2019年05月25日

四国視察:前半

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

どうしても見たいものがあったため、
5/20(月)~5/24(金)で四国に視察に行ってきました。
(5/20(月)と5/24(金)は移動日で、実質の視察は3日間)

今回見たところは、私たち同様、課題の多い地域であろうと思います。しかし、自分たちならではの強みを磨いているところばかりで、大変参考になりました!

【愛媛県今治市】

人口16万人、愛媛県第2の都市。日本遺産も2つあり、高岡市と共通点も多いです。
(日本遺産は正直うまくいっていないなぁ、と感じました。様々な地域の日本遺産を実際に見て、日本遺産の課題が私にも見えてきた気がします。)

富山県も力を入れているサイクリングですが、今治は聖地です。

街のいたる所にスタンドがあります。

こちらはドラッグストア。

「ブランド」でも十分すごいのですが、もはやブランドを通り越して、「文化」になっていると感じました。

しまなみ海道には「歩行者自転車のみが通れる道路」もあります。スポンサーの協力を募り、使用料は無料です。

この自転車道が、
このように本線に合流していきます。
本線の右側にループしているのが自転車道です。

サイクリングが街に当たり前だからか、車も嫌な顔せず、余裕をもって避けていきます。

また、市役所には「サイクルシティ推進室」があり、専属で整備に取り組んでいます。

ブランドといえば、今治はタオルも有名です。

しかし、そのブランドを作るために、地元のメーカーにとっても厳しい基準を自らに課し、ブランドを作り上げていったとのこと。

「5秒ルール」
生地を水に落としてから、5秒以内に沈まないと、合格品にはなりません。

「ブランドを作る」とは生半可な気持ちでできることではなく、廃業する会社が出るかもしれない、そういったレベルで取り組まないと作れない。

成功した「ブランド」は綺麗な話になりがちですが、厳しい厳しい覚悟を必要とすることだと感じました。

【高知県安芸市畑山】

続いて、高知は安芸市畑山、小松夫妻のもとへ。

お2人が生産・加工・販売されている、高知県の地鶏「土佐ジロー」。

「鶏を鶏らしく育てたい」
土佐ジローの健康に気づかい、旨味を引き出す育て方をされている小松夫妻。まるで武道の達人のような、求道者だと感じました。

そして、だからこそ!こんなに濃厚な鶏は食べたことがありません!

土佐ジローの話もさることながら、里山、限界集落、子どもへの教育、、、お2人と色々な話をして、自分の考えを深めるきっかけになりました。

すぐにファンになりまして、また伺いたいと思うスポットです。みなさんもぜひ一度!

前半となる今回はここまで!次回は四国視察の後半です!