2020年03月31日

新型コロナ 富山で初の感染者

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

3/30(月)、富山市は市内在住の20代女性が新型コロナウイルスに感染していると発表しました。

時間の問題だとは思っていましたが、いざ県内で発生すると、緊張感が数段高まります。

私たちにできることとしては、密閉・密集・密着のリスクを避け、睡眠・栄養を十分取り、手洗いを頻繁に、手で目や口を不用意に触らない。

これまでも取り組んでこられたかと思いますが、改めて意識したいところです。

さて、今日は、非常にもやもやしています。というのも、この県内初感染の発表の仕方、、、

3/30(月)にPCR検査で陽性が判明しました。本来富山市が発表することであり、諸々調整し、翌日10時から富山市が記者会見予定でしたが、

少しでも早く県民に伝えたい、と富山県は3/30(月)21時半から知事が緊急記者会見を行いました。しかし、同20時半に富山市が報道各社にファックスで送った概要以上の情報はなく、内容としては薄いものでした。(富山市から詳細情報が得られず、知事からいら立ちが伝わってきました。)

それでも1日1日の戦いですので、翌日の新聞にドンッと載ることで県民の危機意識を引き上げる効果はあったと思います。

富山市は情報を整理し、翌日3/31(火)10時半から記者会見(10時予定でしたが、30分後ろ倒し)。そこで驚いたのは、冒頭10分弱、県がフライングで発表したことへの、これでもかというくらいの批判、批判、批判。

県民は「感染を拡大しないために」自分にできることをやりたい、そのために正しい情報を知りたいと思っていたのに、知事と市長の確執を見せられて、、、富山県民として恥ずかしいな、と思ってしまいました。

会見で繰り返し述べられた「患者との信頼関係」が大切で、何でもかんでも発表すればいいものではない、という森富山市長の考えは分かります。情報を整理してから伝えようという姿勢も大事だと思います。

恐らく黙ってフライングした県が信義にもとるのでしょうが、しかしそれでも、あの場で批判に時間を割く必要はなかったのではと思います。

富山市の会見では、行動履歴が発表されるものだと思っていましたが、市内飲食店2軒を利用した情報程度で、詳細は(富山市は把握していますが)公表されませんでした。コンビニなどにも寄ったようですが、濃厚接触がないという理由で詳細は語られませんでした。

どういう公表内容が正しいのかは判断の分かれるところです。市長が自身の責任で決めたことですので、尊重したいと思います。

ですが私としては、ある程度詳細を語らないと、不安が解消されないので、例えば市内全域の飲食店に影響が及んでしまうのではと感じます。

コロナウイルスで失う命も、経済活動が止まることで失う命も、命の重さに差はないと考えます。情報を持った上で正しく恐れ、経済活動も回していかなければいけないのではないでしょうか?

記者会見で繰り返し述べられた「患者との信頼関係」はもちろん大切ですが、

「知事との信頼関係」は?

「市民との信頼関係」は?

と正直思ってしまいましたし、県と市でなぜ協力し合えないのか、、、協力した方が絶対によりよい富山になるはず。


今回の富山市記者会見では、

KNBとチューリップテレビは自身のyoutubeチャンネルで、

BBTは自身のHPで、LIVE配信を行っていました。

情報がタイムリーで大変ありがたかったです。

会見が進めば進むほど、視聴者が減っていったのは、見ている方は私と似たような感覚だったのではないでしょうか?

「それはあっちが発表する」「管轄外」などと言わずに、

「感染を拡大しないために」一致団結することこそ、

市民県民が求めているのを忘れないでほしいと思います!

世界で感染が拡大しているからこそ、協力して乗り切りましょうよ!!