2024年05月01日

【県議会】

2月定例会で私がした質問(3/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です!

前々回、前回に引き続き、3/13(水)の質問とその回答を書いていきます!

3つに分割した最後のパートになります。

新年度予算案について

最後に、新年度予算案について4問お聞きします。

まず、冒頭も言いましたが今週土曜日。いよいよ北陸新幹線が敦賀まで延伸します。

(1)北陸三県のいろんなところを巡ってほしい、と機運を高めるために、北陸三県並行在来線周遊促進事業として、観光列車の乗り入れを計画するとのことです。

北陸3県でJR以外の観光列車は富山県の「一万三千尺物語」だけです。その観光列車が北陸3県を走り、観光の機運を高める盛り上げ役となることは大変楽しみですが、現在の一万三千尺物語は、提供する料理も社内販売も、富山県に特化した内容になっています。他県を走る際には提供する料理や車内の販売にどのような変化を加えるのか、田中交通政策局長にお聞きします。

→(回答)3県の素材や特色を活かした食事の提供、沿線各地の趣向を凝らしたお土産や特産品の販売について検討してきたい。

(2)次に、小中学校における1人1台端末の更新整備事業は新年度予算案に計上されています。しかし、市町村管轄の小中学校ではなく、県が所管している、肝心の県立高校の端末更新はどのように計画しているのでしょうか。

現在は全生徒にタブレット端末を配布していますが、高校に関しては、スマートフォン所持率も高いため、必ずしも小中学校のような学習端末ではなく、BYOD(Bring Your Own Device、個人が私物として所有しているスマートフォンやタブレットを使うこと)も有効であると考えますが、BYODの検討状況とあわせて、荻布教育長にお聞きします。

→(回答)BYODは22都道府県。25府県は富山県と同じように、行政が端末を準備。しかし次回からBYODにする県も増えてきている。富山県は令和7年~8年で更新が必要になる。多額の費用が必要になるから、次回はBYODにするかどうか、早急に結論を出したい。

もう1問は再任用教員とその研修に関してです。

教育警務委員会でもこの前段の部分に触れましたが、教員の採用試験倍率向上に向けた富山県の取り組みには一定の評価をしています。しかし、近県や全国平均と比べても倍率がかなり低い状況です。

例えば令和6年度の採用倍率。富山県は2.3倍。前の年は2.1倍だったので若干上昇しました。しかし同じ令和6年度。石川県は3.0倍。福井県は3.5倍。全国平均も3.0倍なんですね。まだまだやれることはあると思います。

そういう点でも、再任用教員は大変ありがたい存在ですが、自分の経験に自負があるため、あまり研修に参加していないのでは、という話も聞きます。彼らも自分たちの知識を常にアップデートし、自分を高める「姿勢」という面でも後輩教員のお手本となってほしいと思います。

(3)定年後に再任用となる教員の割合はどのように推移しているのか、また、再任用教員に対してこそ、身に付けてきたものをアップデートする研修が必要だと考えますが、現在の取り組み状況はどうか、荻布教育長にお聞きします。

→(回答)過去に固執せず柔軟に学び続けていくことは大切。対話による研修受講奨励の推進などに努める。

(4)最後の質問です。昨年秋に県庁職員に対してアンケートが行われました。結果は、特に40代以下の職員に目立ちましたが、全体として職員のモチベーションが低いというものでした。

初めての調査であり、過去と比較できるものではありませんが、この数値は決してよいものではなく、このモチベーションでいい仕事が起こるとはあまり思えません。

しかし、新田知事になってから残業時間削減や休暇取得に力を入れてきた。ビジネスパーソン・タックスペイヤー・ヒューマンビーイングという知事からの訓示などにも表れるように、職員の意識改革にも力を入れてきた。県庁の改革、県庁の活性化に優先的に取り組んでいたように、私自身受け止めていたたため、とても意外な数字でした。知事就任以来の県庁活性化の取り組みでこの数値は上昇してきていると感じているか、今後の改善策を含めて、新田知事にお聞きします。

→(回答)これ以上下がることはないんじゃないかと思う。職員の提案も取り入れて様々な改革をやってきた。外部の研修に派遣もした。働き甲斐や成長を求める傾向があるので、それらを提供できる職場になるよう努める。

以上になります!

2月議会は1年間の予算を決める特に大事な議会になるので、いつも以上に力を込めたつもりですが、

いかがでしたでしょうか?

目の前も大切ですが、

・30年後にとっても必要か

そして、

・小さな力で大きな効果が生み出せないか

当初から掲げているこの2つを忘れずに仕事をしていきたいと思います!

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で半年くらいは視聴できる予定です!ぜひ!

それではまた!