2021年09月29日
県議会9月定例会閉会
こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。
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昨日、21日間に渡る、富山県議会9月定例会が閉会。
コロナ対策を中心とした、約214億円の補正予算が成立しました。
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中身としては、県内3棟目の宿泊療養施設の確保や医療体制の強化などです。
リンク:0309hosei1.pdf (pref.toyama.jp)
リンク:0309hosei02.pdf (pref.toyama.jp)
第5波がようやく終息しつつありますが、第6波に向けてできうる備えをしていく必要があります。
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私に関しては、今議会では、本会議や予算特別委員会での質問の機会はありませんでした(市議会議員時代は年に4回質問できましたが、県議会は人数の関係で年に3回程度)が、所属する厚生環境委員会で2問質問しました。
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1問目は、8月以降の自宅療養者急増に伴う家庭内感染の広がりについて。
これは同委員会でも使用された永森議員作成のグラフです。8月以降、急激に自宅療養者が増えていることが分かります。
入院や宿泊療養施設だと、陽性者は隔離できますが、自宅療養だと家庭内感染に繋がらないか心配され、その点を質問しました。
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回答としては、
「感染が分かった時点で既に家族に広がっているケースが多い」としながらも、
数字としては、30.0%が家庭内感染だろう、とのことでした。
少なくない数字だと感じています。二次感染を少しでも減らすために、やはり極力宿泊療養施設が利用されるべきではないか。補正予算の内容である、3棟目の宿泊療養施設の確保は、妥当だと私は判断しました。
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2問目は、前回のブログでも書いた、飲食店時短協力金について。
リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)
新聞にも取り上げてもらいましたが、
4日間の時短要請短縮に伴い、
対応できるお店があるのは分かります!しかし、全部のお店が対応できるわけではないことを見逃さないでほしい!
対応できた飲食店には14日分、
スタッフの確保などが間に合わなく、対応できない飲食店には18日分、協力金を支給するよう提案。
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しかし、富山県は14日分しか支給しない考えで、大変冷たい対応だと、正直に言って憤りを感じています。
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「コロナだからといって机の上でばかり仕事せず、もっと飲食店の声を直接聞いてほしい!」と、強くお願いしました。
民間企業だったら、大きな方針を打ち出して、大多数の方がついていければそれでいいのかもしれません。
しかし、行政はそうではないと私は思います。
大きな方針を打ち出しつつ、こぼれる方をいかに助けられるかも、行政の大切な仕事だと思います。
現状提案が通っておらず、非常に悔しい想いをしていますが、住民の声を届けていくのが議員の仕事なので、諦めず取り組みたいと思います。
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次は11月後半から。2ヶ月間、現場の色々な人の声を聞き、一方で大局的に考える姿勢も忘れず、しっかり準備して臨みたいと思います!