2017年12月11日

高岡市議会 12月定例会(前編)

こんにちは、瀬川侑希です。

 

こちらは高岡市議会「12月定例会」の日程表です。12/4(月)~12/20(水)の17日間が会期となります。

 

今回は、「議会って何をしているの?」に関して、高岡市議会「12月定例会」を例に、時系列を交えながらお伝えしたいと思っています。

 

11/20(月)の高岡市議会は、「臨時会」で、議長・副議長の選出など、「組織づくり」のような位置付け、1日だけの開催でした。

なので、「12月定例会」が私にとって実質、最初の議会になります。

 

では、「12月定例会」では何をしているのか?というと、大きく2つに分けられます。

それは、『市政のチェック』『市民の要望を届ける』です。

まさに、この2つは市議会議員の仕事の根幹だと思います。

 

まず、『市政のチェック』ですが、

初日の12/4(月)に市役所側から、「今回の定例会で通したい議案」が提案されました。

高岡市議会の「12月定例会」でいうと、約8億の一般会計補正予算、約12億の特別会計補正予算、国の法律改正に伴う条例(高岡市のみで通用する法律のようなもの)改正、公共施設の指定管理者の指名、などがありました。

 

これをその日から2週間ほど、自分で調査する事になります。

そして、12/14(木)にそれぞれの議案をどの委員会で議論するか振り分けられ、12/15(金)or12/18(月)に委員会が開かれます。

 

ここで、「委員会」というものを説明しないといけないですが、

市役所の業務は多岐に渡るので、全議員が全案件を議論するのではなく、議員にも専門性を持たせ、自分のジャンルに該当する案件だけ話そうよ、という方法が取られています。

 

いわゆる「常任委員会」と呼ばれるもので、高岡市には「総務文教常任委員会」「民生病院常任委員会」「産業建設常任委員会」という3つの常任委員会があります(私は、「産業建設常任委員会」に所属する事になりましたが、これも1年でローテーションしていくようです)。

12/4(月)に市役所側から出された議案が、この3つに振り分けられ、議員それぞれは、自分が所属する常任委員会の案件のみ、委員会で議論する事ができます。そして、会期中に、委員会としての意見をまとめ、最終日12/20(水)に、全議員が出席する本会議に報告され、採決がされます。

 

自分が所属しない常任委員会の案件は、議論には参加できず、採択のみで関わる事になります。

 

 

もう一つが、『市民の要望を届ける』です。

これは、いわゆる「一般質問」と呼ばれるもので、議員ひとりに20分の持ち時間(それに対する市役所側の返答は40分)が与えられ、12月定例会提出議案だけでなく、広く市政一般に対する質問・提案ができます。

会期の中盤に行われる事が多く、今回でいうと、12/11(月)、12/12(火)、12/14(木)に行われます。

 

私の質問は、明日12/12(火)10時~11時となり、子育て環境政策、人口政策、財政について質問します。

 

本日は同僚議員7名が一般質問を行いました。

鋭い指摘もたくさんあり、特に、

「議員や市民であっても企業誘致のセールスマンになれるよう、みんなに渡せるセールスシートや動画を用意したらどうか?」

「新高岡駅で伝統産業の展示をしているが、展示だけじゃなく、触れられるようにすべきだ。それで食事ができる仕掛けをしてもいいじゃないか。」

「公共施設の再編が、面積論で語られるのはおかしい。費用を抑制するのが目的のはずだ。」

などはとても素敵なアイディアだと感じました。

 

まだ数日ですが、議会に参加してみての第一印象として、

①一般質問の返答に「検討していきます」「前向きに」が多い。「努力目標」になっており、強制力が無い事に無力感を感じる。

②自分が所属しない常任委員会の案件は、議論には参加できず、歯がゆい。

③市役所に質問をぶつける場はあるが、議員同士で意見を戦わせる場が公にはない。

などと感じています。会期が終わった時には、違う事を思っているかもしれず、また振り返ってここで書きます。

 

まずは、明日頑張ります!!