2022年08月25日

【政務活動費】

政務活動費の使い道報告(令和3年度分)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

市議会議員時代から続けていることですが、今年も政務活動費の使い道をご報告致します。

富山県議会のHPでも見ることはできますが、毎年自主的に公開したいと思っております。

以下、簡単にまとめさせて頂きます。すべて、会派とは別に個人で使用した分です。領収書を含む詳細は、富山県議会のHPにアップされています。

資料購入費:104,405円

新聞・雑誌:88,620円
「北日本新聞」3,380円×12ヶ月
「富山新聞」3,380円×12ヶ月
「富山県人」625円×12ヶ月

書籍:15,785円
「進化思考」3,300円
「DX最前線」1,210円
「わが列車わが鉄路」1,650円
「小学生からのSDGs」1,650円
「SDGsでつくるわたしたちの未来」1,155円
「d design travel 富山2」3,190円
「エコビレッジ そしてSDGs」1,650円
「子どもが面白がる学校を創る」1,980円

事務費:54,720円

携帯電話が劣化し、購入費の半額です(4年間で1度のみ半額申請できます)。

広聴広報費:1,514,086円

議会質問撮影代:13,200円

県政報告第2弾:印刷費451,000円+折込費84,858円+配達費665,028円

県政報告第3弾:デザイン費300,000円

調査研究費:132,090円

詳細は、富山県議会のHPにアップされています。

福井 LRT視察(えちぜん鉄道・福井鉄道):16,400円(車両費9,620円、有料道6,480円、駐車場300円)

岐阜 パークPFIなど視察(中之島公園など):30,280円(車両費13,320円、有料道6,070円、宿泊料10,890円)

立山 カルデラ砂防施設視察:12,800円(貸切バス12,800円)

岐阜 リサイクル工場など視察(エフピコなど):31,540円(車両費14,800円、有料道10,640円、宿泊料6,100円)

神奈川 デザイン思考を取り入れた行政の課題解決について意見交換(NOSIGNER):41,070円(鉄道28,970円、宿泊料12,100円)

研修費:45,000円

勉強会講師への謝礼(ハーチ株式会社CEO加藤佑さま 題:サーキュラーエコノミー(自治体との事例を中心に)):30,000円

webセミナーへの参加費(&Climate):10,000円

webセミナーへの参加費(アフターコロナの連携政策):5,000円

以上になります。

合計で1,850,301円の使用でした。

議員報酬もそうですが、政務活動費は税金です。その認識を決して忘れず、大切に使用していきたいと思います。これからも公開は続けていきます。

2022年08月19日

【自分の考え】

お墓参りをして思うこと

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

父方の祖父が亡くなって6年。

近くにお墓があり、ふとした時に寄ることもありますが、お盆の時期はより近くに来てくれているような気がして欠かしません。今年もお盆にお墓参りに行ってきました。

米農家だったので、孫であろうとご飯粒を残すことに厳しく、

幼稚園時に一度ご飯粒どころか白ご飯を結構な量残したところ、まる1日私だけ食事を出してもらえなかったことがあります(今では、虐待と言われるのかもしれませんが…)。

「自分たちは何を作って生活しているのか考えろ」と祖父から言われたことを強烈に覚えています。おかげか、以来食べ残しに抵抗感があり、さらに嫌いなものがない子に育ちました。

ご飯の面以外では大変優しく、単身赴任や夜勤のある両親に代わって、(小学校時から核家族になりました。)習い事の送り迎えをしてくれたりそのまま泊まったり、一般的な核家族の家庭よりじいちゃんばあちゃんと過ごす時間は長かったのではと思います。

似てますかね?
農家あるある?毎年、七夕を飾っていました。

お墓の前に行くと、祖父にはいつも、感謝を伝えます。育ててくれたこと、祖父やその先の先祖がいたから今の自分があること。

同時に、「こういう仕事をする」「こういう生き方をする」という意思も伝えています。

「こういう」はその時その時で変わってもいいと思っているのですが、たまたま6年間、まったく変わりませんでした。

私の今の「こういう」は、

「子どもたちに誇れる高岡(富山県)を作る」です。

そのために仕事をし、仕事以外でもそういう生き方をしたいと思っています。

過去と向き合うお墓に行って、いつも未来の約束もしています。

さて、世間は夏休み。

そんなことを考えていたら、やってくるものなのか、

先日、友人から、

「子どもが『色んな人の仕事内容、仕事で楽しい瞬間を聞く』という自由研究をしたいと言っているので、インタビューさせてくれ」と依頼がありました。

「もちろん!」と引き受けたところ、来てくれたのはとってもかわいいインタビュアー。

「楽しい瞬間は、2つあります。1つは、問題を解決できて『ありがとう』と言われる瞬間。もう1つは『ありがとう』と今は言われなくても、未来のための仕事ができたなーと思う瞬間です。」と伝えました。

この1年、高校3校で主権者教育を行ったり、

「県政報告を出前しますよ!」と案内を出したら、記念すべき第1回は小学生からの依頼でした。

そんな活動をやっていると、

「選挙権の無い人より、年配の方を回った方がいいんじゃないのか?」とありがたいアドバイスを受けることもあります。

でもいいんです!

「未来のため」と思って仕事をしているので、

子どもたちがこの街を好きになったり興味を持つきっかけになるなら、惜しまず協力したいと思います。これからも未来世代のオファーは優先的に受けていきます!

お盆を過ごし気持ちもリフレッシュしました、8月後半もしっかり働きたいと思います!

それではまた!

2022年08月12日

【お知らせ】

私は旧統一教会との関わりがないことをご報告します

安倍元総理の事件以降、連日、政治家と旧統一教会との関わりが報道されています。

富山県議会議員をしている私に対しては、県内メディアの北日本放送から書面取材、チューリップテレビから電話取材、合計2社の取材がありました(2022年7月)。(8月12日時点、他の報道機関からの取材はありません。)

私は、寄附を受け取ったことも、イベントで挨拶をしたことも、行事に出席したことも、祝電を送ったことも一切ありません。

そのため、2社には「関わりがありません。」と回答したものの、「関わりがある政治家」は報道される一方、「関わりがない政治家」は報道されません。

市民の方から「あなたも関わりがあるのか?」と複数問い合わせがありましたので、「関わりがありません。」ということをこのブログでお伝えします。

(個人的には、

旧統一教会は問題があるのだと思いますが(メディアを通じた内容しか知りません)、旧統一教会「のみ」が問題がある団体だとは思えません。旧統一教会のみを取り上げるのは、それこそ容疑者の思うつぼなのではと思います。私たちには、報道されることだけでなくその周辺にも目を向ける、そんな力が求められているように思います。)

2022年07月24日

【市民の動き】,【教育】,【自分の考え】

デジタルの環境を10代に!

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

先日、「富山オタクことちゃん」から、

「高岡にぴったりな気がするから絶対見に行った方がいい!」

と紹介があり、色んな地域を見ている彼女が言うなら「それはぜひ行かないとな!」と思い、

熊木高岡市議を誘って、金沢市にある「ミミミラボ」という施設を見学に行ってきました。

🟡富山オタクことちゃん🟡(@kotoyama_826)さん / Twitter

ミミミラボは1教室くらいのスペースで、10~18歳が対象の「デジタルに触れ、表現できる場」!

その特徴は、

・多様なデジタル機材(PC・ロボットプログラミング・3Dプリンター・楽器・VRゴーグル・レーザーカッターなど)が用意

・少し先を歩く大人(メンター)が常駐

そしてなんといっても、

・10~18歳なら誰でも「無料」

というものでした。

色んな楽器で作曲活動ができます
3Dプリンターで、
色んなものを作っていました。

「ミミミラボ」は、金沢市の三谷産業株式会社と、NPO法人みんなのコードが共同で運営する10代のためのクリエイティブラボ。

先ほどの写真のような様々なデジタル機器が「無料」で使え、

私が見学した時間も代わる代わる子どもが訪れ、

学校帰りにふらっと寄って、思い思いの創作活動をしていました。

開設からわずか1年。過去の作品も見せてもらいましたが、これが小学生に作れるのか!と思う作品ばかり。

また、衝撃を受けたのが、箸を忘れた人が「じゃあ3Dプリンターで作ろ!」とすぐに作っちゃったというエピソード!そんな発想があるなんて!

作品を見たり、このエピソードを聞いた時、

「私たちは子どもの可能性に知らず知らず蓋をしていないか…。都会にはこのような場があるかもしれない。けれど、生まれた場所に関係なく、やりたい人にはやれる環境を準備しなければならない!」と強烈な焦りを感じました。

思うに、学校の先生も一生懸命やっているとは思いますが、そもそも学校に色んな役割を求めるのは限界があります。

デジタル分野がまさにそう!

無理に学校で教えるのではなく、得意なことは得意な人に任せ、

地域全体で、放課後も含めた時間軸で、子どもを育んだ方がよっぽど子どものためだと考えます。

おそらく、子どもは環境が与えられれば、すぐにこのような機器を使いこなし、好きな子はどんどん先に進んでいくでしょう!最初のきっかけを与えるのが大人の役割!

そのために、各小学校ごとに、とは行かないでしょうが、例えば高岡市内にも1ヶ所はこのような場所があるべきだと思いました!

みんなのコードさんも、石川県に2ヶ所、高知県に1ヶ所拠点があるのですが、全国に増やしていきたい思いがあるとのことで、さっそく打ち合わせを重ねています。

また、たまたま高岡市にこられるので、ちょうどこれからお会いするのですが、

私たちが伺った数日後に、小林史明デジタル副大臣も「ミミミラボ」を訪れ、大変興味を持たれたとのこと。

国全体でこのような動きが加速することを期待しつつ、

そして少なくとも高岡市や富山県が全国に先んじて環境を整備できるよう、頑張りたいと思います!

それではまた!

2022年07月22日

【市民の動き】

1000人の高岡第九

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

みなさん、高岡市で数年に1度、「第九」が開催されているのをご存じですか?

「第九」とは、きっと一度はフレーズを聞いたことがある、ベートーヴェンの「第九」です。

(ベートーヴェンは若い時から難聴に苦しみ、「第九」を書きあげた時には耳がほとんど聴こえなかったと言われます。聞こえないのに音楽を作る、、、すごいことですよね…。)

その「第九」が、今年4年振りに高岡市で開催されます!

(これまでに県内では富山市、氷見市、黒部市などでも開催されたようですね。)

話すと長くなるのですが、私はサラリーマン時代に広島で5度ほど「第九」に参加したことがあり、

(「第九ひろしま」は毎年12月に開催されます。第九は「歓喜の歌」。フロイデ!(友よ!)と、平和や人類愛にも繋がる意味が込められた曲を、広島という地で歌うことに大変意義を感じていました。ちなみに「第九ひろしま」では、曲中最も有名であろう「練習番号M」の部分は観客も一緒に歌います。圧巻です。)

1人でも頭数がいた方がいいのでは?と思い、4年前も「高岡第九」に参加!

私いるの分かりますかね?

間違えました、こっちにいるはずがありません。

改めて、私いるの分かりますかね?

4年前の男女比は1:2くらいで、私自身心細かったため、今年も1人でも頭数いた方がいいだろう!

そしてやるからにはちゃんと練習も!と思い、9/3、9/4の本番に向けて、毎週水曜の2時間、練習に参加しています。

(合唱を指導してくださるのは長谷部律子先生(長らく高岡西高校で教えられていた?)と宮丸勝先生。第九部分は宮丸先生が中心なのですが、とっても盛り上げ上手で、ジャンルは違えど私も空手を指導しているものとして、とっても勉強になっています。)

高岡市は以前、「文化創造都市」と発信していました。

その後、いつの間にか「市民創造都市」に変わりましたが、

私はこの「文化創造都市」という言葉が好きです。

家族も大事。仕事も大事。

でも3つ目の場所。余暇活動も大事にする。余白と考えてもいいかもしれません。そんな方が多い街はきっと素敵な街、かっこいい街だろうな!と思っています。

スポーツには「するスポーツ、見るスポーツ、支えるスポーツ」という考え方があります。プレイヤーになることだけが重要なのではなく、3つともが大切なんだよ!という考えです。

音楽も一緒だと思います。

合唱団の申し込みは終わったようですが、「見る音楽、支える音楽」も大切です。

ということで、チケット販売中なので、ぜひお買い求めください(笑)!!

宮丸先生からは「あなたたちは入場料を取るステージに立つんだよ。遊びじゃないんだよ。」とよく言われます。私たちも一生懸命練習しますので!

そして「高岡第九」は数年に1度を予定しているそうです!第九を歌える方が多い街になったらかっこいいな!と思いますので、次回は一緒に挑戦しましょう!!

それでは、また!フロイデ!

2022年07月18日

【教育】,【県議会】

高校で主権者教育の授業3

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

7/12(火)に富山第一高校で富山県議会の出前授業!

「主権者教育」というテーマで2コマの授業を担当しました。

3年生12クラスに対して、党派を超えた17人の県議会議員で、クラスを割り振って授業を進行。

10月の新川高校、2月の高岡向陵高校に続いて3校目の実施となりましたが、私はこの「主権者教育」の授業、とても大切に思っています。

というのも、以下の3点を伝えたい!という想いがあるからです。

①私自身も政治について学ばないまま社会に出て苦労した

新川高校時のブログにも書きましたが、

新川高校時の記事:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

学校で「政治」が教えられることはほとんどありません。

もちろん、「三権分立」とか「議会制民主主義」という仕組みは学びますが、

もっと実践的なこと、生々しいこと、

「で、実際政治とどう関わればいいの?」「私の思う意見・課題はどうやって届くの?」「ほんとに届くの?」

こういうことは、振り返ってみても教えてもらったことはなく、

社会人になって、個人の責任で、実践を通して身につけるのが現状です。右も左も分からず、私自身とても苦労しました。

出前授業で2コマ。これで全てを伝えることはできませんが、「今度選挙あったら行ってみようかな」「権利を大事にしないとな」「候補者を調べてみよう」「私は○○のことを訴えてくれる候補者に共感するなぁ」など、

今まで関心のなかった「政治」に興味を持つ、きっかけになれば!そのお手伝いをしたい!と思って臨みました。

②世界の中の日本を意識してほしい

授業の中でも伝えましたが、

世界には、

投票に行かないと罰金という義務投票制の国、

女性に投票権の無い国、

なぜか賛成が100%の国、

ある考えを持たないと立候補できない国、など様々な国があります。

また、日本の歴史を振り返っても、

男性が大きな税金を納めなくても投票できるようになったのはわずか100年前、

女性が選挙権を持つようになったのはわずか70年前です。

この間、どのような活動があったのかを想像し、

「今」の「身の回り」だけで「当たり前」を判断せず、歴史的経緯、世界との比較に、少し視野を広げてみよう、と話しました。これは、「政治」に限らず、だと思っています。

③民主主義=多数決?

子どもの時は、なぜか意見が割れたら多数決で決めることが多かったように思います。

私自身政治家になって思うことは、多数決は民主主義のひとつの手段。ですが、唯一の手段ではないということ。

もちろん「全員合意」はとても難しい。最終的には多数決で決めなければいけない瞬間もあるでしょう。ですが、多数決で選ばれなかった意見をどう汲み取るか、も私たちの大切な仕事なんだよ。「多数決で決めればいいがや!」という人間にはなってほしくない。と生徒には伝えました。

2コマの授業は、担当者によって内容に偏りが出ないように、ある程度のシナリオを作りました。広報編集委員長の山本徹県議からの指名で、私も中心に入ってシナリオを作り、議会内各会派の合意を得ました。

その際、県議会として1番伝えたいこと、として合意を得られたのが、この「民主主義=多数決ではない」という部分。

ベテラン議員も若手議員も、自分の党も別の党も。みんなでこれを「1番伝えたいこと」として選んだ富山県議会を少し誇りに思いました。生徒に少しでも伝われば、と思います。

出前授業は、

・学年1人ずつ1万円集め、370万円で学校を快適にする案を考えてみよう!

・富山県民1人ずつ1千円集め、10億円あったら富山県で何する?

などのグループワークも織り交ぜながら進めました。

(10億円あったら、でよく出るアイディアは「若者の遊び場」と「公共交通機関の改善」。どのクラス、どの学校でも出ます。そして何十年も課題になってる気がします…。)

私の担当クラスは、担任の先生にも随分ほぐしてもらったおかげで、温かい雰囲気で終始進みました。

スポーツをやっている方が多いクラスでしたが、流石の集中力で、こっちも自然と熱が入りました!

みんなありがとう!これから始まるインターハイ頑張って!!

全クラスを見ていた方から、

「エデュケーションの語源は、『引き出す』という意味のエデュカーレ(諸説あるようです)!まさにそんな授業が各クラスで展開されていた!」

とコメントがあり、そんな授業になれば!とシナリオを作っていたので、とても嬉しかったです!

これから新川高校と向陵高校の2回目。また県立高校でもできないか、交渉が進んでいます。

これからの時代を生きる若者に、政治を身近に感じてもらい(無関心にはなれても、無関係にはなれない!)、また、自分たちで未来は変えられるんだ!という希望を持ってもらえるよう、コツコツ頑張りたいと思います!

それではまた!

2022年07月03日

【選挙】

来週末7月10日(日)は参議院議員選挙投票日!

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

あちこちにこのような看板を見かけるようになりましたが、(6名揃っているものもそうでないものも)、来週末7/10(日)の投開票日に向けて、ただいま参議院議員選挙の真っ最中です。

選挙には色々な種類がありますが、その中でも最も長いのが参議院議員選挙。

(通例だと、

町村長選挙・町村議会議員選挙 5日間

(政令指定都市でない)市長選挙・市議会議員選挙 7日間

都道府県議会議員選挙 9日間

衆議院議員選挙 12日間

参議院議員選挙・都道府県知事選挙 17日間

となっています。)

参議院議員選挙は通例だと17日間ですが、6/23の沖縄の「慰霊の日」を避け、1日前倒し6/22スタートとし、今回は18日間となりました。

私は「野上浩太郎」さんを応援しています!

政治は「主張」ももちろん大事ですが、「実行」が伴うべきだと思っています。

野上さんは農林水産大臣時代に、2050年までに有機農業面積比を25%(現在の50倍!)にすることなどを目指した「みどりの食料システム戦略」という大変意欲的な戦略を打ち出しました!

本人と話した時、発表にあたって苦労した部分を聞きました。

現状からの方向転換ですから、色んな反対があって当たり前。だけど、未来に向かって必要なことはやらなければいけない!と、覚悟を持って取り組む、野上さんはそんな政治家です。

ぜひ、みなさんも応援ください!

また、来週水曜は菅前総理が富山に来られます!

菅さんは色々やり玉にあげられましたが、

携帯料金の値下げ、不妊治療の保険適用、35人学級、こども家庭庁の準備、ワクチン接種体制のスピード感、などなど、短い任期中に数々のことを成し遂げた、「実行」の政治家だと思っています!富山・高岡で街頭演説がありますので、ぜひお越しください!

ちなみに、参議院議員選挙は2枚投票用紙があるのをご存じですか?

1枚目は「都道府県の立候補者個人名(富山の場合は冒頭の写真の6名)」、

2枚目は「全国区の立候補者個人名or政党名」を書くことになっています。

これは自民党の全国区(2枚目)の立候補者の一覧です。これだけでも多いのですが、他党も合わせると178人になります。そのため、先日私も期日前投票に行ってきましたが、投票所ではとても小さな文字で候補者名が書いてあります。

(この2枚目がとてもややこしい!衆議院議員選挙でも2枚目がありますが、その際は政党名のみ書くことになっています。)

今回の2枚目に関しては、「おち」候補の説明が分かりやすく、

また「個人名での多い順」に当選者が決まるので、各候補はこうやって活動している、という様子も分かるためご紹介。

全国区の立候補者は18日間の選挙期間中、全国を飛び回って活動しています。

一度はテレビなどで見たことがあるであろう「片山さつき」さんも、先日高岡で訴えていました。

薬剤師会だったら「神谷さん」、商工会だったら「おちさん」など、

出身業界の声を国に届ける役割もあるため、業界の全国組織で一生懸命応援されている場合もあります。

みなさん、ご自身の所属組織で応援されている方がいらしたら、ぜひ「個人名」で!

いずれにしろ、「選挙権」は、わずか100年前も当たり前のものではありませんでした。

先人たちが、文字通り命がけで勝ち取った権利。

ぜひ、無駄にすることなく、選挙に行きましょう!

政治というのは、無関心ではいられても、無関係ではいられません。

私の好きな言葉です(メフィラス構文)。

【県議会】

6月定例会で私がした質問(3/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回、前々回に引き続き、6/15(水)予算特別委員会の質問内容を掲載していきます!3つに分けたうちの3つ目になります。

(11)ここまで「富山県の将来像」というテーマで話してきましたが、次はその中で、新しくできる施設という観点で、高岡テクノドーム別館に関して1問質問します。

昨年度実施した民間活力導入可能性調査によって、PFIの範囲が決まりました。実施設計と建設を県が担い、運営から民間に委ねる高岡テクノドーム別館ですが、順調にいけば、2024年度、今から2年後に開館とのことです。

ハードのスケジュールが決まってきたことで、ここからはソフトの準備も同時に進めてほしく思います。

時期が近づいてから、催しを「埋める」のではなくて、大きなイベント開催には数年の準備が必要ですから、初年度のイベントに関する現状の県の考えはいかがでしょうか。

また、県西部各市と考えが揃うことがベストだと考えますので、各市からの希望を聞き取り状況はどうでしょうか。

私としては、オープニング時期に関しては、例えば新しく設置する可動式客席の活用など、産業展示館という枠にとらわれない使い方を最初に見せることができれば、

こんな使い方もできると、施設の可能性を示すことができ、

色んな事業者がその後の使用を検討して、以後の積極的な活用に繋がるのではないかと思っております。初年度のイベントに関して、新田知事にお聞きします。

→(回答)来年度の半ばに運営事業者が決まる。開館直後から魅力あるイベントが溢れるように、学会や全国大会の誘致に向け、各種団体に働きかけている。スポーツのパブリックビューイングやコンサートにも使える。eスポーツのイベントなども考えられる。高岡はeスポーツのメッカ。現在のテクノドームと一体に運営すれば、幅広い催しにも対応できる。

(12)続いて、既存インフラの活用という観点で、航空便に関して2問質問します。

富山羽田間に関しては、2021年10月から、4往復から3往復に減便となりました。

北陸新幹線に加え、コロナで移動が減ったため、仕方の無い部分があると思いますが、ビジネス・観光などの移動が増えれば便数も増えますので、みんなで頑張っていきましょう。

さて、羽田便の影に隠れがちなのが北海道、新千歳便です。1日1往復は維持されましたが、羽田便のダイヤ変更の影響で、新千歳便のダイヤも変更されました。

富山発新千歳着便は元々12時45分着だったのが、午後の14時50分着。新千歳発は13時35分発だったのが、午前の11時発となり、これによって、前後の日はほぼ移動で潰れてしまうようになりました。そのため、富山空港を利用したら滞在時間が短くなるので、小松空港を利用する方も増えていると聞きます。

富山空港発着便に関して、羽田便の話はよく話題にあがりますが、羽田便以外で全日空とどのような交渉をしているのか。羽田便が減便になるなら新千歳便の利便性をあげられないのか、田中交通政策局長にお聞きします。

→(回答)札幌便は便数維持を求めているが、全日空からは「季節ごとの差が大きく、需要が低い時期の利用者数の引き上げ」を求められている。北海道から富山への誘客強化も必要で、そういうこともあって現在のダイヤになっていると全日空から聞いている。札幌便の利用実績も大事なため、県として搭乗キャンペーンを実施しており、取り組み実績を示しつつ、利便性向上の交渉をしていきたい。

(13)国際線に関しても1問質問します。

資料を見てほしいのですが、県内に宿泊する外国人に関して、台湾・中国に次いで多いのが香港です。

さすがに台湾とは数に差がありますが、中国とはほとんど変わりません。台湾・中国は直行便があっての数字ですが、香港は直行便がなくてこの実績です。

また、次の資料をご覧ください。

政府観光局の資料です。富山県は今年度、欧米豪の観光客に特化してデジタルマーケティングをしますが、欧米豪に絞ったのも、この資料にあるように1人当たり旅行支出が多いからだと思っております。香港の1人当たり旅行支出は欧米豪ほどではありませんが、韓国の2倍です。

富山県はこれまでも国際便増便に向けて、機会を捉えて現地に行ったりセールスしてきましたが、最近はコロナの影響もあり、ご無沙汰になっているのではないでしょうか。

今後の観光需要開拓のため、特に、これまでも多く訪れてくれている、香港との定期便やチャーター便開拓に向け動くべきだと考えますが、田中交通政策局長に所見をお聞きします。

→(回答)現地の民間コンサルに委託して、現在情報収集を行っている。航空会社の動向、訪日旅行の動向を踏まえつつ、チャーター便開拓の準備を進めていきたい。

(14)ここまで「富山県の将来像」というテーマで、転入者の話、医療費を抑えて他に財源を回せないかという話、施設の話、観光の話をしてきましたが、最後2問はこれからの世代の話をしたいと思います。

令和4年度に高校に入学した生徒数に関して、県立と私立を合わせると、定員割れ326人ということでした。定員割れと言いましたけど、毎年の定員はその年の中学3年生の卒業数に合わせて決めていますので、

じゃあこの定員割れの数字はどういうことかというと、他県の高校に行っている数字に近ということです。

もちろん他県から富山県の高校に通ってくれる生徒もいる中での、この定員割れの数字。近年、その数字が大きくなっていますが、高校の魅力が伝わっていないのか、それとも魅力が足りないのか。

生徒はシビアで、自分の人生を一生懸命考えています。また、本気なもの、本気ではないものを見透かします。原因をどのように考えているのか、荻布教育長にお聞きします。

→(回答)部活動などに魅力を感じて、県外私立に行く生徒、また県外に本部をおく通信制に進学する生徒が増えていることが定員割れの原因。

他県に行く生徒の大半が「部活動に魅力を感じて」ですが、他県の部活動だけが魅力あるわけではありませんので、言い訳にせずに、魅力をどんどん発信していってほしいと思います。

(15)最後の質問になりますが、この質問を1番話したいと思って今日は臨みました。

私はこれを見て大変ショックを受けました。なんでこんな国になってしまったのか。

戦前も戦後の最初の頃もこうだったのか、考えさせられました。

道路も新幹線も経済大国になることも大事でしたが、国が1番やらなければいけないことは、若い人に希望を持ってもらうことじゃないかと思います。よかれと思って戦後70年やってきましたが、若い人がこんな風に回答するということは、結果的には失敗だったのではないでしょうか。

政治だけじゃなくて、行政も民間も国民も。私も含めてすべての大人に責任があると思います。

また、15~39歳の1番の死因は「自殺」です。

この数字、富山県だけでも変えられませんかね?

富山県はウェルビーイングに力を入れていますが、全方位のウェルビーイングではなくて、まず子どもに特化してやるべきじゃないかと思います。

今年度富山県は2陣に分けてアメリカポートランドに行きます。まず経済界で行って、若者は後日、というたてつけになっていますが、そうではなくて、第2陣にも第1陣にも子どもたち連れていってほしいんです。そして富山県の大人が、外国の方と交渉する姿だったり、みんなの将来のために頑張ってるなという姿、背中を見せてあげてほしいと思います。できませんかね?

日本財団の「国や社会に対する意識」調査をみても、大人だけでなく子どもにこそウェルビーイングを高めてほしいと考えますが、昨年度の「とやまワカモノ・サミット」以外で小中高校生に対して行っていることはあるのか、新田知事にお聞きします。

→(回答)教育委員会としては小中高生のウェルビーイングを高める取り組みを進め始めているところ。調査結果がそうなるのは、日本の子どもたちが自己肯定感を持てないことに起因していると考える。
県全体と考えると、子どもに特化したウェルビーイングというわけにもいかない。これまでのこの社会を作ってきたご高齢の方のウェルビーイングも支える必要がある。若い女性のウェルビーイングも喫緊の課題。特化ではなく、全方位的にやる。来年度のG7教育関係閣僚会合の誘致を目指しているが、これが実現したら富山の子どもたちにとっても自身と誇りになると思う。それが私が誘致に取り組む最大の目的。

3回に分けましたが、以上になります。

ありがたいことに新聞各社も取り上げてくれました。

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で半年くらいは視聴できる予定です!ぜひ!

改めて示しますがこの結果。

ウェルビーイングでも教育でもなんでもいいんです!!

とにかく今の状況が変わるよう、日本全体が大きな話ならば、少なくとも富山県だけでも変わるよう、頑張りたいと思います。

それではまた!

2022年06月23日

【県議会】

6月定例会で私がした質問(2/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回に引き続き、6/15(水)予算特別委員会の質問内容を掲載していきます!3つに分けたうちの2つ目になります。

ここからは、富山県の将来像に関して12問、質問します。

まずは、富山県の人口の増減に関して、4問聞きます。

(4)昨年度2021年度に行政相談窓口を通して県内に移住した方は、過去最多の823人と、先月発表がありました。

これ自体は素晴らしいことだと思っていますが、「行政相談窓口を通して県内に移住した方」だけではなく、社会増減全体でみるとどのような結果だったのか、南里地方創生局長にお聞きします。

→(回答)昨年度は、転入者約14,458人、転出者17,382人。転出者が転入者を2,924人上回る。

次の資料をご覧ください。

社会増減全体でみると、大きくマイナスですし、その差は広がっています。この数年だけ捉えるのはどうかなとも思いましたが、しかしスタートラインを「行政相談窓口を通した823人、上手くいっています」ではなく、「自然減だけでなく、社会増減でも減っている」。ここを前提にした方がいいと思っています。

(5)また、「木を見て森を見ず」という言葉もありますが、県内への転入者全体でみると年間15,000人程度いる中で、行政相談窓口を通して移住した方の数字を目標(目標1,000人)にするのは全体像を見失う恐れがあると考えますが、南里地方創生局長に所見をお聞きします。

→(回答)「人口の社会増」を数値目標の1つに掲げている。産業振興、若者等の雇用創出、観光振興、県内への移住促進の各種施策に総合的に取り組むことで、この目標を達成しようとしている。行政相談窓口を通した移住数は指標の1つとしては有用かと考える。しかし、それだけに囚われると全体像を見失う恐れがあり、そうしたことがないよう留意する。

(6)昨年度の成長戦略会議で「出入りを多く」というキーワードもありました。素晴らしいことだと感じています。行政相談窓口を通った823人も、そうでない15,000人も、みんなに富山県を好きになってファンになって、また、機会あればそれぞれが富山県のことを発信してほしいなぁ、と感じます。区別なく、みなさんを大切にしてほしいと思います。ちなみに、行政相談窓口を通して移住した方とそうでなく移住した方で、その後の県からのお知らせなどにおいて違いはあるのか、南里地方創生局長にお聞きします。

→(回答)相談窓口を通った方に、移住促進に関わる事業への協力を直接お願いすることもある。しかし、相談窓口を通ったか否かに関わらず、幅広く情報を届けている。今年度は、新たに、移住後のケアやフォローアップを目的とした移住者交流サロンを開設予定。幅広い移住者に参加してもらえるよう、しっかり取り組みたい。

(7)さて、富山県の人口の増減に関して最後の質問です。東京都の人口が26年ぶりに減少しました。また、各種調査でも明らかですが、コロナをきっかけに地方移住をする方、考える方が多くなりましたが、先ほどから言っているように、富山県では社会減が広がっています。

富山は地方移住の追い風を活かしきれていないのではないか。「出るのを抑える」ではなく、「出入りを多く」しつつ、「選ばれる、入ってくる方を多く」できたらと思いますが、何が課題で、どのような対応をする予定なのか、また、明確に「社会増」を目標とすべきだと考えますが、南里地方創生局長に所見をお聞きします。

→(回答)「移住前に公共交通や積雪に関する情報が不足していた」「移住後に地域住民や先輩移住者との交流が少ない」などの課題があり、市町村と協力し、相談会を増やす予定。コロナによる外国人転入者の大幅減や、目標設定時には想定できなかった情勢の変化があったが、目標達成に向けて努力する。

平成28年~平成30年の社会増は外国人転入者に頼った数字です。コロナで外国人転入者は期待できませんが、日本人の増減だけでも社会増となるよう、取り組みをよろしくお願いします。

次に医療費について3問質問します。

(8)コロナによって医療機関へのアクセスが広い意味で制限されました。手術を必要としている方が延期となったり、受診控えもありました。

手術など本当に医療を必要としている方に届けることはもちろん大切であり、これを否定するものではありませんが、一方で医療費抑制という観点からはヒントもあったように感じています。

まず、2020年度の県内患者数は、コロナ前の2019年度と比べどのような変化があったのか。木内厚生部長にお聞きします。

→(回答)令和2年度の数字で、富山県の医科外来の、のべ日数は1,090万日。前年と比べ、11.5%の減。

(9)2020年度の国全体の医療費はコロナ前の2019年と比べて減りました。2019年度43.6兆円に対して、2020年度42.2兆円と、1.4兆円の減となりました。日本の国家予算がだいたい100兆円ですから、40兆円台は改めて大きな金額です。

医療費の中でも、入院と入院外に分けて、「入院外」の医療費。これは2020年度は2019年度と比べ、6,500億円のマイナスとなりました。

さてそこで、医療費の行政負担分には、国が負担する分の他に、富山県が負担する分があります。富山県が負担する医療費はどうであったのか。木内厚生部長にお聞きします。

→(回答)医療費の中でも、国民健康保険と後期高齢者医療制度において一部、県の負担がある。富山県の負担分に関して、令和2年度は前年と比べ、5.6億円の減。国においては、受診控えと感染症対策によるしっぺいの減少が要因だと分析している。

(10)かぜなど一時的な症状で受診控えをした方にNHKなどが行った調査では、「症状は悪化しなかった」と答えた方が約8割だった、というものもありました。普段の感染症対策が医療費を抑制でき、その分、他の財源に振り分けられる可能性があるということを、機会を捉えて「適切な受診を!」と行政も発信すべきだと考えますが、見解を木内厚生部長にお聞きします。

→(回答)病気にかからない。重症化を予防する。医療機関への負担が過度にならない適切な受診。これまでもやってきたがより一層普及啓発に努めたい。

行政が「適切な受診を!」とメッセージを発するのは難しい面もあると思いますが、ですがこのままでいいとも思いませんので、医療費を抑えた分が、他のやりたいことに使えます。ぜひ取り組んでほしいと思います。

今回は2/3のここまで!

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で半年くらいは視聴できる予定です!ぜひ!

それではまた!

2022年06月22日

【県議会】

6月定例会で私がした質問(1/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

6/15(水)に予算特別委員会で質問しました!

今回はその質問内容と回答について書きますね!長いので3つに分けます!

おはようございます。今日から予算特別委員会ということで、よろしくお願いします。

本日私からは、富山県の将来像、これから富山県はどこに力を入れて、予算をかけていくのか、を中心に質問したいと思っていますが、冒頭3問は、目の前の対策について質問します。

まず、経済対策に関してです。

今議会では、エネルギー価格・物価高騰対策として様々なメニューが予算提案されています。

円安とダブルパンチで本当に高くなりました。

これは種部委員が常々言っていることですけれども、エネルギーと食物は毎日、必要とするものですが、大部分を外国に依存する日本の脆弱性が分かりやすく示されました。国会では防衛費が議論されていますが、防衛費だけでなく、エネルギーも食料も「国防」なんだと、しかも地方自治体でもできる国防なんだと、私も感じました。

今議会のエネルギー価格・物価高騰対策に関しては、市町村と合わせた低所得の子育て世帯支援などもありますが、生活者支援というよりは事業者支援が中心かと思います。

ただし、中小企業ビヨンドコロナ補助金では、「省エネ・コスト削減枠」として10億円を予算計上しました。単なる支援にとどめず、成長に繋げる支援であり、特にこういうのは評価したいと思っていますが、、、今後、生活者支援にも目配せをお願いします。

(1)さて、予算が成立するまでも、もちろん議論が必要ですが、予算成立したものの「その後」も議論していきたいと思います。

富山県では、3月に国の「事業復活支援金」の上乗せとして、「富山県事業復活緊急応援金」を作りました。国の事業復活支援金を条件にスピーディーに支給するものとして、1事業者あたり、中小企業20万円、個人事業主10万円。合計26億円を予算化しました。

コロナで飲食店を中心に人出が減って、「マンボウ」を適用しないのだったら何か支援ができないか、という議論の中でこのメニューが生まれました。メニューを作ったで終わらせず、ちゃんと届いているのか、一昨日の藤井さんからもありましたが、少し角度を変えて、確認しておきたいと思います。

現在のところ、「国の」「事業復活支援金」を申請した県内事業者はどのくらいで、そのうち何割が「富山県事業復活緊急応援金」を申請しているのか。中谷商工労働部長にお聞きします。

→(回答)国への県内事業者の申請件数は公表されていない。引き続き、要請したい。富山県事業復活緊急応援金は現在給付8,000件。

柔らかく言いますけれども、これはとっても不思議な話だと思っています。母数となる「事業復活支援金」の申請数の把握は必要ではないですかね。

富山県の上乗せ給付は国の「事業復活支援金」給付が前提です。

そもそも国の給付を受けているのが8,000件で、みなさん富山県の上乗せを申請したかもしれないし、国の給付を受けたのが16,000件で、半分しか申請していないかもしれない。「上乗せありますよ!」という周知が届いているのか届いていないのか、それは、「母数」である「事業復活支援金」の給付数が分からないと判断できなくて、次の行動に移れないと思うんです。

国で足りないから、県で上乗せしています。「事業者名」はなくても、「数」だけでも教えてもらえるよう、国に働きかけをよろしくお願いします。

(2)この「富山県事業復活緊急応援金」はスピーディーな支給にするために、国の事業復活支援金を条件にしました。申請があってからどのくらいの日数で給付しているのか。また、それは、前回の国の上乗せであった「富山県事業持続化・地域再生支援金」と比べてどうなのか、同じく中谷商工労働部長にお聞きします。

→(回答)概ね2~3週間で給付している。前回と同程度。

あまり言葉じりを捉えるのは好きではないのですが、スピード「も」重要、なのではありません。スピード「が」重要、なのです。給付の一日の違いが、人の生き死を左右することさえあるのです。これは新田知事の言葉です。その通りだと思います。

生き死までは分かりませんが、この2年間、廃業する飲食店をいくつも見てきました。上乗せ給付の富山県は2~3週間で支給とのことですが、いちから審査している国の給付がだいたい2週間だそうです。もし目詰まりがあるなら、目詰まりを解消できるよう、宜しくお願い致します。

(3)目の前の対策でもう1問。医療体制に関して。日本ではコロナの影響が、今現在、比較的低く抑えられて、人流も回復してきましたが、物流はそうでない面があるようです。中国のロックダウン等の影響で、病院で使う医療材料(注射針やカテーテルなど)が足りていないとの情報がありましたが、現状と対策はどうでしょうか。木内厚生部長にお聞きします。 ありがとうございます。

→(回答)中国からの一部の医療材料の出荷調整が行われている。まずは代替品で対応。代替品がないものは頻度を減らすなど使用方法を変更で対応。県内の情報を収集するとともに、円滑な供給というのは場合によっては国レベルかもしれず働きかけていきたい。

今回は1/3のここまで!

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で半年くらいは視聴できる予定です!ぜひ!

それではまた!