2021年08月26日
教員の方々と意見交換!
こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。
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7/31(土)に富山大学の教職大学院で教育について考えを話す機会をもらいました!
正確には、教職大学院の自主研修会(任意の勉強会グループ)「とみけん」さんが主催だったのですが、教職大学院のOB・OGの方々や大学生の方々も参加され、
むしろ参加者の皆さんの意見にハッとすることが多く、自分にとって本当に貴重な機会になりました!
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各大学によってカラーがあるようですが、富山大学の教職大学院は、現役の教員が多く入学されています。教員のリーダーになるために、2年間現場を離れ再度学んでおられ、その向上心と、現場経験に基づく説得力の伴った深い洞察に、大変刺激を受けました。
「こういう方々がおられるなら、富山県の教育の未来は明るいな!」素直にそう思わされました。
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私からは、簡単な自己紹介のあと、
・小中高で採用したい教師像が違うのに、同じ面接になってしまっている
・お金の教育や主権者教育、性の教育、そして「物事を分解する思考法」をもっと増やせないか
・せっかく配ったタブレットがデジタル教科書に近くなっているのはもったいない
このようなことを話しました。
それぞれに対して、自分なりに考えていることがあるので、興味のある方はまた話しましょう!
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最後の方では、
①富山県は教育県だと思うか?
②各教員がそれぞれ授業準備をするのではなく、ある程度フォーマット化できないか?
という2つの質問を私から投げかけてディスカッションしました。
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②に関してとても印象的なことがありました。
それは、ある方が「まったく同じ資料で、『一字一句同じ言葉』を発話したとしても、授業は違ってくる」とおっしゃったのです。
最初は「フォーマット化すると、教師それぞれの個性が無くなる」という意見が多数でした。
しかし、「一字一句同じ言葉を発話したとしても…」の意見に対しては頷く方が多く、
どちらが「正しい・間違っている」ということではなく、このような議論になる方々がいる現場は素晴らしい現場になるんだろうな、と思ってしまいました。
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②を取り上げた背景としては、「なるべく共有できるものはしてしまって、その分『生徒に向き合う時間』を増やせないか」という自分の想いがあります。
授業準備の時間もそうですが、黒板に書いている時間は生徒を見ていません!
どんな表情をしているか?
今まさに伸びる瞬間ではないか?
あるいは、困っていないか?
「生徒に向き合う」時間を増やすことを考えたいなと思います。
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ちなみに下の2点は富山県の令和元年度の調査です。
富山県は「教育県」と言われますが、行政がとりたてて予算をかけているわけでなく、教員とPTAの努力、そして家庭教育のたまものだと思っています。
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真の教育県になるために、予算もかけていきたいですし、現場の負担軽減のためにまだまだできることはあると思っているので、ひとつずつ進めていきたいです。
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ただし、最後に一言だけ。
コロナの感染拡大を受け、小中高、2学期開始に対して、それぞれギリギリの判断をしていると思います。
それぞれの判断を尊重しますが、
私個人としては、コロナを受けて昨年度タブレットを配備したわけなので、(各家庭で事情も異なるでしょうから)自宅でオンラインか登校か、まん延防止期間中の9/12(日)までは選べるようにしてはという考えです。
調整が困難なことは理解しますが、逆境の時こそ進化できるチャンスだと思うので、子どもたちに普段挑戦を促す行政側も、今こそ挑戦してほしいなと思います。
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それではまた。