2020年11月25日

70年後のために木を植える

こんばんは、富山県議会議員の瀬川侑希です。

先日、こんなイベントをWEBでたまたま見つけて、

面白そうだし、大切なことだなぁと思い、参加してきました。

植樹は富山県が開発した優良無花粉スギ「立山森の輝き」。

無花粉スギが生まれる確率は現在のところ1/2だそうで、選別して無花粉のみを各地で植樹しているそうです。

氷見の某所、こちらに植えました。

当日は、自動運転ドローンの実演もあり、あらかじめ座標がインプットされたドローンが苗木を運んできました。

無人で、ある程度の重量も。近未来の宅配などはこのようになっていくのでしょう。

動画もあるのですが、貼り付けられなかったので、気になる方は瀬川のFacebookの11/15投稿をご覧ください。

当日は多くの子どもたちも参加。素晴らしいイベントでした。

みんなで手分けして、100本の無花粉スギを植樹しました。

続いて、伐採体験をするために別のポイントへ。


動画もあるのですが、貼り付けられなかったので、気になる方は瀬川のFacebookの11/15投稿をご覧ください。

5本程度のスギ(花粉あり)を、地元の林業会社さんにサポート頂きながら参加者みんなで伐採しました。

年輪も数えましたが、今回伐採したのは樹齢70年のスギ。

人口増時代の住宅需要から全国各地で多くのスギが植えられ、伐採の適齢期を迎えていますが、伐採が追いついておらず、荒れ放題になっている山もたくさんあるようです。

また、境界線と所有者が明確になっていないのも、山を管理する上で大変なネックになっているとのこと。簡単ではないでしょうが、速やかなルール作りが求められます。

今回植えた無花粉スギは色々な伐採タイミングがあるようですが、例えば70年後に伐採されるよう。

自分は見ることはできなさそうですし、もちろん利用もできません。

そうであっても、先人がそうしてくれたように、未来のために植えるってとても大切なことだなぁと思いながら植樹していました。

以前ある方から、アメリカの先住民族の、

「どんなことも7世代先まで考えて決めねばならない」

という言葉を教えてもらいました。

少し、私たちが忘れている感覚かもしれません。

教えている空手道場の生徒の話についていくために(?)、「鬼滅の刃」の映画を観ましたが、竈門家で途切れさせることなく代々受け継がれてきたヒノカミ神楽。何か通じるものがあるように感じました。

政治や行政は住民の幸福の最大化が使命ですが、今だけではなく未来にも責任を持って、決断していきたいと思います。

今回植えたスギを、1年に1回なのか、半年に1回なのか、定期的に成長を見に行こうと思います。