2018年12月18日

【市議会】

12月定例会で私がした質問

おはようございます、高岡市議会議員の瀬川侑希です。

 

早いものでもう年末ですね…。

平成最後の年末…。

昭和59年生まれの私にとっては、自分の人生のほとんどが「平成」の時代だったので、とても感慨深いです。

 

あと4か月ちょっとで次の元号に…。

名残惜しくはありますが、あとわずかとなった「平成」をかみしめながら、

残りの「平成」を、そして次の元号になっても、1日1日、一所懸命活動してまいります。

 

 

今回は、12月定例会で私がした質問を掲載します。

 

 

12月定例会では大きく4つの項目について質問しました。

「12月定例会提出 一般会計補正予算について」

「予算の使い切りを防ぐ施策について」

「公園の活用について」

「子育ての環境について」の4つです。

予算の捉え方という大きな話から始め、個別の話に入っていきました。

 

①まず、12月定例会提出 一般会計補正予算について質問します。

12月定例会には61億9千万円の補正予算が提出され、そのうち53億4千万円が市債でまかなうことになっています。ですが、その市債発行のうち44億6千万円は、今ある市債を、より低い金利で借り換えるものですので、実質的な市債発行は8億8千万円になります。

ここで少し、財政健全化緊急プログラムを振り返ります。

2月に発表した、「財政健全化緊急プログラム」ですが、1年目の4分の3を過ぎようとしています。この間、プログラムで立てた目標に向かって、歳出の削減、そして歳入の確保、歳出・歳入の両面から着々と順調に進んでいる印象を持っております。恐らく1年目は目標の8億円改善を達成できるのではないでしょうか。

そんな緊急プログラムですが、プログラムでは市債発行額を75億円以内としていました。9月定例会までは63億8千万円だった市債発行額が、12月定例会に提出された補正予算によって、借換債を除くと72億6千万円まで迫ってきました。これから3月補正予算もあります。3月補正予算も含めて、75億円以内を堅持できる見込みでしょうか?

⇒(答弁)堅持する。

 

②緊急プログラムで75億円以内とした市債発行額ですが、「75億円までは発行できる」と思ってもらっては困ります。財政を立て直すのが本来の目的です。そのためには発行額は少ないに越したことはありません。「75億円と設定したけれども、目標としてはもっと少なく抑えたい」のような姿勢が大切だと考えます。「75億円までは発行できる」という意識で予算化していることはないでしょうか?

⇒(答弁)ない。可能な限り市債の発行を抑制していきたい。

 

③次に、大きな項目2つ目として、予算の使い切りを防ぐ施策について質問します。

これは役所でも民間企業でも同様に起こりがちな現象ですが、予算を余らせると翌年度の予算が減らされる恐れがあるので、使い切ろうとする力が組織内で働きます。

これは一般論ですが、年度末に出張が増えたり、備品が購入されたり、役所においては道路工事が増えると噂されることもあります。

当然ですが、予算は本来、事業を行い、「目的とする成果を達成するために」つけられるものです。目的を達成することが前提になりますが、1年間を通して事業を進める中で、より効率的なやり方を見つけ、当初想定していたよりも少ない予算で目的を達成できることもあるでしょう。お金をかけなければいけないところにはお金をかけるべきですが、市役所も我々議員も、税金で働いていますので、なるべく少ない予算で目的を達成しようとする姿勢は、常に持っていなければいけないと感じています。

そこで2点質問します。まず伺いますが、予算の使い切り体質を防ぐために取り組んでいることはあるのでしょうか?

⇒(答弁)まず、予算編成時に必要最小限の予算計上としている。年度途中においても、必要最小限の予算執行となるよう努めている。

→私もサラリーマンだったので感覚として持っていますが、認めたくはないでしょうが、現実に「使い切り」は存在すると思います。今回の答弁は使い切りの有無には触れず、要は「使い切りにならないように努力している」というものでした。努力は努力で認めつつも、現実に発生する「使い切り」をもっと無くすために、もう一歩踏み込んで具体策を作る必要があると感じました。この部分は消化不良な部分なので、今後も突っ込んで聞いていきます。

 

④というのも、現実に翌年度の予算が減らされる恐れがあるので、使い切り体質を防ごう防ごうと口で言うだけでは効果が薄く、効果をあげるためには、インセンティブを働かせる、減らした場合に獲得できるものを提示することが効果的だと考えます。

例えば、人事評価に反映させる。翌年度、同額の予算を保証する。その部署が提案する新規事業への予算を優先的につける。など。これらは民間企業や他の自治体で既に取り組んでいる例があります。そこで、当初より少ない予算で目的を達成した部署には、インセンティブを与える仕組みがあればよいと考えますが、見解をお伺いします。

⇒(答弁)必要最小限の予算執行は行政として当然。一方、過度な節約は本来の事業目的を失してしまう危険性もある。

 

⑤ここからは個別の話に入っていきます。大きな項目3つ目として、公園の活用について質問します。

高岡には様々な公園がありますが、特に2つの素晴らしい公園があると思っています。「古城公園」と「おとぎの森公園」です。

まず、古城公園について質問します。古城公園は明治時代に公園として開放され、平成29年は年間のべ86万人が来園されました。古城公園にはお堀、城跡、神社、文化施設が存在し、また中心市街地にあるため、市民が思い思いの目的で訪れやすい公園です。

そしてなんといっても古城公園の魅力は、春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色、四季折々の姿が楽しめる自然公園であるということではないでしょうか。しかし、多彩な植物が生息する古城公園ですが、どこにどんな植物があるのか、また珍しい植物なのかどうか、訪れる方目線で分かりやすく紹介されているとはいえません。例えば、植物を紹介する案内表示。すべての植物につけてください、という意味ではありませんが、もう少し案内表示を増やし、来園者に楽しんでもらえる、「へーこんな植物なんだ」と思ってもらえるようにしてはいかがかと思います。そこでお聞きします。現在一部にしかついていない、植物を紹介する案内表示を増やす計画はあるのでしょうか?

⇒(答弁)桜の紹介プレートは来春増やす予定。その他の植物へも検討していきたい。

→古城公園には21種類の桜があり、そのうち10種類に紹介プレートがついていましたが、全21種類に紹介プレートがつくことになります。

 

⑥また、現在つけているもの、新しくつけるものを含めて、案内表示にQRコードなどをつけ、見頃の季節以外でも見頃の姿を紹介できるようにしてはどうでしょうか?植物には旬の季節が存在しますが、旬の季節以外にもその姿を紹介することで「またその季節に見にこようかな」と思ってもらえる可能性があります。

⇒(答弁)大変有意義なので、検討していきたい。

 

⑦次の質問に移ります。古城公園は21万平方メートルという広大な敷地です。広大だからこそ、訪れる方もどこにどの植物があるか分かりにくくなっています。今年命名された新品種「コシノカモザクラ」ですが、せっかく訪れた方も、どこにコシノカモザクラがあるのか分からない、という声をお聞きしました。ホームページには彫刻作品マップや歌碑マップがありますが、季節ごとに表情が違う古城公園の特性を活かし、春夏秋冬のモデルコースを作り、どこにどんな見頃の植物があるか、パンフレットやホームページなどで紹介してはどうでしょうか?訪れる度に新しい発見がある古城公園です。春も夏も秋も冬も、4つの季節すべて楽しんで頂けるように、魅力を分かりやすく伝える仕掛けをしてはいかがでしょうか?

⇒(答弁)「高岡古城公園散策ガイド」に春夏秋冬のモデルコースがあるので、ホームページへの掲載を検討する。

→春夏秋冬のモデルコースはあるのですが、道順の掲載が中心になっています。どこにどの植物があるか、植物情報を充実させればさらに古城公園の魅力が発信できる、と思っています。

 

⑧古城公園について最後の質問になりますが、動物園についてお聞きします。無料で楽しめ、またPOPがおもしろいということでファンも多い動物園は古城公園内の人気のスポットです。特にPOPに関しては、来園者により楽しんで頂こうという、職員の努力が感じられ、素晴らしい取り組みだと思います。頻繁に更新される「飼育ブログ」にも職員の気持ちが感じられます。一方で、園内は目新しさがないようにも思います。全国を見渡すと、話題性のある動物を迎え入れたり、リノベーションの考え方で施設を捉え直すことで新たな価値を生み出している例も存在します。そこで、動物園の今後の方向性を教えてください。

方向性を市民に伝えることはとても重要だと思っています。「動物園をこうしていきますよ」と発信することで、「また行こうかな」「今までは素通りだったけれども、古城公園に来たから寄ってみようかな」という気になる方もきっといらっしゃると思います。

⇒(答弁)県内外から多くの方にご来園いただいているものの、園としては現状維持を中心に考えている。

 

⑨次におとぎの森公園について伺います。まず、今年度設置完了予定の、全天候型の遊び場の整備に関して、感謝申し上げます。富山県は雨が多く、かねてから雨の日の子どもの遊び場を望む声が多かったので、大変嬉しく思っております。さて、「ふわふわドーム」が設置されます。もともとのイメージ図がアスレティックだったので、最初ふわふわドームと聞いた時は戸惑いましたが、取材を重ねると「屋外の遊具とすみ分けができてよい」と好意的な意見が多く、素晴らしい判断だったと思います。この遊具に関して、安全性の面から1点お聞きします。現在の計画では、「ふわふわドーム」の周りに柵を設置する予定です。柵のあるふわふわドームはあまり見た事がなく、また完成イメージ図では遊具と柵の距離が近いように見受けられます。ふわふわドームは上にも跳ねますが、斜めや横にも跳ねる可能性がありますし、利用者同士がぶつかって思わぬ動きが起こる可能性もあります。周りの柵にぶつかって怪我をしないように安全性をどのように確保するのか、教えてください。

⇒(答弁)ドームの外側に2メートル以上の安全領域を確保する。

 

⑩公園について最後の質問です。今回取り上げた2つの公園にはどちらも素晴らしい広場があります。古城公園の本丸広場とおとぎの森公園の森のお祭り広場です。それぞれ雰囲気の違う広場ですが、どちらも気持ちのよい空間で人が集うには格好の場所のように思います。

この2つの広場、ハレの日ケの日という言葉がありますが、ケの日である日常で楽しんでもらっている場所であることは理解しています。しかし、両広場はハレの日にもぴったりの場所だと感じています。かつては本丸広場には野球場があり賑やかな場所だったと聞きます。また、森のお祭り広場には、当初LIVE会場がありました。例えば、場所の価値を最大限活かすために、民間からアイディアを募り、音楽や食事を楽しむ催しなどを開催してはどうでしょうか?見解をお伺いします。

⇒(答弁)公園のもつ安全で広い野外空間を、市民や民間事業者のアイディアにより活用していただくことは、公園への愛着や親しみ、また地域のにぎわい創出にもつながるので歓迎する。公園利用の可能性を探っていく。

 

⑪最後の大きな項目として、子育ての環境についてお尋ねします。

先ほどの全天候型遊具の整備や、子ども医療費助成など、高岡市が取り組んでいることは理解しております。しかしながら、それでもまだ昨年度に高岡市が行った子育てに関するアンケートの結果で、「経済的支援が充実しているか」という問いに「そう思わない」という回答が「そう思う」を上回った事に対し、その原因をどう捉えていますか?

⇒(答弁)具体的な原因は特定できていないが、保育料の軽減や子ども医療費助成の拡充などを求める傾向が表れたと考えている。

 

⑫また、それを改善するために、何を変えていこうと考えていますか?

国は2015年に「出生動向基本調査」というものを実施しました。夫婦の予定子ども数が理想子ども数を下回る理由として最も多いのは、「子育てや教育にお金がかかりすぎる」というものでした。国全体でそうですが、高岡市にとっても少子化は課題だと思います。課題の原因の一つがこのような調査によって分かっているので、今より少しでも課題解決に向けて取り組んでいってほしいと思います。

⇒(答弁)来年10月からの保育料無償化を円滑に行うなど、経済的な負担感の軽減に努めていく。

 

⑬最後に放課後児童クラブ、いわゆる学童クラブに関して質問します。
現在政府が検討している学童クラブの職員基準緩和が実施されれば、高岡市の学童クラブにどう影響するのでしょうか?

⇒(答弁)増加するニーズに対応し、保育の受け皿整備につながる。一方、保育の質や児童の安全性の確保への影響も考えられる。

 

現在、高岡市の学童クラブは平日18時まで開所のクラブが大部分で、17時半までの学童クラブも存在します。学童クラブは留守家庭の児童が対象です。つまり家族は働いています。市内への勤務であればまだしも、市外に勤務していれば、17時前に退社しなければいけません。必然的に職業の選択は狭まります。私はやっぱり、行政は、思い切って仕事ができるように、学童クラブの体制を整える必要があるのではないかと考えます。

最後の質問ですが、職員基準緩和を機に、平日の19時まで開所が可能な学童クラブ数を、高岡市総合計画第3次基本計画の目標10クラブに留めず、さらに増やしてはと考えますが、見解をお伺いします。

⇒(答弁)基準の見直しについては慎重に検討していきたい。まずは総合計画の10クラブの目標達成を目指す。

 

以上が私がした質問です。

 

 

次回3月定例会は、来年度予算が発表され、また財政健全化緊急プログラムの2年目の中身も発表された後となる、大変重要な議会です。

毎回100%の力で取り組んでおりますが、特に、3月議会は120%でぶつかります。

2か月しっかりと準備をして臨みたいと思います。

2018年11月09日

【自分の考え】

次の世代にお金をかける社会に!

こんにちは、高岡市議会議員の瀬川侑希です!

 

11月20日で市議会議員になってから1年が経ちます。

本当にあっという間の1年でした…。

 

私のホームページや名刺などには「子どもたちに誇れる高岡を、いっしょに描いていこう。」というフレーズを記しています。

1年間、この思いをもって活動してきて、感じたことの1つに、

やはり「若い世代や子どもたちにかける予算が少ないのではないか?」ということがあります。

実際に市民の方からもそういった声を聞くこともあります。

 

これは、改めて自分がどういう高岡市を、どういう社会を目指したいのか、ということにも繋がっています。

 

 

一言でいうと、私には、「次の世代にお金をかける」社会を目指したいという想いがあります。

というのも、今の国も地方も、あまりに未来に投資する割合が少ないのではないかと感じているからです。

 

 

【実際どうなのか?~高岡市の場合~】

本当に若い世代や子どもたちにかける予算は少ないのか?

空気感で話すのではなく実際のところどうなのか、ちょっと調べてみました。

 

国の話は他の方に譲るとして、

これは、高岡市の平成30年度の予算を非常に簡単に示したものです。

1番左が収入のグラフ。

市税などで345億、借金で63億、国から216億円、県から45億円…。一般会計は合計677億円です。

 

支出はというと、

大きいところでは、民生費に240億円、土木費に92億円を使っています。

民生費の中身でいうと、社会保障費は高齢化により毎年約3億円ずつ増えております。今後もその流れはしばらく続きます。つまり、社会保障費の増加により、去年と同じ予算を組もうと思っても、どうしても3億円足りなくなる状況です。

また、借金返済の割合が大きいのは、高岡市の予算の特徴といえます。

 

そして、教育費には46億円が使われていますが、

教育費から、人件費・事務費・全世代が対象の公民館費などを除くと、10億円しか残りません。

240億円あった民生費には、子育てなどの予算も含まれているので、
教育費だけをもって、「未来への投資の予算」という事はもちろんできませんが、
10億円、、、収入に占める割合が1.5%というのは少ない予算配分だと感じます。

 

また、この10億円には、学校やグラウンドの改修など、建物に関する費用も含まれています。

 

【高岡市の教育行政について】

話をもう少し掘り下げます。

下記は平成29年度の高岡市の教育行政への、市による自己点検です。

市も自己評価「C(やや不十分)」をつけておりますが(全41項目でD(不十分)はゼロ、Cは唯一これだけ)、ICTを活用した学習が、国の平均よりも、県の平均よりも非常に遅れております。

 

そもそも教育に予算をかけられていなく、

さらにその予算の中で、まさに現在求められているICTなどソフト面にかけられている予算というと、さらに少なくなっているのが、現状です。

ここまでではないにしろ、全国の多くの自治体が、増え続ける社会保障費により、同じよう悩みを抱えているのではないかと思います。

 

 

【今後について】

では、どこから予算を持ってくるのでしょう?

これには大きく2通りの方法があります。

①今ある資源を有効に使い、稼ぐ自治体を目指す。増えた収入を振り分ける。

②今かけている別の予算から振り分ける。

 

①については、民間出身・県外でも生活していた私なんかが、外からの視点をもって貢献したいと強く思っている部分でもあります。もちろん、やっていきます。

 

しかし残念ながら、基本的に人口減少により、ベースの収入は減っていくので、

現実的には、②の方法、今までやっていた何かをやめたり、減らしたりなどして予算を捻出するということがどうしても必要になってくると思います。

 

 

国レベルでも、社会保障の問題に本格的に取り組み始めましたが、

いち地方自治体でも、次の世代にお金を使う予算配分を行い、未来に投資する社会を目指したい。

そういう自治体が、今後、生活者に選ばれていくのではないでしょうか?

 

宮大工の小川三夫さんは、

法隆寺は1000年以上も人々に愛されてきた。だから我々も次の1000年後のために今から檜を植える。その責任がある。

という趣旨のことをおっしゃったようです。未来に投資する、とても素敵な言葉だなと思いました。

 

 

私も市議会議員になってまだ1年しか経っていません。未熟な部分が多くあります。

ですので、どうやったら未来に、次の世代にお金をかけられるのか、その方法論をみなさんと考えていきたいと思っています!

 

最後に・・・「次の世代にお金をかける」、、、

これは、シニアや現役世代をないがしろにするという意味ではありません。

現在の日本の繁栄は、間違いなく上の世代が築いてくださいましたし、

現役世代は、現在進行形で、日本を支えています。

 

しかし、今を生きる私たちは、先人たちへの尊敬の念を持ちつつも、一方でこれからの世代に明るい未来を残す責務もあるように思います。

これまで現役以上の世代にかけてきた資源を、もう少しこれからの世代にかける社会にしたいというのが私の想いです。

 

「子どもたちに誇れる高岡を、いっしょに描いていこう。」

2018年10月10日

【市議会】,【教育】

高岡市初「中学生議会」が開催!

高岡市議会議員の瀬川侑希です。

 

この夏、個人的にはとても嬉しいニュースがありました!

 

高岡市初となる「中学生議会」が開かれたのです!

 

20年前に中学生だった私も、傍聴席で「中学生議員」全員の質問を聞きました。

 

【中学生議会 概要】

・開催日:8月29日(水)

・参加者:市内12校から2名ずつ、計24人の中学生

 

 

実は、昨年の12月議会で私は「高校生や若者の議会を開いては?」と質問していたので、

形は変われど、若者の政治参加や街づくりへの関心形成、郷土教育にもつながる、中学生議会が開催されて非常に嬉しいです。

 

【中学生議員の質問(抜粋)】

・ 高岡にゆかりのあるYouTuberに新商品を使ってもらい、楽しく紹介する動画を配信してもらっては?

・ 今後、確実に外国人労働者が増えると考えるが、増えてからの対応ではなく、どのような準備をしておくか?

・ 高岡市は子どもの発達障害への取り組みは進んでいるように思うが、成人の発達障害への取り組みが足りないのではないか?

 

上記の質問は、その一部ですが、全体的に市議会議員1年生の私から見て中学生議員たちの質問には心動かされる点が多くありました。

・ 中学生ならではの視点があったこと

・ (上記の一方で)大人顔負けの深い考察・掘り下げがあったこと

自分の住んでいる地区のみに限定されるような質問がなく、高岡市全体を考える質問だったこと

「未来の高岡にはこうあってほしい」という、自分なりのビジョンに基づいた未来志向の質問だったこと

 

私自身、過去のブログにも書きましたが、

「〇〇校区代表ではなく、高岡市全体の代表」という姿勢と、

政策を考える際には「30年後の未来を想像した時に、いま必要だと思うこと」という基準を設けて活動しています。

https://segawayuki.net/blog/opinion/koku/

https://segawayuki.net/blog/opinion/「30年後」の未来に僕らは立っている/

 

中学生議員たちの質問にも、私と同じく、高岡市全体を見る姿勢や、未来志向を感じました。

早く、彼らが大人になって「高岡だいすき会」のメンバーになってくれないかな、と期待しています(笑)。

 

 

【中学生議員たちの感想】

後日、中学生議会に参加した生徒から、感想文が届きました。

全員がこの「中学生議会」の全てに満足したというわけではなかったようですが、

不満も含めて、非常にエネルギーに溢れた文章で、楽しく読ませて頂きました。

 

 

【今後の改善点】

今回、まず初めての開催ができたこと自体が高岡市にとっては一歩前進だと思います!

しかし、私たち大人側がもう一歩工夫できることがある、と私は考えます。

それは、「実際に予算の使い道を決める」ところまで持っていってほしいという事です。

 

「議場で提言する」ということと、

「実際に政策を実行にうつす」ということにはやはり大きな隔たりがあるからです。

 

参考事例として、愛知県新城市には「若者議会」というものがあります。

愛知県新城市は人口5万人程度の街ですが、2015年から、若者がまちづくり政策を検討し、実際に1,000万円の予算の使い道を決める、そういった機関を設置しました。

自分の考えを市が聞いてくれる、自分の考えが市の政策に繋がっているという体験は、

充実感となり、会社でいう愛社精神ならぬ、市を愛する気持ちに繋がるかと思います。

 

 

今回の中学生議会自体はごく低予算で開催できるものですが、

せっかくいい仕掛けをしているので、もう一歩踏み込み、若者が実際に少額でも予算決定ができる仕組みになれば、効果が倍増するのではないでしょうか?

 

中学生議員たちの感想に触れ、彼らが大人になる頃までに、絶対に今よりもさらによい高岡市にしよう、と想いを一層強くしました。

これからも頑張ります!!

2018年10月09日

【自分の考え】

活動報告会を開催しました!

こんにちは、高岡市議会議員の瀬川侑希です。

 

9月30日(日)に「高岡市青年の家」にて、活動報告会を開きました!

当初は2時間程度のプログラムを行う予定でしたが、台風24号が接近中であったため、時間を短縮して開催。

 

今回は、

「3月~9月の議会報告を含めた活動報告」と「高岡市の財政問題」を中心にお話しさせて頂きました。

 

1月に活動報告会を開いた際、

「今後は、目的をはっきり絞って意見交換しては?」というアドバイスがあったので、

初めて活動報告会を開催しました!

前回報告会のブログです。

 

一方的に開催するのではなく、

『中身についてもキャッチボールしながら、よりよい活動報告会に!』と思っていたので、

『アドバイスを取り入れ、ひとつテーマを設けて、掘り下げて意見交換しよう!』、

『今回は、今関心が高いと思われる「高岡市の浸水対策」を参加者と一緒に考えてみたい』、と準備していましたが、台風のためプログラムからカット。次回やってみたいと思います。

 

さて、

データが重く、画質が悪くなってしまいましたが、

隠すものではないので、

また、こんな事をやっているんだ、と知って頂きたいので、一部動画でご紹介します!

 

 

↓こちらをクリックすると動画が見られます。6篇あります。

第2回1

第2回2

第2回3

第2回4

第2回5

第2回6

 

1月に開催した時は雪で足元が悪かったのを覚えています。

今回は台風で、またしても文字通り足元が悪い中、会場にお越しくださった方々、ありがとうございました!

 

今後も定期的に開催していこうと思っておりますので、

ぜひご参加ください!!

2018年10月04日

【市議会】

9月定例会で私がした質問【財政健全化緊急プログラム・都市計画マスタープラン・防災】編

こんにちは、高岡市議会議員の瀬川侑希です。

 

前回のブログでは、9月定例会の質問のうち、「学校再編統合」に関するものだけを載せたので、今回はそれ以外の、

「財政健全化緊急プログラム」「都市計画マスタープラン」「防災」についての質問をご報告いたします。

 

【9月定例会一般質問 『財政健全化緊急プログラム』】
①財政健全化緊急プログラムは、約40億円の歳出超過を5年間で解消するというものだが、1年ごとの目標がある。年度の目標を達成するためには、月ごと、週ごと、より期間を細かく区切り、絶えずチェックをして軌道修正する事が欠かせない。

9月でちょうど半年なので途中経過について伺う。

今年度の歳入の確保について、市税を滞納されている方から徴収する事などで、昨年度より5,000万円歳入を増やすという目標だが、どれだけ達成できているのか?また、年度目標達成のために、今年度から取り組んでいる事はあるのか?

⇒(答弁)本年度から「滞納整理班」及び「収納班」の2班体制にし、業務内容を特化する事で徴収業務の強化を図った。8月末で2,420万円歳入を増やせているので、これを継続し、今年度目標を達成する。

 

②使用料・手数料の適正化やその他の施策(例:広告料収入やネーミングライツ、クラウドファンディング)で、2,000万円歳入を増やすという目標だが、半年経過してどれだけ達成できているのか?また、年度目標達成のために、これから何を改善していくべきと考えているか?

⇒(答弁)自販機設置やボールパーク高岡の広告掲載で、800万円の収益を上げた。また、ふるさと納税は8月末時点で前年度同期間より570万円増えている。ふるさと納税に関しては、納付が集中する年末に向けて新たな強化策に取り組みたい。

 

③3月定例会で私のした「稼ぐことをミッションとする部局横断的な部署をつくってはいかがか」という質問に、「全庁横断的なワーキンググループをつくりたい」という回答であった。これまでにこのワーキンググループでどのような成果があったのか?

⇒(答弁)3月にワーキンググループを設置し、議論を重ねてきた。本格実施は31年度以降になるが、実効性の高い、ふるさと納税や公有財産の活用については、今年度中に一定の成果を出したい。

 

 

【9月定例会一般質問 『都市計画マスタープラン』】
④「都市計画マスタープラン」と「立地適正化計画」について問う。この2つの計画は、おおむね20年後の都市の姿を展望しつつ、その先の将来も考慮して策定し、「居住誘導区域」や「都市機能誘導区域」を設定するもの。住居を居住誘導区域に誘導するため、現時点で検討している施策はどのようなものがあるのか?

⇒(答弁)居住誘導区域は、自動車を利用しなくても徒歩や公共交通を利活用しながら安心して暮らせるライフスタイルを提案するもので、長期的かつ緩やかに居住を誘導したい。子育て世帯や移住・定住者への居住支援、空き家・空き地の利活用などを検討している。

 

⑤居住誘導区域がありつつも、市民の気持ちとしては、少しでも費用を抑えながら住居を取得したいと思うものだし、不動産会社としても居住誘導区域から外れていてもリーズナブルな土地を紹介したいと思うものだ。計画を実行に移すには、不動産会社はキープレイヤーであり、不動産会社の協力なくして計画は進まないと思うが、不動産会社とどのように連携していくのか?

⇒(答弁)本計画の策定には宅建業協会にも参加してもらった。市と同協会がお互いの理解を深めながら、引き続き連携し、お互いの役割分担のもと施策に取り組んでいく。

 

 

←今年度の総合防災訓練

←今年度の総合防災訓練

【9月定例会一般質問 『防災』】
⑥今年は日本各地で大変痛ましい自然災害がいくつも発生した。記録的な猛暑、大阪府北部地震、西日本豪雨、そして9月に入ってからも北海道で大規模な地震が発生し、多くの尊い命が奪われた。

災害が頻発する中、私たちは今まで以上に災害に備える必要がある。

被害を最小限に防ぐには、いちに「自分の置かれている状況の認識」、にに「訓練」、さんに「実際の行動」、このスリーステップでの対策をすべきだと考える。
まずは、災害が起きやすい場所はどこか、実際に起きた時どこに避難すべきか、市民全員が、自分の置かれている状況を認識する事から始まる。その点で防災マップは有効なツールだと考えるが、現状防災マップは全戸配布されていない。すぐに全戸配布を徹底すべきではないか?

⇒(答弁)一部の方には届いていない。希望される方には市役所1階総合案内での配布を行っている。

 

⑦次に、「訓練」である。訓練をしているかどうかで避難のスピードが違うし、訓練の質が高まれば、被害を少しでも抑えられると考える。今年の災害を踏まえ、防災訓練に関し、どのような見直しを行ったのか?

⇒(答弁)近年の水害の増加を受け、昨年度より、水害想定の総合防災訓練を実施。

 

⑧そして、「実際の行動」だが、8月31日の大雨により、高岡市は1万人以上に避難勧告を出した。しかし、避難所に行かれたのは約40人であった結果をどのように受け止めているのか?

⇒(答弁)避難者については、避難の対象地域であるかどうかの理解、避難の方法などの周知が不足していた事もあったのではないか。

 

⑨西日本豪雨では、避難指示が実際の避難行動に繋がらないという問題点が浮き彫りになった。結果的に、策定していたハザードマップと同じように被害が広がり、早い段階で避難指示を出していたにも関わらず、多くの犠牲を伴ってしまった。高岡市でも避難行動に繋げるためには現状をそのままにする事なく、何らかの施策が必要と考えるが、見解は?

⇒(答弁)先ほどの総合防災訓練の他に、出前講座などを活用して地域ごとの避難行動についても周知を図っている。

 

 

以上が私がした質問です。

特に自然災害に関しては、予測を上回る災害も起こっております。他人事ではないと、市民が関心を持っている「今」だからこそ、少しでも被害を食い止めるために、できる備えはしていきたいと思って質問に立ちました。

2018年09月20日

【市議会】,【教育】

9月定例会で私がした質問【学校再編統合】編

こんにちは、高岡市議会議員の瀬川侑希です。

高岡市議会は現在、9月定例会の会期中です。

私にとっては、今回が市議会議員になってから4回目の質問でした。任期としては11月で1年となるのですが、年4回しかできない質問としては、この9月定例会で1周した事になります。

私は、今回「どうしても」確認したい事があり、質問に臨みました。(冒頭の2枚の写真のような表情になってしまうくらい、気迫を込めて臨んだのです。)

その「どうしても」確認したい事というのは「学校再編統合」に関する質問でした。私の気迫が記者の方にも伝わったのか、富山新聞の「記者席」に取り上げていただきました。

この記事を読まれた方はいらっしゃいますでしょうか?

取り上げていただいた事は大変ありがたいと思っていますが、一方、私の意図はこれだけでは伝わらないと感じます。

そこで、今日のブログでは9月定例会で行った質問のうち「学校再編統合」に関する部分の全文を掲載します。

※後日、その他の質問(「財政健全化緊急プログラム」「都市計画マスタープラン」「防災」)についてもこのブログでご報告いたします。

 

【9月定例会一般質問 『学校再編統合』】

(略)

次の大きな項目として「学校再編統合」について伺います。

①まず、高校の話です。2021年度末で閉校となる高岡西高校の利用に関し、高岡市としてはどのようなアイディアがあるのか教えてください。高岡西高校は県の施設であり、跡地をどのように利用するかも基本的に県が考えるものだとは思います。しかし、石井富山県知事も「地元のニーズや希望を聞きたい」とおっしゃっています。高岡西高校は小学校に隣接しており、様々な可能性が考えられます。ぜひ、高岡市としての考えを聞かせてください。

 

次に小学校の話に移ります。6月議会に引き続き、五位中学校区の小学校再編を取り上げます。もちろん、ここに至るまで、地元においては、話し合いを重ねられ、要望をまとめられてきた、その努力には敬意を表しております。しかし、その後の高岡市の議論の進め方に疑問があるため、質問致します。

 

まず、ケーブルテレビなどでご覧の方もいますので、議論の前提となる事を時系列で話します。

4月から7月にかけて有識者による「高岡市教育将来構想検討会議」が開かれ、五位中学校区の小学校再編に関して、議論がなされました。

この間、市議会では、私が6月定例会の質問で新小学校建設にかかる建設費はいくらか、と質問を致しました。

7月27日に「高岡市教育将来構想検討会議」から教育長に、五位中学校隣接地に統合小学校を建設すべき、と報告がされました。

それを踏まえ、8月7日に市長と教育委員会による「高岡市総合教育会議」で、五位中学校隣接地に統合小学校を建設する事が決定されました。

一方、財政面からは、8月29日に有識者による「高岡市財政健全化アドバイザー会議」から、学校再編統合は、新小学校建設ではなく既存施設の活用を基本とする、との提言が市長にありました。

 

それらの事を踏まえて、質問してまいります。

②私から、6月の議会で、「新たに五位中学校区内に小学校を建設する際に必要な土地取得費と建設費をそれぞれ教えてください」という質問をしました。6月時点での回答は、「小学校建設の費用は今後算出していく」との事でしたが、その後費用は算出されましたでしょうか?予定している統合小学校に関し、土地取得費と建設費はいくらを想定しているのか、教えてください。

③というのも、8月7日に新小学校を五位中学校の隣の土地に建てる事を決定されました。隣の土地に建てるという事は、新たに高岡市が土地を取得するという事です。しかし、その事を話し合っていたはずの「高岡市教育将来構想検討会議」と「高岡市総合教育会議」では土地取得費と建設費の検討がなされなかったと認識しています。なぜ、費用面での検討がないまま、五位中学校隣接地に新しい小学校を整備することを決定できるのか、その見解を聞かせてください。

④次の質問に移ります。新小学校を建設すると、跡地利用の問題が1校分増える事になります。3小学校の跡地利用に関し、現時点でのアイディアはあるのか、教えてください。

⑤次に、この項目最後の質問として、高岡市が設置した2つの有識者会議を取り上げます。教育の事を話し合う「高岡市教育将来構想検討会議」と、財政の事を話し合う「高岡市財政健全化アドバイザー会議」です。くしくも、この2つの会議から正反対の提言がありました。「高岡市教育将来構想検討会議」では新小学校建設推進、「高岡市財政健全化アドバイザー会議」では新小学校建設ではなく既存施設の活用を基本とする、というものです。どちらも高岡市が設置した有識者会議です。今のままでは財政健全化アドバイザー会議の提言を1回目から破る事になってしまいます。市はこの2つの会議から出た提言、どちらを選択するのでしょうか?

 

もう一度言いますが、私がなぜ、この新小学校建設の問題を、6月議会に引き続き取り上げたかというと、市民の目線からみると、金額を知らないのに建設を決定するプロセスが、不可解にみえるからです。

 

マイホームを建てる際に、いくらかかるのか分からないまま「この場所に家を建てよう」という大事な決定をする家族がいるでしょうか?

あるいは、新社屋を建設する際に概算金額を知らないまま、建設場所を決定する企業はあるでしょうか?

 

高岡市はなぜこのような決定ができるのですか?

自分のお金ではなく、高岡市のお金だからこのような決定がなされているのではないでしょうか?

私は、今回みたいな決定を繰り返していたから、高岡市は今の財政状況になったのではないかと思います。どのような行政の分野でも、必ず費用について、議論のテーブルにあげて話し合う事を徹底してください。

(略)

以上が、今回『学校再編統合』に関して私が行った質問の全文です。「記者席」にあるように、今回の質問では明確な答えが得られませんでしたが、この思いが多くの市民の方に共有され、また市長や市役所のみなさんにも届くことを願っています。

 

(市の答弁要約)

①⇒県の今後の動向を注視してまいりたい。

②⇒今後内容を精査し、費用等を算出してまいる。

③⇒位置は、地域の状況に即して総合的に検討し、五位中学校の隣接地への建設が望ましいと確認された。

④⇒関係の方々のご意見をお聴きしながら、検討を進めてまいりたい。

⑤⇒高岡市財政健全化アドバイザー会議では、「小中学校等の再編統合にあたっては、教育の充実等に重きを置き、一方で限られた財源の有効活用を図る観点にも留意する必要があることから、既存施設の活用を基本としつつ、総合的な観点から再編統合を進めるよう助言する」との意見をいただいている。また、高岡市教育将来構想検討会議の提言においても、「厳しい財政状況を踏まえ、教育委員会においても限られた資源を集中して教育の充実に充てることができるよう、教育充実に向けた持続可能な体制を整える事が必要である。教育の充実に後れを取る事がないように、また、将来の世代に大きな負担を押し付けるような事とならないように」との意見が明記されている。このように両者において基本的な考え方は共有されており、教育委員会としても、限られた資源を最大限に活用し、持続可能な体制を整え、未来を担う子どもたちの教育の充実に、誠心誠意取り組んでまいりたい。

2018年09月14日

【お知らせ】

だいすけおにいさんといっしょ!!

こんにちは、高岡市議会議員の瀬川侑希です。

 

先月、「おかあさんといっしょ」の11代目うたのおにいさん、横山だいすけさんが来県され、対談する機会を頂きました!

 

横山さんは、1983年生まれ。千葉県出身。2006年に国立音楽大学音楽学部声楽学科をご卒業。

みなさまご存知、2008年~2017年までNHK Eテレ「おかあさんといっしょ」のうたのおにいさんを務められ、9年間という歴代最長出演記録をお持ちです。

「うたのおにいさん」以前は、劇団四季に在籍され、「ライオンキング」等の舞台に出演されておられました。

 

私は横山さんについて、

『「うたのおにいさん」になる事を「高校生の頃から」目指していて、自分の部屋に「うたのおにいさんになるには、どうしたらいいか」について書かれた記事を貼って、努力を重ねていた』

というエピソードを知っていたので、

子どもの頃からの夢を諦めずに目指し続け、そして叶えられた横山さんにお会いするのをとても楽しみにしておりました。

 

対談の中では、夢を目指し続ける事の大切さを話してくださり、

他にも、

「うたのおにいさん時代は一部の地域しか行けなかったので、もっと多くの子どもたちと触れ合いたいと思って、今は全国を回って、直接子どもたちと触れ合ってるんです」

「最初は緊張する子もいますが、こっちが楽しいと思っていると、自然と伝わりますよ」

と語る横山さんは、情熱的なとっても素敵なおにいさんでした!

 

熱い気持ちを持って、実際に全国を回られる行動力、

コミュニケーションの基本は自分の気持ちだとおっしゃる、その姿勢、

仕事は違えど、横山さんから、たくさんたくさん学ぶ事がありました。

(議員の活動とは少し離れますが、私も時々、幼稚園や保育園で空手を教え、子どもたちと触れ合う機会があるので、横山さん直伝の心構えで触れ合います!)

 

私からは、全国唯一の「ものづくり・デザイン科」を実施している事など、高岡市の教育を紹介したところ、興味を持って熱心に聞いてくださり、

また、ドラえもん×ジャポニカをプレゼント(富山市で!)したら大変喜んでくださり、とても嬉しかったです!

 

9/30(日)に「だいすけお兄さんの世界迷作劇場2018-19」の公演で再び富山に来てくれますよ!!(@オーバード・ホール)

皆さまぜひ!!

http://www.rkx-t.com/meisaku/

2018年08月31日

【お知らせ】

9/30(日)に活動報告会を開催します!

*9/30(日)9:50追記

台風24号接近のため、本日の報告会は時間を短縮(第二部をカット)して行います。ご了承ください。開始時刻は午後3:30で変更ありません。

 

こんにちは、高岡市議会議員の瀬川侑希です。

 

このたび、9月30日(日)午後3時30分~5時30分で、

瀬川ゆうき活動報告会を開催します!

 

 

予約不要、初めての方、大歓迎です!

←前回開催時の写真です。

 

2018年3月〜9月の高岡市議会での瀬川の質問内容、議会で決まったこと、委員会の様子

などをご報告する予定です。もちろん質疑応答の時間もございます。

 

また、今回はテーマを絞った意見交換の場として、

高岡市のハザードマップを確認し、特に浸水対策について皆さまと確認・意見交換する時間も設けます。

高岡市政のことについて、分かりやすく説明しようと思いますので、ぜひお越しください!

 

【日時】
9月30日(日)午後3時30分〜5時30分

●第1部 市政全般のご報告〜質疑応答(70分)
●第2部 高岡市の浸水対策について(40分)~ 

*9/30(日)9:50追記

台風24号接近のため、第二部をカットし終了時刻を早めます。ご了承ください。

【会場】
高岡市青年の家 第1研修室
(高岡市江尻1321-1)

 

「近所で活動報告会を開いてほしい」という開催リクエスト大歓迎です!

もちろん少人数でも結構です!ぜひお知らせください!

2018年07月31日

【自分の考え】

高岡七夕まつり

こんにちは、瀬川侑希です。

 

いよいよ明日8/1(水)~8/7(火)で「高岡七夕まつり」が開催されます。

 

私は、この七夕まつりが、なぜか無性に好きです。

 

高岡の農村地域に生まれたので、

普段は人ごみと無縁の生活でしたが、

夏のこの時期、歩道に露店がずらーっと並び、

ぶつかりながらしか進めない人の多さに、小さい時とてもワクワクしました。

特に中学生になってからが楽しく、1人で外出できるようになったので、

目的もないのに友達と毎日七夕まつりに行って、何を買うわけでもなくふらふら歩きながら、

「あそこに〇組の△△おったぞ」なんていう、『だれだれを見つけた』というただそれだけの話で大盛り上がりだったのを覚えています。

今も続いておりますが、当時から3on3が開催されており、夏夜に大人が路上でバスケをしている姿がとてもかっこよかったのも思い出します。

 

 

3年前にUターンして、2015年8月、10年以上ぶりに七夕まつりを見ても、思い出すのは中学生時代のことで、とても懐かしい気持ちになりました。

 

Uターンして様々な方と高岡のことを話していると、時々、このようにおっしゃる方がいらっしゃいます。

「昔の七夕まつりはすごかった。両側の笹と笹が空中でぶつかとったもん。トンネルみたいやった。今はなぁ…。」

 

七夕まつりが好きだからか、言われるとちょっと悔しい気持ちになるのですが、言われてみると…。

あまり意識していなかったのですが、確かに小さい時の七夕まつりは竹が高かった印象があります。

しかし、当時は身長が低いので、その頃はすべてが高く、大きく見えた可能性もあります。

 

そこで、ちょっと調べてみました。

(こんなことに時間使うな、と言われそうなので言い訳をしますが、ほんとにちょっとの時間しかかけていません。だからお許しください。)

いくつかの市の資料を見た中で、1番七夕まつりの笹がダイナミックな写真はこれでした。

なるほど。両サイドの笹が空中でぶつかってはいないけれども、確かに高いし、隣の竹との間隔も短そう。

 

じゃあ今はどうだろうかと思って、昨日会場を見に行ったら、

あれ?確かに全体的には寂しいかもしれないが、笹が空中でぶつかりそうになっている!

こちらも今年の写真です。ぶつかってはいないが、あと数m!

 

一方で、オタヤ通りの向こうは、

確かに、こちらはちょっと寂しいかもしれません。

 

では高さが問題ではなく、竹の本数の問題だ!と思ってさらに調べてみました。

 

当然ですが、七夕まつりは、誰かがお金を払って実施されております。

例えば今年でいうと、1,700万円くらいの予算で実施されており、

行灯協賛が680万円程度、

広告協賛が320万円程度、

市の補助金が630万円程度、などで成り立っています。

 

竹の高さには2種類あり、

6m級の竹が200本、50万円で購入しております(1本2,500円)。

この他に、中越パルプさんのご厚意で12m級の竹を38本寄贈頂いております。(ありがとうございます!!)

写真の中央が12m級の竹で、それ以外が6m級の竹ですね。

 

恐らく、昔は協賛もよく集まり、12m級の竹が多かったのではないでしょうか。

 

じゃあ、あと200本の12m級の竹があれば、すべて高い竹に置き換わるのか、というとそうでもなくて、

このように、高い竹は飾り付けも多いので、その重みに耐えられるように、2~3本くくりつけております。

 

なので、後600本の12m級の竹があれば、すべて高い竹になり、昔の姿に近づけられるのではと思っています。

 

 

たかが七夕祭りであり、すべて高い竹になり、両サイドの笹が触れ合い、トンネルになったから、

だからどうだとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、私がそうだったように、

年に数回でもいいので、

普段とは違う高岡の姿を、

未来ある子どもたちに見せて、驚かせて、

この街に生まれた事を誇りに思ってほしいなぁ、と思っています。

 

そして、

昔の姿を知っている方々にも、

もう一度全盛期の七夕まつりを見せて、

高岡の底力を見せたい。

 

だから、もう少し時間はかかるかもしれませんが、

いつか必ず、全盛期の七夕まつりを復活させたい、と思っています。

 

 

ちなみに、高岡七夕まつりでは、「高岡マイ七夕コンテスト」というものがあり、

市民が思い思いの七夕を制作し、コンテストに応募できるようになっています。

 

私も昨年、「高岡熱中寺子屋」のメンバーで応募し、賞を頂きました。

この市民が応募できる取り組みは、とっても素敵だと思います。

 

文苑堂の前には、おなじみのドラえもんの七夕があります。

ちなみに、勝手につけた私的グランプリは、氷見市から応募のこの作品です。

会場にあるので、探してみてください!

2018年07月03日

【教育】

高岡市はまた過ちを繰り返すのか-小学校統廃合に思う

こんにちは、瀬川侑希です。

 

以前、ブログでこのような事を書きました。

「30年後」の未来に僕らは立っている

”よくも悪くも、30年前に決まった事の上に僕らは立っています。「今」の決定が「30年後」に「資産」にも「負の遺産」にもなりえます。「今」だけではなく「30年後」の未来にも責任をもって、『あれは俺らの時代に決定したんだぜ!』と子どもたちに誇れるような決断をしていきたいです!!”

 

新高岡駅が高岡駅と離れた場所に建つ事が決まったのは約30年前です。良い面も悪い面もあると思いますが、2つの駅の周辺整備をきっかけに高岡市の財政状況がここまで悪化する事になろうとは、恐らく30年前には予想できなかったのではないでしょうか。

※高岡市は新高岡駅の周辺整備に104億円、高岡駅の周辺整備に150億円を投資(2006年~2014年)

 

さて、そして現在、

高岡市では、小学校の統廃合が進められようとしています。

これには大きく3つの理由があります。

 

①子どもの数が減っている

市内小学生の数は、ピーク時の昭和56年の約40%になっています。

 

②小学校の維持管理費は子どもの数にあまり影響されない

教員の給与は国と県が負担しますのでこの表には表れませんが、それ以外の市町村が負担する部分を見ると、だいたい1小学校あたり年間3,000万円~4,000万円の維持管理費がかかっています。児童が少ない小学校と児童が多い小学校とで維持管理費には大きな差がないのです。

 

③教育の面でも、一定規模を維持した方がよいのではないか

現在高岡市では、1学年30人以下の小学校が6校存在します。少人数教育のよい面もあると思いますが、多様な同級生・多様な先生と出会うためにも、一定の規模は必要かと思います。

 

 

この大きく3つの理由から、高岡市では小学校の統廃合が検討されており、

まずは五位中学校区の東五位小学校、千鳥丘小学校、石堤小学校の統廃合が検討されています。

 

 

私は、小学校の統廃合には賛成の立場です。

しかし、今、高岡市では非常に不可解な決定がなされようとしています。

 

それは、3つの既存小学校のどれかを使うのではなく、統廃合に合わせ、新たに五位中学校隣に土地を取得し、新小学校を建設しようとするものです。

 

 

私は、高岡市の財政悪化の最大の原因は、

公共施設を作りすぎ、そして作ったのと同程度の量を手放せなかった事、

そしてその背景には、地域ごとの予算の引っ張り合いがあったと考えています。

 

例えば、3つの小学校の耐用年数を見ると、

通学区域など利便性を考えると石堤小学校は現実的でないかもしれませんが、

地区の中心である東五位小学校はまだまだ使える施設であり、

東五位小学校よりも古い小学校は高岡市に11校も存在します。

 

一方で、地元自治会からは、

このような意見書が出されており、

 

https://www.city.takaoka.toyama.jp/ksomu/kosodate/tekisei/documents/ikensho.pdf

 

奇しくも、この意見を反映する形で新小学校建設が進められようとしています。

 

これは、検討会議の議事録です。既存校舎では300人が限界だという意見が述べられています。

一方で、過去には東五位小学校に500人が通っていたという事実があるのに、

その事実には触れられずに会議は進んでいきました。

これには、「結論ありき」であり、検討会議とは名ばかりだと思わざるをえません。

 

 

小学校は統廃合していくべきだと思います。

しかし、なぜ、使える既存施設を使わず、新しい校舎を建設するのでしょうか?

一般に新小学校建設には30億ほどかかります。

まして、土地取得のためのお金も必要なので、総費用はもっとかかるのです。

教育にお金はかけるべきだと思いますが、それはハードにではなく、ソフトにかけるべきだと思います。

高岡市では公共施設を削減しようとしているのに、3校の跡地利用の問題も抱え、また公共施設が膨らみます。

 

こういう事をしていたから、高岡市は今の状況を迎えたのではないでしょうか?

昨年度末、市は市民説明会で何度も何度も謝罪していました。

同じ事を繰り返すならば、あの謝罪はなんだったのでしょうか?

年間60万円の費用を抑えるために、市役所内のエスカレーターを停めた、あの覚悟はなんだったのでしょうか?

 

今回の小学校統廃合は、これからの小学校統廃合のモデルとなります。

 

以前のブログにも書きましたが、

私たちが、「なぜ新幹線駅を現駅とくっつけてくれなかったのか?」と少なからず思ったように、

30年後、「なぜあの時期に小学校を建設したのか?小学校の建物ならもともとあったのに…。」と思われる気がしてなりません。

 

「500人以上の児童が通っていた実績があって、まだ耐用年数を迎えていない校舎がある。」ということを天秤に載せずに、「新校舎を建設すべき理由」だけを天秤に載せているような、

そんな進め方は正しい物事のはかり方なのでしょうか。

 

私は、この進め方に非常に憤っています。

進め方に納得いかない以上、新校舎建設には反対です。

高岡市はまた過ちを繰り返すのでしょうか。

 

※補足

今回のブログは、特に当該の地区にゆかりのある方々にとって、不愉快な内容だったかもしれません。ただ、私はこれがもし自分の出身学校だったとしても同じように進め方に憤り、既存校舎が利用できるうちの新校舎建設に反対します。(小学校の統廃合には賛成です。)