2019年06月29日

小学校再編統合に関するアンケート結果

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

市議会議員時代の話ですが、
3月定例会の質問に向けた準備として、2019年2~3月、市内の各所(駅などを中心に)で小学校再編統合に関するアンケートを取っておりました。

寒い時期でもあり、なかなか回答頂けない日もありましたが、100人回答頂けるまで頑張ろう!と自分を鼓舞し(笑)。時間はかかりましたが、その分生きたアンケートになったと思います。

その後の選挙への話のバタバタで、結果をまだ公開できておりませんでしたので、今回お知らせ致します。

いきなり「アンケートをお願いできませんか?」などと言って、怪しかったと思いますが、回答くださった方々、ありがとうございました!3月定例会の質問にも盛り込むことができ、実際の声を拾った、体重ののった主張になったと思います。

参考:3月定例会で私がした質問
https://segawayuki.net/blog/shigikai/2019nen3gatsu/

「聞いたことがある」も含めて、多くの方が耳にしたことはあるよう。
「賛成」「やむを得ない」で約90%という結果に。
「既存校舎を活用すべき」と考える方がどのくらいいらっしゃるのか知りたいというのが、今回のアンケートのきっかけだった。
駅を中心にアンケートを取ったため、「30代」が多い結果に。20代や10代の方が回答してくれたのも、とても嬉しかった。

私は、議会で「既存校舎をなぜ活用しないのか!」と本当にしつこく主張してきました(そのせいで色々な方々に嫌われましたが)。

しかし、いつも強い気持ちを保てたわけではなく、

ふと冷静になると、「自分だけが思っているのかもしれない。」と恐くなることが時々あったため、この結果は「自分だけじゃないんだ。むしろ多くの方々が自分と同じ感覚なんだ。」と非常に背中を押してくれました。

アンケートには、「その他、3月議会で取り上げてほしいテーマ・質問、また高岡市に関するご要望がありましたら、お聞かせください。」という項目も作りました。

一部、ご紹介させて頂きます。

『統合は大賛成です、でも通学など遠くなる人はバスとか必要かも。新しい校舎は、必要ないですよね、古いのだめなら、リニューアルとかでも、きれいになるよね。議員さんも利権とか、票とか欲しいから、休校舎利用は賛成できないのね、議員さんの気持ちもわからないでもないけど、これだけ財政難とかいっている割にはおかしいよね。憤りを越えて、行政の対応、議会の対応に悲しくなります。』

『高岡市は財政難です。お金の使い方を慎重に考え、危機を乗り越えていきたいです。利用できるものは継続利用し、投資に疑問のあるものはきちんと議論をして、市民が自分事と捉えられる市政を目指していただきたいです。高岡市役所と高岡市民の連携を切に希望致します。』

『何年か前に、各小学校の耐震工事が行われていました。子供の減少を理由に小学校再編が行われようとしていますが、現在の高岡市に小学校建設費を払える財政状況なのでしょうか?これから小学校を利用する子供たちが借金をしなければならなくなるよりは、子育てしたい!といった年齢層の方の定住促進を測ったり、することも大切なのでは。また再統合が行われた後の、空き校舎の活用方法について、市はどのような考えを持っておられるのでしょうか? 今朝のおはよう日本で高岡市の財政状況が取り上げらえて、時間を忘れて画面に釘付けになりました。』

高岡市教育委員会は中学校単位、小学校単位で説明会を重ねており、その姿勢は評価しております。

しかし、教育委員会がする説明は、再編統合の「良い面」ばかりが強調されて、とてもフェアな議論とはいえません。(全員ではないのでしょうが)教育に携わる方々、子どもたちに教えている方々がこのような説明をするのか、、、と教育に対する危機感も覚えてしまいました。

まずは五位中学校区の新校舎建設が進んでおります。その後各中学校区に具体的な動きが出てくると思われます。今の自分の立場からできることを、これからもしっかり物申していきたいと思います。