2023年03月26日

2月定例会で私がした質問(3/3)

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回、前々回に引き続き、3/6(月)県議会予算特別委員会の質問内容を掲載していきます!3つに分けたうちの3つ目になります。

最後に、ウェルビーイング指標について2問質問します。

(1)9月に2,754名から回答をもらった「ウェルビーイング県民意識調査」の結果を1月に公表しました。100万人の県民、100万通りの花になりますが、市町村ごとに政策も違うので、市町村ごとの違いや傾向もあろうかと思います。

いいものは伸ばす、そして改善すべきは改善するために、せっかくの結果を富山県だけで保有するのではなく、市町村にも共有することで、市町村の政策も磨かれたり、的を射るものになっていくのではと思います。

この結果は、市町村にも共有してもらえるのか、また結果を共有の上、その違いに対し市町村の政策と連携して改善していくこともあるのか、三牧知事政策局長にお聞きします。

→(回答)市町村ごとだとサンプル数が少なく、ミスリードにも繋がる可能性がある。市町村から求めがあった場合には、この点留意の上なら提供することは可能。

この結果は市町村の政策チェックにとっても活きてくるものなので、求めがあった場合だけでなく、積極的に提供するよう、今後も調査を定期的にやるので検討してほしいと思います。

最後の質問です。

先ほど言いましたが、この「ウェルビーイング県民意識調査」。県内在住の18歳以上2,754名から回答をもらいました。

「17歳以下にもアンケートを取るべき」という声も寄せられました。確かにその通りだと思います。

しかし、最も取るべきは、若い女性の県外流出が政策課題であるなら、「県内在住者の意識調査」だけでなく、「県外転出者」の意識調査を行う必要があろう、と真っ先に思いました。

そしたら、富山県は、別の調査で取ってました。さすがです。「富山県に居住または居住経験のある若年世代等の生活実感(ウェルビ―イング)に関する調査結果」という名前です。あー、よかったよかったと安堵しましたが、この結果を見て、目を疑いましたし、今年度いちショックを受けました。こちらがその結果です。

(2)これを見るまで、県外に行くのは自分の望む就職先があるから、と生活コストが多少高いけど、職場の多様性があるならそっちを取るわ!というのが理由だと思っていました。

しかし調査結果からは、ほぼすべてのウェルビーイング指標で、富山県在住者より富山県生まれ県外在住者のウェルビーイングが高い、要は「県外の方が幸せだ」、という結果になりました。

正直見たくもないですし、信じたくもありませんが、ここから目を背けたら、もっと同じような若者を生み出してしまいます。

この差がある状態で、「富山はウェルビーイング先進地」って言えないと思うんですね。

お子さんでもお孫さんでもいいです、大事な18歳から「県内にいようか県外に行こうか迷っている」と言われたら、その子の幸せを本当に考えるなら、「県外いかれ」と言ってしまうと思うんです。県外に行った方が幸せだって結果出てるんですもん。

ですが、これを繰り返したくないので、早急に、適切な打ち手を講じるために、なんで「2」にチェック付けたのか、なんで「3」にチェック付けたのか、1つ1つ突き詰めないと幸せが上がりません。急ぎ詳細なアンケートや分析を行う必要があると考えますが、知事にお聞きします。

その際、当初の議論のように、「流出防止」ではなく、「出入りの活性化」という視点で打ち手を考えてほしいと思います。

→(回答)今度このデータを更に分析していきたい。

3回に分けましたが、以上になります。

ありがたいことに、新聞各社も質問を取り上げてくれました。

最後の質問は物足りなかったのですが、、、今後きっとやってくれると期待して、、、

瑞龍寺と勝興寺。2つの国宝を繋げるためにも城端線には新駅の設置も検討。

病児・病後児保育は他市町村の子どもも受け入れるよう、来年度のワンチーム会議で話す。など前向きな回答をもらいました!

特に城端線・氷見線は富山県の将来にとっても重要なプロジェクト。

私は「30年後から逆算して考える」というのを1つのテーマに活動しています。30年後に「あの時、こう決断してくれてよかった!」という未来もあれば、「なんであの時、こんな結論にしたのか!」と後ろ指を指される可能性もあります。そういう覚悟を持って、「今」ひとつひとつの決断をくださないといけないと思っています。城端線・氷見線に対してもそうです。しっかり着地させていきたいと思います!

任期最期の質問。感慨深いものがありました…。

それではまた!