2022年09月28日

9月議会が本日閉会

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

本日、9月議会が閉会。一般会計225億円の補正予算を中心とした提出議案が、賛成多数で可決されました。

9月議会では、

コロナの全数把握見直し、物価高、オレゴン州との友好提携、起業支援、旧統一教会の問題、

などのテーマが中心となりましたが、

中でももっとも多くの議員が取り上げたのが「高校再編」でした。

今年度から、全日制県立高校38校が、再編統合によって34校になりました。後期高校再編と呼ばれるものです。

リンク:01435319.pdf (pref.toyama.jp)

再編統合には大きなエネルギーを必要とし、これまで1度実施するのに10年近くの準備期間を要していました。

しかしその一方で、

毎年100~200人近く、生徒の人数は減っている(これからも減っていく)ので、

人数に合わせてクラス数を減らす必要があり、

再編統合と再編統合の間の期間は、「既存の高校の学級数減」でこれまでも対応してきました。

(地元の小中学校に通う生徒が多い富山県の場合、小中学校のクラスは人数に合わせて減っていきますが、選択制の高校は、クラス数を減らす高校を指定する必要が。)

今回、「高校再編」を議会で取り上げた多くの議員は、

来年度の募集に関して、氷見市長と立山町長の猛反発もきっかけでしょうが、

そもそも論として、

「小手先で募集定員を調整するだけではなく、県内の高校教育の在り方を抜本的に議論する必要がある」

という主張が多かったと思います。

私もまったくその通りだと考えます。

・どんな教育が望まれているのか?

・各校の特色は何か?

・公立と私立の役割は?

・通信制の役割は?

・学区は今でも必要なのか?

など、この先30年を見据えて、根本から議論しなければいけません。

(と、今初めて言ったわけではなく、、、数年間私たちは言い続けてきました。今回の一件で、ようやく先延ばしにできないラインまできたな、と感じます。)

富山県としても何もしていなかったわけではなく、

昨年度から「令和の魅力と活力ある県立高校のあり方検討委員会」という会議を立ち上げ、これまで4回、検討委員会を開いてきました。

リンク:富山県/令和の魅力と活力ある県立高校のあり方検討委員会 (pref.toyama.jp)

しかし、この委員会はあくまで「教育委員会内」に設置されたもので、知事の関わりは限定的です。

ぜひ、知事のリーダーシップのもと、高校の抜本的な議論が、後ろ向きの雰囲気ではなく未来ある子どもたちの話ですので、それこそスピード感とワクワク感を伴って進んでいくことを期待します!

それではまた。