2024年10月09日

【県議会】

9月定例会で私がした質問(3/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です!

9/17(火)に本会議で1時間質問しました!

前々回、前回に引き続き、その時に私がした質問とその回答を。

3つに分割したうちの最後のパートになります!

(11)続いて、高岡テクノドームの別館整備に関して、2問質問します。

当初は2023年3月には完成予定だった高岡テクノドーム別館ですが、紆余曲折あり、現在、整備すべき機能を精査しているところです。時間はかかっておりますが、その分、必要な機能が整備され、県内の活性化に繋がり、「別館ができたからこんなイベントもできた。あんなイベントもできた。」と、より多くの県民から喜ばれる施設となることを期待しております。

そのテクノドーム別館ですが、8月末に、調査を依頼したコンサルティング会社から、整備の方向性についてケースA、B、Cの3案が示されました。これが最終案ではなく、この3案をベースに必要な機能を議論していくと聞いております。

その中でも、特にケースB、ケースCは地元が望んでいるのに基本的に近い形になっていると思っておりますが、唯一、ケースBの「可動式客席なし」には、申し訳ありませんが、反対の意思を示させてください。あと、ここだけなんとかなりませんでしょうか?

なぜ、反対するのか。それは、テクノドーム別館は、可動式客席がないと「本館同様」フラットな作りとなります。

本館もフラットな床。別館もフラットな床。要は、「別館でできるイベントは全て本館でできる」ということです。

数年間、色々議論してきましたが、結局同じものが2つできる。これでは、何のために作ったのかと思われても仕方ないと思います。

可動式客席を求めるのは私ひとりの意見ではありません。色んな人が思い思いのことを言って県庁を混乱させないよう、少なくとも高岡選出の自民党県議と高岡商工会議所と話した上で、この質問を作っております。

多少規模の違う同じような施設を2つ作るのではなく、本館では不向きなイベントが開催できたり(座席フラットよりも傾斜があった方が適しているイベントがあるから、世の中にそういう施設があります)、多彩な使い方が選択できるようにするためにも、可動式客席は必要だと考えますが、山室商工労働部長に所見をお聞きします。

→(回答)フラットな床でも大型スクリーンやステージの高さの工夫で視認性を確保できることから、階段状の可動式客席は必須ではないという見解が調査会社から示された。設営効率やより高い視認性を重視して、可動式客席を設ける場合でも、施設規模に見合った客席数で計画することが望ましいとも示された。今度、この調査内容をもとに、県議会の議論なども踏まえて整備内容の具体的な方針を検討していきたい。

(12)続いてテクノドームに関してもう1問質問します。

現在、別館整備に関して、県は県西部の商工業の皆さんの意見を多くヒアリングしています。商工業のための施設を作るという、ベースの考え方をもちろん否定はしません。

しかし、商工業だけや、現在だけを見た決断をしてほしくありません。広く、未来も見た判断をしてほしいと思っています。

周りを見渡してみると1,700席の高岡市民会館は解体され、

テクノドーム別館建設予定地近隣市の1,200席の高周波文化ホール、同じく1,200席の砺波市文化会館が築40年以上経過しています。恐らくもう10年くらいで使えなくなるでしょう。

どちらも市の施設です。市の施設の後継は市で考えるべきかもしれません。色んな方とテクノドームの話をします。主に、ご自身が拡大の時代を生きてきた年配の方がそのような意見をおっしゃいます。

しかし、先週の永森議員の一般質問で、社会保障費の増加等で予算は今まで以上に厳しい。そして、人口が減る時代に合わせて、行政運営をしなければならない、という話がなされました。

将来のエリア像、エリアの10年後20年後を想像した時に、県と市で似たような施設をそれぞれ作るのではなく、県でテクノドーム別館を作るから、市では作るのをやめよう、作るにしてももう少し小さなものを作ろう。2つのものを1つにする公共施設マネジメントを単独の自治体だけでやるのではなく、隣の市と、あるいは県と市の垣根を越えて実施する時代ではないでしょうか。そのためにも、近隣の類似施設で開催できていたものの受け皿にもなれるような施設とするべきではないかと考えますが、山室商工労働部長に所見をお聞きします。

→(回答)基本計画は、展示機能の充実を主な方向性に掲げている。展示場は本館同様大型車両の乗り入れが可能なコンクリート床を採用するなどが求められる。文化施設とは構造や設備の面で大きな違いがある。十分な代替施設となることは難しい。一方で、多機能型展示場として、市民による音楽イベントや式典、集会、映画上映など一定の催事には対応可能であると考えている。一部の催事の受け皿としての役割を果たせるよう、県議会の議論なども踏まえて整備内容の具体的な方針を検討していきたい。

(13)最後に、新田県政4年間の成果について、というテーマで、1問だけ質問します。

知事就任前に新田さんが掲げた「富山八策 八十八の具体策」。知事になったらこれに取り組みます!という選挙公約のようなものです。この冒頭に、「アベノミクスの追い風を活かせていない富山県」という課題が提起されています。

「富山の将来が、全く見えない。なぜなら、、、」という流れで、1番最初に挙げられているのが、GDPの成長率です。全国平均や石川県よりも伸び率が悪い、というのがその理由でした。ここから新田さんの、経済を成長させる、そういう知事になる、という決意に繋がっていくため、問題意識の出発点がこの名目GDPの成長率と言えます。

その後、県知事になったあとの「GDPだけを追い求めるのではなく、県民のウェルビーイングを高めなければいけない」という主張には大賛成です。

しかし、ウェルビーイングを高めると同時に、これまでの富山県政を否定し、自分だったら成長率を上げる、と言ったからには、言ったなりの責任があると思っています。

私はこの4年間ずっと、問題を提起された知事から名目GDPの成長率ついて自分はどう変えたか、県民に説明があるのだろう、そろそろか、そろそろかと思ってきましたが、問題として取り上げたわりには、現在まで説明がありませんでした。

今回、この質問の答弁が、上がっていても下がっていても本質はそこではないと思っています。知事になって取り組まれてきた、ウェルビーイングもいい。寿司と言えば富山も素晴らしい。でも、1番の根幹は、言ったことに責任を持って、県民に説明する。政治に携わるものとして、そういう姿を示してほしいと思っています。

厳しいことを言いますが、1期目最後の議会なのでお許しください。でも、言いっ放しが気になっている県民は結構おられると思います。

この4年間で県内経済をどう成長させたのか、アベノミクスならぬ国の風を富山県は受け止めることができたのか、また、GDPの成長率が悪いという指摘でしたが、新田県政になり、GDPの成長率を上げることができたでしょうか、新田知事にお聞きします。

→(回答)コロナや自然災害などがあったが、富山県の経済は力強く成長してきた。直近の値が令和3年度までしかないが、名目GDPは3.7%増で、国の2.7%を上回った。特に県内製造業が7.2%と牽引した。知事になってからは、新産業戦略、スタートアップ支援戦略を積極的に進めている。大学発ベンチャーの伸び率が全国トップになった。これまでに蒔いた種は着実に芽吹いており、今後も更なる発展を目指して全力で取り組む。

以上が私がした13の質問です。

特に、今回のブログで取り上げた3つの質問は、全体の中でも最も取り上げたかった質問でした。

【振り返り】

テクノドームに関しては、本館と別館が同じ機能ではなく、違う使い方ができるからこそ、様々な需要に応えられると思っており、可動席は譲れないラインだと思っています。

本館は今現在は埋まっています。しかし、10年後20年後、人口減少に伴い、現在の催事が同じ頻度で開かれるとは思えません。質問でも言いましたが、現在だけでなく将来を見て、また周りのエリアも含めて判断すべきではないでしょうか?

知事への質問も、質問でも言いましたが、自分で言ったことに責任を持つことが最も大事だと思っています。今後も、毎年、自主的に成長率について説明してほしいものです。

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で半年くらいは視聴できる予定です!ぜひ!

それではまた!

2024年10月07日

【県議会】

9月定例会で私がした質問(2/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です!

9/17(火)に本会議で1時間質問しました!

前回に引き続き、その時に私がした質問とその回答を。

3つに分割したうちの真ん中のパートになります!

(6)続いて教育環境について2問質問します。

富山県教育は、家庭・地域、そして特に「教員」の努力で全国でも高い学力を維持してきました。これには大変頭の下がる思いです。

しかし、この間、教育に求められる役割は随分と変わってきたように思います。

曖昧で複雑で不確実な時代。正解の無い問題に解決策を出さなければならない。対話し合意形成し、結論を出す力。現在はそういった力が求められています。

富山県の成功体験にはリスペクトしていますが、子どもたち、生徒たちが生き抜いていく時代を考えると、その成功体験を捨て去って、富山県教育をアップデートしなければいけない。今議論している、高校再編がその最後のチャンスになる。

そういう想いで、私たちは会派にプロジェクトチームを作って取り組んでいます。

現在富山県の公立にはない、国際バカロレアをはじめとした英語に力を入れた学校や中高一貫校は、ぜひ必要だと思っています。

行きたくない生徒もいるでしょう。でも、こういう教育を受けたい!しかし富山県にはその選択肢が無いから、県外の高校に進学する。そういう生徒が、毎年一定数います。

先生も同様です。「英語話さんなんからバカロレアの学校に行きたくない」という先生もいます。でも、自分を高めるためにそういう学校に行きたい!という先生もいます。富山県にはそういう学校が無いから、ほんとは生まれた富山県で教えたいけれど、県外の学校で教えている先生を私は知っています。生徒や、そして教員の働き先の選択肢の観点からも必要だと考えます。

教育委員会は様々な会議で国際バカロレアや中高一貫校に関して、有識者の意見を聞いています。聞くことも大事だと思います。しかし、「教育委員会がどうしたいか!」生徒のために作りたいのか、作りたくないのか、これが最も大事だと思うんです。教育委員会自身としては国際バカロレアや中高一貫校の必要性を現在どのように考えているのか、廣島教育長にお聞きします。

→(回答)教育委員会としては、積極意見と消極意見がある中で、子どもたちに魅力ある教育と多様なニーズに対応できる選択肢を提供する、こういう観点が必要だと思っている。教員の働き甲斐の観点からも実現の可能性を探る必要がある。

(7)続いて、これも教育環境の観点からお聞きします。

県議会の出前講座で高校生の話を聞くと、必ずと言っていいほど「駅で電車を待ってもいいけど、待ち時間に勉強したいから勉強スペースがほしい」「駅にWi-Fiがほしい」という意見が出ます。特に勉強スペースに関しては、やる気になっているからこその思いであり、なんとか叶えてあげたいという気持ちに毎回なります。

JR城端線・氷見線の再構築実施計画に関しては、着々と進んでいることに大変期待を持っておりますが、駅機能が強化されるとより魅力的な路線になるとも考えます。再構築実施計画に無いことではありますが、これから計画に無いことも少し検討していけませんでしょうか。

例えば高校が近い駅だけでも、高校生のための勉強スペースやWi-Fi機能を整備できませんでしょうか。

県の整備ではなくとも民間の整備を募るなど、城端線・氷見線を最も利用する高校生が抱えているストレスを、ひとつでも減らせるようチャレンジしてほしいと考えますが、田中交通政策局長にお聞きします。

→(回答)今年度から、勉強スペースやWi-Fiを含む、駅の利便性を高める市町村の取り組みに関し、支援する事業がある。この事業は民間の取り組みに市町村が補助する場合も対象になる。県は民間や市町村の取り組みを後押しする。

(8)このパート最後は、農業について3問お聞きします。

令和5年に県内で収穫されたコメの1等米比率は62.2%と、例年より大幅に下回りました。

(特にコシヒカリに関しては、過去最低ですかね。)

1等米と2等米では値段が10~15%違うので、農家としてはそれだけ収入減になります。

一方でみなさんおっしゃるのは、1等米と2等米の食味は「ほとんど変わらない」ということです。

今年のコメ作りをされている様子の報道を観たり、実際生産者にも会いに行きました。去年の1等米比率が低かったという経験から、みなさん、細心の注意でと言ったらポジティブですが、私には1等米にするために神経をすり減らして、苦しい思いをしながら暑さや生育状況と戦っている、そんな印象を受けました。

真剣に農業に取り組むこと自体は尊いことだと思っています。ですが、味や栄養がほとんど変わらないのに、収入が15%減るのはなんともやるせない気持ちになります。私たちが毎日食べなければならない「食」を支える方々には、1等米を求める姿勢にはリスペクトしつつも、たとえ2等米であっても収入が落ち込むことのない体制にし、明るい気持ちで農業に取り組んで、なんなら耕作面積をどんどん拡大する、そんな方向に向かえないかと思っております。

今後も猛暑があります。ですから、今後の猛暑に備え、また、米は作るなと言いながら小麦はどんどん輸入しています。2等米や作り過ぎた米は米粉にして、食料の安全保障の観点から、小麦の輸入を減らしてはどうか。2等米を米粉にする仕組みを作ってはどうかと思います。

しかし、そんな簡単な話ではなくて、農林水産部に聞くと、米粉は水田活用の直接支払交付金があって初めて戦える値段なんですね。そして、2等米になったから米粉に、と言っても交付金は出ず、事前に「米粉を作る」と宣言しないと交付金は出ません。ですが、小麦の輸入を抑えることにも繋がるので、制度の使い勝手が悪ければ、改善要求をするべきだと思います。2等米を米粉にする際にも水田活用の直接支払交付金を受けられるよう国に求めてはどうか、佐藤副知事にお聞きします。

→(回答)富山県産米の約7割は県外で消費。暑さ対策としては、高温に強い富富富などに切り替える対応をしている。2等米と1等米は見た目の違いでしかなく、どちらもしっかりと販売されている。確かに1等米より安くなるが、米粉としてさらに安く売ってそこに税金を投入するのにはいささか問題があると考える。
また、コシヒカリや富富富の米粉ではなく、食味などから米粉用米の米粉が求められている実態がある。

(9)そして、米粉にすれば、米を食べない国にも輸出できます。また、米にはありませんが、小麦にはアレルギーで悩む人も多い「グルテン」が含まれています。アレルギーや健康志向から世界でグルテンフリー市場が成長しており(農林水産省によるとこの10年で3倍に拡大しています)、とやま輸出ジャンプアップ計画を達成するためにも、特に米粉の海外輸出に力を入れてはどうかと思いますが、津田農林水産部長にお聞きします。

→(回答)米の国内マーケットは縮小傾向にある中、新たな海外需要を開拓することは喫緊の課題。グルテンフリー市場は年々急拡大しており、米粉の輸出拡大は期待。ただ、米粉の輸出実績は日本全体として高くない。要因は他国産米粉との価格差(2~3倍)であり、現状、米粉そのものの輸出は厳しいと認識している。しかし、日本産米粉の優位性もある。差別化をすれば可能性も高まる。まずは、県内の米粉商品開発や需要拡大を目指す。

(10)このパート最後は、オーガニック、有機食材について質問します。

「とやま有機農業生産推進大会」は3年連続、「とやま有機農業アカデミー」は2年連続で開いてきました。特に、食べるものを選べない子どもたちには、少しでも身体にいいものを食べてほしいと思い、この流れを大歓迎しています。私も高岡市の学校給食に有機食材を入れられないか活動していますが、現在壁にぶつかっており、まずは幼稚園保育園から始めております。

野上農林水産大臣時代にできた「みどりの食料システム戦略」をきっかけに、全国でも有機食材の取り組みが加速しています。2代続けて農林水産省から副知事が来ている富山県には、全国のトップランナーであってほしいと思いますが、富山県の有機農業取組面積の伸び率は全国でどの程度なのでしょうか。

また、供給を増やすには需要開拓が必要だと考えますが、需要開拓に向けて現在どのような取組みをし、今後どのような展開をしていくのか、佐藤副知事にお聞きします。

→(回答)令和3年→令和4年で面積は2.3%、令和4年→令和5年で面積は7.9%伸びたが、
全国は13.9%伸びており、本県は下回る。
有機JAS取得の支援や需要開拓に努める。

8問目の回答は、理屈としては通っているようにも思いますが、、、

しかし、世界の人口が増えている中で、食料生産を減らしている国は日本だけだと言われます。

国内だけのマーケットを見ているからであり、世界の流れを見て、手を打つべきではないでしょうか?

そして米の生産を減らす一方で、小麦を大量に輸入しています。(日本を滅ぼすのに、ミサイルひとつ要らない。日本への食料輸出を止めるだけでいい。とも言われます。)

小麦に代わる米粉をより国内で生産し、食料自給率を上げる仕組みを様々な手で構築すべきではないでしょうか?価格差があるから、ではなく、それを克服する方法を考えるべきでは?

私はそう思います。

今回はここまで!続きは次回!

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で半年くらいは視聴できる予定です!ぜひ!

それではまた!

2024年09月25日

【県議会】

9月定例会で私がした質問(1/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です!

9/17(火)に本会議で1時間質問しました!

今回は、その時に私がした質問とその回答を。

長いので、いつものように、3つに分割します!

本日、分割方式にて、合計13問質問します。

まず、移住、観光、関係人口について。

(1)令和5年3月、これが発表している最新の数字です、この時の富山県の高校卒業者8,308人に対して、大学・短期大学等への進学者数は「57.5%、4,774人」となっています。割合としては過去最高だそうです。

一方で同年4月の県内大学・短期大学等の定員総数は「3,105人」となっています。

これがどういうことかというと、4,700人に対して3,100人。県内の大学等の定員総数は進学者数の約3分の2しか受け入れられず、約3分の1の1,600人はどうあっても県外の学校にしか行けない。実際は県外から富山県への進学などもありますが、出入りを考えても、

枠が3分の2しか無いので、18歳のタイミングで毎年1,600人が社会減になる、そういう「構造」になっているということです。

私は県外に進学することには大賛成です。

しかし、人が動く大きなタイミングは大きく2回あり、「進学」と「就職」です。就職のタイミングでの出入りはどちらもありますが、進学のタイミングで本県から人口が流出する「構造的な仕組み」となっていることは、Uターン率100%が現実的ではない以上、

ちなみに富山県出身者のUターン率はこれでも、沖縄、静岡に次いで「全国3位」の52%です、

繰り返しますが、進学のタイミングで本県から人口が流出する「構造的な仕組み」となっていることは、まさしくこれが人口流出の大きな要因の一つだと問題視しています。県内大学等の受け皿を進学者数と同程度に引き上げる必要があると考えますが、南里経営管理部長の所見をお聞きします。

→(回答)県内大学・短期大学の定員が埋まっていない。まず、県内高校生に県内の大学等の魅力を知ってもらうことが大切であると考える。

(2)続いて移住支援金に関して。

富山県の移住支援金制度は東京23区のみを対象にしていますが、東京以外からの移住にも、独自に支援金を出している県内自治体があります。例えば、人口と比較しても移住実績の高い南砺市、氷見市なんかです。

もちろん、関係者の努力もありますが、制度を作れば結果がついてくる1つの証明だと思っています。結果が出ているのなら、参考にして、東京以外からの移住にも支援金を作ってはどうでしょうか、田中地方創生局長にお聞きします。

富山県は、起業する場合であれば、移住元を問わない支援金はありますが、起業にこだわらない支援金が求められると思います。

→(回答)東京圏に限らない支援策も一つの有効な取り組みではないかと考えている。しかし、地方同士の支援金による競争を助長する。移住はお金のみで決まるものではないため、多角的に富山県の魅力を伝える。

(3)続いて、観光に関して。

7月オープンの大阪駅直結、北陸の情報発信拠点HOKURIKU+への来場者数は好スタートを切ったところです。担当部署のみなさん、大変お疲れ様でした。

開業1ヶ月間で24万人の来場。HOKURIKU+を目指して来た方ももちろんいらっしゃいますが、たまたまふらっと入った方も多かったことでしょう。だからこそ、このHOKURIKU+へのせっかく来場を、今度は「来県」に繋げるために、できることはないかと考えています。

「来県」に至るには、様々なきっかけがあろうかと思います。HOKURIKU+での体験もそのきっかけの1つになります。「HOKURIKU+で食べ物を買ってみたら美味しかった。現地ではもっと美味しいはずだから、行ってみたいけど、どうしようか」という方の背中を押す仕掛けができませんでしょうか。

例えば、HOKURIKU+での物品購入者に、本県で使えるクーポン券を配り、来県を促してはどうでしょうか。使われなくてもいいと思っています。でも、そのクーポンがあったから来るきっかけになった、こういう方が1人でもいれば、0が1になるわけですから、やる価値はあるのではと思っています。事前に担当課に聞いたらハードルが高いようなことをおっしゃっていたので後ろ向きかなーと思いますが、ぜひ検討してほしく田中地方創生局長にお聞きます。

→(回答)クーポンは旅行動機の一つに繋がるが、運用や管理に人手や経費が必要。関西圏からの誘客促進の必要性はその通りであり、何が効果的か知恵を出し合って対応していきたい。

(4)ここまで移住とか観光について3問聞いてきましたが、住宅や子育て環境、教育がよければ、それだけ訪れる方も増えます。

住宅に関して1問質問します。元日の地震でも改めて浮き彫りになりましたが、住宅の耐震化率に関して。各都道府県で調査年は違いますが、各県の最新を比べると、富山県の耐震化率は約80%で全国ワースト3となっています。これには、昔ながらの家が多かったり、それぞれの家が大きかったり、様々な要因があろうかと思います。

地震で被害のあった住宅に対する耐震化は、支援制度が作られましたが、被害のなかった住宅の耐震化も進めないといけません。

そこで、現在住んでいる自宅を担保に資金等を借り入れて家に住み続け、契約者死亡後に家を処分し返済する仕組み「リバースモーゲージ」というものがあります。

住宅の耐震化を進めるために、利用を促してはどうでしょうか。持ち出しゼロで耐震化をすることができ、例えば利子を補助するなどのサポートが考えられますが、金谷土木部長にお聞きします。

→(回答)耐震化費用がネックである方の選択肢の一つになる。リバースモーゲージの制度の周知を図るなど、更なる耐震化の周知に努める。

(5)続いて、子育て支援に関して、1問お聞きします。ワンチーム会議で県のこども医療費助成対象を未就学児から小学生までに拡大する方針を示しました。大変ありがたい拡充だと歓迎しております。

拡充した小学生の医療費は、市町村が既に対象としているため、県民の負担は変わりませんが、市町村の歳出が軽減されます。

ですから、この県の拡充によって浮いた財源で、市町村には別の子育て支援をやってもらって、面として広がってほしいと思っています。

こども医療費助成の小学生までの拡充について、県民の負担が変わらない見直しを県がやる意図はどのようなものがあるのか、また、この拡充により、市町村にどのような事業を期待するのか、松井こども家庭支援監にお聞きします。

→(回答)市町村が負担軽減した分で、新たな子ども子育て施策を展開していただくようお願いした。地域の実情に応じた施策が展開されていくものと考えている。

1問目は、答弁がすれ違っているというか、、、

「県内高校生→県内大学」がポイントではなく、

県内外の出入りがあっていいので「大学等進学者分の受け皿がないと、構造的に人口流出するよ。しかも毎年のことだよ。」と言っているつもりなのですが、、、

次の11月議会で、この点を突っ込みたいと思います。

今回はここまで!続きは次回!

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で半年くらいは視聴できる予定です!ぜひ!

それではまた!

2024年08月17日

【自分の考え】

お盆に思う

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

(今回(も笑?)、とりとめのない内容になりますが、お盆にいつも私が考えていることでして、お許しください。)

8月15日に富山県戦没者追悼式に出席しました。

先の大戦で命を落とされた日本並びに全ての国の先人に、謹んで哀悼の誠を捧げます。

戦没者追悼式にはよっぽどのことが無い限り出席するようにしています。

今の世が先人の犠牲の上に成り立っていることを忘れず、
平和のために、富山県民・高岡市民の幸せのために、一生懸命仕事をする。

私にとって、戦没者追悼式はこのことを毎年確認する場です。

ちょうど数日前に、

パリ五輪、卓球日本代表の早田ひな選手が、帰国後の記者会見で、

「鹿児島の特攻資料館に行って、生きていることを、自分が卓球を当たり前にできていることは当たり前じゃないということを感じたい。」

という発言をされました。

早田選手ほどの方なら、ご自身の発言がどのように広がっていくか分かっていて、その上で勇気を持って発言されたのだと思います。

個人的な考えになりますが、私は「よく言ってくれた」という気持ちになりました。その勇気に拍手を贈りたいと思います。

もちろん、戦争や特攻にまでいたった経緯は賞賛されるものではありません。「二度と戦争や特攻が起こらないように」考えることが大事だと思いますが、

終戦から79年が経ちました。当時を覚えている方も少なくなっています。

早田選手の発言をきっかけに、平和や先人の犠牲、おっしゃる通り「当たり前にできていることは当たり前じゃないということ」を考える方が少しでも増えたらいいなと思います。

戦没者追悼式と早田選手の発言。お盆という時期もあって、自分の中で繋がりを感じたため、紹介しました。

お盆にはお墓参りにも行きました。

生まれる家は選べません。だからこそ、どんな家に、どんな環境に生まれようとも、可能性と選択肢がある世の中にしたい。

これが私の信念ですが、
一方で先祖の1人でも欠けていたら私という人間は生まれていません。

ずっとずっと昔から、それぞれの時代で先祖が一生懸命生きてきて、私という人間に繋がっている。お墓参りではいつもこの奇跡というか繋がりを感じています。

私の苗字には「川」という字がついていて、大変気に入っています。

ある方が、「川」の字に関してこんなことを言っていました。

「大相撲で「川」のつく力士がいなくなった。幕内では2011年以来いないらしい。日本人では1992年以来いないらしい。「山」とか「海」とか大きなものばかり見るようになって、日本人はそれを繋げている「川」を感じにくくなったのかもしれない」

自分に「川」がついているからか、この話はとても印象に残りました。

私自身、分かりやすいものに目が行きがちになります。

しかし、背景とか繋がりとか、隠れがちになることにもしっかり目を向けたい。そういう意識で仕事をしたい。

「川」の字を持って暮らしてきた先祖のお墓参りをして、そういうことも思いました。

最後に、これは別のある方に紹介されたグラフです。

みなさん、これを見て何をお感じになるでしょうか?

戦争は二度と起こしてはいけません。

先の大戦で多くのものを失った日本ならなおさらです。

だから、「もし戦争が起こったら」という問いが、私たちに合わないのかもしれません。

しかし、これが「誰かがなんとかしてくれる」という意識からの回答だとしたら、私たちは大事なことを忘れてしまっているのかもしれません。

私も含めて、私たちは普段から、「国がダメ」「県庁や市役所がやってくれない」と言いがちにもなります。

頼るところはあってもいい。特に困っていたら遠慮なく頼っていい。でもすべてが「誰かがなんとかしてくれる」だけになると、よい社会になるとは思えません。

「社会は自分たちでよくしていく。」「未来は自分たちで作っていく。」そういう意識で過ごしたいな、とそんなこともお盆に感じた次第です。

それでは、また。よいお盆をお過ごしください。

2024年07月04日

【市民の動き】,【市議会】,【教育】,【県議会】

この街で起きていることをちょっと考える勉強会

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

さて、わたくし、今年に入ってから、

「30年先の未来の為に、いま私たちにできるコトを考え、実行し、次世代へバトンを繋ぐ」

をコンセプトに、高岡市議の梅島さんと新しい取り組みにチャレンジしています!

きっかけは高岡市議の梅島さんとの会話でした。

「この街で起きてること、もっと知ってもらいたいね!」という話から、

「だったら一緒にやりましょう!」と、

2人で2ヶ月に1回のペースで勉強会を開催することにしました!

でも、単なるインプットの勉強会ではなく、この街で起きてることを知って、話し合って、できたらみんなで一緒に行動する、そんな場に広げていきたいと思っています!

これまで3回開催しています!

第1回は「城端線・氷見線」をテーマに、

「どうやったらもっと使いたくなるか?」

「利用者が増えるために、駅や駅周辺にはどのような機能が必要か」

をみんなで話し合いました。

5年後には、今1時間に1本の電車が、30分に1本になります。

しかし、それでも30分に1本なので、

例えば高校生が勉強できるスペースがあったり、

人がいなくても成り立つサービス、例えば無人販売をうまく取り入れられないか、など、

中学生~60代、色んな視点から多様なアイディアが出て、私自身大変参考になりました!

第2回は、「私たちの声はどうやって届けるの?」をテーマに、

「自治会って必要?」

「私たちの声って、どうやったら届けやすくなる?」

などをディスカッション。

大学生も3人参加してくれ、「自治会」のことなど興味あるのだろうか、と恐る恐るの面がありましたが、

みんな真剣で大盛り上がり。何事もやってみないと分からない!と思わされた瞬間でした!

第3回は「富山県の高校再編」というテーマで。

県議会会派で県内各地6回、タウンミーティングをしてきましたが、

「日程が合わず参加できなかった!」

「もう1回開催してほしい!」

という声をいくつかもらったので、延長開催の意味でも「高校再編」をテーマに。

高校再編を機に、1校1校の特徴を出すべき!であったり、

社会と繋がれと言いつつ、バイト禁止はおかしい、や、

大学のように生徒が授業や先生を選ぶことで、先生のレベルアップにも繋がる、など、

生徒目線だけではなく、教育システム全体の底上げの視点もあって、新しい視点を与えてもらいました!

3回やってきて思うことは、

色んな視点がごちゃまぜに入ってくるのは、やっぱり化学反応が起きやすいということ!

みんなでアイディアを出せば、色んな視点が入ることはもちろん、

参加者それぞれの視野も広がって、他者のアイディアをきっかえにもう一段階ユニークなアイディアが生まれやすいと感じています。

もう1点。これは主催者としてはとっても嬉しいことなのですが、

この街で起きていることを知ることで、参加者が「自分は何ができるか?」、ジブンゴトに考えてくれる、という面もあります!

こうやってこの街の課題や動きに対して、真剣に考えて、真剣に取り組むことが、自分の街への自信や誇りに繋がっていくのではないか、そんな予感を感じています。

そうそう!

参加者のお1人がご自身の視点で記事を書いてくださいました。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/d4ff019172984b817dc1eda836461a5174d0e973

とても素敵な内容で、ありがたい記事です!

感謝!!

勉強会。

毎回違ったテーマで、およそ2ヶ月に1回実施しています。また案内を出そうと思いますので、ぜひ気軽にご参加ください!

2024年06月29日

【環境】

高岡市のごみの分別方法が少し変わります

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

以前、家庭で出たごみの行き先についてのブログを書きました。

ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

市の収入になったり、リサイクルできるものも燃やされればCO2排出に繋がっています。

ごみ収集所に出したその先を知ることで、私たちの生活を少し見直すきっかけになれば、という想いです。

さて、そのごみの分別方法ですが、高岡市では、10月1日から3点変更があります。

こちらは我が家に回ってきた回覧板。高岡市も29回の説明会を行うなど頑張っていますが、

多くの方が知ることで、よりリサイクルが進んだり、より分別業務の手間が少なくなったりすればよいなと思い、

(あと、私も説明会に参加したのですが、3つの動画がとっても分かりやすい!こういう市民目線の動画を市役所が作っていることに感激したという理由もあります。
忙しい方は動画だけでも見てください!!)

今回のブログでも紹介します。

ちなみに、地元の日程が合いませんでしたが、聞きたかったので福岡会場の説明会に参加。

「なんか別の会合があるのかな?」と思うくらい、駐車場の車はいっぱいでした。

さて、その変更点ですが、

①これまで分けていた「プラスチック容器」と「高分子ごみ」を一括で回収します

これまで分けていましたが、同じ袋に入れて出すことができます。

80%程度がプラスチック素材のものは出してもOKとのこと。

というのも、これまで「高分子ごみ」は、圧縮して燃料にしていました。つまり燃やしてCO2を排出していたのですが、技術の進歩によって、「ブラスチック容器」同様、リサイクルに回せるようになったとのことです。

②コイン電池をごみ集積所に出せるようになります

これまで回収できなかった「コイン電池」も回収できるようになります。

ただし、そのままだと発火→火事の恐れがあるため、「テープで絶縁をする必要がある」とのこと。

ちなみに、分かりにくいかもしれませんが、ボタン電池は回収できません。ボタン電池回収協力店に引き取りを依頼する必要があります。

左がコイン電池、右がボタン電池。厚みが違います。

③剪定枝の持ち込みが80cm→300cm以内に制限緩和されます

以上3点が変更点です。

どうですか?動画、分かりやすくなかったですか?

また、今回の変更点に限らず、

「これはどういう風にごみ出しすればいいんだっけ?」

となった場合の調べ方も紹介されていました。

色々、かゆいところにも手が届くように進化しているのですね。個人的にも重宝しそうです。

私たちは日々、何かを使ったり、何かを食べたりしていますが、

「どうやってできたのか」

「手元を離れたらどうなるのか」

を知っているのと知らないのとでは大きな違いがあると思っています。

その行き先を知って、なるべくごみを出さない、なるべくリサイクルの道を探る、温暖化となる要素を抑え、よりよい環境を次世代に残す。多くの方が少しでもそんな生活に近づいていけば嬉しいなと思います!

それでは、また!

2024年06月18日

【県議会】

地震による液状化への新しい支援策

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

この度、第5弾となる県政報告が完成しました!

配っているのは市内の一部のエリアになりますが、届いた方はご覧いただければ幸いです!

さて、その中でも取り上げたのですが、

既存の液状化への支援策では「耐震補強」をする方しか対象になりませんでした。

しかし、「耐震補強を前提としない」支援策を望む声をお聞きしていたので、

2月議会で取り上げるなど、私も富山県に訴えてきました。

2月議会の様子

そして、私だけでなく、多くの方が要望し、

また、国も「事業費の8割を国で負担する」という決断をしてくれたおかげで、

6月14日に地震による液状化への新たな支援策が発表されました。

個人負担もありますが、市町村と半分ずつ出し合い最大766.6万円となる、議会質問でも求めた「耐震補強を前提としない」支援策になります。

このような支援策が作れないか?と市民や高岡市から聞いていたので、まさしく要望通りのメニューとなり大変嬉しい思いもありますが、

しっかり市民に届き、使われ、傾いた家ではなく安心して暮らせる日常を取り戻して初めて、このメニューを作った意味があると思いますので、

引き続きできることを続けたいと思います!また、これで十分だと思わずに、足りないメニューがないか、また市民の声を聞いていきたいと思います!

(参考:能登半島地震関係予算)

2024年05月25日

【市民の動き】

能登半島地震の復旧ボランティアに

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

今週、七尾市に能登半島地震の復旧ボランティアに行きました。

自民党石川県連青年局の呼びかけで、青年局世代を中心に、石川・福井・新潟・長野・富山から45名が参加!(新潟県からは午前2時30分に出発した方もいたそうです…。)

富山県からは大学生も多数。何か自分にできることを!という大学生の気持ち、とても嬉しかったです。

地震の現状、あまり報道されなくなりました。

しかし多くの家の屋根にはまだブルーシート。

元日の地震からもうすぐ5ヶ月経ちますが、私たちが富山県内で1月や2月にやっていたことをまだやっている感じで、息の長い支援が必要です…。

それでも、海は綺麗で、田植えが進んでいます。

特に田植えは、皆さん大変ながらも、復旧と同時になんとか生産も進めている、力強さや粘り強さを感じました。

石川県連の青年局長である亀田さんと話していると、

「もちろんボランティアもしてほしいけど、議員のみなさんは1ヶ所だけではなく今回色んな現場見て、自分の県に持ち帰ってほしい」

と言ってくれました。少しでも人手がほしい中、なかなか言えることではないと思います。

想いを受け取り、私もごみを運びがてら、災害廃棄物仮置場を見させてもらいました。

これは午前中の様子ですが、午後にはどんどんものが持ち込まれた様子。七尾市も5月末で仮置場を閉める予定を7月末まで延期したようです。

過去の災害に比べてボランティアの数が少ないという指摘があります。一方、人口比でみると少ないわけではない、という報道もあります。

どちらが正しいかは分かりませんが、今はボランティアが多いに越したことはありません。そう感じました。

できる人が、できる時に、できる事を。私もできることをやっていきたいと思います。また行きます!!

2024年05月01日

【県議会】

2月定例会で私がした質問(3/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です!

前々回、前回に引き続き、3/13(水)の質問とその回答を書いていきます!

3つに分割した最後のパートになります。

新年度予算案について

最後に、新年度予算案について4問お聞きします。

まず、冒頭も言いましたが今週土曜日。いよいよ北陸新幹線が敦賀まで延伸します。

(1)北陸三県のいろんなところを巡ってほしい、と機運を高めるために、北陸三県並行在来線周遊促進事業として、観光列車の乗り入れを計画するとのことです。

北陸3県でJR以外の観光列車は富山県の「一万三千尺物語」だけです。その観光列車が北陸3県を走り、観光の機運を高める盛り上げ役となることは大変楽しみですが、現在の一万三千尺物語は、提供する料理も社内販売も、富山県に特化した内容になっています。他県を走る際には提供する料理や車内の販売にどのような変化を加えるのか、田中交通政策局長にお聞きします。

→(回答)3県の素材や特色を活かした食事の提供、沿線各地の趣向を凝らしたお土産や特産品の販売について検討してきたい。

(2)次に、小中学校における1人1台端末の更新整備事業は新年度予算案に計上されています。しかし、市町村管轄の小中学校ではなく、県が所管している、肝心の県立高校の端末更新はどのように計画しているのでしょうか。

現在は全生徒にタブレット端末を配布していますが、高校に関しては、スマートフォン所持率も高いため、必ずしも小中学校のような学習端末ではなく、BYOD(Bring Your Own Device、個人が私物として所有しているスマートフォンやタブレットを使うこと)も有効であると考えますが、BYODの検討状況とあわせて、荻布教育長にお聞きします。

→(回答)BYODは22都道府県。25府県は富山県と同じように、行政が端末を準備。しかし次回からBYODにする県も増えてきている。富山県は令和7年~8年で更新が必要になる。多額の費用が必要になるから、次回はBYODにするかどうか、早急に結論を出したい。

もう1問は再任用教員とその研修に関してです。

教育警務委員会でもこの前段の部分に触れましたが、教員の採用試験倍率向上に向けた富山県の取り組みには一定の評価をしています。しかし、近県や全国平均と比べても倍率がかなり低い状況です。

例えば令和6年度の採用倍率。富山県は2.3倍。前の年は2.1倍だったので若干上昇しました。しかし同じ令和6年度。石川県は3.0倍。福井県は3.5倍。全国平均も3.0倍なんですね。まだまだやれることはあると思います。

そういう点でも、再任用教員は大変ありがたい存在ですが、自分の経験に自負があるため、あまり研修に参加していないのでは、という話も聞きます。彼らも自分たちの知識を常にアップデートし、自分を高める「姿勢」という面でも後輩教員のお手本となってほしいと思います。

(3)定年後に再任用となる教員の割合はどのように推移しているのか、また、再任用教員に対してこそ、身に付けてきたものをアップデートする研修が必要だと考えますが、現在の取り組み状況はどうか、荻布教育長にお聞きします。

→(回答)過去に固執せず柔軟に学び続けていくことは大切。対話による研修受講奨励の推進などに努める。

(4)最後の質問です。昨年秋に県庁職員に対してアンケートが行われました。結果は、特に40代以下の職員に目立ちましたが、全体として職員のモチベーションが低いというものでした。

初めての調査であり、過去と比較できるものではありませんが、この数値は決してよいものではなく、このモチベーションでいい仕事が起こるとはあまり思えません。

しかし、新田知事になってから残業時間削減や休暇取得に力を入れてきた。ビジネスパーソン・タックスペイヤー・ヒューマンビーイングという知事からの訓示などにも表れるように、職員の意識改革にも力を入れてきた。県庁の改革、県庁の活性化に優先的に取り組んでいたように、私自身受け止めていたたため、とても意外な数字でした。知事就任以来の県庁活性化の取り組みでこの数値は上昇してきていると感じているか、今後の改善策を含めて、新田知事にお聞きします。

→(回答)これ以上下がることはないんじゃないかと思う。職員の提案も取り入れて様々な改革をやってきた。外部の研修に派遣もした。働き甲斐や成長を求める傾向があるので、それらを提供できる職場になるよう努める。

以上になります!

2月議会は1年間の予算を決める特に大事な議会になるので、いつも以上に力を込めたつもりですが、

いかがでしたでしょうか?

目の前も大切ですが、

・30年後にとっても必要か

そして、

・小さな力で大きな効果が生み出せないか

当初から掲げているこの2つを忘れずに仕事をしていきたいと思います!

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で半年くらいは視聴できる予定です!ぜひ!

それではまた!

2024年04月28日

【教育】,【県議会】

2月定例会で私がした質問(2/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です!

前回に引き続き、3/13(水)の質問とその回答を書いていきます!

3つに分割した2つ目になります。

県立高校の再編について

次は、県立高校の再編についてお聞きします、

まず今の県立高校の志願状況を振り返るために、私立高校の授業料の話から入りたいと思います。

(1)新年度、私立高校の授業料無償化対象世帯を拡充することにしました。国の無償化対象外である年収590万円~910万円未満の世帯に対し、現在の支援に加えて、3人以上の子どもがいる世帯、ひとり親世帯の授業料が実質無償化となります。

生徒が学びたい環境で学ぶべきだ。ほんとは私立のこの高校で学びたいけど、授業料が高いから親に反対されている。家庭環境で、行きたい高校を選択できない状況が現実に存在します。この状況を少しでも変えたいと、個人的にも会派としても要望してきたので、
この拡充は大変ありがたく感じています。どのような意図で対象世帯拡充の決断に至ったのか、南里経営管理部長にお聞きします。

→(回答)子どもたちが経済的な制約を気にせずに自由に進学先を選択できる環境が望ましいと、検討を進めてきた。東京、福井に次ぐ取り組みだと思っている。

これは本来、国でやるべき事業だと思います。県でやるべきなのか、色々葛藤もあったかと思いますが、本当にありがとうございました。

これを受けて次の質問に移りますが、この拡充に残念ながら反比例して下がっていっているのが県立高校の志願倍率です。

(2)今年の倍率は、3年連続で最低を更新する1.01倍となりました。(数年前まで1.1倍台とかありましたが、この数年でグググッと下がっています。)

私立高校と県立高校は金額条件が同じではありません。無償化の対象世帯は拡大されてきていますけど、まだ私立高校の方が高いんです。それでも県立高校の志願倍率は徐々に下がって、ついに1.01倍まできました。仮に金額の条件が同じであれば、県立高校より私立高校の方が魅力ある。県立高校は生徒に選ばれにくいということのあらわれではないでしょうか。

問題は、選ばれない原因が何であるか特定できているのか、だと思っています。

現在取り組んでいる県立高校の魅力化。取り組んでいないとは思いませんが、今の取り組みのままでは生徒にとって魅力的に映っていないのでは?と考えますが、荻布教育長に所見をお聞きします。

→(回答)私立高校の授業料が下がったことで、私立専願者が増えた。県立高校は選ばれる学校となるよう、地域課題をテーマにした探究活動など連携を深め、魅力化を図っている。発信にも力を入れる。

年々選ばれなくなっているわけですから、だからこそ、今度の高校再編、とても重要だと思いますし、上手くいっていない今のやり方から変わるチャンスだと思っています。

(3)さて、その高校再編に向けて、新年度新たに予算化された「魅力と活力ある県立高校整備等検討事業」ですが、620万円が予算計上されています。どのような内容の取組みにそれぞれいくらかける予定なのか、事業の詳細を荻布教育長にお聞きします。

→(回答)県内各地域での意見交換会の開催費用や県外先進地の視察費用に200万円、全国募集を実施する場合の広報や地元との協議に170万円、全国募集の検討が進む南砺平高校の寮改修に250万円。

(4)この事業の中には「県内各地域での意見交換会」も事業内容に含まれていますが、この1月に県内2ヶ所で行った「県立高校振興フォーラム」とはどのような違いがあるのか、これも教育長にお聞きします。

→(回答)1月のものは時間にして1時間あまり。新年度のものはより十分な時間を確保し、深い議論としたい。

なんでそんなこと聞いたかと言うと、私たち会派が求めている「地域協議会」。この名前にこだわっているわけではありません。この際名前はどうでもよく、議論したいのは中身です。

「地域協議会」の議論、残念ながら、私たちと県庁側で噛み合っていません。その理由は2つあると思っています。

1つは、「再編対象高を存続させるための圧力の場」だと思われているんじゃないかと、そう感じています。そんな理由で地域協議会を求めているわけではありません。

もう1つは、私たちのいう地域協議会、と、1月に行われた県立高校振興フォーラム、この2つは私たちは違うと思っているのですが、みなさんは一緒に捉えているふしがあるんじゃないか、と感じています。

お互い、生徒のことを考えて進めようとしているのに、なぜ噛み合わないのか。なぜ私たちが「地域協議会」を求めているのかをもっと知ってほしい。

いつまでも噛み合わないままじゃなくて、合意形成したいじゃないですか。「地域協議会」作れ、作らない、という言葉じゃなくて、お互いどういう意図だ、という、もうちょっと深いところを話し合いたいと思って、以下2点質問します。

(5)まず、会派が求めてきた地域協議会に関して、代表質問で「提案の趣旨は十分にくみ取る」、そして先週の藤井議員の質問に「提案する地域協議会の趣旨を、一定程度実現できるのではないか」との答弁がありましたが、知事は地域協議会のメリットをどのように現在考えているのか、お聞きしたいと思います。

→(回答)当事者意識を持った方の意見を直に伺える。地域と高校の連携が強化できる。などのメリットがある。地域の皆さまの意見を丁寧に伺うことは意義深い。

単に「意見を聞く場」じゃなくて、「主体的に考える場」が必要だと思っています。

安達議員も言っていましたが、私からも触れさせてください。「まちづくりと教育は別」とおっしゃいました。別でいいと思います。ですが、まちづくりとは別であっても、教育と地域は現在密接に関わっています。今の高校生が授業の中でどれだけ地域を題材にしているか、地域だけじゃなくて、市町村もものすごい授業に時間割いて協力しているんですよ。アントレプレナーシップや職業体験などに、地域の企業がどれほど関わっているか、高校ではありませんが、なぜ県内外の大学生が地域でフィールドワークするのか。

社会課題の解決が教育の主要なテーマでもあるし、学校も学生も望んでいるからだと思います。知事も参加した、富山大学で2月に開催された富山県の高校生による「探究フォーラム」。ほとんどが地域を題材とした探究でした。こういう活動が地域への愛着に繋がり、将来戻ってきたい、とか、この街のために何かしたい、という感情に繋がってくるのではと思っています。

そのために、県、市町村、地域がバラバラに高校に関わっていては生徒のためにならないと思うんです。

私たちが「地域協議会」を求めるのは、もはや高校や高校生のことを県だけで考えるのは限界があると思っているんです。

今、県だけで考えていて倍率も1.01倍になっています。

「こどもまんなか」って、県だけで考えればいいんでしょうか?市町村や地域も一緒になって考えることが「こどもまんなか」だと思います。だから、「県立高校振興フォーラム」のように意見を述べてもらう場ではなく、市町村や地域が自分たちにできることは何か、一所懸命考えてもらう場、言いっ放しじゃなくて責任を持って関わってもらう場としても「地域協議会」が必要だと思っているんです。まちづくりのために「地域協議会」必要だと思っているわけではないんです。

(6)高校教育をよりよいものにするために、県だけで考えるのではなく地域でも考えてもらう必要があり、そのためには、地域や市町村から提案が出てくるような、地域も主体的になって議論する場が必要だと考えますが、新田知事に所見をお聞きします。

→(回答)新年度は総合教育会議で地域や保護者、産業界の代表に出席いただき、幅広く意見を伺い、全県的な県立高校のあり方について議論を深める。希望のある地域で意見交換会を開催する予定。

この6問。

とても思い入れが強く、とても気持ちを込めて質問したつもりです。特に最後の1問…。

どうか皆さんにも、なぜこの質問に気持ちを込めているか、その思いが届きますように。

今回はここまで!続きは次回!

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で半年くらいは視聴できる予定です!ぜひ!

それではまた!