2019年10月15日
「世界で最も美しい湾クラブ」世界総会を前に!

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。
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いよいよ明日10月16日(水)から「世界で最も美しい湾クラブ」世界総会が富山県で始まります。世界中からいらっしゃるお客様をお迎えするため、昨日、県民約300人で雨晴海岸を清掃!


台風19号の影響で、海岸には見たこともないくらいのゴミが打ち上げられておりましたが、

約2時間の清掃で、だいぶん綺麗になりました。


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「世界で最も美しい湾クラブ」は、世界遺産にも登録されているフランスのモンサンミシェル湾やベトナムのハロン湾など、世界で名だたる湾が加盟しているNGOで、1997年に設立され、フランスに本部があります。
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日本からは松島湾、駿河湾、宮津湾、九十九島、そして富山湾が加盟していますが、今年、日本で初めて総会が開かれ、会場はなんと富山県なんです。
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国際会議が富山県で開かれる、しかも日本で初めて開かれるのに。私が子どもの頃は考えられず、地方からダイレクトに始まる可能性、地方と世界の距離が近づいているのをはっきりと感じます。
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期間中は16か国と1つの地域から多数のお客様が来県されます。会議でどのような宣言が採択されるか分かりませんが、気候変動に向き合い、自然環境を持続させる、自然が豊かな富山らしい宣言になることを期待します。
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海岸清掃中に最もインパクトを感じたのは、「マイクロプラスチックの多さ」です。写真で色がついているのはほとんどがプラスチック。
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全国的には海岸のゴミは海洋由来の漂着物が多いと言われる中で、
富山湾は特殊な湾で、環境省の調べでは、富山湾の海岸に漂着しているごみの約80%が県内で発生していて、そしてそのほとんどがプラスチックだと分かっています。
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海岸のゴミのほとんどが富山県で発生しているのかと思うと悲しい気持ちになりますが、
県内からのゴミ発生を抑えれば、その分富山湾がキレイになるので、非常に取り組みがいがあるとも言えます。
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富山県は2008年にレジ袋の無料配布を廃止し、10年で約14億枚のレジ袋を削減しました。国の法律のモデルにもなり、これ自体は素晴らしい取り組みだったと思いますが、これに続く、次なる一手が打てていないように感じます。
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ぜひ、「世界で最も美しい湾クラブ」世界総会の開催が、県民がもう一段深く環境問題を考えるきっかになればと思います。
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話が昨日の海岸清掃に戻ります。台風の影響で実現はしませんでしたが、昨日、県内に初めてHONDAさんのビーチクリーナーが来ることになっていました。
https://www.honda.co.jp/philanthropy/beach/mind/cleaner/
新しいマシンというよりは、今あるものの組み合わせで新しい効果を生み出す好事例かと思います。人海戦術も効果はありますが、子どもたちに色々な解決法や発想を見せ、私たちでは思いつかない新しい方法が誕生することを期待して、来年こそは県内で走ってもらいたいなと思います!