2017年12月23日

高岡市議会 12月定例会(後編)

おはようございます、瀬川侑希です。12/11(月)の記事の続きです。

 

12/20(水)に高岡市議会12月定例会は閉会となりました。

 

『市民の要望を届ける』一般質問は、12/11(月)、12/12(火)、12/14(木)の3日間行われ、合計18人が質問しました。

(この他に、4人以上の会派だけが「代表質問」を行う事ができ、12/7に自民同志会の金森氏が代表質問を行いました。瀬川は1人会派「高岡だいすき会」ですが、人数が1人だと会派としてできる事が限られます。会派人数によるできる事できない事に関しては、また後日。)

 

ここで一応申し上げておきますが、高岡市議会議員は、全員で27人です。

 

 

『市政のチェック』に関しては12/15(金)、12/18(月)に3つの常任委員会が開かれ、

初日の12/4(月)に市役所側から今定例会に提案された議案を、審査しました。

 

私の所属する「産業建設常任委員会」では、

・約12億円の特別会計補正予算(戸出西部金屋の工業団地造成)

が金額的にも目玉の案件でしたが、周辺の競争環境、雇用を生み出す必要性、造成して売り切るまでの市役所のプランに納得ができたので、私としても今回賛成しました。

 

その他、

・高岡市営駐車場の1時間無料社会実験(2年間)

の途中経過の報告も受けました。個人的にはヘビーユーザーの自信があり、間違いなく街中に行く機会が増えました。無料にしてから駐車場利用者も増え、周辺のお店の来店客数・売上も増えているようです!一方でこの無料化により駐車場収入が3,000万円以上減っている現実もあり、継続すべきか判断の難しい案件だと感じています。無料社会実験は3月まで続きます。

 

ちなみに、自分の所属しない委員会へは「委員外議員」として傍聴だけできます。所属していないので発言はできませんが、「市政のチェック」が市議会議員の仕事です。どのように審査されているか、可能な限り自分の目で見るべきだと思いますが、所属しない委員会に出席する議員はだいたい同じ顔ぶれでした。

さて、皆さんが選んだ方はどうでしょうか?この件に限らず、自分の選んだ議員がどういう活動をしているか、年一でいいのでチェックして頂ければと思います。(そして足りないと思えば叱咤激励を。それが議員の力になりますので。)

 

そうして各委員会で審査され、12/20(水)の最終日本会議で委員会の審査結果が報告され、全議員で改めて賛否を表明しました。これで12月定例会は閉会です。次回3月定例会は来年度の予算が中心ですので、今から気合を入れて臨みたいと思います。

 

 

定例会序盤では下記のように感じていましたが、

①一般質問の返答に「検討していきます」「前向きに」が多い。「努力目標」になっており、強制力が無い事に無力感を感じる。

②自分が所属しない常任委員会の案件は、議論には参加できず、歯がゆい。

③市役所に質問をぶつける場はあるが、議員同士で意見を戦わせる場が公にはない。

 

ちょっと変化し、今は次のように感じています。

①は、議会は公の場なので、「本当に決まった事」しか出てこない。だからこそ、前向きの答弁を引き出すためには、それまでの市役所との水面下の議論が大事。そこで説得できないと、議会にも出てこない。

②も、委員会での議論はもちろん大事だが、事前に市役所と議論し尽くす、という手もある。

 

なので、1月2月は市役所に通い詰めて、とことん話し合いたいと思います。

 

③は、こんな記事がありました。

http://toyokeizai.net/articles/-/202180

国会議員でもできたので、27人の高岡市議会議員でできないわけがありません。

ぜひ、議員同士でも意見を戦わせ、高岡がよりよくなるための案に磨きをかけたいと思います!!