2021年04月27日

【県議会】

2月定例会で私がした質問(2/2)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回に続いて、2月定例会の質問の後半部分を掲載します!

続いて、令和3年度予算の目玉施策について7問質問します。

(9)富山県では、来年度「創業・ベンチャー課」を新設し、ベンチャーを生み出す取り組みに力を入れます。施策としても、「ベンチャービジネス支援事業」や、「とやまUIJターン起業支援事業」を新しく始めるなど、「ベンチャーを富山で生み出すんだ」という意気込みが伝わり、楽しみな気持ちにさせられます。

一方で、県が関わらずに生まれるベンチャーも予想されます。関わらずに生まれたベンチャーを見つけられなかったために、大きくなる機会に手を差し伸べられなかったり、他の支援が先でそれによって他県に拠点を移すことも、可能性としては考えられます。そうならないためにこちらから、県内のベンチャーの卵や優れた技術を「見つける」仕組み、評価する仕組みも必要と考えますが、布野商工労働部長に所見をお聞きします。

→(回答)ベンチャービジネス支援協議会を今年中に設立したい。メンバーは県内外の産学官金、ベンチャーキャピタル、市町村等に参画して頂く予定。県内のメンバーにはベンチャーの卵となる可能性の案件を広く把握することを期待している。

今、県内でどんな会社が生まれていて、どんな状況なのか。広範囲に渡って、非常に大変だとは思いますが、効率的な情報収集のやり方を模索して、ぜひ卵を見逃さずに、必要な支援を届ける体制を作って頂ければと思います。

(10)次の質問に移ります。来年度、太閤山ランドの魅力アップへ向けた調査を行います。調査費は3,000万円。無人自動運転で園内を周回する乗り物や、ドローンを使ったアトラクションなどICTを用いた「近未来」の設備導入を目指す、とのことです。これだけでもとても楽しみですけれども、「園内でしかできない」「普段できないことができる」体験があるのはその施設の魅力を高めますので、もうひとつ検討してはどうでしょうか?「資料2」をご覧ください。

富山県は来年度オレゴン州ポートランドに友好訪問団を派遣しますが、私も数年前に「露払い」としてポートランドに行ってきました。ポートランドではこの電動キックボードが街のいたるところに走っていて、交通手段として楽しく使われていました。続いて「資料3」をご覧ください。

ポートランドでは公共交通機関を中心にした街づくりを進めるために、街の東西を繋ぐ新しい橋も車をシャットアウトして、路面電車と歩行者自転車電動キックボードだけが通れるようになっていました。公共交通機関を軸にしているからこそ、目的地までのラストワンマイルにこの電動キックボードが使われているようですが、それは富山県が目指す姿とも近いものを感じます。公共交通からのラストワンマイルの知見をためる意味でも、電動キックボードの導入は有効と考えています。いきなり道路で実験は難しいでしょうから、まずは公園内で知見をためてはどうでしょうか?

実は、現在この電動キックボードは全国で実証実験が行われています。東京、神奈川、千葉、福岡、広島、愛媛、兵庫。残念ながら富山県は入っていませんけれども、こういう新しい動きに進んで手を挙げられる富山県になればという期待を込めて、

太閤山ランドの広大な敷地の移動手段として、また「園内でしかできない」体験を作るためにも、魅力創造の一案として電動キックボードの導入を検討してはどうか、江幡土木部長にお聞きします。

→(回答)国内では原動機付自転車に該当するため、ナンバーや免許証、ヘルメットが必要。他県では公園の一部を使用した実証実験が増えつつある。国内の先進事例を調査するとともに、園内での導入可能性について検討したい。

(11)県の資料によると、太閤山ランドを訪れる方は年間約80万人。それを上回る年間約90万人訪れるのが高岡古城公園です。90万人のうち、もちろん市民の割合も多いですけれども、四季折々の姿が楽しめる日本屈指の自然公園で市外や県外からも多くの方が訪れます。現状は高岡市だけが費用を払って整備していますけれども、費用も費用で、どうしても現状維持に近い形になっています。しかし、既に人が集まる場所を、より魅力を高めることで、県民の満足度に繋がったり、富山県全体の魅力向上に繋がると思っています。例えば民間と協力し合って音楽や食事を楽しむ催しをやるようなことは、高岡市だけで募ろうとすると範囲も狭くなりますが、県が関わると、より多くの参加を期待することができます。

そこで、古城公園の観光地としての魅力をさらに高めるために、県としてできることがないか、中谷観光・交通振興局長にお聞きします。

→(回答)新年度予算で、県民を対象に、遊覧船での古城公園の水濠巡りや伝統工芸と絡めたまち歩きプランなどを販売したい。今後も、高岡の観光資源も活かして、古城公園の魅力の発信や誘客に努めたい。

(12)続いて、テクノドームに関して2問質問します。テクノドームに関して、来年度は4,200万円を計上し、本館別館の接続部分の設計や、特に民間活力の導入可能性などを検討します。知事は代表質問で「基本計画の方向性は維持しつつ」という考えも述べられましたが、今年度一旦、整備の中身の大枠、方向性は出た認識です。コストを抑えるPFI、中身の提案も含めたPFI、色んな民間活力の導入可能性があって、それも含めてこれからなんでしょうけれども、一旦方向性は出ている中で、場合によっては整備の中身も見直す予定はあるのか、布野商工労働部長にお聞きします。

→(回答)基本計画の方向性は維持しつつ、民間活力の導入を検討して、着実に整備を進める。

(13)次に、これは前知事ともさんざん議論しましたが、新田知事の考えも聞いてみたいと思います。私は、テクノドームにものづくり体験施設は整備しない方がいいのではないか?という考えです。というのも、近くに民間や高岡市のものづくり体験施設があります。県がものづくり体験施設を新たに整備すれば、役割分担しようと思ってもどうしても機能が重なると思いますし、観光で初めて訪れる方にとっては一緒に見えるんじゃないかと思います。現に民間で、ものづくり体験施設が増えたことによって、閉めざるをえなかった事業所もあります。競合するようなものはテクノドームに整備せず、むしろ県がものづくりを発信したいのだったら、「現在取り組んでいる」市や民間のものづくり体験施設をサポートした方がいいと思っていますが、テクノドーム別館に整備予定のものづくり体験施設に対する現時点での新田知事の考え方をお聞きします。

→(回答)慎重な意見が多いようであれば、テクノドームに常設のものづくり体験施設を設けることなく、大きなイベント時は臨時的に開催するということもありうるのではないか、見直しを図ることも含めて検討したい。

(14)最後に城端線・氷見線のLRT化に関して2問質問します。まず、来年度1,700万円を計上して城端線・氷見線LRT化調査事業を行います。事業費を調査するものです。

最初にこれを聞いた時は少し混乱したというか、「これって富山県が行うものだっけ?」という単純な疑問が浮かんできました。しかし、城端線・氷見線は間違いなく現状はJRのもので、JRが行うのが普通の流れなのかと思っています。

ではJRは事業費調査を行わないのかというと、そんなことはないと思うんですね。事業費調査はJR側も行うと考えますが、別途県が実施する理由を中谷観光・交通振興局長にお聞きします。

→(回答)JR西日本には鉄道を運行してきた実績に基づく経験があるが、LRTという軌道であること、また各市のまちづくりの検討も踏まえた事業費調査になると、異なるノウハウが必要になる。

(15)これから少なからず交渉になるでしょうから、どちらも事業費調査するのは仕方の無い面があると思っています。しかし、例えばですけど、城端線・氷見線が極端な話、仮に市町村とか行政の持ち物だったら「お互いに」調査をすることはないんじゃないかと思います。同じ船に乗っていたらそうなると思うんですね。

しかし、民間と行政という違いはあれど、JRとも、もう同じ船ならぬ同じ「電車に乗って」、普通というか現場で話したらたぶん出来ないと思いますが、一緒に調査を行ったり、ある程度の役割分担を話し合うトップ同士の会談があってもいいんじゃないでしょうか?JRも私たちもどちらもコロナでダメージを受けています。

城端線・氷見線のLRT化等の検討を円滑に進めるため、また、重複を避けるため、事業費調査にJRにもしっかり関わってもらうべきと考えますが、知事に所見をお聞きします。

→(回答)事業費調査にはJR西日本にはこれまでの実績やノウハウを活かして頂くなど、協力や役割分担をしながらこれからも取り組んでいきたい。

渋沢さんの大河ドラマで、お代官(現代でいう行政)の取り立てに「恐れながらそれが百姓の銭にございます!」と命懸けで物申す一幕がありました。お預かりしている税金の重複は可能な限り避けるべきですし、一筋縄ではいかず、これも交渉になるのでしょうが、なるべくよい形になるようご尽力くださればと思います。

これで私の質問を終わります。ありがとうございました。

以上が質問の後半部分です。

ありがたいことに、テクノドームの中身見直しの話や、二重行政の話を新聞社も取り上げてくれ、

特にテクノドームに関しては、質問時点では「見直し含め検討」でしたが、その後見直しに傾いていきました。6月の議会からずっと主張していたことに一定の成果が出て、ひとつ仕事ができたと感じました。

しかし、見直しはあくまで途中経過であり、みんなに愛される中身になることがゴールですので、引き続きよい中身になるよう提案していきたいと思います。

前回のブログの冒頭でも言いましたが、県庁側も自分の質問を正面で受け止めてくれたと思っています。ありがとうございました!今後も議論を重ねながら、よりよい富山県にしていければと思います。

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で6月までは視聴できる予定です!こちらもぜひ!

【県議会】

2月定例会で私がした質問(1/2)

おはようございます、富山県議会議員の瀬川侑希です。

1ヶ月以上前の話ですが、3/18(木)に予算特別委員会で1時間質問しました。

まだ掲載できていなかったので、2回に分けてご紹介します。

年度末の議会は来年度予算を決める、1年の中で最も大切な議会だと思って毎回臨んでいます。

自身も気合を入れて臨みましたが、今回、県庁側も正面で受け止めてくれたと感じました。前向きな返答も多く、「このテーマを選び、調査に取り組んできてよかった」と、準備の時間が報われた思いです。

さて、初めていきます!

早速ですが、来年度は6,000億円を超える過去最大の予算です。新しい取り組みも多いので、私からは新しく始まることを中心に合計15問質問します。

15問ですけれども、3つのパートに分けて、最初は、教育について4問。教育にどれだけ力を注げるかで富山県の未来は変わってくると考えるからです。

次に、組織体制について4問。来年度、県庁は小さくない組織改編を行います。これとこれを進めていくんだ!という意思が窺えて、基本的には好意的に受け止めておりますが、もう少し詳しく聞かせてください。

最後に来年度予算の目玉施策について7問質問します。

最初に教育について4問質問します。

(1)現在国の基準では小学校1年生のみ35人以下学級となっていますが、富山県では独自に小学校2年生も35人以下学級としてきました。また、小学校3・4年生も希望する学校では35人以下学級としてきました。「教育県とやま」として、より1人1人の生徒に細やかに目配りするために、国に先んじて少人数学級に取り組んできたのは、素晴らしいことだと思っています。

そして、国では来年度から5年間かけて小学校全学年で35人以下学級を実現する方針を打ち出しましたが、今回も富山県では国に先行して取り組もうと、令和3年度は全3・4年生、令和4年度は5年生、令和5年度は6年生で、35人以下学級を実現することとしました。

「生徒によりよい環境を」という、この決定は大賛成の立場ではありますが、一方でそれに伴う影響も議論しておきたいと思います。来年度の3・4年生を35人以下学級にすると、新たに7人の教員が必要で、6年生まで拡大すると、さらに30人程度の教員が必要とのことです。1クラスが2クラスになったり、2クラスが3クラスになったりするわけですから、教員が必要になるのはその通りで、教員の確保が大変だという議論は今議会でもされましたが、クラスが増えればハコとしての教室も必要になります。全学年で35人以下学級にした場合、既存の校舎では教室が足りなくなる学校はないのか、伍嶋教育長にお聞きします。

→(回答)令和4年度で3校、令和5年度で3校が学校全体で1学級増加となる(が、既存校舎内で対応できる)。

(2)増築は無いのかもしれませんが、空き部屋を教室にすることで必要な改修が発生すると思っています。少人数学級には大賛成なのですが、国に先行することで生じる費用は県が負担するのか、市町村が負担するのか、市町村の教育委員会や財政課も大変気になっているのではと思います。

次の質問ですが、既存の校舎を改修する必要がある場合、その費用負担は市町村にお願いするのか、新田知事にお聞きします。

→(回答)教員に関しては、県単独の負担で確保する。校舎の増築や改修に関しては、国の有利な財政措置があるため、設置者である市町村が国の補助制度を活用して整備をする枠組みを維持したい。

国に先行して少人数学級を進める方針を県が出し、しかし費用負担は市町村だ、となると費用負担の協議の場がほしいという市町村も出てくるかもしれないので、そこは柔軟に考えてほしいということをお願いします。

(3)次の質問に移ります。令和3年度予算では県立高校2校の長寿命化改修が予算計上されています。富山西高校と高岡南高校の2校で15億円、新築ではなく長寿命化改修を選んだ理由を伍嶋教育長にお聞きします。

→(回答)建て替えるより、約2割のコスト縮減になる。

委員長、ここで資料の配布とパネル提示の許可をお願いします。

資料1をご覧ください。今伍嶋教育長も言われましたが、文部科学省もずいぶん前から長寿命化を推奨しています。

(4)しかし、県立高校が長寿命化改修をする中で、小中学校は新築される場合も多いです。私はいつも思っていることですが、県民にとっては「これは県の施設で、これは市の施設」とかはあまり関係がなくて、自分の払った、預けた税金が、うまく使われることが大切だと思っています。私は県の長寿命化に賛成の立場ですが、いい事例を水平展開するのも県の役割だと考えます。

新築を選ぶのにも一定の理由があることは理解していますが、長寿命化の方がコスト面でメリットがあるなら、その分他の教育行政に予算を振り分けられます。県も財政厳しいですけど市町村もどこも厳しいです。だからこそ、富山県内で効率的な使い方があるなら、ワンチーム連携推進本部会議などで事例を共有して、長寿命化改修を全県的に促すべきだと考えます。伍嶋教育長の所見をお聞きします。

→(回答)小中学校施設は様々な要因を考慮の上で市町村が総合的に判断しているものと認識している。しかしながら、長寿命化改修のメリットや国の制度について、必要に応じて市町村に対して助言を行ってまいりたい。

(5)ここからは来年度の県庁組織改編について4問質問します。組織を変えるのはエネルギーと、そして勇気の要ることですが、この分野に力を入れていくんだ!という意思が窺えて、いい印象を持っています。ですが、更に加速させてはどうか、という意味で質問していきます。

まず、来年度からNTTドコモに職員を1名派遣します。この派遣、デジタルを中心にした知見を吸収できますし、自分たちの当たり前が外では当たり前じゃないことに気付く瞬間もあると思いますので、とてもいいことだと思っていますが、他の企業にも派遣しているのか調べました。約4,000人の行政職員の中で、県外民間への派遣はJR東日本、ジェトロ、自治体国際化協会、と3名です。0.1%ですから、率直に少ないと思います。

NTTドコモに派遣した理由もそうなのでしょうが、県庁の方は知事も認める優秀な方ばかりですけど、外部の知見を取り入れることでさらに組織としてレベルアップするんだろうと思っています。簡単な言葉で言うと、「もっと他流試合を!」ということだと思います。江戸から明治になる時、多くの方が海外に行き、知見を持ち帰りました。そして他流試合と言えば、何より、富山が誇る朝乃山関は「出稽古で強くなった」と言われています。私たちも見習ってどんどん外に出て行きたいなと思います。

民間企業への派遣絶対数が少なく、もっと県外民間企業へ職員を派遣し、外部の知見を吸収してはと考えますが、滝経営管理部長に所見をお聞きします。

→(回答)DXなど行政需要が高度化・複雑化する中で官民の連携はますます重要。人事交流の拡大を図る。

(6)次に副知事2人体制に関して聞きます。スピード感をもって県政を進めたり、トップでしかできない交渉があると思いますので、個人的には2人体制はよいと思っています。

ですから応援する意味で聞きますが、今回は同時に政策監の廃止を提案されています。政策監を廃止すると幹部は1名減の1名増となり、横にスライドしているだけにも受け止められます。権限強化にはなっているので、意味はあると思っています。かかる費用もむしろ抑えるなど工夫もされています。しかし、いい仕事や成果があるなら、費用かかっても仕方ないと個人的には思います。

ここで私の問題意識をお伝えするために、逆に人員を減らす場合に、自治体や民間で起こっていることをご紹介します。

スリムな行政、スリムな体制を目指して「職員の削減計画」があって、正規職員は数字では減っています。しかし、その分臨時職員が増えている。正規職員から臨時職員にスライドしているだけですが、「正規職員は減っている」と言う。これも「意味がない」とまでは思いませんが、「正規職員は減らしました」とその言葉通りのままの効果はないと思っています。

権限強化にはなっているとは思いますが、人員としての体制も強化するためにも、もっと大胆に、政策監を残した上で2人体制としてもよかったのではないか、新田知事にお聞きします。

→(回答)政策監を置いたのは総合政策局の業務が多くなり、分担する意味もあったと理解している。副知事2人体制にあたっては、コストを抑える、また総合政策局の業務量の平準化にも心を砕いた。このようなことも踏まえて、政策監の廃止とした。理解してほしい。

(7)続いて、ワンチーム連携推進本部会議について聞きます。会議では二重行政の解消もテーマにあがると想定しますが、二重行政は大きいもので何だと考えているのか、新田知事にお聞きします。

→(回答)市町村と連携して、効果的・効率的なサービスを提供していきたい。

(再質問)「二重行政の解消もテーマとしたい」と知事が会議で言っていたので質問しましたが、具体的な回答がありませんでした。再質問します。

→(回答)民間人のころ二重行政はあるのかなと思っていたが、二重行政は大きなものも小さなものも見当たらない。

(8)知事はないと言われましたが、私は小さなものはあると思っています。解決したら県民にとってどんな具体的な効果があるのか、滝経営管理部長にお聞きします。

→(回答)県と市町村で同じような補助制度がある場合もある。もちろん県と市町村でそれぞれ目的とするものがあるからその制度があるわけだが、住民からすると二重に見えるかもしれない。連携して、どちらかがまとめてやる方が効率的な場合がある。行政の効率化は、住民の方への行政サービスの質の向上に繋がるのでしっかり取り組む。

今回はだいたい半分のここまでとして、残りは次回にします!

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で6月までは視聴できる予定です!こちらもぜひ!

2021年03月31日

【自分の考え】

高岡市の将来②

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回まで、高岡市の課題について述べた上で、「どんな高岡市」を目指すか、について自分の考えを話しました。

①市民ひとりひとりが『この街が好きだ』と思っている」

②今だけでなく、次の世代のことを考える

私はこういう高岡市を目指したいと思っています。

前回は①について話しましたので、

今回は②について触れながら、全5回のまとめとしたいと思います。

さて突然ですが、高岡市は現状、次の世代のことを考えたり、次世代に投資している街でしょうか?

0だと言うつもりはありませんし、そんな街は存在しません。

しかし、私は「まだまだ足りていない」と思っていますし、それが私の政治への原動力の1つになっています。

令和2年度の高岡市予算では、教育費は全体のわずか7.5%でした(富山市9.7%、射水市8.2%)。

家庭だと、お子さんやお孫さんにお金を使います。

しかし、それが「市」単位になるとそうなっていません。その現状を変えていきたい。街ぐるみで次世代を育て、投資する街にしていきたいと思っています。

例えば、

・自分たちの過ごす学校を自分たちで考えて良くしていくために(将来、街を良くする行動に繋がると考えます。)、まとまった予算を用意する

・各先生が授業準備をするのではなく、ある程度フォーマット化して、時間を生み出し、その分生徒に向き合う時間を作る

・地域の伝統工芸や産業を学ぶ全国唯一の取り組みであり、高岡の財産である「ものづくり・デザイン科」を充実させる

・「働く」を体験する14歳の挑戦を広げ、地域との接点をさらに作る。デジタルで地域外の講師にもお願いする

・私も市外に出て初めて高岡の魅力に気が付きました。コロナが落ち着けば、市がお金を出して海外を経験させたい

こういうことに予算をかけて取り組むべきだと考えます。

また、教育に限らず、若い世代へも街としてのサポートが必要です。

例えば、放課後に小学生を預ける学童クラブ。

現状では、希望どおり入所できない生徒もいるほか、高岡市の学童クラブは平日18時までのところが大多数。18時まで迎えに行かないといけないので、職業が限られ、人によってはパートタイムにならざるをえない状況が生まれています。

しかし、人生の選択肢を広げることはあっても狭めることがないようにするのが行政の役割。思いっきり働きたいという希望がある方には、そうしてもらうことで、その方の満足度に繋がるほか、賃金もアップし自治体としても市税がアップします。

繰り返しになりますが、私は高岡市を、街ぐるみで次世代を育て、投資する、そんな街にしていきたいと思っています。

そしてその体験が、

「自分を育ててくれた街に今度は自分は何ができるか」

という意識に繋がっていくはずだと考えます。

それがまた次の世代、次の世代と、循環していく。地域を愛する、担い手が生まれるエコシステムが形成されていくのだと思います。

今回は、

②今だけでなく、次の世代のことを考える

の話をしました。

それをし続けることで、

①市民ひとりひとりが『この街が好きだ』と思っている」

状態に近づいていくと感じます。①と②は連動していくのでしょうね。

以上全5回に渡って、私の考える高岡市の課題、そしてどういう高岡市を目指したいかについて、話してきました。

中には耳障りな部分もあったかと思いますが、あくまで現時点での考えであり、実行しながら、また色々な方と話しながらよりよいものにしていきたいと思っているので、ぜひまたアドバイスをくださればと思います!

5回に渡るブログで、高岡市に対する自分の考えや思いをまとめたことで、「やっぱり自分は高岡市のことが好きなんだなぁ」ということを再確認しました。私にとって非常に貴重な時間となりました。(「高岡だいすき会」という会派を作るくらいですから、何をいまさらという感じですかね。)

市長選挙には手を挙げませんでしたが、県議会議員としても、いち市民としても、自分にできる高岡市への関わり方を考え続け、ひとつでも実現できるよう行動していきたいと思います!

さて、7/4(日)には高岡市長選挙投開票が行われ、新しい高岡市のリーダーが誕生します。みなさまが高岡市のことを改めて考えるきっかけとなり、想いを託して1票を投じられることを期待します。私も自分の政策を少しでも実現してくれそうな方を応援していきたいと思います!

それではまた!

2021年03月14日

【自分の考え】

高岡市の将来①

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回まで3回に渡って、私の考える高岡市の課題について述べてきました。

ですが、課題は課題であるとしても、「目指す将来像」がないと、目の前だけに対処する場当たり的な対応になりかねません。私たちは「どんな高岡市」を目指したいのでしょうか?

これには正解がなく、10人いたら10通りの答えがあると思います。みなさんはどうお考えでしょうか?

今回は、いち意見として、私の考える「どんな高岡市を目指したいか」について話します。

■私が目指したい高岡市の姿

私は、

①市民ひとりひとりが『この街が好きだ』と思っている」

そして、

②今だけでなく、次の世代のことを考える

そんな高岡市を目指したいと思っています。

今回のブログでは、①についてお話させてください。

■「この街」とは

さて、『この街が好きだ』の「この街」と聞いて、みなさんはどんな景色を思い浮かべましたでしょうか?

高岡駅前でしょうか?
雨晴の風景ですか?
あなたの住む町内でしょうか?
いつも散歩で通る道ですか?
好きなお店のあるあたりでしょうか?

私は、「この街」は、「高岡市」でも「小学校単位の地区」でも「住んでいる町内」でもいい。それぞれの考える「この街」が居心地よくて好きであることが大切だと思っています。

■小さなコミュニティの核をつくる

『この街が好きだ』 は何か1つやればいいわけではなく、「総合力」だと思っています。

色々な施策を同時に進めなければいけませんが、そのために行政ができることの1つとして、比較的小さい単位でコミュニティの核を作りたいと考えています。

具体的に私がやりたいこととしては、「スーパー公民館の整備(各市営公民館の大幅な機能強化)」です。

①市役所が市民に近づいてくるように

スーパー公民館に持たせたい機能の1つ目は、行政窓口機能です。

・市役所に行かなくとも公民館に行けばすべての市役所機能にアクセスできる

・職員が窓口になってワンストップでなんでも相談できる

これからは「市役所に出向いてもらう」ではなく、「市役所が地域に出ていく」時代だと思います。地域に出ることで、市役所にとっても今まで気付かなかった発見があるでしょう。

②誰ひとり取り残さずデジタルに繋ぐ機能

2つ目は市民をデジタルに繋ぐ拠点機能です。
・5G(Wi-Fi)完備
・苦手な方のネット相談

コロナによる休校措置で、家のインターネット回線の有無やその速度が教育格差を生むのではないかという懸念が広がりました。

日本のインターネット普及率は9割ですが、100%ではありません。また、これからも新しいテクノロジーが次々と生まれてくるでしょう。

公民館で全ての人をデジタルに繋げ、誰でもデジタルでやりたいことをやるチャンスがある高岡市にしたいです。

③エンターテインメント機能

現在でも公民館で様々な習い事や健康教室が開催されていますが、今後も大切な機能だと思います。

・ヨガ教室・体操教室などの健康教室
・映画上映

また、2つ目のデジタル機能との融合で、公民館単位でのバーチャル共演、バーチャル対戦など、エンタメ体験もアップデートされるでしょう。

沖縄のモデルケース

上記の構想そのままではありませんが、たまたま訪れた沖縄の公民館で、まさしくそのような公民館のモデルケースがありました。

高岡からも日本一の公民館を目指したいと思います。

■物流拠点の可能性も…

また、ドローン物流は全国各地で実証実験が進んでいますが、場所の問題もあり、各家庭への配達・集荷はもう少し時間がかかると思われます。

しかし、市営公民館は比較的敷地が広いので、将来的には各家庭へ配達する前段階としてドローン物流の拠点になる可能性もあります。

■近所のスーパー公民館まで歩く習慣で、市民を健康に

大事なのは、「歩いて行ける距離」にそのような拠点があることだと思っています。

前回も言いましたが、歩くことで自身の健康に繋がり、行政としてはその分医療費が減り、次世代に回すことができます。

■まとめ

小さなコミュニティの核(スーパー公民館)への投資は私の政策立案基準である、「30年後の未来を想像した時に、今すべきこと」「てこの原理のように小さな力で大きな効果があること」の2条件に当てはまると考えています。

次回はもうひとつの将来像「今だけでなく、次の世代のことを考える」について話したいと思います。

それではまた。

2021年02月28日

【自分の考え】

高岡市の課題③

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回の続きです。

高岡駅北側の資産を活かす話になると、あるいは市役所が御旅屋セリオに移るべきかどうかの話になると、高い割合で言われるのが、

「高岡駅北側には駐車場が無い」

という言葉です。

この問題は、市が他の困難にぶつかった時の乗り越え方の参考になったり、公共交通全体の広い話に繋がってくると思っているので、かなり具体的な話ですが、今回取り上げたいと思います。

「高岡駅北側には駐車場が無い」

それに対して、私は2つのアプローチがあるのではと思っています。

その2つは、駐車料金の徴収方法(「テクノロジーで解決する」)と公共交通網の充実(による「ライフスタイルの変革」)です。

まず前提として、

以前も紹介したことがありますが、

イオンの建物のサイズを高岡駅北側にかざしてみると、

高岡駅前~末広町~大仏とちょうど同じサイズになります。

イオンの中を普段多くの方が行き来していますので、距離自体が問題ではないのではないか、と考えます。

駐車料金の徴収方法(「テクノロジーで解決する」)

では、何が心理的ハードルになっているかというと、(目的地が見えるからこそ)なるべく近くに停めたいという気持ちもあるかもしれませんが、そのひとつは駐車料金の小銭の煩わしさではないかと思っています。

しかし、高速道路に乗る時に多くの方がETCを利用するようになりました。駐車場でもETCのシステムを使い、入る時も出る時もスムーズに駐車できれば、感じ方も違ってくるのではないでしょうか?

ETCの利用シーン拡大は現在国が検討中ですが、利便性だけでなく、人々の「行動」を変えられるのか、高岡が実証実験の地になっても面白いと思います。

また、ICOCAでもSuicaでもOKです。こちらの方が、持ち運びやすいので、お店や図書館と連携して駐車料金割引などがしやすいというメリットがあります。

駐車場は一例ですが、今まで課題だったことが、技術の進歩やテクノロジーの力で一気に解決できる。このようなことは潜在的にいくつも存在すると思っています。

「今までできなかったから」ではなく、今までできなかったことができるようになっている時代だという認識のもと、使うことで市民の満足度や幸福度が高まる技術は積極的に利用してほしいと思います。

公共交通網の充実(による「ライフスタイルの変革」)

もう1つのアプローチは公共交通網の充実です。

廃止したコミュニティバスは、高齢化社会において増えるであろう免許返納者への福祉の観点からも、復活させるべきだと思っています。

しかし、単純な復活ではなく、

元々の2路線×2台の4台を、4路線×1台にし、南部地域の2ルートを新設する。台数は変えずに、広い地域の方々が利用できるようにすればどうでしょうか?

また、万葉線も含めた城端線・氷見線のLRT化が実現すれば、運行本数や駅の数も増えることが想定されます。

従来のバス、コミュニティバス、運行本数と駅の数が増えたLRT、

高岡駅まで多様な選択肢が存在するようになります。

そして、公共交通に乗るには、最寄り駅まで、また目的地まで「歩く」ことになり、健康増進にも繋がります。

福祉の観点からも、そして健康の観点からも、公共交通の充実は必須だと考えます。

(「歩く」ことで高齢者が健康になれば、その分医療費がかからず、子どもや若者に回すことができます。)

公共交通が充実することで、前回触れた「横串を通す」に繋がる上に、

今まで当たり前だった、移動=マイカーから、ライフスタイルが変わるかもしれません。むしろそういうライフスタイルや、「医療費を抑えて次世代に回す」という行政の考え方を高岡から提案していけばどうかと思います。

LRT化だけで終わらせない

LRT化に関しては、その先さらに思い描いていることが3点あります。

詳しくは説明しませんが、簡単に紹介させてください。

LRT化をきっかけに、これまでの「外出しよう」ではなく、「外出したくなる」仕掛けがあれば、より効果が高まると考えます。

①これは私のアイディアではありません。20代の方から教えてもらいました。

「ドラえもん電車だけでなく、ドラミ電車ものび太電車もジャイアン電車もあればいい」

自分にこの発想はありませんでした。色んな方と話すって、とても大切だなと感じた瞬間でした。

私もぜひ実現させたいと思っていますが、次に市長になる方にぜひチャレンジして頂きたい施策です。

②磁気データを使い、乗り放題区間(無料区間)を作る

ICOCAでもSuicaでも、ICカードなら設定は簡単です。単に無料ではなく、年間パスやまずは実験的に無料化する選択肢もあると思います。

③越ノ潟から岩瀬まで繋げ、県内多くの地域を電車でめぐれるようにする

③は大き過ぎる話かもしれませんが、他市の方ともみんなで描ける夢があってもいいと思います。

さて、自分が考える高岡の課題について話して、今回で3回目になりました。

特に今回は細かい話に入っていったので、

大枠の話に戻しながら、次回以降は「ではどんな高岡市を目指すべきか」について、もう2回くらい(3回になるかも)でまとめていきたいと思います!

それではまた。

2021年02月27日

【自分の考え】

高岡市の課題②

おはようございます、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回の続きです。

では、これからは新高岡駅が中心になるのでしょうか?

これは非常に難しい問題です。ぜひ夏の高岡市長選のテーマになればと思います。

前回は、自分が考える高岡の最大の課題は「人口減少と少子高齢化を見据えた街づくりができるか」だと述べた上で、0→1で新しく生み出すならという観点で話しましたが、

一つ下のレイヤーの課題は「今ある資産を活かすこと」と「それを横串で通すこと」だと思っています。

今回は「今ある資産を活かすこと」を取り上げ、色んなものの色んな活かし方がありますが、「例えば」という話で「古城公園」と「御旅屋通り」の2つを取り上げたいと思います。

この2つを選んだ理由としては、

高岡には「山町筋」や「金屋町」やその他にも色んな素晴らしいエリアがあります。しかし、限られた財源。全部を行政が整備することはできません。

基本的には、民間でできることは民間で。むしろその方が上手くいく、と思っていますが、

(ここ数年でも、「あそびとビル」や「金ノ三寸」など、とても面白い動きがいくつも起こっています!)

あそびとビルさん (@asobitobuilding) / Twitter

民家ホテル 金ノ三寸|富山県高岡市・古民家をリノベーションした宿 (kanenosanzun.jp)

公園や道路は、行政の方が役割分担としてふさわしいと思い、「古城公園」と「御旅屋通り」2つを取り上げます。

素材はあるので「今ある資産を活かすべき」というのが私が高岡に対して思っていることです(人口減少時代、街を拡大しない観点からも)。基本は高岡駅北側の資産をもっと活かすべきだと思っています。

しかし、過剰な投資をするという意味ではありません。また、「賑わい」を追い求めるのにも反対です。「魅力があれば人は集まってくる」というのが自分の考えです。高岡駅北側にはポテンシャルがあるので、「ちょい足し」でてこの原理が働くと思っています。

例えば①

古城公園の年間のべ利用者数は850,000人です。この850,000人にもっと楽しんでもらい、より多くの方に訪れてもらうにはどうしたらよいでしょうか?

これは古城公園の所有者を表したものです。

「古城公園は国の管理だから制約が多い」

という話をよく聞きます。確かに何でもできるわけではありませんが、何もできないわけでもありません。

例えば、右上のオレンジ色部分「中の島」。築城当時からあったものではなく、昔は畑でした(市立博物館で資料が見られるはず)。ここの活用方法はないでしょうか?( 市有地なら何でもできるという話ではないのですが、難易度はもちろん変わります。)

私は以前、東京吉祥寺の井の頭公園近くに住んでおりましたが、園内には大変雰囲気のよいカフェがあります。

井の頭公園で大人気!タイ料理の「ペパカフェ フォレスト」 | icotto(イコット)

古城公園そばには「コッテロ」さんもあり、木々を眺められるロケーションは本当に気持ちがいいです。

園内にはその他、「古城亭」もありこちらの雰囲気も素晴らしいのですが、

これらをヒントに思わず訪れたくなる、デートで訪れたくなるような(恋が生まれる場って街として大事だと思います)ものができないかと思います。

例えば②

これは私の友人、建築家の吉田甫さんが描いたものです。御旅屋通りの一部を芝生化する空想です。

初めてこれを見た時非常にわくわくし、色々な想像が膨らみました。

道が公園になるというか、憩える場所になり、色んな世代が集う場になるような気がしました。

こうすることによって、古城公園まで植物で導線ができたり、お店と道路の境界線が薄まり、どんどんお店が外にせり出してきたり、色んな効果が生まれてくるのではと思っています。アーケードがあるため、一年中利用できます。

高岡の商店街は人が歩いていないと言われたりもしますが、居酒屋の中に入るとたくさんの人がいてびっくりすることがよくあります。お店と外の境界を引くのではなく、中間の空間を作りやすくすることで、通りの雰囲気は変わってくるように思います。

「街の中心は変わるもの。高岡だってもともと山町が中心だったが、鉄道ができてから高岡駅に変わってきた。これから変わっても不思議ではない。」

「ムクドリは人の多いところに集まる。賑わいのバロメーター。ムクドリは以前は高岡駅周辺にいたけど、今はイオンの周りにいる。高岡の中心はどこなのかムクドリが語っている。」

参考URL:http://www.bird-research.jp/1_katsudo/mukudoriNegura/indexNegura.html

と言う方もいます。

私としては、高岡駅周辺にこだわっているわけではありませんが、少なくとももっと活かせると思っています。

「新高岡駅は玄関」で「高岡駅は居間や台所」。より楽しんでもらったり、ディープな高岡を感じてもらうには、居間や台所までお連れしたいなと思います。

しかし、「高岡駅北側には駐車場が無い」という声も聞きます。

次回はこの続きを話していきたいと思います。

2021年02月24日

【自分の考え】

高岡市の課題①

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

ご報告です。

ここ数ヶ月、これまで応援して下さった方々に強く薦めていただき、考え、悩んできましたが、2月19日(応募締切日)、高岡市長選に関し、自民党の推薦者選考に応募しないことを決めました。

様々な事情があったとはいえ一期目途中で辞職した市議に続き、県議も途中となることに最後は自分が納得できなかったのが理由です。

また、高岡を変えるにはもっと力をつける必要も感じました。

ここに至るまで、大変悩み、正直とても苦しい時間もありました。自分のこと以上に熱心に考えてくださるみなさんの気持ちに応えられないことに不甲斐なさも感じました。

街づくりは時間がかかります。高岡市長は30年後の高岡にも当事者意識を持って、「今」未来のためにひとつひとつの判断をしていくべきではないのか。30年後も現役世代である、自分だからこそできることがあるのではないか。そんなことも考えました。

しかし、今回結論を出しましたが、政治家を志した当初からの、高岡市をよくしたいという気持ちは変わりません。引き続き、県議として高岡市・富山県のために頑張りますので、これからもご指導下さい。

2017年夏

悩んでいる最中、「高岡市の課題は何か」という問いに、長い時間向き合いました。

あくまで自分の意見に過ぎませんが、自身の中でまとまってきたものがあるので、これから何回かに分けてお伝えしていきたいと思います。

国全体の動きを見ると、「グリーン化(持続可能な地球環境のために環境負荷を抑えた取り組み)」や「デジタル化」の議論が進み、もちろん大切なことだと思っています。高岡市においても進めていかないといけません。

また高岡独自の話でいうと、休館になっている市民会館や老朽化の進む市民体育館の議論も決着させないといけません。

しかし、私は高岡の最大の課題は、「人口減少と少子高齢化を見据えた街づくりができるか」だと思います。

これは高岡市発表の人口予測です。

2020年から30年後の2050年になると、人口は25%減少、(その年齢の区切りも、もうどうかとは思いますが)15~64歳の生産年齢人口は35%減少する予測です。

これを前提にした街づくりができるかが、最大の課題だと考えるようになりました。

(30年後の話をすると「30年先は遠い未来」とか「生きていない」と言われる方もいらっしゃいます。お子さんお孫さん、地域の子どもが大人になっている社会が30年後の社会です。私たちは彼ら彼女らにどんなものを残していくべきでしょうか?)

街は「賢く」縮小していかないといけない、そんな時代に私たちは立っています。 「縮小」と聞くだけで苦しいですが、判断が遅れれば将来世代によりつけが回ってしまうため、踏ん張って、逃げずにこの問題と向き合わなければいけません。

しかし、なんでもかんでも縮めればいいと思っているわけではありません。

選択をしながら、集中する所には積極投資し、全体として「賢く」縮めていくべきだと思っています。

例えば、この赤枠で囲んだ部分は積極投資を少なくとも検討すべき場所だと思っています。

下の方の、イオンモール周辺の2つの赤枠。新高岡駅からイオンモールの新館まで屋根付き歩道を繋げることで、雨に濡れずにこの場所まで行けます。

万葉線まで含めた、城端線・氷見線のLRT化が実現すれば、運行本数も増えることが予想され、新高岡駅の利便性はグンと高まります。

現在は多くの高校へ、生徒が傘をさしながら自転車で通学していますが、例えばここに高校があれば、そんな危険なことをする必要はなくなります。

一例として高校を挙げましたが、LRT化でより利便性が高まるのならば、この場所の活用方法についてみなさまも色々なアイディアがあるかと思います。

次回はこの続きを話していきたいと思います。

2021年01月30日

【選挙】

富山市長選挙の予備選挙

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

1/26(火)に富山市長選挙自民党候補者予備選挙の公開討論会に行ってきました。

最近県内メディアでも報道されるので、見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、

これは「富山市長選挙」のおおやけの行事ではなく、富山市長選挙に向けた「自民党推薦者」を決めるための、特定の集団の推薦者の話です。

しかし、その討論会が非常によい取り組み、そして中身だと感じました。

約1時間30分の討論会。6人の候補の、それぞれの候補らしい熱のこもった主張が繰り広げられ、

それが会場にも伝播していき(会場には平日の日中にも関わらず、400名程度の来場者が!)、

別の参加者が事後に言っていましたが「どなたも素晴らしい政策・訴えだった。誰が富山市長になってもいい富山市になるだろう。」、私も同じことを思いました。終わった時には、熱気というか、心地よさというか、将来の明るい富山市が見える清々しい空気が流れていたように感じました。

(公開討論会の様子は、youtubeで視聴可能となっています。

リンク:(公開討論会)https://www.jimin-toyama.jp/?tid=100978#movie_126

私も会場で各候補の主張をメモしましたが、バイアスがかかるかもしれずここでは控えます。各々感じることは違うと思いますので、ぜひ一度ご覧くださればと思います。)

選考方法は、当事者でもある藤井大輔さんが書いている、こちらに詳しいのですが、

リンク:富山市長選挙の候補者選考予備選が開催中。首長選で本格的な予備選は日本初?|藤井大輔(ふじいだいすけ)|note

(1)予備選挙を実施し、党員投票、議員投票、世論調査票の合計ポイントにより、最多得票ポイント者を富山市長選挙自民党候補者とする
(2)ポイントの比率については「党員投票 40ポイント」「議員投票40ポイント」「世論調査票 20ポイント」とする
(3)投票方法について
○党員投票は郵便投票とする(令和2年度、富山市在住の党員)
○議員投票は投票箱への直接投票とする
○世論調査票は電話によるRDD方式とする

と、なるべく開かれた選考になるような努力がうかがえ(電話での世論調査は本日1/30(土)に実施されたようです)、

仕組みを作るだけでなく日程も、

1/20(水)合同記者会見
1/23(土)合同街頭演説会
1/24(日)立会演説会
1/26(火)公開討論会
1/27(水)合同街頭演説会

とタイトな日程の中、多くの主張の機会を与える素晴らしいスケジュールだなと感じます。

ある同僚が上記のスケジュールのほとんどに参加していました。富山市民ではありません。

曰く、「これからの首長選挙は、もしかしたらこういうやり方が主流になるかもしれない。自分も候補者選考に関わる立場になるかもしれず、なるべく現場で見ておきたい。」とのことでした。

事後の報道でも概要は分かると思います。しかし、聴衆の反応も含めて、この目で見ておきたい、という姿勢は、私も見習って忘れないでおきたいなと感じました。

そして!

明日1/31(日)に議員投票を行い、世論調査や党員投票のポイントを総合し、推薦者が決定する予定!富山市民ではありませんが、どのような結果になるのかドキドキもしますが、非常に楽しみです。

富山市の後には、高岡市の市長選挙がやってきます。同じ選考方法がよいとは限りませんが、県都の富山市と比べても恥ずかしくない選考方法となるよう、私も努力していきたいと思います。

2021年01月25日

【自分の考え】

将来同じ課題に取り組む人のため

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

「人類という規模で考えれば、将来同じ課題に取り組む人たちにとっての有用な知見になる」

みなさんは「スパイバー」という会社をご存じでしょうか?

山形県鶴岡市にある、「人口クモの糸」の研究開発をした会社です。

リンク:Spiber株式会社

ご承知の通り、 「クモの糸」は伸縮性があり強靭。私たちがよく出会う(?)ほそ~い糸でさえそうなのですが、それをかき集めて直径1cmの糸にすると、ジャンボ機も吊るすことができるそうです。

その「クモの糸」を人工的に作り出せないか?また、それが開発できれば、現在主流の石油由来の繊維を使わず、環境の持続可能性に貢献できるかもしれない。とスパイバー創業者の関山さんは、人口クモの糸の開発に取り組まれたようです。

その後、 クモの糸ならではの課題解決のため、試行錯誤を経て最終的には、クモ糸とは性質の異なる全く新しいタンパク質「ブリュード・プロテイン」を開発し、

その素材を使って、富山県小矢部市に本店のあるゴールドウインと共同で「MOON PARKA」を発売しました。

リンク:THE NORTH FACE Sp. – Spiber株式会社

前置きが長くなりましたが、ご紹介したいのは創業者関山さんの「失敗」に対する考えです。

「私の失敗も人類という規模で考えれば、将来同じ課題に取り組む人たちにとっての有用な知見になる。」

「失敗」はできればしたくないものですし、「失敗」を恐れてそもそもチャレンジするのを躊躇しがちですが、関山さんはそのように考えておられるとのことです。

リンク:Spiberの野望——合成タンパク質素材「ブリュード・プロテイン」で革命を | Mugendai(無限大) (mugendai-web.jp)

次の世代の挑戦を見て思うこと

さて、話は変わりますが、

高岡市では今年、高岡市長選挙(6月)、高岡市議会議員選挙(10月)、衆議院議員選挙(10月までのどこか)、と選挙が続きます。

そんな中、「高岡市をよくするため、10月の高岡市議会議員選挙に挑戦したい!選挙への取り組み方を教えてほしい!」という方が訪ねてきてくださいました。自分より若い方でした。

「私はこういう高岡市にしたいと思っている。自治会など地域の推薦はえられないかもしれない。それでも挑戦したいんだ!」という話でした。

私も初めて選挙に挑戦した時、非常に苦労しました。こんなやり方で選挙に勝てるわけがない、と何度も何度も言われましたが、

4年後に「自分もできるかもしれない!」と挑戦を決めた方を見て、しかも私より若い世代の挑戦であったため、自分のやったことに多少は意味があったのかなぁと感じました。

「高岡市をよくしたい!」という方に隠すものではありませんので、自分の経験を、よかった点も悪かった点もお伝えしたつもりです。

次の世代が挑戦しやすい環境を作る

私は高岡市や富山県が大好きです。

それらは、当たり前に存在しているわけではなく、先輩たちが作ってくれたものだと思っています。

先輩たちから受け継ぎ、よりよい街にして、「次の世代に渡していく」。自分も含め、上の世代はそういった存在でなければならないというのが自分の持論です。

そして、渡していくのは、ハードとしての街だけではなく、目に見えない「環境」もそうではないかと考えます。

次の世代が挑戦しやすい環境を作る。

自分の失敗も、将来同じ課題に取り組む人たちにとって何か価値があるなら、それは意味あることではないかと思っていたので、

自分より若い世代の挑戦はとても嬉しかったです。

次々と新しい挑戦が生まれる高岡市・富山県であったらいいと思います!

2021年01月16日

【自分の考え】

2021年始まるにあたり

明けましておめでとうございます!富山県議会議員の瀬川侑希です。今年も宜しくお願い致します!

年明け早々、3年前の大雪を超えるような凄まじい雪に苦しめられ、まだ道路をはじめ完全復旧したわけではありませんが、ようやく少しは落ち着いてきたところではないでしょうか?

コロナを忘れたわけではありません。ですけれども、テレビなどでのコロナのニュースに「こっちはそれどころじゃないのに!」と、恥ずかしながら、思わず憤りを覚えてしまうほどでした。しかし、それぞれが大変な状況なので、お互いを思いやることはあっても、怒りをぶつけ合わないようにしたいですね。

今日からまた雪も降るようなので、緩めず気を付けていきましょう。

さて、私の年明け以降の行動の主なものとしては、

元日に関野神社に初詣に行き、

今年はコロナで挨拶回りがはばかられたので、その代わり街頭演説を時間があれば行っています。少しでも政治を身近に感じてもらえるよう、ちょっとの時間になろうとも今年はなるべく多く街頭に立ちたいと思います!(年間200日目標!)

4日には教えている空手道場の稽古始めを行い、

7日からは除雪対応→家や近所の除雪→腕がパンパンになったら家に戻って事務作業、の繰り返し。

富山県では38豪雪、56豪雪、(59豪雪も?)と言われますが、どれも経験したことが無い私としては、近所の除雪で年長者から除雪の知恵みたいなことを教えてもらい、こういうコミュニティの場って大事だなと思いました。

14日は射水神社の左義長へ。コロナや雪の被害がおさまり無病息災な1年になりますよう、願いを込めました。

さて、新しい年となり、今年特に意識したいこととしては、2つあります。

4年前に市議会議員選挙に出た時から言っていることですが、

改めて、

「小さな力で大きな効果がある、てこの原理のような政策」

「今だけじゃなく、30年後にとっても必要か考える視点」

の2つを中心に据えて活動したいと思っております。

私は「教育」と「子育て」に今よりもっと自治体のお金をかけるべきだと思っております。

しかし当たり前ですが、自治体の財政は無限ではありません。さらに、これからどんどん人口が減っていくため、ますます使えるお金が減っていきます。

1の投資で1の効果だけでは不十分で、一石何鳥にもなるような、レバレッジ(てこの原理)を効かせた政策が求められます。

これは高岡市の将来人口を表したグラフですが、

2020年と2050年を比べると、

人口は25%減り、15~64歳の生産年齢人口は35%減ります。

高齢化率は上昇し続け、少ない人数で高齢者を支えなければなりません。

相対的に高齢者福祉の予算割合は増えていきますが、高齢者が健康になればなるほど、その分子どもや若い世代に予算を振り分けられます。健康寿命を延伸する施策を考え、どんどん実行していく必要がありますが、これは全世代のための施策であると考えます。

そしてそれには、「歩きましょう」と単に呼びかけるのではなく、「歩きたくなる施策」が求められていると感じます。

30年後には人口が25%減る。その状況の中で、私たちはどんな街づくりをするべきでしょうか?

今まで誰も取り組んだことのないこの問題なので、何が正解かは分かりませんが、あくまで個人的な意見としては、私は街は「賢く」縮小していかないといけないのではないかと感じています。

そうであるならば、目の前だけに対処していては、どうしても現状を維持しようとする発想になってしまいます。目の前だけではなく、30年後にとっても必要か考えながら活動していくことを、改めて今年徹底していきたいと思います。

ある人から、「会社では、これまでは商品をたくさん売った人が評価されたけど、これからは環境だったり持続可能性だったりを考えて、物流など周辺も含めたプロセスを見直せた人が評価される時代になるんじゃないか」という話を聞きました。

私もまさにその通りだと思います。また、政治や行政にも当てはまるとも感じます。

これまでの延長線上ではなく、時代の転換点である認識のもと、発想を転換して街づくりを考え直す必要がある。また、それができる自治体のみ生き残っていくのではないかと思います。

そういう自治体になれるよう、

また、2020年はコロナで暗いニュースが多かったので、2021年は少しでも明るいニュースをみなさまに届けられるよう、今年も1年頑張りたいと思います!

ということで、今年も1年よろしくお願いします!!