2020年05月12日
外出自粛下のタカマチ
こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。
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県内のコロナ新規感染者数は減少傾向にあるものの、人口あたりの感染者数は全国3番目であり、決して気を緩めてはいけません。
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一方で、少しずつ、医療と経済のバランスを考えていく必要があると思っております。
批判もあるかもしれません。しかし私は、以前から言っていますが、コロナで失う命も、経済活動が止まることで失う命も、命の重さに差はないと考えています。
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そういう意味で、外出自粛で最も影響を受けているものの1つに「飲食店」があります。
このブログを読んでいる方も、いつも行っているお店のことが気になっている方、テイクアウトで応援している方もおられると思います。
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〇飲食店の現在
知り合いの飲食店経営者たちに話を伺うと、
「テイクアウトにも取り組んでいるが、売上は8割減。容器代もかかる。」
「お酒が出ないと利益が上がらないので、利益でいうと、8割よりもっと減。」
ということをよく聞きます。
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富山県は、国の緊急事態宣言(4/16(木)発表)、また期間の延長(5/4(月)発表)を受けて、飲食店に対し、2度の協力要請を行いました(あくまで要請であり、法的拘束力はありません)。
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最初の協力要請は4/22(水)。
4/23(木)(少なくとも4/24(金))~5/6(水)の期間で、「5時~20時の営業とすること。酒類の提供は19時までとすること。」
というものでした。
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2度目の協力要請は5/5(火)。
前回同様の「5時~20時の営業とすること。酒類の提供は19時までとすること。」は、5/10(日)まで継続。
そして新たに、
「入場者の制限や誘導」「手指の消毒設備の設置」「マスクの着用」等を含め、「3つの密」を徹底的に避けること、室内の換気や人と人との距離を適切にとることなどの基本的な感染防止対策の徹底を依頼したうえで、
5/11(月)以降は協力要請の対象外。但し、その場合であっても酒類の提供は20時までとすること。
というものでした。
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感染防止対策の徹底を依頼したうえで、緩やかに解除していく方針です。
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先日、健康維持のためのランニング中、飲食店の前を通りましたが、様々な対応が見られました。
要請より踏み込んで休業するところ。テイクアウトにも一工夫するところ。
少人数でやられているところも、従業員を多く抱えるところも様々あると思います。
それぞれが色んなことを考えながら、悩みながら出した結論なんだと思うと、どの結論も大変重く、尊重したくなります。
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*5/11(月)に富山県は「県独自」の施策として、飲食店が行うコロナ感染防止の取り組みを支援する施策を発表しました。飲食店経営者の方は下記ページもご覧ください。
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「食事提供施設」新型コロナウイルス感染防止緊急対策事業費助成金について(富山県)