2021年12月25日

11月定例会で私がした質問(2/3)

こんにちは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

前回に引き続き、12/8(水)にした質問について書いていきます!

次に、「成長戦略会議」と「ワンチームとやま連携推進本部会議」について聞きます。

まず、成長戦略会議について4問質問します。

成長戦略会議の話が出ると、セットで「ウェルビーイング」という言葉がいつも語られますが、

SDGsという今では多くの方が知るようになった言葉。富山県議会で最初にSDGsを提案したうちの1人は2018年、平木議員でした。その後も2019年の調査では県民の8割が「知らない」という回答でしたが、現在、それから2年で8割が「知っている」に変わりました。本質を捉えた提案はきっと広がると思っています。

ウェルビーイングも今は8割が知らない、ですが、変わると思う。そして知ったら、行動も変わると思う。ですので、自信を持って進めてくださればと思います。

ですが、確認のためにいくつか質問します。

(5)成長戦略会議ですが、最初は、マスコミを通じてしか、その中身が分かりませんでしたが、「配信」というかたちで途中から県民に公開しました。その理由は何か、また、理由があるなら、現在行われている6つのワーキンググループ(分科会のようなものと認識しています)と15市町村で行うビジョンセッションも今後公開していくのか、三牧知事政策局長にお聞きします。

→(回答)成長戦略会議は県民にとっても重要な議論である、との県議会での議論があり公開してきた。一方、6つのワーキンググループでは予算も含む具体的な議論をしており、そのため非公開としている。ただし、委員の名前を伏せた上で県のHPで議事要旨を公開している。ビジョンセッションは事後ではあるが配信する予定。

関連するので、質問を続けます。

(6)成長戦略会議の中間報告を受け、県として取りまとめた「中間とりまとめ」や「幸せの先進地域」「幸せ人口1000万」というビジョンをどういう方に届けたいと考えているのか、三牧知事政策局長にお聞きします。

→(回答)まずは県民1人1人。合わせて県外の方々にも発信したい。

(7)というのも、今行っているビジョンセッションは、人数を限定した参加です。まんべんなく伝えるのではなく、「まずは核となる方に」とか「受け取った方が次に広げてくれそうな方に」とか、優先順位の考えはあるかもしれませんが、「若者からお年寄りまで、希望に満ちた富山県」と知事がこれまでずっと言ってきました。103万人の富山県民「みんなに」実感してもらう、多くの県民と、ありたい姿を共有する。ここはぶらさないでほしいと思います。

さて、今のビジョンセッションは各会場で定員30名、15市町村で450名。立山町や魚津市で、ビジョンセッションの続きが自発的に立ち上がったのはとても素晴らしいことです。

しかし、ほとんどの会場で定員30名が集まらず、募集期間を延長しています。募集期間を延長しなかったのは、現在のところ立山町だけです。

局長を責めるわけではありませんが、「もったいないな」と思うわけです。

中間とりまとめの内容がよいものであるからこそ、しっかりとビジョンセッションの参加者を集めてほしい。ほとんどの会場で人数が集まらず募集期間を延長していますが、集め方の課題、改善すべきポイントは考えられないか、三牧知事政策局長にお聞きします。

→(回答)参加型ワークショップのため、心理的ハードルがある。SNSや広告での呼びかけでは、参加しやすいメッセージを心掛けている。

(8)参加した多くの方が、熱を受けとって、新しい行動を起こすようになっているのは素晴らしいことだと思います。

そのくらい素晴らしいビジョンだと思うので、核となる450人に伝えるのもやる一方で、多くの方にも伝わるよう工夫してほしいと考えます。ビジョンセッションの予算は約1,300万円ですが、残り約2,700万円の予算を使う「カンファレンス」について、9月議会時点からの進捗状況はどうか、三牧知事政策局長にお聞きします。

→(回答)年度末に予定している。先日受託業者が決まったところで、今後詳細を詰める。県内外多くの方に参加していただけるようにしたい。

次に、ワンチームとやま連携推進本部会議について2問質問します。

この会議では、県と市町村が、上下の関係ではなくフラットな関係で、課題を共有し、お互い協力しながら解決していく、そんなことを話し合うものだと思っていますが、

(9)しかしどうも、市町村から県への要望が多いと感じます。反対に、県から市町村に要望したことはあったのか、またしていないのであれば、その理由は何か、助野地方創生局長にお聞きします。

→(回答)市町村をサポート、調整する立場と考えていて、市町村に要望したことはない。

(10)「要望ばかりでは困る」、という声が上がっていると聞きます。確かにその通りです。要望もするけど、引き受けるところは引き受ける、お互い得意な部分で力を発揮する、そういう場であってほしいと思います。しかし、要望ばかりの場にしているのは県側にもすこーしだけ責任があるのではないでしょうか。

この1年で作った会議です。完成形でなくて、よりよくなるようどんどん進化させていけばいいと思いますので、提案します。

ワンチームとやま連携推進本部会議では、新田知事が進行役・議長役を務め、市町村長と県の部長級の意見交換が中心と聞きます。フラットな関係と言いつつ、市町村長と話すのは部長級。知事と市町村長ではなく、部長と市町村長が話すのだったら、部長陣に財源を伴う最終判断を求めることは非常に酷です。立場上できないのではないかと思います。部長は一旦受け止めるしかないので、市町村長も要望をぶつけてしまいます。

そうではなく、県庁の最終決定権者は知事なので、言いっぱなしの場とせず、お互いが要望も言いながら毎回物事を進めていくために、決定権のあるトップ同士で議論する場とするべきでないか、新田知事にお聞きします。

→(回答)個別案件は各担当部長から説明・回答を行うこともあるが、県としての方針や考えは私から説明している。例えば私が総合的に判断して、子どもの医療費助成の対象年齢を拡充、所得制限撤廃を示した。トップ同士有意義な議論を重ねている。

話す内容、会議の構成、進め方。よりよい会議になるよう、中身もやり方も、引き続き模索してもらえればと思います。

今回は2/3のここまで!

なお、映像は、

富山県議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

上記で1年間くらい(?)は視聴できる予定です!

それではまた!