると、今後10年でこのような方向性です。

私は、『「小学校再編統合には賛成」だが、「新校舎建設ではなく、既存校舎活用がありき」』、という考えですが(詳しくは下記、以前書いたブログをご覧ください。)、

今回それは一旦横に置いておいて、この小学校再編統合の話には、3つの耳慣れない言葉が登場します。

それは、「小中連携教育」と「小中一貫教育」と「義務教育学校」です。


いっけん似たような言葉にも感じるため、混同しがちになりますが、今後の議論でもよく登場する言葉ですので、今回はこの3つの言葉をみていきたいと思います。

「小中連携教育」

・小・中学校が、互いに情報交換、交流することを通じ、小学校教育から中学校教育への円滑な接続を目指す教育

「小中一貫教育」

・「小中連携教育」のうち、小・中学校が目指す子ども像を共有し、9年間を通じた教育課程を編成し、それに基づき行う系統的な教育

・平成30年3月の文部科学省による全国調査では、全国の14%の教育委員会で小中一貫教育を実施していると回答

・高岡市においては、五位・高岡西部・高陵・伏木・中田の各中学校区で進められる予定

「義務教育学校」

・小学校と中学校の義務教育9年間を弾力的に運用できる

・過程区分は原則、前期6年・後期3年だが、「4-3-2」「5-4」「4-5」など、自由に区切ることもできる

・校長は1人。教員は小・中の両免許が必要だが、経過措置として当面は、小学校免許で小学校過程を、中学校免許で中学校過程をそれぞれ指導が可能

・高岡市においては、国吉中学校区で進められる予定

現在からの変化度としては、

小中連携教育 < 小中一貫教育 < 義務教育学校

といった所です。

さて、高岡市が5つの中学校区で舵を切ろうとしている「小中一貫教育」ですが、全国的には評価する声の方が大きいです。

主な評価としては、

・中学校への進学に不安を覚える児童が減少した(中1ギャップの緩和)

・上級生が下級生の手本になろうとする意識が高まった

などがあります。

一方、課題も指摘されており、

・小・中の教職員間での打ち合わせ時間の確保が、教員の負担増となっている

・9年間、同一集団となるため人間関係が固定化する

などがあります。

今回のブログは基本的に言葉の紹介に留めますが、少しだけ自分の考えを述べさせていただきますと、

私としては、課題もある一方で、プラスの側面を考慮すると、導入によって市として特色ある教育ができるのではないか、と期待しております。

しかし、それと安易な「新校舎建設」は別問題ですので、使えるうちに新しい校舎を建てることに関しては、今後も反対していきます。

また、「小中一貫教育」とならない学校も存在することになります。両者で格差が生まれないよう、注視していかなければならないと考えています。

今回はここまで!