2022年12月30日

11月定例会で私がした質問(3/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回、前々回に引き続き、12/6(火)県議会本会議の質問内容を掲載していきます!3つに分けたうちの3つ目になります。

最後の項目は、「県内のプロスポーツチームについて」2問質問します。

何をもって「プロ」とするかはありますが、県内にはカターレ、グラウジーズ、サンダーバーズ、アクアフェアリーズ、アランマーレ、富山ドリームス、トナミ運輸のバドミントンなど、様々なスポーツチームがあります。

(13)それぞれのチームにファンがいて、チームや選手を応援することが自分の活力になり、それが積み重なれば地域の活性化に繋がります。また、一流のプレーが間近で見られることは、その競技のすその拡大に繋がるため、県民のスポーツ振興に貢献するプロスポーツが、今後も持続可能な形で運営されていくことが重要と考えます。

一方で、各チームは入場者数が十分に確保できないなど維持運営に苦しんでいると聞いています。

また、企業の経営者と話していると、あのチームにもこのチームにも協賛していて正直「協賛疲れ」している、であったり、複数のチームに協賛しているので小口になってしまう、といった声が聞こえます。

加えて、「たくさんありすぎる。新潟のアルビレックスのように1つにならんもんか。」という声もよく聞きます。

たくさんあることは、いい面も悪い面もあるでしょう。しかし、「1つになる」ということに関しては、どのレベルで1つになるかは意見の分かれる所ですが、「効率化」や「連携」という点では一定の成果を見込めるのではないかと思います。

企業では総務・経理・事務などの、どの会社にもあるバックオフィス機能を外注したり合併などで集約化することで効率化しています。また、今年はサッカーのカターレとハンドボールのアランマーレが同日に近くで試合があったことから、相互に告知をし合った例がありましたが、こういうことが日常的に行えます。

スポーツチームは民間会社の話かもしれません。しかし、私は、向こう何年かの政策も大事ですが、何十年先、富山県民がどうやって余暇を過ごしているのか、合流している場合としていない場合でどのような違いがあるのか、、、県民の幸福を願う県が、想像してアクションを起こすのも、県の大事な仕事だと思います。

とはいえ、まったく議論のない所で、合流だ、いや違うという話はできませんので、

まず今日は、県内のプロスポーツチームに関して、今の個別のままがよいか、将来的に合流できるなら合流した方がよいという考えもありますが、知事はどう思っているのか、「所見」をお聞きします。

公人なので難しいかもしれませんが、可能であれば、一個人としてはこのことをどう思っているのか、「私見」もお聞きしたいと思っています。

→(答弁)合流すれば経営面でのメリットは期待できるが、チーム名などファンやスポンサーの理解をえるには課題もあると考える。いずれにしろ各会社が判断すること。

最後の質問に移ります。

スポーツは感情のメーターを振り切ってくれる、そんな瞬間があると思っています。いつも振り切れていたらまずいですが、たまにそういう瞬間があるから、日常生活をまた頑張れるのではと思います。

スポーツには、「するスポーツ、見るスポーツ、支えるスポーツ」という考え方があります。県内のプロスポーツを支えたい、と思っている県民は多くいらっしゃると思いますが、その方々が、これから先、支えやすいよう、経営面で、集約化によって効率化できるのであれば、県が一肌脱いでもいいのではと思います。

(14)県内に複数あるプロスポーツチームに関して、その合流の可能性について、例えば県が場を設けるなど、少なくとも協議の場があってもよいと考えますが、廣島生活環境文化部長に所見をお聞きして、私の質問を終わります。

→(答弁)現在、それぞれの特徴を活かして経営努力を続けている各チームの意向が優先されるべき。各チームが意見交換し、合意が得られた場合自主的に設置される協議の場があってよいのでは。

3回に分けましたが、以上になります。

ありがたいことに、新聞各社も質問を取り上げてくれました。

もちろん前向きな回答もあったのですが、、、個人的に寂しかったのは、プロスポーツ同士の、少なくとも意見交換の場を県が準備すべきでは?という質問に0回答だったこと…。

きっかけは、県内の企業経営者から「いくつものチームから協賛のお願いがきて、協賛疲れしている。共通の部分は一緒にやるなど、集約して効率化できないか?そしたら、自分たちのスポンサー料も、選手やクラブにより振れるのに。」と話があったことでした。

プロスポーツクラブは確かに民間企業の話ではあります。しかし、県の「財産」とも捉えられませんでしょうか?向こう数年の政策も大事ですが、今後何十年にも渡る、県民の余暇の過ごし方の話だと思っているので、まさに県も関わるべき話だと考えています。今回は残念でしたが、角度を変えたり、めげずに提案を続けます!

なお、映像は、

リンク:富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で半年くらいは視聴できる予定です!ぜひ!

それではまた!