2021年10月27日

高校で主権者教育の授業

新聞にも出ましたが、先週10/20(水)に、新川高校×富山県議会で「主権者教育」の授業を2コマ行いました!

(学校行事の合間をぬって、数ヶ月前から計画していたことではありましたが、まさかの衆議院議員選挙期間中に!結果的に、高校生にとってもよいタイミングだったかもしれません。)

「政治」と「おカネ」は学校で教えられることがほとんどありません…。

タブーなのか?

何も分からない状態のまま社会に放り出され、個人の責任で、実践を通して身につけていくのが現状。

私もとても苦労しました。恐らくみなさんもそうなのではないでしょうか?

今回は、そんな現状に対して、「そのままにするのではなく、学校として何かできないか?」という理事長の強い想いで実現しました。

3年生だけでなく、1〜2年生も含めた全11クラスで2コマ行う(11人の県議会議員がそれぞれ1クラスを担当)、という学校側もかなり思い切ってくれた今回のプロジェクト。

ハードルも多かったと思いますが、学校全体で合意形成しながら乗り越えてくださって本当にありがとうございます!

「役所の仕事ってどんなものがあるか?」

「それって税金で実施されているけど、税金はどういうものがあるか?」

「新川高校生全員から1万円ずつ集めたら300万円。学校をよくするために何に使う?」

「富山県民全員から1千円ずつ集めたら10億円。富山県をよくするために何に使う?」

もちろん色んなアイディアが出ました。どれも面白かったです!

しかし、財源は無限ではありません。

苦しみながらも最後は1つに絞る経験をしたのも、高校生にはよかったんじゃないかと思っています。

最も伝えたかったのは、「多数決が民主主義の全てではない」ということ。

最後決めるのは多数決かもしれませんが、それまでに議論を尽くす。選ばれなかった意見をどう拾い上げるか。もこれからも大切にしてほしい、と伝えました。

授業をしましたが、私の方こそ、高校生のアイディアに大変刺激を受けました!

聞いただけでなく、ひとつでも実現し、生徒が大人になるころ、もっといい富山県にしていきたいな、と強く思っています!

熱苦しいオッサンの話を聞いてくれてありがとう!でも、だからこそ頑張るよ!

いつか県立高校も挑戦してほしいなぁ…。

授業前には、エネルギー充電のため甘いものを。

このカフェ、すごくいいですね。

ゆったりした空気が流れ、心が落ち着きました。