2020年11月23日

今ある資産を活かす

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

突然ですが、この写真、どこの写真か分かりますか?

すぐに分かった方はマニアックな高岡人!

正解は、古城公園です!まるでジブリに出てきそうな光景だったので、思わず写真を撮りました。

古城公園

冒頭の写真のような光景も抱えながら、何より古城公園は「四季折々の景色」と「豊富な植生」が最大の魅力ではないでしょうか?

春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色、と季節ごとの表情を持ち、いつ訪れても私たちを楽しませてくれます。

先週11/14の写真
画像提供:高岡市

さらに、今でこそ、図書館は無くなり、市民会館は休館中ですが、
私の小さい頃は、図書館、市民会館、体育館、博物館、動物園、近くには美術館と、あらゆる文化施設が集まり、まさに「文化の森」といった様相でした。(もっと昔には、本丸広場に野球場があったようですね。)

しかし2015年3月、「高岡城跡」として国の史跡に指定され、上記文化施設は少しずつ「外に出す」移転が検討されています。

ですが、以前には無かった「国立公園でワーケーション」という新しい環境省の推進策も出てきた時代です。

リンク:環境省_令和2年度地方公共団体・事業者向け支援事業【令和2年度補正予算及び国際観光旅客税等】 (env.go.jp)

「昔がよかった」というノスタルジックな気持ちからではなく、「集積」することで相乗効果が出ると思いますので、教科書通りに外に出すのではなく、

何があれば古城公園はより魅力的になるか0ベースで考えて、必要であれば文化施設を残す道も模索したいな、と個人的には思います。

そんな古城公園ですが、高岡市の発表では、年間の利用者はのべ約850,000人!大変多くの方に楽しまれています。

一方、年間の利用者はのべ約350,000人ですが、古城公園と双璧をなす(と私が思う)公園がおとぎの森公園です。

おとぎの森公園

先週11/19の写真

以前は地元の親子連れが多かった印象ですが、ドラえもんのモニュメントやおとぎの森館の中にふわふわドームが整備されたことで、

ライトアップが幻想的なおとぎの森館

市外・県外からも多くのお客さまが訪れるようになりました。

さて、このふわふわドームですが、高岡市のクリティカルヒットの政策だと思っています。

まだ議員になる前、私が初めて書いたブログでも紹介しましたが、

リンク:ブログ | 瀬川ゆうきオフィシャルサイト (segawayuki.net)

下島町の会社役員上田辰夫さんが高岡市に寄附なさった1億円から、一部を使わせてもらい整備されました。

当時、上田さんは、

「住みよい街にするため、民間が前に進まないといけないと思った」

「たくさん遊んで、遊具を傷めてください」

と、語られましたが、毎日多くのお子さんが元気いっぱいふわふわドームで遊ぶ姿を見ると、上田さんの想いに見事応えた素晴らしい政策であったと感じます。

以前、富山新聞にも取り上げてもらいましたが、

このふわふわドームは、小さな変化で魅力を大きくアップさせた「テコの原理」の好事例だと私は思っています。こういう事例を高岡で多く引き起こしていくことが、行政や政治の役割なんだろうなと感じています。

では、次の一手はなんでしょうか?

私は年間のべ約350,000人訪れるこの立地を活かすべきだと思っています。

例えば、おとぎの森公園には自販機はありますし、飲食ブースもありますが、飲食店があまりありません。

一方で、事業者目線になると、
休日には「1,000人以上そこにいる」公園でキッチンカーやブースなどで出店したい事業者はいらっしゃるのではないでしょうか?
お客さまを集客しなくても、広告予算をかけなくても、「そこに」お客さまがいらっしゃるのです。

そんなことを話していると、色々な方が動いてくださり(ありがとうございます!)、

これまでイベント時しかOKが出ていませんでしたが、

「この秋から、おとぎの森公園へのキッチンカーやブース出店は、申請があれば基本OK」に変更となりました。

周知や浸透にも時間がかかるため、じわじわと変化が起きてくるのでは、と思っておりますが、

たくさん遊んで、すぐ近くでお腹を満たせる。出店者も多くの見込み客で、お互いに笑顔になる。そんな光景をおとぎの森公園で日常的に見られることになるのが今から楽しみです。

小さな変化だとは思いますが、このような小さな変化を引き続き作っていきたいなと思います!

また、みなさんがお持ちの一手、アイディアもたくさんあろうかと思います。ぜひ教えてほしいです!一緒に実現していきましょう!

それではまた!