2020年03月31日

テクノドームにものづくり施設は要るのか?

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

3/23(月)の県議会の委員会で↑の資料が配布されました。

富山県では、テクノドームの機能拡充を12月末に発表し、

第1回:1/24(金)

第2回:3/4(水)

第3回:4月

の全3回の検討会で方向性を定め、2022年度中の完成を予定しています。

現状別館を作る予定です。数十億円規模の投資にも関わらず、3回の検討会で内容を決めてしまうことに違和感がありますが、

2023年予定の北陸新幹線敦賀延伸までに完成させたい!という知事の強い意向があります。であるならば、そのスケジュールで最大限いいものにしなければいけません。

だからこそ、中身にはこだわりたい!

県民の税金で作るので、少しでも投資対効果が高いものを作りたい!

と思っています。

さて、冒頭の資料に戻りますが、2回の検討会を経て、「方向性案」が示されています。

『別館に、ものづくり産業の発信・体験施設を併設』

…。

私はこれには反対です。

というのも、

テクノドームは新高岡駅周辺に位置しますが、

高岡駅周辺の大和跡地に、先日、高岡市が地場産業センターの移転を決定したばかり。

地場産業センターには商品展示スペースもありますが、「ものづくり体験施設」もあります。

東京でのサラリーマン時代、まだ「はんぶんこ」さんや「能作」さんの体験施設が無かった頃、友人を連れて高岡を案内し、ここの体験施設で鋳物を作り、非常に喜んでもらった思い出があります。

テクノドームにも作ったら、高岡駅周辺と新高岡駅周辺に(さらには能作さんにも)、県と市(と民間)で似た施設ができてしまいます。

県側は地場産業センターに行ったことがなくて、体験施設があるのを知らないのではないでしょうか?

委員に髙橋市長も入っているのに、なぜこの案が通るのか?

高岡駅と新高岡駅の整備。賛成意見ばかりではなく反対意見もあると承知していますが、

私は、できている以上はこれを活かすしかないと考えています。

しかし、これからできる施設は違います。お互いのお客様を奪い合うような施設にはしたくありません。

それぞれの施設で、それぞれのエリアで特徴を出すべきで、分散するのは得策ではないと思います。はっきり機能は分けるべきではないでしょうか?

こんな案になるのなら、急いで作るのではなく、腰を据えて中身を決めるべきではないか?

「音楽ホールやライブ会場としての機能を!」という意見があったはずなのに、『主な意見』には載らない不思議…

様々思うところはありますので、自分の立場でできることをしっかりやっていきたいと思います。

それではまた!