2022年04月21日

高岡警察署の再編統合

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

現在、富山県内の警察署の再編統合計画が進んでいます。

施設の老朽化、管内人口の変化に加え、小規模警察署だと事件・事故への初動対応力が相対的に低く、対応力を強化したい!というのが再編統合の主な理由です。

参考①:施設の老朽化

現在富山県には14の警察署がありますが、半数以上の8警察署が建設から40年以上経過、うち3警察署は耐用年数である50年以上が経過しています。

建物の古さに加え、50年前とは社会情勢も変わり、プライバシーに配慮した相談室の不足など、機能面でも間に合わなくなっています。

参考②:管内人口の変化

こうしたことから、県全体の警察機能を強化するために、再編統合計画が進んでいます。

高岡署に関しては、

これまで地域の安心安全を担ってきましたが、この警察署も築55年が経過。

「現在のまま高岡署単独」
「氷見署と統合」
「小矢部署と統合」

という3案が提示され、

警察署ごとに地域代表からなる地域協議会を設置し議論を重ね、

パブリックコメントにより広く県民から意見を募り検討してきた結果、

「氷見署と統合」案が選択されることになりました。

ちなみに全体としては、県東部、県西部でそれぞれ次のような再編になります。

再編に伴い警察署が統合される地域は、原則、旧警察署庁舎を分庁舎として活用し、(仮称)分庁舎長、自動車警ら係(パトカー警ら等)、警務係(警察相談窓口等)、交通係(交通窓口)等を配置し、警察署機能の一部を残した本署の出先機関として引き続き運用するとのことです。

私は警察署の再編統合は、現在与えられた条件の中で、全体の機能強化に繋がる合理的な選択だと思っています。

では、氷見署と統合する新高岡署はどこになるのでしょうか?

場所についてはどこかから提案があったわけではなく、あくまで私見ですが、

「用地の確保」と「氷見市街へのアクセス」がポイントになっていくのだろうと考えます。

そういう風に考えると、

広小路の現在地に加え、

より氷見へのアクセスという点では、数年度に空き校舎になる「五位小学校」「横田小学校」は高岡インター近くで候補地になるのだろうと思います。

旧地場産業センターも氷見へのアクセスはよくなりますが、現在もテナントが入居しており、現実的ではないでしょう。

県内4地域で再編統合となるため、同時に建設が始まるのではなく、場所の合意形成が取れた地域からとなるでしょう。

いずれにしろ、全体の警察機能が強化され、県民の安心安全に繋がるように、県議会でもしっかり議論していきたいと思います!

それではまた!