2021年08月30日

【自分の考え】

明かりははっきりと見え始めているか?

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

ようやくワクチン1回目の予約ができました。

私は変なこだわりがいくつか(いくつも?)あり、そのうちのひとつが薬です。家族からも不思議がられますが、なるべく薬は使わず自分の免疫で治すタイプです(たまに同じ方に出会うと意気投合します)。私はインフルエンザの予防接種もやったことがありませんでした。しかし、少しでも早い終息を願って今回ばかりはコロナワクチンを打とうと思います。

(ちなみに東京時代は年に4回風邪を引いていましたが、6年前に富山に戻ってからは1度も風邪を引いていません。富山が肌に合っているのか?)

コロナワクチン接種に関しては、職業柄、他県とのペース比較、県内市町村のペースは最低限気にしています。

ただ、自治体間の過度な競争や煽る論調は、個人的にはあまり気持ちのいいものではありません。通常診療とは別に、残業や休日出勤をしてくださる医療従事者のおかげでワクチン接種は進んでいます。感謝の気持ちで接種を受けたいと思います。

ワクチン接種率に関して

さて、ワクチン接種率は、8月末で国民全体の約50%が1回目接種、約40%が2回目接種という状況です。毎月20%程度ワクチン接種率が高まっています。このまま進めば10月末には約80%の方が2回目を接種するのではと思われます(政府は当初は11月末と言っていました)。

こうした状況を踏まえ、菅首相は 8月25日に「明かりははっきりと見え始めています」と言いました。この発言に対してネット、テレビ、直接、、、私も多くの批判を見聞きします。

この発言問題、非常に考えさせられました…。

私は、『ワクチン接種に限っては』出口が見えてきた。と思います。(このような表現をする私に対しても批判があるかもしれませんが、、、)

ワクチン・治療薬の無い無防備な昨年の状況と違って、もう数ヶ月で、ようやく希望する方がワクチンを打てる状況になったことは事実です。私たちは昨年の年明け以降、かれこれ1年半以上に渡ってコロナと向き合ってきました。私たちが手にできる防護策が1つ増えます。

しかし、デルタ株の流行は私たちにとっては、またトンネルが長くなったように感じさせます。そういう意味ではワクチン接種という防護策は増えたけど、明かりが見えてきたような気分にはまだなれない方が多いのではないでしょうか。

国民が求めているのは「希望する方へのワクチン接種が終わっても、身体的・精神的・経済的、色んな面で苦しんでいる方々がおられる状況はまだ変わらないのでできる限り支援していく!」という政治のメッセージだと感じています。

(菅総理の会見を通して全部見ると、そのようなメッセージを言っていないわけではないのですが、、、「言う」と「伝わる」は違います。「伝わっていない」のなら、政府は「伝わる」方法を模索するべきだと思います。)

それにしても、内閣支持率を見ても明らかなように、政府と国民の距離があまりにも遠いように感じます。それだけコロナへの不安があり、また、政府の対策への不満があるということなのだと思います。

私はその要因の1つとして、集会の制限に伴う政治のデリバリー機能が働いていないことがあると感じています。

政治のデリバリー機能

昨年4月、このようなブログを書きました。

リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

この1年半で、当たり前ですが毎年恒例のものも1回限りのものも、多くの対面集会イベントは中止になっています。

政治家になってから初めて分かりましたが、「国政・県政・市政で何が決まったか?何が動いているか?」「その背景は何か?」「議員自身の活動」などは、集会で伝える場合が結構ありました。住民の方もそういう場で理解を深めている、そんなシーンを見てきました。政治家に会って、「政治」というものを実感としてお届けできる場として、集会は確かに機能してきました。

それが集会の制限により、「伝える場」が明らかに減っています。

私自身も、要望を聞いたり、調査をしたりという政治活動をもちろん止めてはいませんが、直接対面でお会いする相手の数は圧倒的に減りました。今まで届いていたメッセージが届きにくくなっていると思います。住民とのコミュニケーションを集会中心にしていた場合、なおさらでしょう。

(特に、国会議員は平日は東京、週末に地元。その週末には集会を開き、考えを伝えていた。という方が全国的に多かったと思われるので、余計に政府と国民の距離が開いていったんだと感じています。(デリバリー機能は弱くなったが仕事は以前にも増して、という方もいるはずで、そこは私たちも見極めないといけませんが…))

コロナによって、困難を抱えている方が今までより増えていることは間違いありません。

昨年のブログと同じ言葉ですが、改めて意識するために…。

従来のデリバリー機能が効かなくなっても、困難を抱えている方にとっては関係ありません。であれば新しい方法を選択し、少しでも不安を取り除けるように行動していきたいと思います!

2021年07月27日

【自分の考え】

毎年成長する経済?

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

暑い日が続いていますが、体調など崩されていませんでしょうか?

知らず知らずのうちに体内の水分も出ていっているようなので、こまめに水分補給もしながら、なんとか乗り切りたいですね。

さて、人から勧められて私は今この本を読んでいます。

2018年に出た本なので既に読まれた方もいらっしゃるかもしれませんが、

今の自分の考えや問題意識と通じることが多く、この本と出合えてよかったなぁと思っています。

少し横道に逸れますが、私は昔からコツコツやることが苦にならない人間でした。

勉強を毎日ちょっとずつやったり、

サッカー部だったのでリフティング毎日100回、や、当たり負けしないために腕立て伏せ毎日100回という目標を課した期間もありました。

最近では、かれこれ5年以上になりますが、NHKの「時論公論」を録画も含めて毎日欠かさず見たり、

ガイアの夜明けは15年以上毎週欠かさず見ています。

再び人からの紹介で恐縮ですが(笑)、ある人に、「毎日101%の自分になれば、1年後には37倍の自分になっている」という考えを紹介されたことがあります。

1×1.01×365=37.78

一見すると、この計算でほんとに合っているのか不思議に思いますが(笑)、やってみるとそうなります。自分にぴったりで、以来大切にしている考えです。

しかし、個人レベルで「毎日少しずつ成長する意識で日々を過ごす!」ということに関しては、そうありたいなと思うのですが、

一方で最近疑問に思っているのは、

GDPが成長しないのは本当に悪いことなのか?

そうであれば、いつまで・どこまで成長すればいいのか?

ということです。

GDPとは「国内総生産(gross domestic product)」の略で、一定期間内に国内で生み出された付加価値の総額のこと。

算出方法や変動の要因などの詳細は分からなくても、とかく、成長=よいニュース、マイナス=悪いニュースとして受け止められ、1年ごとではなく四半期ごとの成長率の発表の度に、大きく株価が影響を受けます。

経済に詳しい方からは怒られそうですが、いつまで成長すればいいのか、100年後も1,000年後もずっと成長し続けるものなのか、そして成長し続けたら幸せな未来が待っているのか、 傷んだ地球環境と経済成長は両立できるのか、疑問に思うようになってきました。

さらに怒られそうですが、多くの方が耳にするようになった「SDGs」。

大切な考え方だと思いますし、大部分(特に様々な分野の持続可能性)には賛成なのですが(私も高岡漆器の螺鈿で作ったSDGsバッヂを付けて活動しております)、

「Sustainable Development Goals」の「Development」や、ゴール8の「経済成長」に、やはりあくまで成長を目指さなければいけないだろうか、と自問自答しながら、考え続けています。

この本にはそのヒントが書かれていました。

ご興味ある方は是非お手にとってくださればと思います。

個人的には「経済成長」ではなく、「個々人の幸福度」がより求められていくのだと思っています。

富山県は自然・食に恵まれ、災害も少なく幸せな県だ!と県外の方からよく言われます。

ですが、住んでいる私たちは、自分たちのことをそこまで幸せだと思っていない現実が。ギャップがあります。

見方を変えれば、自分の幸福度が上がる、心の健康に繋がる、自分の地域に誇りを持てる、ということだと思っています。ぜひ住んでいる人が幸せを感じられる、そんな富山県にしていきたいなと思います。

それではまた!

2021年05月18日

【自分の考え】

きつい時こそコミュニケーションが大事

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

現在、新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいます。

現時点では、以下のような順でワクチン接種がされる見込みです。

(1)医療従事者等
(2)高齢者(令和3年度中に65歳に達する、昭和32年4月1日以前に生まれた方)
(3)高齢者以外で基礎疾患を有する方や高齢者施設等で従事されている方
(4)それ以外の方

ちなみに、

接種費用は無償。全額公費になっています。

富山県内では5/16(日)現在で、

医療従事者:対象者約39,000人に対し、

1回接種→31,794人(81.5%)、2回接種→18,297人(46.9%)

高齢者(65歳以上):対象者約335,000人に対し、

1回接種→5,236人(1.6%)、2回接種→995人(0.3%)

と、国全体の平均と似たようなペースで接種が進んでいます。

しかし、この接種予約…。

本題とは離れますが、一言だけ。

既に多くの方が指摘しているのかもしれませんが、

このブログを書くにあたり、各市町村の予約受付はどうなっているのかと簡単に調べたところ、、、なんと各市町村でバラバラの予約システム!

日本の市町村数1,718通りとは言いませんが、緊急事態とはいえ、こんなガラパゴスな状況が生まれていることに驚き、また愕然としました。

住んでいる方にとっては、お住まいの自治体で予約するわけですから、1つのシステムしか利用しません。一見不都合を感じないかもしれません。しかし、バラバラなシステム開発は明らかに税金の無駄が発生しているでしょう。

(昨年の東京都のコロナ感染状況のオープンデータ化は素晴らしいと思いましたが…。)

リンク:東京都のコロナ対策サイトに学ぶ、オープンデータな情報開示のあるべき姿 (newspicks.com)

さて、本題に戻り、私が住む高岡市の話をします。

昨日の夜、ある市民の方から「これはないんじゃないか?」と連絡がありました。

高岡市では、5/6に65歳以上の方の接種予約を開始、5/17~6/5の予約を一括して受け付けましたが、

現在は、本日より1日ずつ、接種日ごとに予約を受け付けています。

リンク:高岡市/新型コロナワクチン接種の予約について (city.takaoka.toyama.jp)

平時では想定外の「ワクチン接種業務」がいきなり降ってきて、ワクチン供給スケジュールも直前まで分からなかったり、ズレたり、、、市役所の現場はとても混乱し、疲弊していることも聞いておりますが、

現場へのエールの意味を含めて、また、自分への戒めも含めて、、、

きつい時はコミュニケーションが雑になりがちです。「きつい時こそコミュニケーションが大事」だという意識で、踏ん張って仕事にあたってほしいと思います。

本日5/18(火)は6/6(日)分の予約ができる日でした。

0時から予約できる予定だったので、夜遅くまで起きて待機していた方も当然いらっしゃったでしょう。

しかし、2時間前の22時に、

5/18(火)からの予約受付時間の変更についてお知らせします。 本市では、5/6(木)にインターネット(接種予約サイト・LINE)とコールセンターへの電話による予約受付を開始したところ、コールセンターに電話しても予約がとれなかった方が大変多くおられたことから、改善策の検討を進めてまいりました。 少しでもコールセンターでの予約をお受けできるよう、5/18(火)から当分の間、すべての予約開始時間を午前9時に変更し、午前0時から午前9時の間は、インターネットでの予約受付を行わないことといたします。 皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ワクチンは希望するすべての方の分が確保されますので、ご安心ください。

という連絡が。

理由は十分分かりますし、その判断も正しかったと思います。また、きちんとした文章であるとも思います。現場の疲労感も分かりますが、、、

少なくとも、直前も直前の変更連絡になってしまっているので、もうちょっとだけでも市民の気持ちに寄り添った丁寧な言葉を発信してもよかったのではないかと思います。

あれはダメ、これはダメが多く、ギスギスしがちな昨今ですが、

こんな時だからこそ、

家族とのコミュニケーションも、

友人とのコミュニケーションも、

取り引き先とのコミュニケーションも、

行政と市民とのコミュニケーションも、

いつも以上に優しい気持ちで、いつも以上に相手のことを想った言動・行動をしていきたいものです。

それではまた!

2021年03月31日

【自分の考え】

高岡市の将来②

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回まで、高岡市の課題について述べた上で、「どんな高岡市」を目指すか、について自分の考えを話しました。

①市民ひとりひとりが『この街が好きだ』と思っている」

②今だけでなく、次の世代のことを考える

私はこういう高岡市を目指したいと思っています。

前回は①について話しましたので、

今回は②について触れながら、全5回のまとめとしたいと思います。

さて突然ですが、高岡市は現状、次の世代のことを考えたり、次世代に投資している街でしょうか?

0だと言うつもりはありませんし、そんな街は存在しません。

しかし、私は「まだまだ足りていない」と思っていますし、それが私の政治への原動力の1つになっています。

令和2年度の高岡市予算では、教育費は全体のわずか7.5%でした(富山市9.7%、射水市8.2%)。

家庭だと、お子さんやお孫さんにお金を使います。

しかし、それが「市」単位になるとそうなっていません。その現状を変えていきたい。街ぐるみで次世代を育て、投資する街にしていきたいと思っています。

例えば、

・自分たちの過ごす学校を自分たちで考えて良くしていくために(将来、街を良くする行動に繋がると考えます。)、まとまった予算を用意する

・各先生が授業準備をするのではなく、ある程度フォーマット化して、時間を生み出し、その分生徒に向き合う時間を作る

・地域の伝統工芸や産業を学ぶ全国唯一の取り組みであり、高岡の財産である「ものづくり・デザイン科」を充実させる

・「働く」を体験する14歳の挑戦を広げ、地域との接点をさらに作る。デジタルで地域外の講師にもお願いする

・私も市外に出て初めて高岡の魅力に気が付きました。コロナが落ち着けば、市がお金を出して海外を経験させたい

こういうことに予算をかけて取り組むべきだと考えます。

また、教育に限らず、若い世代へも街としてのサポートが必要です。

例えば、放課後に小学生を預ける学童クラブ。

現状では、希望どおり入所できない生徒もいるほか、高岡市の学童クラブは平日18時までのところが大多数。18時まで迎えに行かないといけないので、職業が限られ、人によってはパートタイムにならざるをえない状況が生まれています。

しかし、人生の選択肢を広げることはあっても狭めることがないようにするのが行政の役割。思いっきり働きたいという希望がある方には、そうしてもらうことで、その方の満足度に繋がるほか、賃金もアップし自治体としても市税がアップします。

繰り返しになりますが、私は高岡市を、街ぐるみで次世代を育て、投資する、そんな街にしていきたいと思っています。

そしてその体験が、

「自分を育ててくれた街に今度は自分は何ができるか」

という意識に繋がっていくはずだと考えます。

それがまた次の世代、次の世代と、循環していく。地域を愛する、担い手が生まれるエコシステムが形成されていくのだと思います。

今回は、

②今だけでなく、次の世代のことを考える

の話をしました。

それをし続けることで、

①市民ひとりひとりが『この街が好きだ』と思っている」

状態に近づいていくと感じます。①と②は連動していくのでしょうね。

以上全5回に渡って、私の考える高岡市の課題、そしてどういう高岡市を目指したいかについて、話してきました。

中には耳障りな部分もあったかと思いますが、あくまで現時点での考えであり、実行しながら、また色々な方と話しながらよりよいものにしていきたいと思っているので、ぜひまたアドバイスをくださればと思います!

5回に渡るブログで、高岡市に対する自分の考えや思いをまとめたことで、「やっぱり自分は高岡市のことが好きなんだなぁ」ということを再確認しました。私にとって非常に貴重な時間となりました。(「高岡だいすき会」という会派を作るくらいですから、何をいまさらという感じですかね。)

市長選挙には手を挙げませんでしたが、県議会議員としても、いち市民としても、自分にできる高岡市への関わり方を考え続け、ひとつでも実現できるよう行動していきたいと思います!

さて、7/4(日)には高岡市長選挙投開票が行われ、新しい高岡市のリーダーが誕生します。みなさまが高岡市のことを改めて考えるきっかけとなり、想いを託して1票を投じられることを期待します。私も自分の政策を少しでも実現してくれそうな方を応援していきたいと思います!

それではまた!

2021年03月14日

【自分の考え】

高岡市の将来①

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回まで3回に渡って、私の考える高岡市の課題について述べてきました。

ですが、課題は課題であるとしても、「目指す将来像」がないと、目の前だけに対処する場当たり的な対応になりかねません。私たちは「どんな高岡市」を目指したいのでしょうか?

これには正解がなく、10人いたら10通りの答えがあると思います。みなさんはどうお考えでしょうか?

今回は、いち意見として、私の考える「どんな高岡市を目指したいか」について話します。

■私が目指したい高岡市の姿

私は、

①市民ひとりひとりが『この街が好きだ』と思っている」

そして、

②今だけでなく、次の世代のことを考える

そんな高岡市を目指したいと思っています。

今回のブログでは、①についてお話させてください。

■「この街」とは

さて、『この街が好きだ』の「この街」と聞いて、みなさんはどんな景色を思い浮かべましたでしょうか?

高岡駅前でしょうか?
雨晴の風景ですか?
あなたの住む町内でしょうか?
いつも散歩で通る道ですか?
好きなお店のあるあたりでしょうか?

私は、「この街」は、「高岡市」でも「小学校単位の地区」でも「住んでいる町内」でもいい。それぞれの考える「この街」が居心地よくて好きであることが大切だと思っています。

■小さなコミュニティの核をつくる

『この街が好きだ』 は何か1つやればいいわけではなく、「総合力」だと思っています。

色々な施策を同時に進めなければいけませんが、そのために行政ができることの1つとして、比較的小さい単位でコミュニティの核を作りたいと考えています。

具体的に私がやりたいこととしては、「スーパー公民館の整備(各市営公民館の大幅な機能強化)」です。

①市役所が市民に近づいてくるように

スーパー公民館に持たせたい機能の1つ目は、行政窓口機能です。

・市役所に行かなくとも公民館に行けばすべての市役所機能にアクセスできる

・職員が窓口になってワンストップでなんでも相談できる

これからは「市役所に出向いてもらう」ではなく、「市役所が地域に出ていく」時代だと思います。地域に出ることで、市役所にとっても今まで気付かなかった発見があるでしょう。

②誰ひとり取り残さずデジタルに繋ぐ機能

2つ目は市民をデジタルに繋ぐ拠点機能です。
・5G(Wi-Fi)完備
・苦手な方のネット相談

コロナによる休校措置で、家のインターネット回線の有無やその速度が教育格差を生むのではないかという懸念が広がりました。

日本のインターネット普及率は9割ですが、100%ではありません。また、これからも新しいテクノロジーが次々と生まれてくるでしょう。

公民館で全ての人をデジタルに繋げ、誰でもデジタルでやりたいことをやるチャンスがある高岡市にしたいです。

③エンターテインメント機能

現在でも公民館で様々な習い事や健康教室が開催されていますが、今後も大切な機能だと思います。

・ヨガ教室・体操教室などの健康教室
・映画上映

また、2つ目のデジタル機能との融合で、公民館単位でのバーチャル共演、バーチャル対戦など、エンタメ体験もアップデートされるでしょう。

沖縄のモデルケース

上記の構想そのままではありませんが、たまたま訪れた沖縄の公民館で、まさしくそのような公民館のモデルケースがありました。

高岡からも日本一の公民館を目指したいと思います。

■物流拠点の可能性も…

また、ドローン物流は全国各地で実証実験が進んでいますが、場所の問題もあり、各家庭への配達・集荷はもう少し時間がかかると思われます。

しかし、市営公民館は比較的敷地が広いので、将来的には各家庭へ配達する前段階としてドローン物流の拠点になる可能性もあります。

■近所のスーパー公民館まで歩く習慣で、市民を健康に

大事なのは、「歩いて行ける距離」にそのような拠点があることだと思っています。

前回も言いましたが、歩くことで自身の健康に繋がり、行政としてはその分医療費が減り、次世代に回すことができます。

■まとめ

小さなコミュニティの核(スーパー公民館)への投資は私の政策立案基準である、「30年後の未来を想像した時に、今すべきこと」「てこの原理のように小さな力で大きな効果があること」の2条件に当てはまると考えています。

次回はもうひとつの将来像「今だけでなく、次の世代のことを考える」について話したいと思います。

それではまた。

2021年02月28日

【自分の考え】

高岡市の課題③

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回の続きです。

高岡駅北側の資産を活かす話になると、あるいは市役所が御旅屋セリオに移るべきかどうかの話になると、高い割合で言われるのが、

「高岡駅北側には駐車場が無い」

という言葉です。

この問題は、市が他の困難にぶつかった時の乗り越え方の参考になったり、公共交通全体の広い話に繋がってくると思っているので、かなり具体的な話ですが、今回取り上げたいと思います。

「高岡駅北側には駐車場が無い」

それに対して、私は2つのアプローチがあるのではと思っています。

その2つは、駐車料金の徴収方法(「テクノロジーで解決する」)と公共交通網の充実(による「ライフスタイルの変革」)です。

まず前提として、

以前も紹介したことがありますが、

イオンの建物のサイズを高岡駅北側にかざしてみると、

高岡駅前~末広町~大仏とちょうど同じサイズになります。

イオンの中を普段多くの方が行き来していますので、距離自体が問題ではないのではないか、と考えます。

駐車料金の徴収方法(「テクノロジーで解決する」)

では、何が心理的ハードルになっているかというと、(目的地が見えるからこそ)なるべく近くに停めたいという気持ちもあるかもしれませんが、そのひとつは駐車料金の小銭の煩わしさではないかと思っています。

しかし、高速道路に乗る時に多くの方がETCを利用するようになりました。駐車場でもETCのシステムを使い、入る時も出る時もスムーズに駐車できれば、感じ方も違ってくるのではないでしょうか?

ETCの利用シーン拡大は現在国が検討中ですが、利便性だけでなく、人々の「行動」を変えられるのか、高岡が実証実験の地になっても面白いと思います。

また、ICOCAでもSuicaでもOKです。こちらの方が、持ち運びやすいので、お店や図書館と連携して駐車料金割引などがしやすいというメリットがあります。

駐車場は一例ですが、今まで課題だったことが、技術の進歩やテクノロジーの力で一気に解決できる。このようなことは潜在的にいくつも存在すると思っています。

「今までできなかったから」ではなく、今までできなかったことができるようになっている時代だという認識のもと、使うことで市民の満足度や幸福度が高まる技術は積極的に利用してほしいと思います。

公共交通網の充実(による「ライフスタイルの変革」)

もう1つのアプローチは公共交通網の充実です。

廃止したコミュニティバスは、高齢化社会において増えるであろう免許返納者への福祉の観点からも、復活させるべきだと思っています。

しかし、単純な復活ではなく、

元々の2路線×2台の4台を、4路線×1台にし、南部地域の2ルートを新設する。台数は変えずに、広い地域の方々が利用できるようにすればどうでしょうか?

また、万葉線も含めた城端線・氷見線のLRT化が実現すれば、運行本数や駅の数も増えることが想定されます。

従来のバス、コミュニティバス、運行本数と駅の数が増えたLRT、

高岡駅まで多様な選択肢が存在するようになります。

そして、公共交通に乗るには、最寄り駅まで、また目的地まで「歩く」ことになり、健康増進にも繋がります。

福祉の観点からも、そして健康の観点からも、公共交通の充実は必須だと考えます。

(「歩く」ことで高齢者が健康になれば、その分医療費がかからず、子どもや若者に回すことができます。)

公共交通が充実することで、前回触れた「横串を通す」に繋がる上に、

今まで当たり前だった、移動=マイカーから、ライフスタイルが変わるかもしれません。むしろそういうライフスタイルや、「医療費を抑えて次世代に回す」という行政の考え方を高岡から提案していけばどうかと思います。

LRT化だけで終わらせない

LRT化に関しては、その先さらに思い描いていることが3点あります。

詳しくは説明しませんが、簡単に紹介させてください。

LRT化をきっかけに、これまでの「外出しよう」ではなく、「外出したくなる」仕掛けがあれば、より効果が高まると考えます。

①これは私のアイディアではありません。20代の方から教えてもらいました。

「ドラえもん電車だけでなく、ドラミ電車ものび太電車もジャイアン電車もあればいい」

自分にこの発想はありませんでした。色んな方と話すって、とても大切だなと感じた瞬間でした。

私もぜひ実現させたいと思っていますが、次に市長になる方にぜひチャレンジして頂きたい施策です。

②磁気データを使い、乗り放題区間(無料区間)を作る

ICOCAでもSuicaでも、ICカードなら設定は簡単です。単に無料ではなく、年間パスやまずは実験的に無料化する選択肢もあると思います。

③越ノ潟から岩瀬まで繋げ、県内多くの地域を電車でめぐれるようにする

③は大き過ぎる話かもしれませんが、他市の方ともみんなで描ける夢があってもいいと思います。

さて、自分が考える高岡の課題について話して、今回で3回目になりました。

特に今回は細かい話に入っていったので、

大枠の話に戻しながら、次回以降は「ではどんな高岡市を目指すべきか」について、もう2回くらい(3回になるかも)でまとめていきたいと思います!

それではまた。

2021年02月27日

【自分の考え】

高岡市の課題②

おはようございます、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回の続きです。

では、これからは新高岡駅が中心になるのでしょうか?

これは非常に難しい問題です。ぜひ夏の高岡市長選のテーマになればと思います。

前回は、自分が考える高岡の最大の課題は「人口減少と少子高齢化を見据えた街づくりができるか」だと述べた上で、0→1で新しく生み出すならという観点で話しましたが、

一つ下のレイヤーの課題は「今ある資産を活かすこと」と「それを横串で通すこと」だと思っています。

今回は「今ある資産を活かすこと」を取り上げ、色んなものの色んな活かし方がありますが、「例えば」という話で「古城公園」と「御旅屋通り」の2つを取り上げたいと思います。

この2つを選んだ理由としては、

高岡には「山町筋」や「金屋町」やその他にも色んな素晴らしいエリアがあります。しかし、限られた財源。全部を行政が整備することはできません。

基本的には、民間でできることは民間で。むしろその方が上手くいく、と思っていますが、

(ここ数年でも、「あそびとビル」や「金ノ三寸」など、とても面白い動きがいくつも起こっています!)

あそびとビルさん (@asobitobuilding) / Twitter

民家ホテル 金ノ三寸|富山県高岡市・古民家をリノベーションした宿 (kanenosanzun.jp)

公園や道路は、行政の方が役割分担としてふさわしいと思い、「古城公園」と「御旅屋通り」2つを取り上げます。

素材はあるので「今ある資産を活かすべき」というのが私が高岡に対して思っていることです(人口減少時代、街を拡大しない観点からも)。基本は高岡駅北側の資産をもっと活かすべきだと思っています。

しかし、過剰な投資をするという意味ではありません。また、「賑わい」を追い求めるのにも反対です。「魅力があれば人は集まってくる」というのが自分の考えです。高岡駅北側にはポテンシャルがあるので、「ちょい足し」でてこの原理が働くと思っています。

例えば①

古城公園の年間のべ利用者数は850,000人です。この850,000人にもっと楽しんでもらい、より多くの方に訪れてもらうにはどうしたらよいでしょうか?

これは古城公園の所有者を表したものです。

「古城公園は国の管理だから制約が多い」

という話をよく聞きます。確かに何でもできるわけではありませんが、何もできないわけでもありません。

例えば、右上のオレンジ色部分「中の島」。築城当時からあったものではなく、昔は畑でした(市立博物館で資料が見られるはず)。ここの活用方法はないでしょうか?( 市有地なら何でもできるという話ではないのですが、難易度はもちろん変わります。)

私は以前、東京吉祥寺の井の頭公園近くに住んでおりましたが、園内には大変雰囲気のよいカフェがあります。

井の頭公園で大人気!タイ料理の「ペパカフェ フォレスト」 | icotto(イコット)

古城公園そばには「コッテロ」さんもあり、木々を眺められるロケーションは本当に気持ちがいいです。

園内にはその他、「古城亭」もありこちらの雰囲気も素晴らしいのですが、

これらをヒントに思わず訪れたくなる、デートで訪れたくなるような(恋が生まれる場って街として大事だと思います)ものができないかと思います。

例えば②

これは私の友人、建築家の吉田甫さんが描いたものです。御旅屋通りの一部を芝生化する空想です。

初めてこれを見た時非常にわくわくし、色々な想像が膨らみました。

道が公園になるというか、憩える場所になり、色んな世代が集う場になるような気がしました。

こうすることによって、古城公園まで植物で導線ができたり、お店と道路の境界線が薄まり、どんどんお店が外にせり出してきたり、色んな効果が生まれてくるのではと思っています。アーケードがあるため、一年中利用できます。

高岡の商店街は人が歩いていないと言われたりもしますが、居酒屋の中に入るとたくさんの人がいてびっくりすることがよくあります。お店と外の境界を引くのではなく、中間の空間を作りやすくすることで、通りの雰囲気は変わってくるように思います。

「街の中心は変わるもの。高岡だってもともと山町が中心だったが、鉄道ができてから高岡駅に変わってきた。これから変わっても不思議ではない。」

「ムクドリは人の多いところに集まる。賑わいのバロメーター。ムクドリは以前は高岡駅周辺にいたけど、今はイオンの周りにいる。高岡の中心はどこなのかムクドリが語っている。」

参考URL:http://www.bird-research.jp/1_katsudo/mukudoriNegura/indexNegura.html

と言う方もいます。

私としては、高岡駅周辺にこだわっているわけではありませんが、少なくとももっと活かせると思っています。

「新高岡駅は玄関」で「高岡駅は居間や台所」。より楽しんでもらったり、ディープな高岡を感じてもらうには、居間や台所までお連れしたいなと思います。

しかし、「高岡駅北側には駐車場が無い」という声も聞きます。

次回はこの続きを話していきたいと思います。

2021年02月24日

【自分の考え】

高岡市の課題①

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

ご報告です。

ここ数ヶ月、これまで応援して下さった方々に強く薦めていただき、考え、悩んできましたが、2月19日(応募締切日)、高岡市長選に関し、自民党の推薦者選考に応募しないことを決めました。

様々な事情があったとはいえ一期目途中で辞職した市議に続き、県議も途中となることに最後は自分が納得できなかったのが理由です。

また、高岡を変えるにはもっと力をつける必要も感じました。

ここに至るまで、大変悩み、正直とても苦しい時間もありました。自分のこと以上に熱心に考えてくださるみなさんの気持ちに応えられないことに不甲斐なさも感じました。

街づくりは時間がかかります。高岡市長は30年後の高岡にも当事者意識を持って、「今」未来のためにひとつひとつの判断をしていくべきではないのか。30年後も現役世代である、自分だからこそできることがあるのではないか。そんなことも考えました。

しかし、今回結論を出しましたが、政治家を志した当初からの、高岡市をよくしたいという気持ちは変わりません。引き続き、県議として高岡市・富山県のために頑張りますので、これからもご指導下さい。

2017年夏

悩んでいる最中、「高岡市の課題は何か」という問いに、長い時間向き合いました。

あくまで自分の意見に過ぎませんが、自身の中でまとまってきたものがあるので、これから何回かに分けてお伝えしていきたいと思います。

国全体の動きを見ると、「グリーン化(持続可能な地球環境のために環境負荷を抑えた取り組み)」や「デジタル化」の議論が進み、もちろん大切なことだと思っています。高岡市においても進めていかないといけません。

また高岡独自の話でいうと、休館になっている市民会館や老朽化の進む市民体育館の議論も決着させないといけません。

しかし、私は高岡の最大の課題は、「人口減少と少子高齢化を見据えた街づくりができるか」だと思います。

これは高岡市発表の人口予測です。

2020年から30年後の2050年になると、人口は25%減少、(その年齢の区切りも、もうどうかとは思いますが)15~64歳の生産年齢人口は35%減少する予測です。

これを前提にした街づくりができるかが、最大の課題だと考えるようになりました。

(30年後の話をすると「30年先は遠い未来」とか「生きていない」と言われる方もいらっしゃいます。お子さんお孫さん、地域の子どもが大人になっている社会が30年後の社会です。私たちは彼ら彼女らにどんなものを残していくべきでしょうか?)

街は「賢く」縮小していかないといけない、そんな時代に私たちは立っています。 「縮小」と聞くだけで苦しいですが、判断が遅れれば将来世代によりつけが回ってしまうため、踏ん張って、逃げずにこの問題と向き合わなければいけません。

しかし、なんでもかんでも縮めればいいと思っているわけではありません。

選択をしながら、集中する所には積極投資し、全体として「賢く」縮めていくべきだと思っています。

例えば、この赤枠で囲んだ部分は積極投資を少なくとも検討すべき場所だと思っています。

下の方の、イオンモール周辺の2つの赤枠。新高岡駅からイオンモールの新館まで屋根付き歩道を繋げることで、雨に濡れずにこの場所まで行けます。

万葉線まで含めた、城端線・氷見線のLRT化が実現すれば、運行本数も増えることが予想され、新高岡駅の利便性はグンと高まります。

現在は多くの高校へ、生徒が傘をさしながら自転車で通学していますが、例えばここに高校があれば、そんな危険なことをする必要はなくなります。

一例として高校を挙げましたが、LRT化でより利便性が高まるのならば、この場所の活用方法についてみなさまも色々なアイディアがあるかと思います。

次回はこの続きを話していきたいと思います。

2021年01月25日

【自分の考え】

将来同じ課題に取り組む人のため

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

「人類という規模で考えれば、将来同じ課題に取り組む人たちにとっての有用な知見になる」

みなさんは「スパイバー」という会社をご存じでしょうか?

山形県鶴岡市にある、「人口クモの糸」の研究開発をした会社です。

リンク:Spiber株式会社

ご承知の通り、 「クモの糸」は伸縮性があり強靭。私たちがよく出会う(?)ほそ~い糸でさえそうなのですが、それをかき集めて直径1cmの糸にすると、ジャンボ機も吊るすことができるそうです。

その「クモの糸」を人工的に作り出せないか?また、それが開発できれば、現在主流の石油由来の繊維を使わず、環境の持続可能性に貢献できるかもしれない。とスパイバー創業者の関山さんは、人口クモの糸の開発に取り組まれたようです。

その後、 クモの糸ならではの課題解決のため、試行錯誤を経て最終的には、クモ糸とは性質の異なる全く新しいタンパク質「ブリュード・プロテイン」を開発し、

その素材を使って、富山県小矢部市に本店のあるゴールドウインと共同で「MOON PARKA」を発売しました。

リンク:THE NORTH FACE Sp. – Spiber株式会社

前置きが長くなりましたが、ご紹介したいのは創業者関山さんの「失敗」に対する考えです。

「私の失敗も人類という規模で考えれば、将来同じ課題に取り組む人たちにとっての有用な知見になる。」

「失敗」はできればしたくないものですし、「失敗」を恐れてそもそもチャレンジするのを躊躇しがちですが、関山さんはそのように考えておられるとのことです。

リンク:Spiberの野望——合成タンパク質素材「ブリュード・プロテイン」で革命を | Mugendai(無限大) (mugendai-web.jp)

次の世代の挑戦を見て思うこと

さて、話は変わりますが、

高岡市では今年、高岡市長選挙(6月)、高岡市議会議員選挙(10月)、衆議院議員選挙(10月までのどこか)、と選挙が続きます。

そんな中、「高岡市をよくするため、10月の高岡市議会議員選挙に挑戦したい!選挙への取り組み方を教えてほしい!」という方が訪ねてきてくださいました。自分より若い方でした。

「私はこういう高岡市にしたいと思っている。自治会など地域の推薦はえられないかもしれない。それでも挑戦したいんだ!」という話でした。

私も初めて選挙に挑戦した時、非常に苦労しました。こんなやり方で選挙に勝てるわけがない、と何度も何度も言われましたが、

4年後に「自分もできるかもしれない!」と挑戦を決めた方を見て、しかも私より若い世代の挑戦であったため、自分のやったことに多少は意味があったのかなぁと感じました。

「高岡市をよくしたい!」という方に隠すものではありませんので、自分の経験を、よかった点も悪かった点もお伝えしたつもりです。

次の世代が挑戦しやすい環境を作る

私は高岡市や富山県が大好きです。

それらは、当たり前に存在しているわけではなく、先輩たちが作ってくれたものだと思っています。

先輩たちから受け継ぎ、よりよい街にして、「次の世代に渡していく」。自分も含め、上の世代はそういった存在でなければならないというのが自分の持論です。

そして、渡していくのは、ハードとしての街だけではなく、目に見えない「環境」もそうではないかと考えます。

次の世代が挑戦しやすい環境を作る。

自分の失敗も、将来同じ課題に取り組む人たちにとって何か価値があるなら、それは意味あることではないかと思っていたので、

自分より若い世代の挑戦はとても嬉しかったです。

次々と新しい挑戦が生まれる高岡市・富山県であったらいいと思います!

2021年01月16日

【自分の考え】

2021年始まるにあたり

明けましておめでとうございます!富山県議会議員の瀬川侑希です。今年も宜しくお願い致します!

年明け早々、3年前の大雪を超えるような凄まじい雪に苦しめられ、まだ道路をはじめ完全復旧したわけではありませんが、ようやく少しは落ち着いてきたところではないでしょうか?

コロナを忘れたわけではありません。ですけれども、テレビなどでのコロナのニュースに「こっちはそれどころじゃないのに!」と、恥ずかしながら、思わず憤りを覚えてしまうほどでした。しかし、それぞれが大変な状況なので、お互いを思いやることはあっても、怒りをぶつけ合わないようにしたいですね。

今日からまた雪も降るようなので、緩めず気を付けていきましょう。

さて、私の年明け以降の行動の主なものとしては、

元日に関野神社に初詣に行き、

今年はコロナで挨拶回りがはばかられたので、その代わり街頭演説を時間があれば行っています。少しでも政治を身近に感じてもらえるよう、ちょっとの時間になろうとも今年はなるべく多く街頭に立ちたいと思います!(年間200日目標!)

4日には教えている空手道場の稽古始めを行い、

7日からは除雪対応→家や近所の除雪→腕がパンパンになったら家に戻って事務作業、の繰り返し。

富山県では38豪雪、56豪雪、(59豪雪も?)と言われますが、どれも経験したことが無い私としては、近所の除雪で年長者から除雪の知恵みたいなことを教えてもらい、こういうコミュニティの場って大事だなと思いました。

14日は射水神社の左義長へ。コロナや雪の被害がおさまり無病息災な1年になりますよう、願いを込めました。

さて、新しい年となり、今年特に意識したいこととしては、2つあります。

4年前に市議会議員選挙に出た時から言っていることですが、

改めて、

「小さな力で大きな効果がある、てこの原理のような政策」

「今だけじゃなく、30年後にとっても必要か考える視点」

の2つを中心に据えて活動したいと思っております。

私は「教育」と「子育て」に今よりもっと自治体のお金をかけるべきだと思っております。

しかし当たり前ですが、自治体の財政は無限ではありません。さらに、これからどんどん人口が減っていくため、ますます使えるお金が減っていきます。

1の投資で1の効果だけでは不十分で、一石何鳥にもなるような、レバレッジ(てこの原理)を効かせた政策が求められます。

これは高岡市の将来人口を表したグラフですが、

2020年と2050年を比べると、

人口は25%減り、15~64歳の生産年齢人口は35%減ります。

高齢化率は上昇し続け、少ない人数で高齢者を支えなければなりません。

相対的に高齢者福祉の予算割合は増えていきますが、高齢者が健康になればなるほど、その分子どもや若い世代に予算を振り分けられます。健康寿命を延伸する施策を考え、どんどん実行していく必要がありますが、これは全世代のための施策であると考えます。

そしてそれには、「歩きましょう」と単に呼びかけるのではなく、「歩きたくなる施策」が求められていると感じます。

30年後には人口が25%減る。その状況の中で、私たちはどんな街づくりをするべきでしょうか?

今まで誰も取り組んだことのないこの問題なので、何が正解かは分かりませんが、あくまで個人的な意見としては、私は街は「賢く」縮小していかないといけないのではないかと感じています。

そうであるならば、目の前だけに対処していては、どうしても現状を維持しようとする発想になってしまいます。目の前だけではなく、30年後にとっても必要か考えながら活動していくことを、改めて今年徹底していきたいと思います。

ある人から、「会社では、これまでは商品をたくさん売った人が評価されたけど、これからは環境だったり持続可能性だったりを考えて、物流など周辺も含めたプロセスを見直せた人が評価される時代になるんじゃないか」という話を聞きました。

私もまさにその通りだと思います。また、政治や行政にも当てはまるとも感じます。

これまでの延長線上ではなく、時代の転換点である認識のもと、発想を転換して街づくりを考え直す必要がある。また、それができる自治体のみ生き残っていくのではないかと思います。

そういう自治体になれるよう、

また、2020年はコロナで暗いニュースが多かったので、2021年は少しでも明るいニュースをみなさまに届けられるよう、今年も1年頑張りたいと思います!

ということで、今年も1年よろしくお願いします!!